2022年10月10日

【ネタ文学】異世界を魔核を内包する種族と内包しない種族で再構築整理してみた

記稿.2022/10/10

> 魔族も獣人族も見た目で区別が付かないのになぜ彼らは区別できているのか?
> それは魔力を介して見ると、体内に魔核があるかないかの違いがあるからだ‥と定義してみる


 ‥すると、魔核の有無の違いが重要になってくる
 例えば、魔核があることで獣魔契約できているなどの差にあるように見えてくる

 (つまり、魔核を持つ獣人と魔核を持たない獣人との差が発生します)
 (持つ側を総称して魔族と良い、持たない側を亜人として扱うことになります)

 ‥魔核を大きくするには
 ご多分に漏れずに、魔力を行使する事で、魔核細胞が活性化し魔力の源として大きくなる
 一番に手っ取り早く魔核を大きくするには、殺した獲物の魔核を食うことになります

 でもそれだと共食いばかりして存続できない事にもなるので
 種として、大きな魔核を持つ者にひれ伏す、従属するようになったとかなんとか

 (という事から‥魔核を持つ種族には、なにかと縄張り争いが絶えないとかなんとか)




> この様子を残念に思った不老不死存在たちが結託して創造したのが、魔核を持たない種族だった
> この新たなタイプの場合、魔核の代わりにライトボディを用いることになった
> ライトボディに魔力を濃縮して密度を高めることで、より高度な魔法を行使できるとかなんとか


 ‥だがその手のライトボディを完全活性させるには、古代エルフ族に見られるような
 それなりの環境と生活スタイルの保持が欠かせなかった(or魔法の常時使用繰り返し)

 (大抵の種族の不老不死存在たちはそこまでの厳密さを求めていなかった)
 (古代ドワーフ族やら穏健派のドラゴン族はその流れの誕生だった)

 ライトボディの存在に気が付き始めた下界の魔族側は、その力を取り込もうとして混血種の誕生を目論んだが
 どうしても、魔核とライトボディ両方の性質を持つ者は誕生しなかった
 魔核を持つか持たないかの違いだけの瓜二つの姿をした種族とに分かれただけだった


> 魔核を持つ者達の多くが乱暴だったので、持たない側がどうにかできないかと模索した結果
> 魔族が強い魔核を持つ側には、逆らわないという所に目を付けて
> 当時の賢者が編みだした魔法が、獣魔契約だった
> これを見た魔族側は大いに驚き、領土を分かつようになった‥とかなんとか


 ‥だが獣魔契約には欠点があった
 最低でも魔力が大きくないと、自分より強い相手を従属するには至らないという厳密さだった
 これを下界の魔族側が知ると、再び恐れること無く交わり横暴を振る舞うようになった




> ライトボディを持つ純血種の増え方が余りにも消極的だったので
> 不老不死の存在たちは、その造りと性能を見直して、文化的な交流をより好むヒトを誕生させた


 ‥その後、魔核を持たない連中の暮らしぶりが急速に様変わりをしてしまったのを見ると
 魔族側にも刺激される者が登場し出し
 わざわざ獣魔契約に応じてまで仲間に入れて貰おうとする者まで現れた(とくにメシ目当て)
 その者らの多くは、混血種狙いで産まれた魔核持ちタイプの種の流れだったりとしていた

 (そこで発覚しだしたのが、獣魔契約によるメリットだった)


 ‥それからさらに時代が遡ると、魔核を持たない側にも、狼藉者の割合が多くなり
 その原因が、混血種からの遺伝だとした流布に尾ひれが付いて、獣人への偏見が多くなった

 しだいにそれの偏見を教会が、続いて王族が利用し始めると
 ヒト族と獣人族とした括り分けがもて囃され
 ついにはそれとした流れから国同士での小競り合いをするようになった

 (ヒト側の目的はあくまで、捕虜確保の労働奴隷目的だった)
 (未だ至上主義がやらかすような帝国侵攻のような様相を見せるほどの時代色に無かった)
 (ヒト族の特性として、細かいところまで小狡いとした特性が発覚したのだった)




> このような時代経過を面白くないと思ったのが、純魔族種を作り出した不老不死存在だった
> だが、その頃にもなると彼らの下界への手駒(影響力)は、少数民族にまで目減りしていたので
> ヒト族のもたらす繁栄に対して嫌がらせ程度の方法しか選択できなかった


 ‥その嫌がらせが、魔核魔獣の解き放ちだったり、ダンジョン核のバラマキだったり
 ‥時には、ヒト族の王族にすり替わって王国内部からの腐らせだったり
 ‥時には、教皇にすり替わって、たまにやらかしてくれる暴走竜を担いで
 魔族は恐ろしい存在だとして勇者による討伐をもて囃したり
 ‥時には、淫靡な手合いを解き放ち、友好関係を崩壊させたり
 ‥結果、身に付けた手法がカルト利用による天変地異魔法だったり‥とかなんとか


 (魔核を持つ以上、彼らの手駒とて獣魔契約を大いに警戒しているのだった)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 19:05 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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