向宜詠吟.2022/12/20
|産まれ来て我は何者問うも未知さらなる生みの苦しみの道
|道二つ三つ四つと分かれ来て増えたる度に取捨の修羅
|修羅を問ういとまも無しに腹ぞ鳴る 罪悪感より満腹感
|感情が飢えに耐えかね依存する 市に集まる本音見えずも
|諸々の利便に押され流さるる止まるなかれと洪水の如
|如意を得ぬ渦巻き染まる文明へ 竈の煙(けぶ)り増えゆくままに
|煮こぼれやかえりみもせず薪を焼ぶ(まきをくぶ) 恨み辛みに振り向きもせず
|随分と無知のすすんで花ばたけ 摘まるる側で切り出すモラル
|累積の「澱の秋です」一揆沙汰 市たす位置は備えの格差
|差の波をサーフィンなどと商えば上から目線の痛快さ
|差はなぜに津波と化する天の川 繋がりたいと目覚めるがゆえ
|選ばずも選んでしまう秋の暮 長い付き合い慮れば
|場末から里の善し悪し聞こえ来る どうにもならぬと肩持つ不思議
|不思議すぎ為しても為しても問いばかり 難問続きの旅ばかり
|理不尽に学ぶ勇気と冒険を 世界の謎に解は甲斐無く‥
|甲斐無くて尽きて自由や理由不能 法の都合を破るも自在
|在る力、創造する芽を問う力 必要ならば神も堕としつ
|束の間に寄る辺を保つ自由など 断ち切る熱に甲斐は快(解)継ぐ
|継ぐ由に縛られ生きる癖と澱 闇に月照る暗中賛美
|「美しく」型にハマらむ謎尽くし ならば去らむや思わぬ尽くし
|死に去りて未消化なりき道半ば パラレルありきリセットありき
|奇妙にも不死たる謎を創る道 まどろむような只のそれだけ
> うた詠み終わります、ありがとうございました
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