2023年01月28日

【是論】インチキ金融学からの脱皮に必要不可欠な決断

↓4)記稿.2023/01/28

> インチキ金融学とは、派閥としての利潤を追いかけるだけの貸付学問である
> 現代経済は、そのインチキ金融学に基づいている
> 知ったかぶった見せかけのお金の在り方ばかり教え込むのは
> 戦場に必要な銃火器の取り扱い方を説明しただけで
> 平和に至るまでの道標を示していたわけではない


 ‥かつて江戸時代において
 武士の時代は終止符を打ち、商人の時代が幕を開けていた

 自分たちが平和を求め、奪われない為の天下二分の争いを為した結果

 勝ち組が決まり、戦が御法度になると同時に、武士に残ったのは領主権限だけだった
 だろうとも、兵站ノウハウまで失うわけには行かなかった
 何だかんだと西国方でもぞもぞと形にして残したのが大坂での米相場だったように見受けられる
 だがしかし、酒田の豪商に籠絡されたようなオチだった


> つまり、現代経済に欠かせない搬送ノウハウが
> かつての兵站ノウハウのなれの果てだとすると


 それは、大企業間での利潤追求には適切かも知れないが
 世界的な口糊を満たす為の仕組みには成っていない
 (領民から掻き集めてやらかしていたのが戦争であり、兵站だったなら‥その程度でしかないのだ)


 ならば、平和への道標を得るには
 それら権益をも手放させるのが筋に見えども、さてさて一体どう管理されるべきだろうや?
 打倒発行権諸々を唱えようとて、その辺りの思慮を誰も論じないのではお話にならないのである



1-4)1

> まず第一のインチキとして次のようなカラクリが行われた
> それは、市場から掻き集めたモノには付加価値が付いて当たり前(ブランド化)
> 市場の要求に沿わなかったモノや在庫には価値が無いとした廃棄処分


 ‥それの実情を中世の流通に置き直せば
 庶民の手にしているすべては、貴族の手にしているすべてより圧倒的に価値が低い
 とした位置付けだ


 ‥ずばり、庶民とは
 自分達での物々交換を、貴族や教会の仰る通りに、無価値だとして受け入れた結果
 その手の物々交換ノウハウを失った側を指す
 (キュウリは真っ直ぐでないと売り物にならないとか)
 (傷付いたトマトなんか中が傷んでそうで気持ち悪いとか)
 (そういう偏見の積み重ねをした結果のバイアスを指す)


> 自分で自分自身に価値を見出せない者は、どう頑張ろうとも、心から高貴たり得ない
> (他者の褒めそやしにて頑張る者は、どうにも貴族の従者止まりくさっという流れ)
> (自覚のある者は派閥を重視し根回しを頼みとし、自覚無き者はモンスターやらかす不始末にも)


 結果、庶民はわざわざ大企業がお買い上げされた分を
 マージンを付け足してあげてまで買い戻すという関税然とした有り様さえ正しいとして信じ込む
 (それの買い直しを付加価値の有るブランドを手に入れたとしてよろこぶのだ)
 (一方で、破棄され分の現物での取り分支払いをゴミ同然としてよろこばない)

 ‥其をお茶に例えるとこうなる
 お茶を淹れるのなんか面倒くさい、缶とペットボトルので十分だ
 (その手のブランドから漏れたお茶の銘柄に飲用価値なんか有るわけが無い‥とかなんとか)

 (いやいやいや、ぶっちゃけそうなるわけですよ)

 (その間にある手間と差額が関税然に見えようと、ブランド上等と思っているわけですね)
 (でも誰かが淹れてくれる分には甘えられることに価値を見いだしたりもするわけですね)


> 是の流れを全否定したいとかそういう事ではなく
> ついついやらかしていることへの理解が有るか無いかというツッコミであーる


 ‥結果的に、そこに見られる市場原理という奴は
 持てる側の言い分炸裂で
 持てない側の言い分が十分に組み込まれているわけでは無い
 なぜなら、選択の余地が無いのに参加を強いられたまま
 それを市場正義として扱っているのが、市場統計なのだから


