2022年02月09日

【エンコード日記】TrueHD音声の正しいコンテナ移動

記稿.2022/02/09

> TrueHD音声までを
> FLACにしてしまえば良いと思っているのは素人だ


 ‥ロスレスのTrueHD音声の構造は、かなり特殊で理解しがたい造りになっている

 MediaInfoのTrueHD情報に
 24ビットロスレスと書かれてあろうと
 必ず、AC3(32ビット)のセットで、本来のロスレス音声を完成する仕組みに成っている

 (ここの理解が煩わしい)


> どうやらかしてあれば、その正しい完成形とした再生をするんだよ?


 (どこにもその手の説明が無い)
 という事で、遂にそれの状態である文言を確認した
 「Service kind : Complete Main」
 という表記がAC3側に示されてあると、完成形とした再生をしてくれる


> では、それの状態を得る上でのポイントを述べておく
> (ここでは、XMedia Recodeで、それを説明する)


 ‥XMedia Recodeで、mkv形式を選ぶと
 その音声トラックには
 強制音声ストリームと既定トラックの項目が、デフォルトで「いいえ」になっている
 そのままに放置していても、ソースの配置順に優先権が与えられるので
 操作の必要度に疑問を感じ得ない

 (映像側にはその手の設定が見られず、いいえが連なるので尚更に必要度に疑問が生ずる)
 (ちなみに、mp4形式では、それこそ必要がないとばかりに項目が消えている)


 ‥だが、TrueHDでコンテナされたソースの場合(ロスレス)
 MediaInfoの表記にAC3が見当たらなくても
 ここの欄では、当然として登場するソースも見られる

 その場合には、必ずしもTrueHD側が優先順位1に置かれていなかったりする
 (一体全体どうなってんだ?)


 ‥そんな謎を躱しつつ
 TrueHDの正しいコンテナ移動をやらかすには
 双方の既定トラックを「はい」に切り替える用があった

 まぁ無難にやるなら
 1をTrueHDにして、2にAC3だろう
 その双方の既定トラックを「はい」に切り替えて
 双方共に、モード:コピーを選択する

 すると、「Service kind : Complete Main」表記がAC3側に示される


> あとは、音質の違いを確認するだけだ
> たまに制作側に理解が無かった場合など、ちっとも差を感じないケースもまま見られる
> まぁそういうのは、TrueHD側がLossyだったりのケースだろう‥


 ‥最近は、圧倒的にDTSが主流だが
 映像の圧縮比に瀕する場合などでは、TrueHD選択もされるだろう

 ちなみに、DTSとTrueHDの5.1CHは、
 (左+右+前面中央+左側+右側+LFE)なのに
 AACとApplelosslessとPCMだと
 (左+右+前面中央+左背面+右背面+LFE)とあり、微妙に異なっている

 さらに、AC3とFLACでは、その両方を選択できるという‥

 (いやはやはや、どういう違いがあるんだかまったくわからない)
 (制作側がその辺を勘違いしている5.1CHだったりすると、音がボケていそうだな)


 ‥一番にありがちそうなのは
 現場はwavで編集中の処に、オーナーサイドがDTSを要望する場合だろう
 すると、現場のスピーカーではそれなりに対応できていて、それ程に差が無くも
 対応していない安いスピーカーあたりだと違和感が発生するとか‥
 (もっともそのような層の購入を前提とはしていないのは明らかで、とくに問題化しない)

 (だが7.1CH時代に突入しているので、それなりに表面化する)
 (JBL Pebblesだと、7.1CHには疑似対応していないらしく、聞こえてこない音がちょっとある‥)
 (つまり、5.1chでのどちらかは、音が異なって出ている可能性があるっぽ)
 (まぁ疑似対応させているのは、VLCプレイヤー側かも知れんけど‥)


> そんなこんなで、5.1CHが売り文句だからとて、過信はできない‥みたいな
> (半端なくデータ量が多い音声ファイルの場合は、処理が追いついていないとか‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 19:34 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。