2022年10月08日

【ネタ文学】実家が貧しかったので奴隷落ちしました‥(わらしべ長者版など)

記稿.2022/10/08

> 奴隷も様々で、奴隷商をどう表現するかでもネタになる
> なぜなら、奴隷魔法術士が奴隷商の雇いである可能性は十二分にあるからだ
> だがここでは、あえて慈善観が得られそうな気配を問うてみたい


 ‥その希有な性格をしたその魔法使いはこう考えた
 スタンビードともなれば、行き場を失った子等はかなりでる
 その子等にこう吹っ掛けてみよう

 君を銀貨二枚で買おう
 但し、君のような子等を集めるに支払い続ける金は無い
 代わりに、二年の間に、生活して行くに困らない読み書きと計算を教えよう
 勿論、その間の君らの生活の面倒も見ることになる
 だが、私には森を切り開く魔法も作付けする魔法もあるのだけれど
 収穫まで細かく管理するタフさは無い
 君たちに学びを教えるともなれば当然とも言えるけどね
 だから、畑仕事の手伝いをしてくれるなら、その代わりに魔法まで教えてあげよう
 仮に、魔法の才能が無かったとしても、二年後には、耕した畑をそのまま任せても良い
 自立するまでの足しにすれば良い
 ‥無論、私の方針が気に入らなかったなら
 銀貨二枚分の世話を受けたと思った時点でどこへとなり逃げ出すのも構わない


 こうしてその魔法使いは、スタンピード後の廃村を再利用すべく
 教育奴隷とも農奴とも言い切れない怪しげな養護村を作った
 これは魔法使い版の寺小屋にも見えるし、丁稚入りにも見える
 魔法使いの顔が意外にも広かったなら、二年後の仕事斡旋にもなるわけで
 無償教育概念の先駆けみたいにも映り出す

 ‥まぁ尤も領主も教会も黙っちゃ居ないだろうが、様子見を決め込むとも言える
 でもまぁ領主への挨拶ぐらいはしておかないとバツは宜しくない
 でないと盗賊騒ぎの際に何もしてくれない‥(納税要求されるけど)
 アンデッド騒ぎが起これば、教会に伝が無いのはかなり痛い‥(寄付金要求されるけど)
 (まさかのマッチポンプだったりして)


 すべては、その魔法使いの技量次第
 そんなこんなで村経営が軌道に乗って評判が広まれば、わざわざ入村しようなんて子供も現れる

 だが、その手の噂を見よう見まねで始めたなんちゃって奴隷商も雑ざってくるわけで
 足を踏み入れたのがその手の偽装村だったなら、まんま連れ去られて農奴落ちなんて事にも‥

 だが、救いとなったのが、この手の噂に感化されていた奴隷魔法術士だったとかなんとか
 だから、魔法の基本だけは教えて貰えたとかなんとか
 売り飛ばされた先でも、なにかといい目で見られて教育に近い学びを得たりと
 だが主人が死んだり、主人のお家が潰れたり、などなどにも巻き込まれ
 その度に奴隷の扱いランクがマシになり、自分の魔法も上達したりと
 あれよあれよという間に、良い感じのポジションを得ていました‥とかなんとか
 (わらしべ長者だったり、シンデレラだったり、いくらでも改変版くさくやらかせよう)


> テンプレとしてありに思われる
> とくに、戦闘シーンを売りに描きたくないなんてパターン要望にどうぞ
> なんにせよ、慈善に出会わなければ這い上がれない、其もまた人生


 ‥科学でそこは解決できねぇ、なぜなら研究開発に金が掛かるから、金を借りれば支配されるし
 ‥なら魔法ならどうか?、魔法で無理なら、慈善なんて世界観ははじめから無理ッ
 (その手の創造力の欠落と渇きはいくらでもあるわけでーす)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:59 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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