 ‥そして現代、コスト効率の掛け声の元に
 口に入るモノすべてに紛い物が紛れ込んでいるという下り

 どのような工程にも、生産性を上げる為の添加物が用いられるわけです
 それの添加物の大半が、石油由来の歩留まりありきの化学成分を為している

 健康上良いのかどうかさえ定かに無いのに、安全神話がまかり通るという不思議

 肉体のパフォーマンスとしての耐久値がかなり高いことを逆手に取った
 なんだかんだとしたやっつけが付きまとって、積み重なるという話

 自然栽培の畑から直接手づかみで食べるまでの距離が短いほど、余計な物が紛れないにせよ

 大量生産、大量輸送、長期保存‥諸々のメリットを見出そうと創意工夫をやらかせど
 実はデメリット尽くだったりを、味覚刺激頼みにごまかしているだけだったりと‥
 「解っちゃいるけど止められねぇ」という構造に欠陥ありありという話


> とくに投資家が、結託して、自分たちの都合をその手の歩留まり向上に押し込んでいたりする
> (さらに、後から入ってきた新人が、そういうものこそノウハウだとして信じ込む)
> (誰かが気がついても、もはや利益が半分にまで堕ちるとかあり得ねぇみたいな口ごもり)
> (誰だってリッチを目指して大手に入社したのであって、潰しに来たわけでは無い)



1-4)2

> さて本題に入ろう
> 其は、第二のインチキについてでもある
> 世界中の年度生産×運搬×サービスをお買い上げ可能なお金など存在し得ないという話をしよう


 ‥「余剰とは赤字である」これがインチキ金融学での常識だ
 腐ってしまうのならそれはその通りだろう
 流行り廃りの回転がとんでもなく短いならその通りだろう

 その通りなら、生産活動をし続ければ結果、借りた金を返せる宛は無くなるのである
 ババ抜きのババとして、市場の需要が満たされて余るのだ

 (余剰として残しておけるとしたら、自前の金で動かしている側の余裕となる)
 (税金の事なんてよく知らんけど、収支赤字があると資産税と相殺できるならその通りに違いない)


> 物理的には、お金が有るように見えている(借りるも自由、借りないも自由)
> だが、特定の信用水準に達していないのでは、需要は無きに等しい(返済不能、成長不能)


 ‥買いたくてもお金が無いから借りてくる
 ‥事業を興したくてもお金が無いから借りてくる
 ‥結果、仮に生産できようと、前後のお金の流れの辻褄はかなりもどかしい
 (宣伝したとしても、掛けた経費分の見返りを得るとは限らない)


 ‥全体でのアバウトな生産自由に対して、需要は後付けの神頼みだ
 どちらもどんぶり勘定でしかないのに、常に釣り合いが取れるはず‥などと思うのは愚かしい
 ‥それ以前の話として
 お前ら自体がブランド嗜好のくせに、個々の経営にいきなりの信用なんて有り得るわけがない
 「そこに在るべき、お前らのブランド価値って、何なの?」

 ‥お前のそれって、「新たな宣伝文句やらいいなにホイホイ乗っかるモノなの?」
 (乗っかる口なら、どんなに商売をはじめたって成功するはずが無い)
 (お客を掴もうと思ったら、それこそ寸暇を惜しんで苦労を買わざるを得ないのに‥)
 (お家に帰れば、スイッチオンで勇者になれるとかそういう世界観に無きは述べるまでも無し)


> これを世界規模で俯瞰してみよう
> 金貸しが儲かるには、世界的規模でのお金の流れに不足が発生しないようでは困るのだ


 その時、一番に好都合な状況とは何かを論ずるなら
 そりゃまぁ低賃金労働の慢性的な状勢という事になる

 (寸暇を惜しんででもそうなって頂こうとして、画策するわけである)

 ‥結果の買い手不足だから赤字になるわけで
 ‥品質上等時代ともなれば尚更になるわけで
 国家という借り手を無理矢理に演出しつつ、消費税増税たる流れにもなっているわけである

 (で、やらかしていたのが、カルト×お友達優遇制度だった)



