↓2)記稿.2023/07/17
> 麦の黄金波穂の光景は仲夏から晩夏の景色だった(今更ですがお復習いしておきましょう)
‥昔と今の収穫量は品種改良のしすぎでかなり違うらしい
なので、現在の土地面積当たりの収穫量で人口必要量を計算してはいけません
(昔の農法で、数十万の都市人口を支えるインパクトはかなり違う‥米と麦でもかなり違う)
‥さらに、昔は寒かった
温暖化で思考回路が吹っ飛んでいようと、マントは欠かせない旅道具にありました
麦は、寒い地方での栽培に適します(衣料技術も伴わねば収穫量の拡大なんて無理)
> 綿花は熱帯地方の産物なので、北と南との交易が成り立たないとどちらも生きていけない
> だが、南方側で米やら香辛料を手にしていると「何と交換すりゃ良いんだよ?」
> (領主としては、絶対的なもどかしさに苛まれるばかりでしょう)
‥さらに肥料として鰊に鰯が欠かせないらしく‥異世界と云えど代替となる要素は必須‥
‥養蚕はその中間地点ぐらい?(でも乾燥には向かない)
‥なんだかんだで、草の繊維利用が目の付け所として手っ取り早かった(麻はそれの代表)
‥麻のそれは世界共通なのに
西洋文化に麻は麻袋のみで、衣料扱いに無いのは、染め技術が進まなかったからだろう
それの尤もそうな流れになった理由としてペストによる技術継承の断絶が挙がる
1-2)1
> 西洋ではうまいことに、収穫期を終えると白夜だった
> 貴族にしてみれば暇で暇でしょうがない流れでしょう
で、地元でパーティーするにはもろもろ暑いので、バカンスに出掛ける習慣に至った
それはそれで平和交流上等だったわけですが
涼しい地域に王都があろうなら、さらに菓子文化万々歳になりそうです
(そういう意味ではオーストリアのウィーン辺りは理想的だった??)
> だども、どうしたって暇なので盛り上がろうとして博打をやりだすどえす(ここが肝)
> ナイスタイミングで、麦としたお金の実入りがハッキリしているのだから
> お互いに懐自慢したいどえす
‥で、博打に因って、貴族の興廃が巻き起こるどえす
でも、折角に糧があるんだったら、小麦で払わずに血で払え最終手段をやっちまえ含みだった??
(なんだかんだで、お互いに支払期限を設けたことでしょう)
(てめえの懐を痛めずに借りた金で払うとか‥商人に丸投げみたいな)
‥でも誰も、鉄の塊とした甲冑を、夏の暑さや冬の寒さに着込みたくないので
それこそ「戦争はじめるなら秋」とした勢いだったでしょう
でも、金貸しとしては、土地の利権に口を挟むなら「春期限」だったかも
策士としても、秋に初めても加勢されて冬前に和睦では面白みに欠くので
(領民に冬を前にして飢え死にを強いるのも酷なわけですし)
春に仕掛けるぐらいが、何かと敵を翻弄しやすかったかも知れません
> &‥娯楽好きの民族は、秋には仕込んでおいたワインでどんちゃん騒ぎしたい‥
> 血を浴びるべきか?‥ワインを浴びるべきか?とした抑止力がそれなりに作用してきたみたいな
‥大体よ、欧米の年度末は8月で、9月には新しい年がスタートするんだぜ
それを何だと思ってんだよ、日本の秋春とごちゃまぜ勘違いしてんじゃねぇよ
という異世界物語をやらかす作家はまだまだ居るようです
‥やらかしていいのは、月が二つもあるなら白夜は無くても良いぐらいで
白夜が無いならないで、夏にバカンスとした貴族習慣も怪しくなるでしょう
(ぶっちゃけ、やることないなら魔物狩りを想定した演習とか‥)
(ダンジョンの方が涼しいなら‥涼み遠征とした方向性かなと‥)
(‥貴族間で盛り上がる為の王都詣でみたいな‥)
‥馬車の引き手が馬のみなら、その世界は平原地帯であるべきだし
とくに馬に縛られていないなら、平原にこだわる必要は無いけど
大型になればなるほど草食獣であるべきが路線だろう
1-2)2
> そしてバカンスと云えば、「ナポリを見てから死ね」
ナポリとは、汚職の温床地帯(どんなに見繕ったってコネ社会)
そんなこんなで、「歩けば泥棒(スリ)に当たる」みたいな風光明媚な観光地らしい
そんな治安悪所に観光に行きましょうとか‥そんな諺がある意図としては
「どうせおちるなら、ナポリに来て、天国と地獄を味わってから死ぬべし(俺たちが助かる)」
‥とした意図ありきでしょう
(西洋文化の玄関からして、そいういう事情ですからと‥野次った諺だったくせぇ)
> ならば、異世界にしたって、その手の土地や国家が一つぐらい有っても不可解ではない
> でも、魔法ありきですからね‥神にはバレてるので水晶に反影されちゃうとアウトみたいな‥
> (その手の保護というか許容を担う存在が、諸々として居るのでしょう)
‥貴族にはバレバレだけど、商人ギルドにもバレバレだけど
観光するしないは自由ですからねぇ‥と云わんばかりみたいな
(ナポリにしても上海にしても、港町×飯処で、そういう町には裏の貌がある)
(なのに‥その手の異世界ネタを見ないのは、貴族腹黒ネタとしても着目すべきなのに不可解しい)
(日本人作家の漁村イメージは、貧しいか明るいかのどちらかしかねぇみたいな)
(日本と世界で、漁業権に対する考え方がまったく違うからでしょう)
> 日本には、その手の諺からしてねぇからな
> でも、日本でカジノが解禁されると「大阪を見てから死ね」にもなるのでしょう
> もとい‥「ソードアート・オンラインを見てから死ね」みたいな
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