2023年10月15日

【エンコードレシピ】Hi10コンプリート焼き(←これで、優恋里小扉はさらに肥えました)

↓12)記稿.2023/10/15


|如何せんデコード負荷に病む秋路 4×4フォー・バイ・フォー捨てHi10拾ふ
|不思議にも影法師こそ眩しくて 我の歩み史今ここぞ秋
|秋暮れの沈みゆくほど誉れかな 記憶の底の鮮やかさたれ
|礼を垂れ澄み渡り交う旅の路 いずこの誰も共にコスモス




> 今回、用意して頂くアプリは、XMedia Recode 64bitの最新版でOKです。
> 但し、インストール版を推奨します。
> (さらにできれば、DDR4以上のマシンと強力な2D性能を伴うグラボを備えましょう)


 ‥扱うのは、BDts(FHD)のプログレッシブとインターレースのソースになります。
 但し、1080p→1080p,1080i→1080iです。(i解除エンコードを行いません)

 それの最適なテレビモードは
 1080pは好逸ダイナミック、1080iは好逸リビングを目検討にしますが、例外もあるでしょう。
 (前回レシピと趣を変えたのは、モニター側が10ビット階調表示でない事の影響に思われます)
 (色がぼんやりとしてるので、色味の濃くなる好逸ユーザーには不向きな様相にあります)
 (BT.601←フィルム系,デジタル系→BT.709.とした適正傾向の違いを発見できるでしょう)


 ‥MP4でエンコードした方が、デコード負荷の軽減に概ね有利なようです。
 課題点として、MKVでエンコードしたのと比べるとエッジ感が減衰し
 滑らかさの増す傾向にあるようですが
 さすがに是のボケ感は気になる度合いに見えますので、奥の手が必要です。(昼間の明るさ対応)

 好逸ダイナミックでは、シャープネス(3)
 好逸リビングでは、シャープネス(2)
 好逸ユーザーでは、シャープネス(1)を参考に調整してみましょう。
 (テレビ画面サイズで多少違うかも‥)


> という次第でしてHDR0丁目としたアセンション感が遠のきました(残念)


 ‥代わりに、インターレースでも再生支援の用をほぼ失しました。(※MP4エンコード時)
 まぁVLCプレイヤーでのデインターレースモード選択は、「Film NTST」一択のままですが‥

 (前回レシピと比べ、解除しきれていない部分を、手頃に抑制できてる範疇です)
 (デジタルでの多重撮りくさい所の判断は不明とします)
 (再生開始時に重くて格子不良の発生するケースは、先読み処理する瞬時的余裕の不足からです)
 (是の課題点は、MKVでのエンコード共に変わりません‥あとはマシンパワーのゲットやwww)


> ビットレート謎めく調整比‥{平均ビットレート:バッファ:最大ビットレート}※AQ3必須


 1080p{36:81:144}→{4:9:16}→{1:2.25:4}
 1080i{36:144:324}→{4:16:36}→{1:4:9}

 1080p{40000:90000:160000}‥200^2(要レベル6)
 1080i{40000:160000:360000}‥200^2(要レベル6.1)

 1080p{44100:99225:176400}‥210^2(要レベル6)
 1080i{44100:176400:396900}‥210^2(要レベル6.1)


 ※ マクロブロックの理論値上限の数量とした用は遠のきましたが
   ビットレート謎めく調整比の数値を打ち込む際の要レベルになってます。あしからず。



1-12)1 一般

※項目値表記順(1080p1080i

モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:オリジナルを保持
カラーモード:YUV 4:2:0 Planar 12bpp

レート調整モード:2pass平均ビットレート‥(諸々トラブルを嫌えば2passの一択)
ビットレート:44100

プロファイル:Hi10
レベル:6.1
プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし
Open GOP:□
キーフレーム間隔:4759‥(2秒内最大値)
最小GOPサイズ:1
表示モード:プログレッシブTFF or BFF‥(ソースのインターレース状態に依る)
スレッド:0
強制的に固定フレームレートのタイムスタンプを生成:オン



