2023年08月07日

【ネタ文学】領主を悩ませる程の盗賊ネタでのモヤモヤ

↓4)記稿.2023/08/07

> 異世界領主を悩ませる程の山賊に海賊とは?


 ‥領主を悩ませる程の盗賊ともなると
 最低条件として、頭目一人で無双できるという所に手下が集まる流れだが

 悩ませられる程なのだから
 その土地の騎士よりずっと強く、場合によっては聖騎士クラスの強さを臭わせる

 だが、Aランクの強さの頭目ともなると、誰だって「?」が点滅するところだろう


 ‥三國志辺りになると、山賊だったけど、許されて武将になりましたという話が転がっている
 つまりは、役人を翻弄してたけど、罠に掛かって、引っ捕らえられちゃいました話なので
 武力値90あれども知力値が低い‥そういう扱いになるわけだけど、どこか納得しかねる

 (異世界ともなると、そのぐらいの頭目になるとユニークスキルが絡んでくる話だからだ)
 (そしたらどうしたって、生死を問わずに討伐せざるを得まい‥)



1-4)1

> チート強ければ強いほどその頭目には、手下が多く居るだろうとの話になるわけだが
> 地方の盗賊と都会の盗賊とした違いで妄想しだせば


 ‥まず単純な予想として
 都会の盗賊にもなると、手下一人辺りを手懐けておく為の単価が高く付く‥はずだ
 なので、地方の盗賊の方が多めに見積もっても、組織規模の維持をしやすそうに思われる

 ‥さらに
 地方とは違い都会ともなると、組織に付くメリットとしてのインパクトの争奪なのだから
 しのぎが少ないともなりゃ、すぐに手下が裏切りそうな悪寒だらけに陥る‥
 そこの面倒くささを排除しつつ、ボスとしてのカリスマを維持するにも
 貴族や大貴族とした繋がりは欠かせないのだ


 ‥つまり
 「都会マフィアの縄張り争い」=「身内貴族でやらかす国内内乱代替紛争」なのだ
 (貴族領主が秘かに抱え持つ第二の兵団‥どこも盃持ってるし‥みたいな)


 これが地方になると、二分割・三分割ぐらいで済んでるだろう話
 表を治めるか、裏を治めるか‥とした空気に蔓延している傾向はあるあるだけど
 共通した狙いは、領内を通過する他領行きの荷物だ

 ‥「お前の所、うちへの心遣いが足りてねぇんじゃねぇの‥」で睨まれると狙われるみたいな
 ‥迂回できない街道でこそ「うちでもっと商売してけやッ」の嫌がらせ事象が起きるでしょう


> とはいえ、都会や地方のマフィアのボスが、近衛兵よりも聖騎士よりも強いだろうか?
> 聖騎士クラスが、魔法騎士として存在しているなら尚更になる
> (正攻法なら、訓練してる方が圧倒するのが常識だ)


 ‥花山薫みたいのが一人居るだけで、聖騎士の立場なんて無いも同然と化す
 ‥でも、異世界の場合、大抵の多くが、ぽっと出モンスターに代替される
 そこには「モンスターだからしょうがないよね」とした泣き言がまかり通る言い訳がある


 一方で、現代社会の力の差は
 銃の扱いの差として管理されるので、ボスが強いとか余り関係ない
 ボスの強さとはカネパイプの太さであり、そこに期待して黒服が集まる構造だ

 まぁ其は、今やカタギの世界とて普通にやらかしてることですけどね
 (銃云々が、各々業界ノウハウって話になっているだけで‥構図は一緒)
 (できる奴を慕って、下に付けば食いっぱぐれないだろう‥なんて誰もがやらかす愚かさだ)


 ‥そうに考えれば、就職・転職でうまく行く・行かないなんて考えるまでもない
 (民主社会だから自由尊重だから大丈夫だなんて心構えほど「ゴミ」も同然だ)
 (そういう意味での先方側の思考は、よそ者に対する警戒心として‥マフィアの手下と同根だ)

 (なので、就職・転職に失敗した奴に対して、金を貸したい側の誘導ぐらいに思うべし)

 (競争社会にしてしまえばこそ、借り手の安定供給にも繋がるどえす)
 (あとはそう‥ほんまかいなマジかいなとした‥カイジの世界ありきだ)


 ‥「転職すれば雇用有り」を推進したり丸投げするようになった政府に、本気なんて無い
 「雇用拡大」→「雇用転換」でも有るのに、雇用縮小とした差比を粛々と説明した試し無し

