2022年10月17日

【ネタ文学】領地持ち貴族と賞与貴族と年金貴族に搾られる?

記稿.2022/10/17

> 領地を持つ貴族には、土地を守るための軍事権が認められる
> 賞与貴族は、叙爵の名誉を得ても軍事権までは認められていない(従軍すれば士官だろうけど)
> 年金貴族とは、役人仕事から引退して余生を過ごす


 ‥とまぁ分別してみると、叙爵の多くが男爵止まりだったとの推理ができる
 爵位を授けたからには、王として支払うべきを支払わなければならない流れだったくさ
 (西洋式には、貴族の爵位には譲渡が無く、死ぬまで臣従義務を背負わせる代わりの支払いだった)
 (終身制臣従義務雇用に見えなくもない‥社畜感とさほどの差を感じ得ない)


 ‥すると、貴族の若手を救うための手立てとして(貴族は貴族であり続けるべき認識だった?)
 役人仕事を何年やれば、騎士爵、特定役職やら上司の椅子について何年やれば、準男爵‥
 みたいな慣習だったかもしれない

 王族の血筋が落ちぶれすぎるのも名誉に傷が付くとかなんとか言い出せば

 王族の血筋は、そんな流れで領地無し侯爵位まで行けて(子爵位まで出来レース)
 公爵家の血筋ともなると、領地無し子爵位まで行けて(男爵位まで出来レース)
 それ以外は、有能さを発揮すれば領地無し男爵位まで行けるみたいな

 (余りやり過ぎると、王が、支払うべきを支払えなくなる)
 (貴族が無駄に多くなりすぎたと思ったなら、従軍させて間引きもしていたとかなんとか)



> 絶対的制度に無理があった(述べるまでも無く、西洋式で行くと、重税しかやらかさない)
> そんな欠陥式を学んで登場したのが、日本帝国の軍人年金くさ(武士文化の延長路線)
> (戦争放棄で、それができなくなってやらかしだしたのが天下り)


 これの叙爵=永続的褒美とした前提は、寿命の平均が50歳程度までだった時代までで
 あれよあれよと70歳がぞろぞろし出すと、途端に財政圧迫に陥る

 貴族の寿命が伸びるのに、庶民の寿命が延びないなんて事になるとアンバランスすぎるわけだが
 搾取できていたなら、庶民の寿命も延びていたって事になるわけだが
 昔から貴族にしても出生数が少なかったとの予想も成り立ちそうなわけだが


> というわけで、異世界モノにありがちな王都に住む貴族が
> 王城周りの土地物件を占めている状況の多くは、男爵群(役人貴族)と考えるべきになる


 公爵位や伯爵位の意味するところは、軍事権持ちになるので
 王キには、その家族が遊びに来る程度の別荘を持っているかも知れないが
 基本的には、自分の領地から出るのはバカンス時期ぐらいだった事になる

 なので、王キ物件の元締めは当然ながら王様だから
 王様の土地に賞与貴族が住まえば、爵位に賞与を払おうと、王様の懐に戻ってくる算段だった
 (その手の物件がべらぼうにお高いのは述べるまでもなく‥息子に譲渡をやらかす余裕も無かった)

 つまり、賞与とは名ばかりのマッチポンプ儀礼構造
 それの循環に甘んじる便乗を「貴族様」と呼んだとかなんとか


> すると異世界モノの貴族学校の子息の多くが、領地無し男爵家or準男爵家
> 子爵家ともなると、まぁなかなかで、公爵家伯爵家がいたとしたら留学なのだろう
> というか、自領内に学校を設けられる経営をしていたら、それこそ有能領主だったに違いない
> なので王キ学校は各領主からの投資で成り立っていそう(我が子を送り込むのは当然の流れ)


 (なので、地方の領地持ち男爵家子息を貧乏などと揶揄するのは間違った認識で糞ッ)
 (いやまぁ自衛資金の用からカツカツはカツカツだろうけど、嫡男か否かが重要)
 (なので、その場合、嫡男のくせに剣も魔法も扱えないのかという揶揄パターンの方が本質的)


 ‥王キ暮らしの賞与貴族だからって、十分な貯金があったとは言えず
 なんだかんだと贈り物に支出を割かれ、カツカツした暮らし向きだったくさいのは
 現代社会での一千万収入者が無駄にやらかす借金事情と同じに見て良い
 (そこにあったのも、都に人が集まれば、暮らし向きが上回って見えるという欲と活気だけ)


 ‥ならば、庶民にトリクルダウンなんて気軽にあるわけねぇ
 賞与貴族が真っ先に目の色を変えたのちに、満足されるのを待たなければならない
 って、そこから借金云々やらかしてたら、待っても落ちてくるわけねぇ


> それどころか、都落ち貴族のパターンとして有り有りになるのが


 ‥従軍先で父が死んだ
 それの地方版で空いた席の穴埋めに王キから呼ばれそうになったので
 地方には行きたくないので、誰か適当な奴を仲間はずれ流れに貶めて‥飛ばしてやったみたいな

 そうはさせまいとして、そいつの裏稼業をパクってやったり、暗殺してやったり
 そうならないためにも、特殊な魔法使いに目を掛けていたりと
 少ない給与からやりくりしていたそうな光景が目に見えてきそうである(世知辛い)

 (なので、探偵まがいの魔法使いでも食ってけそう‥異世界版必殺仕事人とか‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:32 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。