1-12)2 ブロッキング軽減

ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:0
ブロッキング軽減 - 閾値:0



1-12)3 B-フレーム

B-フレーム数:0
B-フレームモード:―
適応型B-フレーム:―
B-Pyramid:―
B-予測ウェイト:―
B-フレームバイアス:―



1-12)4 マクロブロック区分

適応型DCT:オン
I8x8:オン
I4x4:
P8x8:オン
P4x4:
B8x8:□



1-12)5 レート制御

VBVバッファサイズ:99225176400
VBV最大ビットレート:176400396900

VBV初期バッファ:0.9
可変ビットレート:10000.0(最大値)‥(100=10000なので気にせずに盛るべし)

※ アプリ再起動時に(1)にリセットになり、(100)止まりの固定となり
 (10000)拡張固定しなくなりまして、再起動した後での(10000)固定の条件が不明です。
 ‥‥まぁそん時は、(10000)打ち込み後→「即予約打ち」の用ありになります‥‥


量子化圧縮:0.6

先読み:800999‥(最大値250偽装なので、ファイル選択変更時に戻し書換えあり)
Lookahead Threads:0
Syne Lockahead:800999‥(最大値250偽装なので、ファイル選択変更時に戻し書換えあり)
MB-Tree:オン


※ 先読みは多ければ多いほど、メモリーを必要分多く使用します。(複数アプリ起動時には注意)
 (16GB程度のメモリーの備えが必須です)
 (メモリー不足に陥ると、XMedia Recode 64bitは、エラー吐いてサクッと落ちます)

※ 先読みの最大値偽装とは、そのまま設定にて登録すれば、予約保持にて適用されますが
 登録せずに別ファイル項目をクリックして戻ると、既定最大値(250)に上書きされちゃいます。
 ど忘れしていると、M.E.範囲(4)の不足分を補うこと無く俯瞰的にピンボケに仕上がります。

 ‥先読みピント比は(フレームレート値×16.666666…)で、それの切り上げです。
 今回のレシピなら↓を得ます。

 24×2×0.999×16.666666…=799.2≒(800)
 30×2×0.999×16.666666…=(999)



‥なぜ(16.666666)かというと
‥(6の逆数は、0.1666666…です。その十倍は1.666666…です)
‥(その又十倍は16.666666です。戻り十倍でのべき乗は2.777777…です)
‥(90秒の16.666666…倍は25分です
‥(1.666666…=1.5×1.111111…)(1.5=1.333333…×1.125=1.25×1.2)
‥(1.333333…=1.2×1.111111…)(1.111111…=1.25÷1.125)
‥(9÷8=1.125)(8÷9=0.888888…)(0.888888…÷0.111111=0.8)(1÷0.8=1.25)
‥(1.875÷1.666666…=1.125)(1.875÷1.5625=1.2)
‥(1.875÷1.5=1.25)(1.875÷1.333333…=1.40625)
‥(3÷2=1.5)(4÷3=1.333333…)(5÷4=1.25)(5÷3=1.666666…)
‥(16÷9=1.777777…)(1.777777…=1.333333…^2)(2.25=1.5^2)
‥(1.111111…^2=1.23456790123456790…)(21600÷36=600)
‥(なんとッ‥動画エンコードとは、「6」に導かれた世界像だったのでーす)
‥(以上を参考にしてエンコード出し調査した結果です)



1-12)6 動き推定

M.E.範囲:

※ 先読みの限界突破をさらに精査した結果
 M.E.範囲(4)の方が、p4×4の都合を満たすのか、より正確に拾い出ししてくれます。
 (これも先読みの限界突破による合わせ技ゆえでしょう)
 (諸々とした数値も鎖動としておりますので変更の余地なしです)

