2023年10月23日

【エンコード日記】Re:十分なビットレートの場合‥重み付けなど要らないでしょう‥×ブブーッ

↓5)記稿.2023/10/23

> まず、十分なビットレートの定義が必要になります
> (ここでは優恋里小扉まされりこぴレシピとした定義になります‥あしからず)


 43264(208^2):平均ビットレート(※ビットレート表記は略式で、隠れた桁がございます)
 97344(312^2):VBVバッファサイズ(1080p)
 173056(416^2):VBV最大ビットレート(1080p),VBVバッファサイズ(1080i)
 389376(624^2):VBV最大ビットレート(1080i)


 で回すのが
 デコード負荷軽減策としての適当らしい‥(210^2)からちょっと減っただけですね

 これだけの差でも‥もとい、これだけの差がマクロブロック4×4(1080p)の際に
 随分と動きがはっきりする傾向になってます(謎)


 ※ HDDの読み取り性能の限度境なんでしょうかね?
 その説だと、UHDの場合‥諸々とした意味で制限厳しそうですよね(円盤よく回せてるよね)
 でも、放送規格としての帯域許容は、ほぼ同じままなのだから‥
 やはり、優恋里小扉の方に無理があるのだろう‥つまり、HDDの読み取り性能の限界くさいと‥

 ‥なら、SSDに置き換えれば、より安定的になるのかって?(その必要はありません)
 仕上がったOP&EDファイルぐらいを非圧縮zipに包んでそこから再生すれば
 VLCの方で内部メモリーに取り込んでくれます(まずはお試し鑑賞してからで十分どえす)

 (なんだかんだで、ギリギリ目一杯‥みたいな)
 (なので、メモリー速度×ストレージ性能限度の許容とした意味を含むでしょう)


> それにしては、1080i→1080iに関しては、ビットレート盛りすぎ過剰では?


 ‥結論から言うと
 1080p→1080pと、1080i→1080iでは適性‥もとい方向感で割れました

 1080pには、8ビットにて4×4マクロブロック(わさb抜き)をかまし
 1080iには、10ビットにて8×8マクロブロックにbピラミッドまでを押し込みます


> なぜそうなったのか?
> それは、デジタル系インターレース映像の方がポテンシャルが高いからです(ソース品質ありき)


 (1080pと1080iとのポテンシャルとした方向性の違いの正体が見えてきた!)

 それのきっかけこそ、今回のお題目でもあるpフレームの重み付け(weightp)でした
 原則で、インターレース映像には適応しません(不用)‥とありますが
 bフレームについての言及がありません(weightb)‥???‥(どういうこと?)

 HEVCにしても、デフォルトで重み付けを重視していない趣があります(廃れた感ありあり??)
 とした疑問から‥今回のお題目の発生に及びました


> 十分なビットレートと適確な先読みさえ有れば、重み付けはもはや要らねえんじゃね?
> ‥‥果たして、1080pでの予想や如何に‥‥



1-5)1

> ざっくり結論から申し述べると
> 1080pにおいては、weightp(1)とweightp(2)のどっちも使われているくさっ
> (見分け方を現在確認中‥まぁ↓を読めば、勘のよろしい方なら見当は付くでしょう)


 ‥まず、重み付け=フェード対象になりますが
 その目的こそフェードとした際の圧縮率と誤差の改善にあったそうですが
 秒速5センチメートルのロングOPのようなフェードのお化け演出群とした映像でも無い限り
 圧縮率の改善とした目的を満たすことが無いと判明‥(わさb抜きでの確認)
 (というわけで、残り要素は、誤差改善方向になります)


 ‥ちなみに、weightp(0)で回すと、全体的にキュルキュル感が不均一化します
 場面に依っては、そこだけ無駄にキーフレームの増幅に思えども(ちょっと謎)

 これは、重み付け処理工程が無くなった事での差として
 Iフレーム寄りなpフレームもとい近似値想定内が増すからに思われます(なぜそうなる?)


