【ネタ文学】期待寄せタカアシガニや浦に帰す 仲良くやれよお膳に載れよ

向宜詠吟.2023/05/18

｜期待寄せミミナガビトや森に帰す 仲良くやれよ檻に参れよ
｜期待寄せモフミミビトや森に帰す 仲良くやれよ檻に参れよ

「いやいやいや、折角捕まえたのに、どうして森に逃がしてやる話になるんだよ」

「どうしてって、子供が産まれてる頃合いに再び押しかけていって、絶望の面を拝む為だよ
　それに自然体で増えて貰った方が新鮮だし、手間掛かんねぇし、狩りも楽しめるじゃん」

「いやいやいや、その為だけに指をしゃぶって待とおってんのかよ？」


「何言ってんの、上げといて堕とすのが一流の悪党じゃん」


「いやいやいや、奴らの方が寿命が長いんだからさ、どう考えたって損だろう、奪うなら今でしょ」

「わかってねぇな、こっちの寿命が短いからこそ、最高の絶望を拝ませて貰いたいわけじゃん」


「ああもういい、お前とは話にならねぇ
　逃がすのは勝手にやってろ、こっちは勝手に捕まえに行くだけだからな」

「なんだそうしてくれると助かるよ、こちらとしても護らせて貰うから」


「上等じゃねぇか！そんなに絶望した面が好物なら、てめえの最期に鏡を添えてやるよッ
　てめえの絶望した面拝んで死んどけやッボケッ」



＞　隠して「密猟」ＶＳ「養殖」とした二大派閥の戦争に突入するのだった‥みたいな



　（うた詠み終わります、ありがとうございました）