2023年01月19日

【ツッコミ隊】兵農分離で雇われる傭兵はどこまで忠義にお味方してくれるだろうか?

記稿.2023/01/19

> 「淡海乃海 水面が揺れる時」にて、傭兵運用に疑問が湧いた
> 主人公(記憶を持った転生者:朽木家の若殿)は、鉄砲大名のくせに雨男だったりする


 ‥都合良く、敵方が乱れて、雨の中に突撃を掛けるという展開
 しかも味方は、兵農分離で雇われている兵士が大多数(自領の農民は使わない)

 傭兵の比率にまで踏み込んでいないので、自領の侍も居るだろうけど

 大雨の中に突撃掛けるとか、かなりのブラック運用に描かれる
 (まぁスタート時の展開では、抜群の晴れ男だったわけだけど)


 ‥勢いがある殿だから
 ‥兵法に通じた評判の殿だから
 ‥最新鋭の鉄砲も多く抱え込んでるって話だし優位に戦ができそうだから
 商い上手でお金もあるし今後とも贔屓したいなんて輩でも

 二度も連続で雨男だったともなると、三度目の正直は遠慮したくなるに違いない
 三度も連続で雨男だと、離反する傭兵も出てきそう
 戦の後での温かい飯なり報酬の追加をしておかないと空気は敬遠と化しているに違いない


> そもそも傭兵運用だから
> いつでも雨季でも戦をやらかせる有利が無謀になってるわけである(転生者なら気がつけよ)
> しかも、敵方が動いてから漁夫の利を得る電撃戦なので、自分から時を選べない(怪我の元)


 ‥ところで、これらの傭兵はどこから湧いてくるのでしょうか?
 日の本の傭兵は、家康による全国統治の後でも
 商いとして海外の戦に手を貸す傭兵稼業に奔り、それでも士気が高かくサムライだった
 まぁ彼らは戦国の世で培ってしまった術を活かしたいわけだからそうにもなるだろうけど

 戦国時代初期の傭兵人口はどこから湧いたのか?(謎)

 で、考えてみたわけだが
 犯人は、応仁の乱で、中でも銭ゲバ呼ばわりされてた日野富子が主動力だったくさ

 ‥日野富子が大名に銭を貸す
 ‥借り受けた大名が傭兵を雇う
 農家の六男七男ともなると京に行けたらどんなに好いだろうと常日頃から思っているわけで
 戦が長引いた応仁の乱ともなれば
 日の本中の田舎からその手の若者が集まって来ていたに違いない

 すると、始めから田舎に帰る気のない奴は、どこかでの離脱を決め込んでいるわけで
 そんなのがゴロゴロと京の町周辺にあぶれ出す
 長い戦が終われば、尚のこと、田舎に帰るメリットが薄くなる(11歳増しとかありえん)
 (気の合った幼なじみの女子だってすっかり行き遅れだし、誰かに嫁いでいるに違いない)

 (其れの流れをうまく丸め込んだのが一向宗だったかもしれないと‥)
 (真似してみて勢いを見せたのが三好、商いに絡めたのが六角かも‥)


> お金をばらまくと田舎からでも人が繰り出され、なんだかんだと傭兵参加する
> (子沢山時代だったからそれもなりたつが、少子化時代にそれはかなり怪しい)


 ‥傭兵も企業就職も同じと考えると
 少子化になるほど地元思考に返り咲き、結果的に、一番の有望視が役人という流れになるくさい

 (統計と心理が一致するわけですね)

 ‥大家族の末っ子ともなると、兄ちゃん姉ちゃんに甘えて任せきり傾向に育つわけで
 それで傭兵参加ともなると、かなりのイエスマン状態にも思われる
 (都周辺で食いつなげるならそれで良く、多少は歯を食いしばるのもありみたいな)


> だが今や、昔の「根性」が通じずに
> 「ブラック」「脳筋」呼ばわりなのも、少子化とした結果の傾向にくさい



 ‥だがしかし、役人脳が、日野富子状態だと、首都圏一極化のままと言うことですね
 ‥さらに少子化は、「傭兵志願しない」=「担い手募集難」と言うことですね

 企業からして、大企業有利などと、もて囃している場合じゃねぇって流れになるけど
 戦国の世の駆け引きに、使える駒は多い方が良いなんて思考も成立してますからねぇ

 それで、効率効率とスマート化を煽るにしても
 競争を煽っているだけで、何の解決に導いていないのは明白です
 (黒字だろうと赤字だろうと投資をせずには居られないわけですから)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:02 | Comment(0) | 日記/2023 | 更新情報をチェックする
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