 (ですがまだまだ100%には至りません)
 (まぁJPEGノイズっぽいのまで拾う必要はありませんからね)
 (その辺の判断は、どうにもならんでしょう)


 ‥ここの読み取り精度が、HEVC寄りにあることから
 思い切って4×4マクロブロックを破棄し、Hi10に切り替えてみたところ
 デコードの負荷軽減を得られ、ついでにインターレース・ソース読みの正確さが上がりました。

 プログレッシブに関しては、インターレースとは異なり、高周波と低周波の間で
 何か割り切れていない色の濃淡を見せる傾向にありますが、モニター毎の差を推し量れません。
 (まぁ高輝度に晒して回す際に、気にならずの範囲にあるようです)


シーン変更感度:89‥(キュルキュルサーチ位置職人)
M.E アルゴリズム:SATD Exhaustive Search‥(テクスチャー崩れ抑制効果有り)
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:オン
P-フレーム予測の重み:スマート解析



1-12)7 量子化

量子化最小値:10
量子化最大値:69
量子化最大値(Delta):4
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:暗いシーンのバイアスを自動分散
AQ強度:1.0‥(固定:デフォルトが一番)


※ AQ3=暗いシーンのバイアスを自動分散
 (ビットレート謎めく調整比と鎖動して、輝度の正確な保持をするご様子にあります)
 (平たく言うと、マクロブロック単位での輪郭部分のビットレートのやり繰りです)
 (それの輝度を周辺部に合わせようとすると、より多くのビットレートが求められるうんちくです)
 (暗いシーンとありますが、謎めく調整比とのコンボで、明るいにも呼応する‥みたいな)



1-12)8 量子化設定

Trellis:常時
Psy-Trellis強度:0.00
Psy-RD強度:1.00‥(固定:デフォルトが一番)

参照フレーム数:1215

※ 激重と化す最大要因がここですね。

 BD規格内でのスタンダードな取り回しがあります。
 それが{ref(4),bframes(3)}とした実勢です。
 それのGOP構成最大枚数は(13)です。Ippp ppp ppp pppとした並びで最後の13枚目が
 前方の12枚を参照できるという承諾です。それがref(12)です。

 インターレースの中身には何種類かありますが
 アニメの場合はとくに、2-3プルダウン方式を採用しており
 4枚単位で5枚を構成する仕組みです。その時、{ref(4),bframes(3)}が変わらないなら
 それの想定GOP構成最大枚数は(15)です。ここは一歩も譲れません。


ノイズ減少:0
参照フレームMix:オン
‥(Mixとは → 一度は目を通そう<読んでね>)

CABAC:オン
DCTなし:オン

Fast P-Skipなし:□
心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□



1-12)9/ビデオユーザビリティ

ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:BT.709
行列係数  :BT.709
伝送特性  :BT.709

※ 問答無用で「BT.709」を刻印しましょう。


> ソースの状態を忠実的に確認したいなら【テレビ設定】好逸シネマでの視聴がオススメです。

> 派手な発色が良いなら、【テレビ設定】好逸BT.601〜BT.709最適化4モード群がオススメです。


 ‥色が出てこないと思ったら、「エコナビ」のオン・オフを確認しましょう。(ここが鬼門)



1-12)10/クロップ/プレビュー

クロップ/プレビュー

##インターレース解除##
##クロップ##
P4x4をきちんと効かす為には、16:9である用があります。
(1440の16×16のマクロブロック数(90)が4で割り切れない事に因る)
なのでAVC優恋里小扉でも、4:3とした解像度比を扱いません。


> ‥とはいえ
> 近頃のXMedia Recode最新版だと‥解像度変更は非推奨‥みたいな悪寒でしょう。



##パディング##
‥ソースが4:3のものは、その都度、黒帯付き16:9にするべし。
‥1440→左右(240)
‥始めから黒帯されてあるものは、操作せずにそのままになります。


