2022年08月16日

【インターレース】デジタルとアナログでコーミングノイズが違うんじゃが(アニメ)

↓3)記稿.2022/08/16

> デジタルのインターレースとアナログのインターレースって違うんですよ(アニメ)


 デジタルのインターレースをモニター上で縮小再生すると(デインターレース無効)
 インターレース部分が浪波になるのに

 アナログのインターレースで同じことをやると
 お約束のシマシマ&がっつりコーミングノイズになるっす

 (昔のビデオデッキカタログには、くし形フィルター搭載なんてのが目玉だったりしたのですが)
 (当時はなんのことかサッパリだったのですが、インターレース解除の補正さだったわけですね)


 ‥なにが言いたいのかというと
 編集の際には、どちらとも同じ解像度で編集されるわけですが
 人の眼には同じに見えていても
 デジタルとアナログのデータ構造がまったく異なるからこその↑の様相になると‥

 (なので、フィルムをスキャンしただけでは、デジタルデータとしては不十分)



1-3)1

> ついでなので、2-3プルダウン(30i)→24pにする際の屁理屈を一つ
> 手っ取り早く説明するために↓の図をご覧下さい(拾いものでm(_ _)m)


2-3 プルダウン.png
<参照元>:https://steinberg.help/nuendo/v8/ja/cubase_nuendo/topics/film_transfers/video_telecine_process_three_two_pull_down_c.html


 4枚の駒を5枚に拡張するのが
 2-3プルダウンと称されるフィルム映像向けのインターレースです

 これをよく見ると、24駒に戻せそうに思えてきます(逆テレシネ)

 例えば、一つ目のフィールドで一コマ(A)
 二つ目のフィールドもそのままに一コマ(B)
 五つ目のフィールドもそのままに一コマ(D)として素直に抽出できそうです

 では、元のCを抽出するにはどうするのか?
 B3-C1のフィールドのボトムからC1を
 C2-D1のフィールドのトップからC2を
 それぞれC2+C1の組み合わせ(ひっくり返し)でイケそうに見えています

 ところがです、ソース側エンコードの状態が問題です

 フィールド毎にビットレートが同じなわけが無く
 さらにマクロブロック単位においては、どこに元になるデータが収録されてあるのかが謎です

 なので、C2+C1の組み合わせどころか、B1とB3,D1とD3でさえ同じとは限りません
 (思い切りよく、間を間引いても、噛み合わず、カク付いたりするわけです)


> 所謂、心理的エンハンスト効果って奴で、違和感ないようにi補正されてあるからでしょう


 ‥ようは、参照フレーム数やら、参照フレームMixやら、bフレーム云々やらで
 フィールド単位を飛び越えて、量子化やらかして
 マクロブロック参照の位置が複雑怪奇になるからです

 (ソースがオープンGOPを採用していようものなら、そりゃもう謎でっせ、無理)
 (DCTありでエンコードされていたりするのも、十分に怪しい)



1-3)2

 テレビは日本で開発され、初期の技術者の多くはともかく
 その次の世代の技術者は、アニメやら特撮を視て育った事から
 その手の映像を分け隔てなく同じように収録することを目指しただろうけど
 DVDからBDに技術が移る頃には、グローバル情勢での開発となり

 どちらかというと、互換性保持からインターレース比重に濃かった

 ‥それは結局
 インターレースにて発生するコーミングの改善に焦点が当てられてもおり
 できる限りを目指して、HD→FHD採用になったくさくも 

 それに併せて、FHDとしての画質向上としたプログレッシブ期待はあったにせよ
 なんだかんだと、フィルムグレインの保持(らしさ)を要求する感覚が強かった


 ‥だが、UHDとした扱いになると
 放送対象のそもそもが、デジタルプログレッシブ(実写撮影)になった事で

 従来のフィルムグレイン云々からの脱却を目指したくさくもあり
 それが、インターレース非対応とした意味なのだろう


 (インターレース化そのものが、解像度云々絡んでフィルムグレイン源だったりしてたわけです)
 (液晶以前の脳は、それ以外の状態を知らんかったわけです)

 (強いて言えば、PC映像とした思いこみ期待がプログレッシブだった)
 (だがしかし、RGBのままだと色ずれが発生するので、結局はYUVになるのだから)
 (フィルムグレインありきが、AVC規格当時の脳内では最適解だった)


> つまり、フィルムグレインとした見映えからの脱却込みとやらが
> アニメでのテクスチャーパターンの剥がれ落ちにぶち当たってしまうように思われる


 ‥そのままだと何かが違うのだろう
 脳内に刻まれたブラウン管放送との差を埋めたいと思えば、HDR技術の登場になったくさ



1-3)3

> 結局、HDRをまともに追及しだすと、ブラウン管並の電力を要求し
> 省電力化を目指して開発された有機ELでさえ、無駄に大電力を注ぎ込んでしまうと言う
> 業界は何を目指して次世代有機ELを開発したのか、全くの頓珍漢をやらかしているのが現状だ


 (なぜに素直に省電力の家庭向けテレビを開発しねぇんだよ)
 (半導体王国を取り戻そうってのに、そこに踏み込まないのでは糞ッ)


 ‥有機ELの特性を生かそうと思ったら
 テレビに無く、まずは、カレンダー&時計の待機表示だから
 (緊急放送画面への即時切り替え可能でもある)
 もしくは、スマホをぶっ挿して、デカい画面で視るって事だと思う

 (複雑なインタレース処理が不要なら、ぶっちゃけチューナーもいらんでしょ)
 (まぁ代わりにサーバー負荷が大きくなるんで、チューナーありきになるんだけどね)


> ネット回線のさらなる高速化は
> 中央リニア開通と共に、S県から鉄道が消えるかも知れないオチと同じなのです
> そりゃもう、テレビからチューナーの不用論ありきでしょう


 ‥録画したかったら、それこそビデオデッキを買うかレンタルすれば良い
 どうせなら、UHD再生機としてのセットなら、分かれてしまっても誰も文句垂れん
 (まぁ単純に、一層BD-Rに録画するより、多層BD-Rに録画ありきでしょう)

 ‥それがさらなるネット回線高速化の時代だz‥



posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:02 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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