2022年12月09日

【ネタ文学】西洋あるあるの地下監獄とは何だったのか?

↓2)記稿.2022/12/09

> フランスとウクライナの地下には、坑道を拡張した歴史的縄張り群が張り巡らされています


 つまり岩盤構造をしていると言うことです
 手掘りできる程度の硬度をした石床が広がる特殊な大地だった
 (大谷石(軽石凝灰岩)よりは、ずっと硬そうです)


 ‥なので、建築の度に、地下を掘り起こすような有り体作業をするのでは無く

 計画的に地下と地下を繋げる掘り起こし方をして
 拠点としたい土地の上に
 大聖堂やら城を建てることで、コスト削減できていたくさい

 (基礎工事込みで、石材ルートを地下から計画的にやらかせるという流れでしょう)


 ‥なので、わざわざ掘り返して地下に石積みをせずとも
 アーチ状に掘り進めるだけで、落盤の危険もさほど伴わなかった

 代わりに、そのような地下構造とした存在性を、公に渡したくないので
 排水設備を作ろうとの衛生概念がすっぽ抜けだった

 (当然ながら、地下には怪しい施設が一杯、魔女狩り文化はそれを物語る‥とかなんとか)


> そう考えていくと、異世界での地下牢も似たような話になりそうです
> なので、広大な地下排水設備ネタはどうにもアウト臭い


 折角の石材採掘現場を水で埋めてしまうわけですから、利権としてもありえません
 余程の物好きが、魔法を加味して作ってみましたなんてレベルになってきます
 (それはそれで物語の伏線として利用すべきですが、しないならアウト評価されそうッス)

 (別の角度からツッコむなら、採掘現場が底抜けて地下水溜りで使用できなくなってきたなどです)
 (その水の流れが思ったより勢いが無かったので、排水設備案を王様が認めて今に至るなど)
 (そこは異世界ならではで、魔法を駆使すれば、工事の変更継続は不可能ではないとかなんとか)


 ‥但し、頭からの都市計画として、がっぷり石造りの排水設備なんかあり得ない
 そんな奇特な王様がいたら、よほどに熱血衛生な大魔法使いの類に思われます

 (それにしたって岩盤を掘り抜く様相になるので、表現として丁寧に石積みされているのはアウト)

 (まぁ石材の切り出し等を考慮しても、足場を整えてある範囲でしょう)
 (戦闘シーンを想定した場合にしても、足場がゴツゴツしていると構成しづらいですからね)
 (あとは、重要建物の直下ともなれば、石積みとした強化もありえるぐらいでしょう)

 (生命体構造とされてるダンジョンとは違うと言うことですね)



1-2)1

> と言うことで、地下に石造設備をはり巡らせるアイデアには注意が必要です
> と言うことで、商品たる扱いの奴隷を、わざわざ地下に押し込めるのも怪しくなってきます


 ‥怪しい儀式に生け贄が必要だったなら、地下に隠す意図もありありなわけですが
 堂々と商品として扱う借金奴隷や身売り奴隷を、地下に押し込むなんて無駄だし不誠実

 ボロクソに、食事の世話の手間を増やすだけなんですよ(とくに水、とくに糞)

 ‥「どうして、商品の為に階段を往復してまで、水運びにうんこ出しせなぁならんねん」
 奴隷にやらせれば良いって、違います、そんな健気な作業をキッチリやる奴隷なら売った方が得
 食事運びにしたって同じ事、奴隷商の立場に立って考えれば考えるほど謎にしか思えへん


 ‥ブラック体質な業界とは言え、買い手の多くが貴族ともなれば
 わざわざ不衛生な地下にご案内なんてのは、トンチキっすから
 (逆から見れば、地下売りが普通だったのに、地上売りやりだしたら人気店になりました)
 (以後、どこでも地上売りになるのに疑問の入る余地などない)

 (どうでもいい苦労なんか買ってまでやってられるかぁ‥てのが、この手の業界でーす)



1-2)2

> 近代あたりの牢獄からして、地下なんてありえません
> 管理に対する低コスト発想とした考え方は、ほぼ同じなわけです


 ‥悪名高き××収容所にしたって、地下に造るより木造二階建ての方が手っ取り早いでしょう
 (それにしたって、ほとんど平屋っすよ)
 (まぁバリバリの鉄筋コンクリートの時代ともなると多少は違うかも知れませんけどね)
 (鉄筋の数をしっかりと入れてあるかまでは謎)


 ‥石造文化として地下から石材を掘り出していたという流れを思うに
 その手の掘り出し跡を地下利用施設とした文化痕跡は意外と見られるわけですが

 ‥そもそもが
 ローマのコロッセオなんかに大地下構造があったり
 ローマの風呂には、地下釜があって奴隷が仕事していたり
 古代ローマ時代にそれぐらいやらかせていたのだから中世有り有りだろうと思い込むわけですが


> まぁぶっちゃけ、奴隷の使い捨て前提ですよね
> そんなんで異世界王国が成り立つんだったら「ファンタジーとはなんぞや?」とツッコミたい


 ‥さらに不思議なことに
 中華にも、エジプトにも、正体不明の古代地下施設群が見られるわけですが

 エジプトなんか砂だらけなんですよ
 そんなに可能可能思い込む前に、お前ら土壌改良材使わずに地下工事してみろよ
 逆に、重機の重みでなにもできないから
 そしたら、重機無しなんやで、奴隷の使い回しありきに成らざるを得まい

 (それにしたって、古代の地球環境が、まったくの想定外でも無いとあり得ない)


 ‥まぁ異世界なんで、ファンタジー世界なんで
 登場する超古代文明遺跡が、きちんとした造り込みになっていても不思議は無いわけですが
 その手の土木を請け負う奇特な魔法使いが居たって不思議は無いわけですが
 全部一緒くたにして丸めてしまうのはアウトっす

 (スタンピードありきで栄枯盛衰が激しいとも成れば尚のこと)


> たまたまの特殊施設利用
> たまたま投資してくれるキチガイ貴族様やらカルト集団やらが居たなど
> そういうオチと流れにまで気を配った作り込みを心掛けましょう



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:50 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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