2022年04月03日

【ツッコミ隊】大人表記と子ども表記のそこん所

記稿.2022/04/03

> 子供・子ども・こどもなる単語をよく観察すると
> それは複数形表記くさいのだった


 ‥英語で言うと、「Child」と「Children」ぐらいの差を帯びている
 「〜ども」の例を挙げると、「者ども」「ガキども」です

 ならば、子に付く複数形を他に挙げると
 子等(こら)、子達(こたち)ぐらいです
 なんともはや、日本語の複数形扱いは、大ざっぱな響きに満ちています


 ‥外国語ともなると、単一な複数形であることが通例なので
 感情移入する余地はほぼありませんが
 日本語のそれには感情移入の世界に引きずり込まれるというわけです
 それは、数の数え方にも現れて来ます

 一つ一つの特質に対する扱いには、丁寧さを見せつつも
 大きな括りになると、大ざっぱをやらかすのが日本語気質という事になるらしい
 (それは人権意識とした入れ子式として、垣間見ることにもなっています)
 (数の数え方の中にも、どことなーく、格上格下空気が潜みますからね)


 ‥子を意味する言葉になると
 ガキ、わっぱ、わらず、ぼうず‥と言う具合で
 どうにもこうにも、元気があって宜しい風な空気に満ちています
 まぁ、そこは、子等が生きながられるかどうかとした時代の空気だったという事でしょう

 (英語では「kids」に相当する‥そしてこちらはなぜか複数形扱いのみらしい‥謎)


> 本題はここからです


 日本語の「子」は、かなり特殊な言葉です
 反対語は「親」なのに、複数形とした子どもの反対語は「大人(おとな)」です

 そのくせ大人表記は、大人料金とした言い回しの如く単数扱いでもあります

 ゆえに、大人なる響きには、どこか丸みを帯びて一人前空気に満ちています
 まるで、幼虫と成虫ぐらいの差の扱いにも映るのです


 一方で、それに引きずられてしまっているのか
 子料金←→親料金表記を意味させない意図から、子ども料金←→大人料金表記が通常です
 子ども料金では、本質において複数形の複数様扱いに相当する事から
 本質的なツッコミをすると
 お家族さま・お連れさまの子の数にかかわらず
 お子様なら何人様でもまとめて同一料金となっています‥としたツッコミが成り立ってきます

 (誰もそんな前提を持ち出すことは、ほぼ無いわけですが‥)


> 機能性としては、「子料金」と表記を統一し、改めるべきでしょう
> なんだかんだの妥協に「小人」表記があるけどな


 だがしかし、古来から「子」の意味するところは複数とある

 とくに男子を意味するなんて偏りは如何ともし難く
 其をどこまで意識するかは、悩ましい限りだなあ

 否、そんなツッコミをすると
 「子ども」とは、エリート男子のみを意味してしまうのだから
 差別用語として使用禁止にだって成りかねないのだった‥(馬鹿ばっか)

 (んじゃ、大人にしてもエリート社会人のみを指しているとでも?)
 (程ほどにしとけや、ごらっっ)


‥日本語には、その手の議題のツッコミを歴史的に回避してあるとでも思っとけや
‥慣用句の使い方を、部分的に誤って受け継いだりやらかすし、ツッコむだけ野暮だから
‥言葉への解釈の自由を認めない自由など有り得ないわけである
‥まぁある程度のマナーを保たないと民族観からして崩壊しかねないけどな
‥その辺のバランス感覚こそを、本質と思わざるを得ず

(そもそもにして、漢字に日本語の意味を足したのは日本の文化色である)
(その先祖の遺産をこまごまと要らねぇというのなら、日本文化を世界遺産登録すんな!)
(派閥クサさにもほどがある‥)
(明治維新のどさくさに、フランス語圏にしようなんて画策もあったしな)
(再確認とした勉強にはなるにせよ、似たようなクサさで、うさんくせえ)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:41 | Comment(0) | 日記/2022 | 更新情報をチェックする
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