2023年09月18日

【ネタ文学】王国造りとは、土木のその後みたいな

記稿.2023/09/18

> 豊かな王国(王都)造りの第一歩とは、地形との出会いである


 ‥四神相応のイメージをお手本にするなら
 東に川が流れてて、南に豊かな土壌やら海が広がっていて
 北には陵丘とした高台を得られ、そのさらなる後ろに山々嶺々を讃え
 西に広がる余地がある

 ってな話になるのだろうけど


 ‥それは、木材利用を主体とした東洋でのお話で
 石材利用とした西洋では事情が少々変わってくる

 まず、地下に石材を得られないのでは、城塞の構築には時間が掛かる
 地下に石材を得られるなら
 計画的に掘り出すことで、後々的に地下水道を得られる(この差は大きい)

 だが、石材を得られる=地下水を得難い可能性を潜める
 なので、地下水道を張り巡らして流し、その上に井戸を設けて組み上げる感じだろう


> すると、その間の水源として川は必須であり
> その川の川下に向かって土壌が広がっていないのでは、食糧の確保が怪しくなる
> (両立した地形を得るのは中々に難しそうだけど‥日常だったくさい‥)


 始まりとしては、陵丘側に城を設けて城郭を築き(町:のちの貴族区域)
 その周囲に農地として(村)が点在するも
 後々的に城郭をその周囲に広げて、総構え風に二重の城郭を得たいにせよ
 地下に石材を得られないとなると、地場だけで計画的に押し進めるのは険しい

 その時、石材を運ぶ為の資材として、諸々の装置を用意するのに木材は欠かせない
 結果的に、西に街道が広がるよすがとしての森林が求められる話になる


> そんな上手い話があるのかどうかなんて知らないが
> それだけの土木計画を有していたとなると、土魔法の立場はグッと上であるはずだ
> 石造りと魔法を前提にした世界観を扱うなら尚更だろう(作家らの見積もりが甘過ぎだった)


 ‥戦術としても、それだけの土木技術を有していると
 土竜戦法はごく当たり前、西洋の城が水堀で固めて跳ね橋あり傾向を見せるのも理解できる


> で、それだけの土木部隊が仕事を失うなんて行き詰まりはあり得ない
> すると一番に手っ取り早いのが内乱だ(内乱規模で十分に思われる)
> それも、定期的に内乱して欲しい‥みたいなノリになる(それが中世風異世界での戦争観)


 すると、内乱派と侵攻派に分かれることでしょう
 侵攻派からすれば、ゼロから新しい都市建設をやらかしたい‥なんて角度もありそうです

 とはいえ、そもそもが土魔法部隊でもあるわけで
 戦力としては片手落ちなわけで、協力して貰えないと戦争を仕掛けても勝ち抜け無い
 (そんなこんなで、抑制を受けている感じの日常色から、創作の見積もりに甘かったのでしょう)


> ぶっちゃけ、国王が脳筋火力出身で、土木知識ゼロなんてのは国造りとして論外‥みたいな
> (項羽と劉邦の違いなんてそんなところなんじゃねぇの)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:22 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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