1-4)3

> もう少し具体的に表現してみましょう
> 金貸しに非ずとも、商いにマージンは憑き物です


 ‥そりゃまぁ皆でマージンを自由に付け足した価格にしたいってんですから
 全体の必要総量なんていつまで経っても無秩序のどんぶり勘定です

 ‥お互いに、全体の総量すら推し量れていないのに
 自分ところの勝手なマージン率を満たしたい願望を、前のめりに言い合ってれば
 只でさえ一致しているかも怪しいのに、一致なんて見せるわけが無い
 (だからこその資本社会にあるわけです)
 (其は、思いこみを裏切るように、不一致を見せ続け経るままです)


 ‥其を大ざっぱに可視化すると
 {世界的経済成長率}={金貸し全体での確保分予想}になります

 国家別で見るとプラスとマイナスが見られるわけですが
 −予想国は+予想国にブー垂れたりするわけです

 プラスなんだから税金でもっと搾り盗ってこちらに回せとかなんとか
 プラス分を無金利で融資しろとかなんとか
 (それはもう血筋の格付けと言わんばかりの上から目線だったりするわけです)
 (もとい自分の椅子を掛けたサバイバルっすね)


 ‥まぁその中の予想に
 「おらん処のマージン事情さ入ってるだべかなぁ」との問いは
 いたってどうでも良いレベルで扱われているかと思われます
 (倹約ばかりで消費もしない、金も借りない奴らには増税をみたいな)



1-4)4

> では、その予想されるだろう不足分を、金融を廃して、BIで足すとしませう
> (否否否、マージン率に規制を設けないのでは意味を満たしません)


 ‥どうですか?
 BIを始めたら始めたで、値上げラッシュになろうものなら
 マージン率に規制を設けないと公平に至らないとした声も挙がるでせう

 すると、従来行われてきた商いの形からして頓挫するわけです

 それを給料の一律化とした方向性にて妥協するのか
 時給と手当と成果評価を分ける方向性を得るのかはさておき


 仮に、どの仕事をしようとも給料が一律としたどんぐりの背比べに陥りかねないとしたら
 私たちの仕事の選び方がまるで変わってくるわけです
 (交通費が自前なら尚更という事にもなってきます)

 当然、地元志向、やりたい仕事志向に偏るにせよ
 仕事の見つけ方が、より詳細且つ具体的に行えないようでもお話になりません
 (競争を煽る前に、仕事内容の全貌を紹介せよみたいな)


> だがしかし、競争なんだから以前に紹介されていたままに有るわけも無し(ここ重要)


 仕事内容の全貌を把握したいと思うのは、スローライフ願望の持ち主で
 仕事内容をひっくり返すほどに改善やらかしたいタイプにとっては、意味無き項目です
 (いやぁそれにしたって給料が横並びともなると、その手のエンジンも掛かりにくくなると‥)

 (それにしたって、BIありきにもなると、子宝を鍛えての家族経営に夢を見るのもありなわけで)
 (鍛えるにしたって、血も繋がらず返事に曖昧な部下より、わが子や親戚に偏るのは明白でせう)
 (それこそが、知らない事情より知ってる事情という事になるわけです)


> それにしたって、自分の時間を楽しむ方向にも分裂するわけですから
> やる気の有る無しで真っ二つに分かれるのもBIの金額と中身次第と言うことです


 ‥派閥に取り入って、ギスギスした環境だった資本主義時代のそれが
 血の繋がった親戚関係重視での一族会議に先祖帰りする様相もありありになるでしょうけど
 ちゃっかりしている人から見れば、どっちもどっちでしょう
 (どちらかというと、ちゃっかりが利くのは後者に違いないとかなんとか)


 ‥ちなみに、それの意味で問うなら
 汝の一族の血の価値を決めるのは、貴方次第ッ
 (是ができてこその自由が、異世界貴族だったりするわけでーす)

 (現代社会では、独占禁止法に引っかかって訴えられる訳ですね)

 (ぶっちゃけ世界の王族はすっかり親戚なんだから独占禁止法で訴えれば良い)
 (で、誰がどこに訴えるってんだ?‥それが所詮庶民という事でせう‥)


 ‥訴えた結果、税金制度が廃止されると良いですね



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:25 | Comment(0) | 是論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。