2022年05月05日

【詩】勝ち抜きたいのも守り抜きたいのも哲学でしかないので‥

向宜詠吟.2022/05/05

あなたは勝ち抜きたい派閥だろうか?
それとも、守り抜きたい派閥だろうか?

どちらにしても、それは哲学でしかない

なぜなら、あなたが足元にある大地を、惑星を、粉砕できるほどにパワーがすぎたなら
当然の成り行きで、守り切るしかないのだから、究極的に解はすでに出ている


他を当たれば良いとか、創り直せば良いとした科学力やら魔力があったにせよ
やり直すだけの時間と手間を考えたら、守り切った方が十分に安くつく


‥だが今や、勝ち抜きたい派閥願望の発展型こそ経済戦争に相違なく
投資したからには損をしたくない、ならばこそ勝ち抜かざるを得ないという事に成っている

ところが実際の戦争でそれをやり切ろうとすると
「最後の一兵になってでも戦い抜く」とした意気込みだ
それを相手にも強いるのだから、只の殺戮願望丸出しってだけの話にもなる

戦時には、「見上げた敢闘論」とされていたそれこそが、実は、キチガイ上等だったのだ

もし常日頃から、あなたの中に沸々として湧くほどの徹底交戦意欲があったとしたら
すでにそれは、守るとした意味を履き違えたキチガイ上等と化しているのだろう
見方を変えれば、あなたは敗れることへの恐怖に染まりきっているとも言えるだろう

その裏をさらに返せば、敵の強さを素直に讃えるとした器が無いとも言えるのだ

適切に強さを讃える器が無いからこそ、手段を問わぬ美学に魅入られるのかも知れないにせよ
強さを履き違えている状況に変わり無し、そんな頓珍漢に浸りがちなのも経済戦争だ

何はともあれ、経済においては、勝ち方ほどその手の症状に陥りやすい
(選手交代しても不景気、せずとも不景気‥ならば、もみ消しても丸く収まるとかなんとか)

即ち、勝ち抜こうとばかりしている経済社会に明日なんか無い
あなた方の哲学する自由は勝手だが、所詮は亡者の戯言だ


|勝ち抜かん投資はいつも地獄絵図 搾取ぞ絡む美酒と椅子
|守り抜かん仕事はいつも日々辛勝 かつかつだろうとありがとう



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:24 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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