2022年06月26日

【エンコード日記】{平均:最大}={1:1}に訂正の件(プログレッシブ2pass)

記稿.2022/06/26

> 今回はまだまだ暫定の段階にありますが、個人的にうんちくの整理しときます


 ‥その前に、BDの平均と最大のうんちくをまとめておきます
 BDのUS版は5.1CH重視なので、JP版より平均値が低く、最大値との差が大きくなってます
 感覚的な数値で言うと
 US版の開きは1.5倍差あるかないか、JP版だと1.125倍差あるかないかぐらいです

 ‥画質の違いを語ると
 US版は低周波域が吹っ飛ぶので、輪郭が協調されてのっぺらに見えます
 人物画としてはそれでも良いのでしょうけど、背景もそれに沿うので異様に見えます
 JP版はその点ではバランス良くありますが
 まぁ調子こいて‥その平均を400000ビットレートに引き上げようなら
 途端に手前も奥行きも輪郭がクッキリとしだして、遠近感に怪しくなる傾向を見せます

 (とまぁ、マスターソースからのエンコードにはそんな難しさがあるようです)


> つまり、プログレッシブソースでも
>{平均:最大}の比を思案すべき余地があると判断しまして調べました
> 思い浮かんだのは、1.666…のべき乗(2.777…)でいけるのでは?


 ‥そこでひとまず、1080i→720p(Bob)で確認しまくりました
 始めのうちは効果があるように思えたのですが
 Yadifの扱いを「スキップ」に切り替えた途端に、その差が失われました

 (輝度の斑がなくなって、全体的に1.666…比に統一されたと判断できます)
 (つまり、インターレース分が1.666…比だった)


 ‥つまり、1080p→720p時の低周波域の吹っ飛ばしに適切なのは
 {18000:50000}で十分らしい(暫定)


> だがしかし、1080p→1080pではまだまだうまく行かない
> そこで、ダウンコンバート比分をさらに上乗せしてみた


 ‥つまり1080p→1080p時
 {40800:255000}‥(暫定)
 ※但し、partitions allのまま、p4×4適応性に無きソース対策として(レベル5.1)

 さらに、レベル5.1でのビットレート上限が300000なので
 1080i→1080p(Bob)の際には、レベル調整のど忘れは厳禁です
 (ざっくりと、最低でも1.2倍比でしょう)


 ※まぁFHDとした規格自体が、当時のマシンパフォーマンス的に
 HDに毛を生やした程度の中身だったわけですし
 画質の引き上げ方も、圧縮の程度もそれの制限に縛られるわけですから
 斯様な傾向を見せてくると言う事なのでしょう


> ん?‥じゃ、この辺りがAVC-Qのキュルキュル追求の上限という事かな(?)
>(あとは‥確認と、レシピのタイトルだけらしい‥さてさて、どうなることやら‥)


posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:52 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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