2022年03月17日

【宇宙な?】収集癖と稀少性と奪い合い(競争)

↓3)記稿.2022/03/17

> 宇宙は諸々と実験中で、そこに住まう生命の多くは、実験者の実験対象だったりとする
> 実験者こそは、データを収集したい収集癖の震源だ


 ‥生命の多くは、否、とくに観察対象としての人類比重は高い
 そんな人類は実験者の影響を色濃く受け継いでいるのか
 電波を受信しやすいように造られてあるのか
 なんだかんだと入れ子式構造にあるのか

 人類の誰しもからして、漏れずに収集癖をやらかしまくる

 ということで、収集癖を恥じることは1ミリも無い(其を先にお断りしておく)


> だがしかし
> 何を収集しているのかとした傾向については、なぜか価値基準が揺らぐのだ


 それにしたとて、そこに湧き起こる価値基準にはなんの差も無い
 だがしかし、そこに必然たる理由を付け足しておくなら
 それは実験側の目的とした方向性に即した印象付けという事になるだろう

 (それにしたってそれは、頼まれた買い物やらミッションを優先するか否か程度の気持ちの揺れだ)



1-3)1

> 人類を実験しているとして、それの目的はなんだろうか?
> 適当な自由を与えて様子を見るなんて段階はとっくの昔に終えていることだろう
> 必然的に、目指すべき段階に至らしめる為にも、様々な検証が求められてある‥


 ではここで、例えとしてアーカシックレーコードを挙げてみよう
 宇宙の根源は命であり、命は命しか創造できないと言っても過言では無いらしい

 なので、アーカシックレコードが人類創生からの歴史の記録装置だとしても
 人格を持たせて転生させるなんて事からして、なんでもない事のようだ
 (そんときゃ、普段は閲覧できない情報をご拝聴できちゃうって事ですね)


 ‥で、歴史の記録装置だ、元々が記録することを使命付けられてある
 生まれ変わって商うなら、そりゃ、古美術商みたいな仕事に縁を持つに違いない


> では、転生したアーカシックレコードは
> どのような事柄に稀少性を見出すだろうか?(ここがポイントだ)


 それは、人類史の金字塔‥聖人君子の追跡から、数々の黒歴史とした流れだった

 アーカシックレコードがその気になれば、聖人君子&覚者の遺骨だって手に入るだろう
 (だがしかし、無理をすれば、死との等価交換なんて事にも成りかねない)
 (探知できない代物は引き寄せられないし、次元を超えて引き寄せられるほどでもないそうだ)
 (因果律が働けば‥アニメや映画に見られるような歪んだ事象の発生も危惧されよう)

 だが、転生したアーカシックレコードは、更なる稀少性に好奇心を奪われた
 情報が欠けてあるなら、自らを発掘して書き認めれば良い


> ‥と言う所で


 アーカシックレコードが部分的にも宿って転生すると云うことは
 そうしたスキル持ちという事情になりそうである



1-3)2

> では次に、稀少性について語ってみよう


 ‥稀少性には、稀少となる以前に評判にのぼったとした物語がある
 誰かが造りだした所から、誰かが丁寧に保管してきたとした物語がある

 だが、トレジャーハンターやら盗賊が狙う段階という奴はかなり違う

 ‥お手軽に寿命が延びるとか
 ‥幸運が舞い込むとか
 ‥願いが叶うなどという品評性に乏しき尾鰭が付いていたりする

 (宇宙規模に及ぶとも成ればまさにそれ)

 だがそれでも、大金を払う者が居れば、取引は成立する
 ひっくり返せば、払う者が居なければ、稀少価値など存在しない(ただのコレクションだ)
 という事から、最終的に稀少性たる価値の多くは、支払う側が創造してるようなものだ


> だがしかし


 現代社会の生み出す稀少性とやらは、かなり違う
 現代の稀少性は実にせせこましい
 時間に追われるばかりで、旬を逃すと、あっという間に価値を失うモノばかりだ

 結果的に、旬が巡ってこなかったなら、それこそ単にコレクションの一つ云々に留まるのだ



1-3)3

> では、どうして、人は、稀少評価に対して憚る所が無いのだろうか?
> なぜ、覚者の情報やら創造物やら遺物やらは稀少となりうるのだろうか?


 ズバリそれは、存在としての再現性が険しいからに他ならない
 誰しもが、一般的では無いとした価値付けをやらかすというそれだけのことだ

 そしてそこに、需要と供給との間に、差が発生するからだ
 辿り着くことまかり成らぬとした格付けの多くに、諦めとした発生が付きまとってある

 (自分たちでも辿れてしまう程度なら、それは普通になる)
 (普通になってしまうと、それこそそれは只のコレクションの一つだ)


> ならば、普通にしたいと願っているのが本心であり、本懐になる


 だがしかし、日常の普通になってしまうと価値が抜けるとでも思ってしまうのだろう
 そのようなことから過剰防衛とした価値の保持を確保したくもあるのだろう

 (黴臭くなろうと、化石染みてこようと、信じ切っている所がある)

 其を格好良く表現するなら、一体化願望に近いわけだが
 どうだね、それにしたって、そんときゃ、貴方の中の普通だろうに
 (一体に成れたとして、それは違うというのなら、貴方の方から自分が異物だと認めたようものだ)


> つまり、稀少性への奪い合いが起こってしまうそもそもに
> その手の自分を異物だと認めてしまっている葛藤たる形としての鏡似性が渦巻くのだ


 (己たる可能性を低く見積もってしまったがゆえの依存で有り、横着がそれなのだろう)
 (そもそもからして、その手のコンプレックスには)
 (他者の提示した価値基準に依存しやすい所がある)
 (いつまでたっても、稀少価値を創造できるのは、他ならぬ支払う側なのだという枷の内なのだ)


 そのような収集癖ともなると、実験側としては、失敗作を言い渡さざるを得ないだろう


 確かに、実験側にこそ、成功に及んだとした価値基準を決めるべき声がある
 だがしかし、実験側のオーダーが
 自ら価値判断を下せて、実験側と同じに評価できる段階だとしたら‥

 (私たちが人工知能に期待するにしたって、本音は其処だからね)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 18:31 | Comment(0) | 宇宙な? | 更新情報をチェックする
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