2022年01月28日

【エンコード日記】RD(レート歪み最適化)は何をしているのか?

記稿.2022/01/28

> デジタル圧縮 (2) RD最適化 音声・オーディオ圧縮.pdf



 ‥という画像情報特論とやらに目を通していると
 「ブロックサイズが小さいほど予測効率は上がるが、オーバーヘッドが増える ⇒ RD-最適化」
 とあった

 ‥これをAVCで具体的に語ろうとすると
 subme(11)を使うと、どうしてファイルが縮むのか?
 という問いの正体が見えてくる

 つまり、オーバーヘッド(負荷)を減らす為の処理を、併せてやらかすらしい

 4×4マクロブロックは用意してあるけど、できればあまり使用したくない
 というのが、技術者の間の見解くさい


 ‥そうなると
 レート歪み最適化とは別に
 4×4マクロブロックの用を抑制しつつ、ビットレート量に沿うように調整をするという事らしい

 なので、4×4マクロブロックの抑制が一番にやんわりなのが
 subme(11)という事で、4×4までを効かせやすい分だけ圧縮に良さげに見える
 (勿論、適った設定をしないと画質的には何も分からんと思います)
 (ぶっちゃけそれの一番は、快適な位置でのIフレームの増量かと‥)


> この解釈を逆算すると


 FHD規格では、始めから16×16のマクロブロック推しにあるわけだから
 RD最適化にしても、subme(9)〜(10)で、間に合うようにつくられている‥とかなんとか

 ところが、逆に、低解像度になると4×4が欲しくなる
 そこで用意してあるような顔をしていたのが、subme(11)だったとかなんとか

 でも、普通にレベル設定を自動まかせにしていたりすると
 そこでも、16×16のマクロブロックを主体とした構成になるので
 subme(11)に居場所がないという感じになってるっぽい


> なので、マグロ丼構成に必要なビットレートを始めから割り振る気が無いなら
> subme(11)は無用の長物となり、無理に使えば画質を悪化させかねない

 (細かいマクロブロックは、1ブロック当たりのビットレートを割比で食うからな)
 (複数箇所での適合が噛み合っていないと圧縮効果は低くなる)

> 逆に問えば、始めから割り振る気が無いなら、subme(9)〜(10)で間に合う
> 但し、4×4までを設定してあろうと、効果は薄くなる


 ‥細かく言えば、レート歪み調整用途として
 I4×4は必要というのが‥デフォルトの意味かも‥
 (どう見たって、有っても無くてもどうでも良さげにしかIフレームには注目してねぇのにな)



 ※ ここでの解釈は、あくまで閃きやら勘の類になりまーす、あしからず
 (実際にどうかなんて知ったこっちゃない‥というか存じませんので)
 (慣れれば分かるギヤチェンジみたいな)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:13 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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