 (より正確に述べるなら、「競争のより自由化」→「非正規拡大」→「気象沸騰禍」だった)
 (そもそものデジタル理解からしてお粗末を晒したのも、「年金問題」→「マイナンバー問題」だ)


> だが異世界には魔法が絡むので、ボスの強さとは、相対的なスキル差理解の差にもなってくる
> 情報を疑わない丼勘定な奴が、都会マフィア入門のちボスにまで成り上がれる訳もなし


 ‥裏技とした知恵袋を得ていた方が優勢を得られる‥みたいな
 でも最後のひと押しに勝つには、そこは、力が足りないのでは駄目な話

 (所詮、多くの凡民は、もとい悪党ほど、食いっぱぐれない方に付くどえす)


 ‥なので、異世界義賊なら
 地方で、裏技とした知恵袋を駆使して
 食いっぱぐれない状況を分け与えていると、味方が多くなるどえむ

 すると、「なんで貴族と対立してるんだい?」‥テーマが発生する所だが

 ‥そりゃまぁ王宮に貢ぎ物をするぐらいなら、民衆にばら撒いても同じだろう
 ‥てめえの稼ぎの100%の使い道を、てめえで決められるのが王様だ‥宣言したい口くさいと
 (体制空気を読む気がないのに、手下が集まってしまうと言う摩訶不思議がそこにある‥みたいな)



1-4)2

> 山賊と海賊の違いとして、表現海賊の方が扱い易い理由は既にハッキリしている
> それは其処に船さえあれば、生活のうんちくを考え込まずに済むというそれだけだ


 ‥うんこにしたって、オマルの中身を海に投げ捨てれば良い
 (おまるを洗うにしたって、海水をくみ上げて、ぶっかけりゃ良いみたいなお気楽さ)

 其をできるかできないかだけでも、海賊の方がずっと清潔に見えてくる

 山賊側で代替になるとしたら、崖ありきのアジトだろう
 それなら、それだけでも、街に住むよりはずっと清潔に見えて来よう

 されど

 山賊ともなると大工・土建としたスキルを得ていないとどうにもならない
 洞穴に棲む表現が定番にあるが、その洞穴って、異世界なんだからゴブリン廃墟だったりだよね
 (そんな廃墟を再利用してでもアジトが欲しいって、かなり謎?)

 ‥だってさ、再びゴブリン共らが湧いてくる可能性だって有るだろうし
 ‥もしかしたら、ゴブリン専ダンジョンかも知れねぇし
 ‥捕虫花よろしくに、山賊が居着いてからダンジョン発動する仕組み‥とかなんとか
 ‥そして、ゴブリンが増えだした頃に、冒険者が退治しにやって来るというサイクル
 ‥再び、仕事にあぶれてヤケになった年配冒険者がその廃墟をアジトにしようとリサイクル
 (とてもえげつないけれど、ゴブリン栄枯盛衰連鎖に乗っかってました‥みたいな)


> どちらにしたって、山でも海でも魔物が湧くんだから
> 倒せる自信が有ってのことに成るわけで、それならそれで実力ありきだろう、其も異世界だ


 なので、ちゃらんぽらんとした風体での少人数に見えたって
 只のチンピラ・ゴロツキ連中なはずもなく、多くがDランク以上の冒険者崩れにあるのだろう

 そんな連中が、20〜30集まるだけで、Cランク数名で太刀打ちできるわけも無し

 Bランクが加わっていないことには、しっぺ返しに遇う話だろう
 (だが、頭目がまさかのAランクの猛者なら、討伐隊の方が全滅しかねないどえむ)

 ならば、数で50を超え出すともなると、徒党の統率力も相当に見え
 領主とて、作戦の度に裏を掻かれるのも恥なので‥途中から投げ出し躊躇も有り得る話‥
 (同じ恥なら、自前の兵を無駄に失わない方が良いみたいな)



1-4)3

> ‥てな辻褄にもなるわけで
> 異世界の地方の山賊とて、色々とした裏が加われば、館を乗っ取ってアジトにしていそう


 例えば、バカンス地方の貴族の避暑館がそれだ
 使っていないなら、俺たちが使ってやろう‥みたいな
 どこかの貴族がそげな連想をして、そこから、てめえの配下にアジトを提供する流れ
 (勿論、名義は架空だったり売ったり転がしたりを装い、持ち主不明としたあるあるの偽装あり‥)


> 有史の西洋海賊にしたって、国家認定の仮想敵国商船の強奪をやらかしてたぐらいだし
> 海でやらかしてたそれを、陸でやらかしていないなんてはずもなく
> それの結実した近代スタイルこそが、スイスとした隠れ蓑だったくさいどえす


 ‥すると、ショッカーみたいな組織だって、ヘンタイ宗教団体だって編成可能になる
 なにも、洞穴で頑張りながら、ヒャッハー!らないとならない残念さなんて不用なのだ


> では、バカンス文化の無い場合はどうなるであろうか?


