2022年01月19日

【エンコード日記】Uncompressed44410bitを試してみた件

記稿.2022/01/19

> 576pにダウンコンバートすると、BT.709→BT.601に色構成が変更されるわけだが
> それは、それを意識して色選択してあるアニメでは、それ程の変化は無い
> だが、そうでないタイトルの場合は、変わるところが出てしまうのは避けられない


 ‥なにぶんにも、1080解像度の1.5倍444で、不足するとした課題を解決すべく
 576pに特化して3072×1728とした解像度にしてみたわけだが

 (ここで新たに)

 XMedia Recodeのmkvのエンコーダー選択の中に
 Uncompressed 4:4:4 10bitとなるものの備えを見つけた

 8ビット→10ビットで1次出しすれば、1.25倍の情報増を期待できる
 つまりそれは
 2880×1620→3600×2025に比類するかもしれない
 (3600×2025は、720pに特化した時の2.28125倍であり)
 (2880×1620からの1.25倍でもある)
 (なので、BT.709とBT.2020の端境とした怪しさを避ける意味でも)
 (それの代替として、1.5倍444を10ビットにして試してみる事にした)


> ところが、このUncompressed 4:4:4 10bitの解像度変更がおかしい!!!
> 具体的には縦解像度指定がずれて登録されてしまう(まぁバグだろう)


 ‥このジレンマを解決すべく手法が
 まずUt.videoにて、エンコード設定して、リストに登録
 その後、Uncompressed 4:4:4 10bitに切り替えて、設定後、リストに登録
 先に登録したUt.video指定をリストから削除

 (で、どうにか縦解像度の指定値のそっぽをなだめすかすことができる)
 (逐一それの繰り返しなので、悶絶ッすね‥使えないよりは良し‥)


 ‥で、まぁ、悩ましいのが
 Ut.videoでの8ビット出しより、一次ファイルがほぼ倍になる点である
 (作業専用の大容量HDDが必須だ)
 (1080iをBob処理したアニメOP&EDの90秒で、概ね100GB平均だ)
 (Ut.videoと違って、黒帯があるからその分縮むとか関係ねぇ)


> 結果、720pが息を吹き返すのは良いのだが‥


 ‥CRF値に対して、qcomp値のバランスの加減がムズくなっている
 十分なCRF値にあっても、10ビットから8ビットに置き換わる時に
 変な間引きが入ってくると、階調ずれが発生するらしく

 タイルが剥がれているかのような、色はがれが発生していたりする
 その反対に、過大な割り当てには、色太りらしきも発生する

 なので、安全策として
 qcomp(0.6)〜(0.7)の範囲でしか使えないっぽ


 ‥さらに
 折角なので、Hi10 420を試みたところ
 その場合には、ますます‥qcomp(0.6)の方が良いみたい


 ‥それの短い576pのHi10リップを、テレビUSB挿ししたら
 ものすごい三色カラーずれを起こしつつ回った
 あすこが4x4くさくて、あすこが8x8なんだ‥というのが一目瞭然で唖然とした

 見る限り、4x4にしても8x8にしても%制限が掛けられているみたいな感じなんだな
 特定要件を満たさないと16x16のままって感じなんだな

 (いやいやいや、4KテレビならHi10でも回りそう)
 (Mp10回してんだから、回るに決まってる)


> ‥となると、こちらは、そういう需要向けになりそうである



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:48 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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