> 待てよ、ここが弄れるなら解像度変更のできないのでは不可解しい(謎)



##解像度##
幅:1920
高さ:1080
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
アスペクト比:オリジナルを保持、又は[16:9]


 ※スタンダードなバイリニア方式は、同じ解像度でのリップ前提です。
 まぁでも‥前からの流れなんで、当方では「双三次スプライン」でやらかします。

 ‥(mp4とmkvの絡みから)
 こちらの方もうだうだと比較確認してみたところ

 双方の画質はほぼ同じ様ですが、ビットレートの割り当て注目箇所が異なっています。
 それはつまり、キーフレーム位置の異なりになります。
 見映えとしては、ソースと同様にある場合にはそちらの方がより同じに見える様ですが
 動きの負荷としては、バイリニアの方が、突然としたコマ落ちをガクッとしでかす率が高いです。

 (双三次スプラインの方がより滑らかに洗練される様です‥‥ヨッシャwwwッ‥‥)



1-12)11

 ‥クロップ/プレビューには
 Video項目の隣にAudio項目があります。
(作品ごとに音量の差はあるので、常に一定に整えたい用途にはお好みでどうぞ)

 ‥尚、調整しない場合、AC3では、ソース毎にバラツキが出て唖然としちゃいまーす。
 その調整を省いて楽をするには、テレビ側の音声バランスを設定し直せば良いんです。
 それの調整値が↓になります。

 AC3でコンテナする場合の参考


 ‥保管目的にロスレス音声をmp4にコンテナしたい際に、複数コンテナでは増量確実です。
 その際の候補に、DTSでのコンテナが挙がりますが、DTSに置き換える際には注意が必要です。 

 ‥XMedia RecodeからのDTS置換は、lossyに制限される模様です。(wavとは扱いが違う)

 基本的にコピペであれば、DTS24bit(2304Kbps)でもロスレス移動できますが
 XMedia Recodeでは、始めから再エンコード指定できない扱いです。



 ‥今回はテレビUSB挿しを前提にしていません。
 なので、E-AC3の768 Kbpsが好いと思います。(※MP4エンコード時)
 (近頃のXMedia Recode最新版になってからAC3の項目が増えて好かん‥転機みたいな)



1-12)12

> プログレッシブの先読みの誤差の件ですが
> {キーフレーム間隔(119),先読み(1998)}‥5秒間隔


 ‥まず、動きの少ない場面と動きの激しい場面とで、綺麗にコマ数の多寡で分かれ
 その手のビットレート工夫なお勉強をしたいなら参考にするのに良いのですが

 (※但しここの情報は、bフレーム有りを含むMKVエンコード時のお話です)

 それにしても、場面の切換どころをきちんと押さえていないケースも多々見られ
 結局は、ビットレートの割り振りでダブったりしているわけで
 その辺で、0〜5秒の間としたスライス幅に、広がりがありすぎて色むらになってしまうというか
 全体的に不満の方が大きくなります。


> そういう意味でのスライス性能としては、HEVCに及ばないのが実情でしょう。


 ‥HEVCの恐い所は、どこからスライスしても同じに見えるので
 場面の切換を意識する向きがほとんど無用という‥良いんだか悪いんだか悩ましさを有する点です。


 ‥なのでAVCとしては、きちんと場面の切換を押さえていた方が安定的なようで
 24×5×0.999×16.666666…=1998と割り切れる方にこだわるよりは

 ビットレートの割り当て効率に無駄が少ないと見られる
 24×2×0.999×16.666666…=799.2≒(800)の方に分が大きいと見た判断になってます。
 (負荷軽減にも適うわけですから)


> で、MP4エンコードでならどうか?‥になりますが
> ビットレートの配分が悩ましいのだから冒険でしょう。(わしゃ知らんで)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:37 | Comment(0) | AVC-優恋里小扉 | 更新情報をチェックする
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