 そりゃまぁきっかけこそ、近隣の複数の村を巻き込んだ飢饉沙汰なりが何なりとあって
 やむにやまれずに、生き残った者らが武装して、街道やら海道を襲うようになった‥

 (異世界事情で、神の恵みとして、誰にでもスキルやらギフトが授かるなら)
 (村事情特有の団結力と総合力を以てすれば、ギリでたまたまの勝ちを拾えるかも)


 ‥奪いとった馬車や船は解体しながら、家屋の材料の足しにしたり薪にしたり

 そのついでに補修ノウハウやら組み立てノウハウを身に付け
 何度となく繰り返していくうちに隠れ武装村と化し、よそ者を嫌う風習を身に付けたとかなんとか

 (但し、無双できる猛者なり指導できる手練れが居ないのでは、継続性としては弱い)
 (その点、日本には、流れの剣豪の話ならいくらでもある‥ちょっとした指導ぐらいならあるある)
 (そして、このような組織は、自らを「義賊」などとは語らない、どちらかというと「忍」になる)
 (組織として熟達してくると、それこそ売り込みに奔るでしょう)



1-4)4

> そうなると、あるあるな雑魚として湧くイメージの盗賊なんて本当に居たの?
> という疑問の方が湧いてくるってもんだろう


 わざわざ人気無き森や山にアジトを構えて、掃除の行き届いて無さそうな不衛生を
 アルコールを飲んでりゃ大丈夫と言わんばかりの勢いで

 そんな感じで、どれ程に継続力があったというのだろうか?
 それこそ、武者修行剣士の今夜の飯の種として、脳内誘導されちゃってた命運に違いない


 ‥にしたって、アルコールに目を付けるのは人間だけじゃねぇ、それも異世界なのだ
 龍族だってメロメロなんだし、なら、酒の移動は戦略もんだろう(秘密裏に行われるに違いない)


> 手下をつなぎ止めておくにしたって、酒と女は必須なわけで
> 酒を調達できないと言うだけでも、盗賊として大きくなれないオチにある


 ‥と言う意味では
 スラムを牛耳る盗賊団の方が、まだなんぼか街寄りに位置するのだから、納得感に漂う

 (縄張りと言うよりは、隠れ家としての意味合いだけど)
 (でも居場所なんてすぐに知れるわけで、今度は、そこが謎めいてくるのだった)


 ‥結局は、外から商人が落としていかなかった物資分、スラムの盗賊らが奪うなら
 地元に落とした物資に影響は出ないのだから
 領地経営としては、他領への打撃になるとして大目に見ている臭さありありなのだ

 ‥且つ、衛兵必要だよねと言う名目と
 人助けとしてのスラム街発生も容認せざるを得ずという暗黙とが入り混じって
 スラム盗賊ありきになる(どことなく、欧米支配層式インチキ医療体制と同じくさっ)



1-4)

> その手の裏ありき闇ありきでこそ、盗賊発生地帯とした治安の悪さが存在したとすれば
> これはもう囲碁になぞらえれば「コウ」とした世界観だ(上段者の戦略)


 ‥まともな領地経営しか頭に無いなら、「コウ」なんて複雑な陣地取りを好まないだろう
 だがしかし、手練れた経営ノウハウを駆使できるなら
 やってみるのもありなのだろう‥其も宇宙の経験したいという奴になる‥

 (確かに、コウ取り合戦と化した名勝負は、素人からすれば、達人の域にしか見えない世界だ)

 ‥真っ当に生きられないクズ共に
 居場所とやり甲斐を与えるに有りでしょう‥みたいな心積もりがあるとしか言いようがない


> そもそも、盗賊を職業に分類してしまっている段階でそういう筋書きを得る話だ
> 職業として認めているのは、その世界なわけだし、そういう扱いなのだろう


 問題:「盗賊が領主らに納めるべきそれって何?」
 答え:衛兵&騎士の為の名誉のナマクビ(年貢の納め時とはよく言ったもんだz)


> 「俺ならそんなヘマをしねぇ」と思いつつ‥その手の連中が盗賊に染まるのだとしたら
> 自己責任と化した世間も同じレベルって事ッスね(残念)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:02 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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