2022年11月19日

【ネタ文学】異世界貴族の家族構成の見積もりが甘すぎる件

↓2)記稿.2022/11/19

> 日本のマンガアニメの貴族観には
> 使用人総勢での「行ってらっしゃいませ」「おかえりなさいませ」とした光景を
> 当然視されてある(謎)


 ‥仮に、並ぶ人数を軽く100人と見積もっても、4人詰めの使用人部屋が20室必要になる勘定だ
 そんなだと、中世西洋貴族の館でググって出てくるそれらでもボリューム不足くさい


 ‥まずは、伯爵クラスの家族構成を想像してみよう

 領地付き伯爵家ともなれば、第二夫人、第三夫人といるでしょう
 それの子供の合計を10人居たけど、成人まで丈夫だったのは6人ぐらいを平均とした場合
 まぁ10人ぐらい何じゃねぇのと‥そこで思考が停止しているのがこの手の世界観‥

 ‥でも、夫人が複数ともなると教育方針がまばらになるっす
 だが、お家の伝統を受け継がせることを前提にした場合、外から雇うよりは身内だ
 なので、教えるのが上手なおじさんおばさんが有力視されてくる
 つまり、領主の兄弟姉妹、夫人側の兄弟姉妹が先生役として居候する予想が立つ(のちの能力主義)

 (さらに優秀なら、そのまま執事やら近衛長に雇ったりして、コスト削減)
 (お家の趣向によっては、時間が経てば、いつの間にやら嫁さんも共有)
 (無事に成人した娘が器量よしなら、領主の養子に籍入れさせてから政略婚にフル活用)
 (どう考えたって、そういう流れくさい、使える駒が大いにこしたことはない)
 (だからこそ、親がケチだったりすると、ストレス発散とした跡目争いをやらかしがちだった)


> そうなってたのも、西洋式貴族には引退が無いからだ
> そういう絶対王政とした取り扱いにあったのが爵位賞爵だったらしい


 寄親と寄子の関係がどうだったのかは謎だが、爵位そのものは王に権限があった
 なので領主が死なない限り相続云々は発生しない
 なので、お年頃になった嫡男、次男が嫁を連れ込むなんてのはざらだったはず‥
 あれよあれよという間に子が授かると、それの大家族構成として20人30人は当たり前★☆★

 (貴族の長ーい食卓が、想定ゾーンに入って来るわけッすね)


 ‥するとその世代の子(孫)からすると、おじいちゃんが一人でおばあちゃんが数人で
 あとおじさんおばさんが沢山居ますって感じになる
 (いやいやいやそうなると、性の早熟環境増し増しって感じくさっ)


> どれだけ漫画が熟しているように見えても、そんなネタモノなんざ見たことねぇ


 ‥まぁ20人ぐらいを基準にして、一人一人に専属の使用人を宛がうと
 貴族一人に五人の割り当てになるくさい
 (まぁ単純に割ってるだけなので、衛兵に馬管理、庭管理、奴隷まで含めたらまだ増えそう)

 ‥とりあえず、伯爵家ぐらいなら部屋数の40~50は当たり前となり
 寄親寄子が集まってパーティすりゃ、貴族だけで200人超えのちょっとした村祭り規模なのだろう
 寝泊まりするともなりゃ、貴族の部屋だけで大きなホテル並を要する事になる
 (商人までも集めてパーティするともなれば、ホテル感覚当たり前で客間の方が多くなる)
 (王様が催すパーティともなるともはや謎)


> じゃ、使用人達はどこに寝泊まりしてんだよって話



1-2)1

 ‥そこで考えられるのが(どう見ても明らかな宮殿サイズはまぁ別として)
 使用人の休む場所は別棟となり、ついでに炊事と合わさって
 貴族家族もそれに合わせて、食堂に移動するなんて形式だったかも

 (貴族と使用人の棟の間に食堂を介してあるみたいな)
 (今日はここで食べたい・食べようと誰かが言い出せば、運ばせるんだろうけど)


 ‥そうなると、風呂と洗濯も別棟となり
 そちらの仕事の多くに奴隷を多用していたようにも見えてくる

 (とくにパーティの際に、洗濯機でもなけりゃ洗濯なんかやってらんねぇわけで)
 (コスパ考えれば、洗濯は奴隷の仕事に見えてくる)
 (一時的に大量に購入して、パーティが去ると一気に解雇の全部売り)

 (奴隷商からして見れば、庭の手入れからパーティ需要様様万々歳とかなんとか)
 (奴隷の需要としてのそんな扱いが浮かび上がるわけですね‥派遣の切り捨てみたいな‥)

 (誰かの目に止まった奴はそのまま残るにしても、そんな使い回しだと、ほとんどない)



1-2)2

> それにしても、水道も無いのに井戸から汲み上げるだけで、風呂と洗濯、間に合うのだろうか?
> 奴隷を活用したって、全然間に合わないように思われる
> 風呂に関しては、古代ローマの印象だけでの思いこみにしか見えてこない
> 中世欧州貴族は、風呂に入らないし、洗濯も怪しかったと言わざるを得ない


 そもそもがうんこのポイ捨てなんだし、香水で誤魔化していたわけだし
 オマルの臭いと較べたらマシなので、多少の酸っぱい臭いなんて気にしようがなかったと思われる

 なので、使用人達にしたって同様だったと思われ
 そうだったのなら、それの総出場面を想像しようなら
 それこそ不衛生な奴隷事情とさして変わらぬ
 「ぷーん」とした社畜ならぬ貴畜臭一面だったに違いない

 そこに違いが有るとしたら、使用人にも香水を使いまくらせていただろうという差に思われる


> だが異世界には魔法があるので、水も火も氷も魔法で出し放題として扱える
> 駆けだし魔法使いを雇うなりして、それらを確保するのも有りなので
> 使用人達の多くが常駐派遣されてきた冒険者もどきという設定もありきだろう
> 戦闘力が高ければ、ボディガードとして有望(まさに異世界アニメあるあるだ)
> ♀魔法使いなら、これこそが貴族への登竜門なのだぁああ‥とかなんとか‥
> 無駄に洞窟やら迷宮ばかりを狙わずとも、魔法上位に暮らせるのだぁ‥とかなんとか‥


 ‥そういう流れともなると、結果的に、ヒト族貴族の戦闘力は跳ね上がり
 聖騎士ともなるととんでもなく強いという事になり(ガチ能力主義)
 召喚される勇者は、さらに強いとした可能性を秘める辻褄合わせにもなるわけですね



posted by 木田舎滝ゆる里 at 04:08 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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