2022年11月07日

【ネタ文学】地下に鉄格子を敷設する土木はかなりの難度技術です

記稿.2022/11/07

> 異世界の盗賊表現に、洞窟内アジトでの檻施設が安易に描かれたりしますが
> それはそれで、かなりの土木技術を要する案件です


 ‥そもそもの鉄格子が重い
 体操の鉄棒の太さが直径2.8cm、握るには適当に理想的なサイズであるにせよ
 重さにすると、1mあたり約五キロ程度になります

 支柱として埋める込む分の長さを差し引いても、2.5~3mは必要です
 檻部屋鉄格子一本あたりの重量として15キロが想定され
 それをきちんと固定できていないと、土台から崩れる事になります

 当然ながら、洞窟やら地下作業ともなると
 上の固定部は、下から穴をくり抜いて下から差し込むって感じでしょう
 つまり、単に差し込む分程度の溝を下に掘り起こすだけでなく
 鉄格子の長さ分の横溝をまず掘り
 そこから必要とされる強度を得られる深さを足して掘らなければ、機能しないのです

 (で最難関が、上の差し込み口部分の固定です)
 (素人が頑張って考えても、その程度の造りだったんかいなと思ってしまう内容くさいのです)
 (下手な作りの牢や檻で、ここの鉄格子だけくるくる廻るんだけど‥なんてありがちかなと)

 (深さが足りていなければ、肉体強化魔法ありきで、簡単にもげ抜けそうかなっと)

 (溶接技術の無い時代どうしてたん?‥謎すぎ‥)
 (これは、土魔法使いを牢獄に閉じ込めるのは無理ッって話なんですな)


> そんな高度作業を盗賊になりたての連中がやらかすわけもないので
> どこぞの施設跡地を使い回してアジトにするか、鉄球足枷でもって管理するかの二択でしょう


 とはいえ、鉄球足枷を買うにしても、それはそれで購入時に足元を見られそうなので
 手下仲間で十分に満足した頃合いでもない限り、誰も「買いましょう」とは言わないはずです

 まぁ商売上手なら、奴隷の買い取り時に差し引きとしてのサービスで、なんてのもありありかなと

 ‥とりあえず
 盗賊団とて、その手の魔法を使える輩が居ないとお話にならないわけですね
 もしくは、顔を知られても大丈夫なツテありきっす


> どちらかというと角材で造った方が無理が少ない
> だがしかし、それはそれで、木組み技の要がでるので高難度に変わり無し
> さらに異世界ともなると、体力馬鹿を閉じ込めるには、特別仕様が求められる話になっている


 ‥牢獄表現あたりは普通に描かれるわけだが、魔法使いのくせに閉じ込められているとは
 というツッコミを避けるには、魔法の発動を抑制する何かを前提にしなければならない

 だが、それはそれで、魔法の無効化を熟知した魔法体系となり
 魔法使いの立場も戦闘の在り方も怪しくなってくると云うオチなので、くそどうしようもねぇ

 (そこで編み出されているのが、その手の結界魔方陣だったりする)
 (魔方陣なら、用意の手間が必要になるので、戦闘云々意識せずに済むっす‥)
 (でも、そんな盗賊団は、相当の組織力という事ですね‥くわばらくわばら‥)


> 古代ローマのローマン・コンクリートは相当に強力だったそうで
> 50cmもの深さを必要としていなかったかもだが、後世に伝わっていないという
> だが、中世各地の要塞跡地にありがちな鉄格子の固定に使われてたかもしれない(謎)


 まぁその辺は、成分分析すりゃ良いだけの話ですけどね



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:11 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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