2022年09月08日

【ネタ文学】天才皇女殿下は、なぜ派閥ぼっちになりやすいのか?(兄上複数)

↓2)記稿.2022/09/08

> 貴族社会の嫡男継承の度合いは、その都度国毎の事情により様々だが
> 天才皇女殿下は、なぜか派閥ぼっちになりやすい‥それってなぜだろう?‥


 ‥是はまず、直系であれば継承権が認められるとしたルールに、男女の差無きが前提だが
 やはりというか一番は陛下の遺言だが、遺言が無い際に揉めるわけである

 (遺言が無かったという時点で、陛下も決めかねていた程度だった草)

 その流れの中で、皇女が優秀すぎると反って、彼女も継承権に魅力を感じてしまうという事だろう
 だが、その程度のノリなら、譲らない継承権候補者が複数になるのは必定だ

 (もう一度述べよう、陛下も決めかねていた程度だった草)‥ここ重要


 ‥そこで取り交わされるまでも無く、お約束にあるのが支持者の数という話だ
 それにしたってそれは、富裕層の面々からの支持とした形で
 どことなく米国大統領選の初期段階での候補の絞り込み方法に名残を見せているような趣だ

 だが、中世風文化には、普通選挙を取り入れた勝敗制度は無いとした前提になっている
 なので、最終的に武力衝突ありきだったにしろ

 陛下が決めかねてしまうほどだったなら、それだけ世の中は平定されていた事になる
 つまり、戦を知らない継承権候補群がいきなりに武力を翳して争うという手段に出る事は無い
 つまり、武を如何に率いられるのかというのが最終的な回答というか宿命というか宿題というか
 そういう事に他ならないのだろうけど、決着できずにぐだぐだしがちなのが
 この手の継承権争いのグデグデだ


> そこでどことなく、支持者の数で決めようというのが人間の文化的な本能らしい


 ‥さてすると、貴族の子女の動向は、圧倒的に男子の継承権者を推すことになる

 なぜなら、お友達を増やすのに使えるし
 皇太子に見初められなくても、その周りに居る男子は結婚相手としては十分魅力的なのだから
 そちらからの声かけを期待しても良いと考えるのが、そつのない選択支だろう

 すると、問答無用で皇女の支持は薄らだ
 男尊女卑も糞も無い、貴族の子女の無難な選択肢とした流れがその手の背中を押してきたのだ
 (それはたぶん、現代社会にあろうと差が無いのだろう)



1-2)1

> では、天才皇女殿下の盛り返しには何が必要か?


 ‥そりゃ、やはり、自分の足で稼ぐしかないのだ
 会ってくれない継承候補者より、会ってくれる継承候補者だ
 (机上だけで政敵を蹴落とすことしか考えていないようなおつむでは無理からぬ話だな)

 ‥だが、皇女という手前、あちこちに査察に赴くに重要なのは
 信頼できる護衛を如何にして、集められ、使いこなせているかである

 (始めにこの問題をクリアーできない程度を天才とは呼ばない)
 (できていないからこそのどんぐりの背比べ大会になってしまっているなら、そのまんまだ)


> この問題をクリアーできた皇女だけが、天才としての特別な道のりを歩み出す


 (よくよく考えると予算面が超難問、自らがド貧乏だったと思い知らされる事になる)
 (プライド高いド貴族だから、どいつもこいつも思考スルーで済ましていた草)
 (予算も兵も管理しているのは、ちゃっかりと兄上達だった‥まずはツッコもう‥)

 (否否否、陛下の生前に役職をおねだりできていない次点で負けコース‥まずは気がつけ‥)


 ‥この問題がクリアーできると、子女の集まりもボツボツと良くなり出す(当人は面食らうだろう)
 ‥お目当ては当然、護衛の男子連中だっつの‥(単純な話だ)
 ‥皇太子に選ばれるより、皇女が皇帝になった暁には、そのまんま取り巻きに化けるのだ
 (嫉妬抜きに肩を並べられる味方が多いに越したこたぁないのは、考えるまでもない)

 (一般に女帝が君臨すると贅沢三昧の浪費三昧に見えるのは、取り巻き女子の質が絡んでだった‥)
 (王が婿で飾りだと痛々しいにせよ、王が他界しての君臨ならそれこそストッパー無しっすから)

 (意図的に子をもうけず、将軍か近衛隊長をたらし込む皇妃なら、最凶悪女確定ッすね)


 ‥あとは、皇女たる立場からのコンサルティングをやらかせば良いだけの話
 その手の皇女の声かけで商売がうまく回るなら、あとは勝手に評判が評判を呼ぶだろう

 すると、とある種類の連中がやって来る‥それが新興宗教だ‥
 (なぜ新興宗教かと言うと、国教はすでに、兄上達の支持に回っちまっているので無理はできない)


 ‥勝ち馬に乗る口か
 ‥いつでも暗殺を実行できるようにする為か
 ‥ただの気真面目繋がりか(彼らの種類はそりゃもう様々だ)

 そりゃもう、天才皇女のコンサルティング才覚の卒業試験みたいな空気有り有りだ
 (皇女としても支持者の数をひっくり返すのに使わない手は無いと言える)


 ‥それの勢いが増してくると、手のひらを返してくるのが国教側だったりする
 (時は勿論、兄方支持に見切りを付け始めたというのが建前になる)


> 焦った兄たちの動きが肝になるが、勝手に皇帝を名乗ろうと、戦でもぎ取ろうと
> 天才皇女としては、マイペースでそのままのスタンスを保持すれば良い
> 才覚無き者達だったなら、勝手に椅子の方から転がり込んでくる


 (もっとも、その時の敵は、もはや兄上に非ず、時の皇妃だったりするわけだけど)
 (まさに、ベルばら要素と悪役令嬢要素をガチミックスやらかせて‥ツボってか‥)

 (その時、兄上と時の皇妃の背後に潜むのが息を吹き返してきた死の商人だったりだが)
 (前皇帝の代で弱体化されている可能性は十分にあるので、恨み節感ありありっすね)

 (だがしかし、まだまだ紙幣の時代では無いわけだから‥お間違いなく‥)



1-2)2

> そして‥斯くして‥天才皇女の切り札は、国民総選挙で選びましょう提案
> 人権云々をすっ飛ばして、いきなりに国民総選挙で皇帝を選ぶべしとの流れ


 ‥国体の在り方を決めるのはあくまで皇帝(貴族制そのまんま)
 これは、皇帝に登りつめるための苦肉の策だが、平和的解決提案でもあるので
 反対する意味合いは薄い
 しかも、成功例としての道のりを当人が提示してしまっているも同じで支持空気は濃い

 ‥市民革命云々を経ずにそこまでの道のりを提示してしまうと言う偉業感ありあり
 まさに「天才」とした呼び声に恥ずかしくない展開なのだ


 ‥だがしかし、そんなにうまく行くか否かは、物語の登場人物次第でもある
 有り体で見積もっても、富裕層だけでやる選挙を譲歩につき尽きられて右往左往だろう
 (しかも、陛下から後継ぎの指名が無い場合だけに行われる選出方法として)

 (いやぁもう大河ドラマ感ありありやん‥面倒くせえ‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:13 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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