2022年01月18日

【エンコード日記】CRF値を下げてもビットレートが増えるとは限らない件

記稿.2022/01/18

> ↓の表図をご覧下さい
> 行はqcomp値、列はCRF値になっとります
> mbtree(ON)、但しcomp(1.0)は自動的に(off)
> 基準点とは、所謂、デフォルトとされる量子化具合と同じだろうと思われる想定です


  (00)(01)(02)(03)(04)(05)(06)(07)(08)(09)(10)
18  −   −   −   −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓
16  −   −   −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
14  −   −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
12  −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
10  −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
08  −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
06 基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
04  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
02 DVD  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓



 ‥DVDというのは
 キュルキュル576pにして、DVD再エンコードの際に、似せる為のポジションです
 単純に、解像度が小さいほど、量子化の度合いがそれぐらいになるという事です

 (言わずとも)

 ‥qcomp値を下げるとボケます
 ‥CRF値を下げると、ビットレートの割り振りが上がるので、量子化がその分密になります
 その時、ビットレートが上がるので、色がしっかりと強く出るという事でもあります

 (ちなみに)

 qcomp(0.8)とqcomp(1.0)には、風合いの多くに、差が無かったりします
 qcomp(0.1)〜(0.4)は大抵、スカな状態の量子がチラホラしてたりします
 qcomp(0.9)は、分かりにくいので、ほぼ使われていないように思われます

 (なので)

 mbtree(ON)で使えるqcomp値は、(0.5)〜(0.8)の間です
 さらに、(暗いシーンのバイアスを自動分散)を使用する場合
 コンマ2桁目以降を打ち込んでも良いことは無いでしょう


> で、話を戻しますと
> 基準点の並ぶように斜め左下に移動させると、ビットレートが減る傾向にあります


 (いやぁ減るんですよね、不思議ですよね、知らないだなんて大損だと思います)
 (qcomp値の割り振りの方が大きいのかも知れませんが、今のところ謎めいています)


> でさらに


 わさb抜きでの量子化の良く出るところと、そうで無いところとがあり
 条件を変えるとまったく違ってきたりします
 その条件の一つに、拡大444をやらかす比率がそれになります

 拡大する比率を変えるとレシピが変わってくるんです
 さらに、エンコード指定する解像度によっても変わってくるんです
 (いやはやもう大変です)

 拡大444の比率が違うと、インターレースとプログレッシブでの適値が変わったりします
 どちらかというとインターレース解除に見合う値は、プログレッシブでもイケるようですが
 増量感に耐えられなかったりします

 (CRF値を上げたのに増量しちゃった‥などというジレンマ‥謎っす)
 (そりゃもう、444拡大比を変えてみるより他ないと)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:40 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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