> ちなみに、weightp(1)になると、さらに特定場面でキーフレームの増幅ありきに(パネェ)
> weightp(2)の方が、キーフレーム発生を抑え込む傾向にある(見分け方のヒントがここ)


 ‥フェード調整を切る‥weightp(0)にて
 weightp(2)では‥くっきりし辛い場面で、クッキリする傾向を醸します(デジタル系)

 (例えば‥響け!ユーフォニアムの一期OPでのキャラのバックに拡大楽器が回転してるカット群)
 (まぁフェードに近い重ね合わせ表現だったりの場面です)

 ‥なので結論としては、weightp(1)の方が、クッキリ感は上になりました
 (是はさすがに重み付け案件だった)


 ‥weightp(2)が不向きだった要素として
 ユーフォニアムを始めとする金属光沢群の表現が挙がります

 まぁそういう作品ですから、金属の光反射表現のパンチの良さも重要と言うことで
 weightp(2)だと、高周波が削り取られすぎるので、weightp(1)としたバランスだった


> とまぁ、非常にわかりやすい「weightp」講座でした
> (つまり、weightp(0)は高周波向け、weightp(2)は低周波向け‥みたいな)


 ‥この場合の1080p想定での低周波とは
 ノイズ等も含みますが、細かい動きとしたゴチャゴチャ感とした予想でしょう
 そのゴチャゴチャ感の度合いが、weightp(1)とweightp(2)の端境に思うわけですが

 ざっくりそれは、テクスチャーの細かさに相当するのでしょう
 画面サイズが下がると結果的に、小さくなった画面比の中にギュッと詰め込む形ですから
 そうに考えないと、今までやらかしてきた720pでの画質説明が付きません
 (愚直にずっとweightp(2)でしたん‥実は勉強不足でしたz‥どうもすんません)



1-5)2

> ということで、重み付け的に‥映像での演出を考える際に注意すべきが
> 光沢反射バリバリの場面の中に、細々としたモノを詰め込むと、収集が付かなくなる予想です 


 そんなのは、どちらかが絶対的にボケる‥苦肉のインタレースで‥やらざるを得ずみたいな
 (思い浮かんだタイトルが‥「交響詩篇エウレカセブン」どえす)

 (第一話では、セルアニメ風の光表現演出を格好良く決め、物語後半にワラワラと雑魚が湧く)
 (如何にも、セルアニメとデジタル表現のいいとこ取り融合を目指した感ありありです)

 ‥だけど結果は、只でさえ‥画面比4:3の所に
 全体でのビットレート量の収集が付かなくなって、上下切り落としインターレース映像おちに‥
 (そんな残念なエンコード状態は、もはや要らねえ‥みたいな眼差し有り有りでしょう)


> 思うに‥時代の流れでフェードやらぼかし表現とした中身の前提が
> より複雑な表現と化しており、フィルム前提とした重み付け想定から外れてしまっているっぽ
> そのフィルム前提にしたって、実は、フィルム全部を重み付け対象判定してたどえす


 ‥そして、より複雑な表現として
 デジタル系アニメにおいてのみ表現可能な
 あわ柔らかい光の屈折とした表現やら、水の透明感とした表現が、重み付け該当になってます

 それはもう‥春先気分を出したいからちょっと春幕フィルターを掛けよう
 なんかよく分からない空気感の演出も、重み付け判定になってます

 (そんなのは、静止画にして拡大しても分かりません)
 (解るのは、再生中に雰囲気が変わったんだけど????ぐらいです)

 ‥でも、エンコーダーの解析眼から見ると、明らかにフェード掛かった扱いになってます
 今や、そのような微細な表現のある箇所ほど‥重み付けとした反応を示すのです


> なので、重み付けを1080i同様にweightp(0)してしまうと、全部すっ飛んでしまうどえす
> なので、1080pにおいて、十分なビットレートがあろうとweightp(1)を欠かせません


 ‥weightp(0)の際の‥なんかの空気的なテクスチャくささのぶっ飛んだ感を覚えてしまうと
 weightp(1)とweightp(2)とした差も推し量れそうであります

 ‥まぁ簡単に述べておくと
 顔のアップなんかスッキリし過ぎている嫌いを見せます(明らかに印象が違う)
 それはつまり、ビットレートを縮めたいのでぼかす必要があるとweightp(2)
 映画版のように何やら高画質を狙っているとweightp(1)‥みたいな

 weightp(2)相応でしかないのに、weightp(1)に切り替えたから
 無駄にぼかされていたのが剥がれ、一気にスッキリしまくる‥そげな趣を見せるらしい

 (それが良いか悪いかは、全部を確認しないとなんとも言えん)
 (そもそもがビットレート対策とした結果なんだから‥)
 (でもそんなん結構有るみたいだぞ‥‥大体‥weightp(1)に切り替えると別物になる)


> 例えば、OP「紅蓮の弓矢」での進撃の巨人タイトル文字の揺れ具合がなんと
> weightp(1)に切り替えたら、はっきりとしたゆらゆらに(え☆マジ‥そこでしたん)


 ‥weightp(2)だと、丸めすぎていたのでゆらめかなかった‥OTL
 たかがタイトルのそこを推さんが為に、weightp(1)を選べない
 (でもビットレート注ぎ込んで、違和感なければOK、全体的に本当の動きを味わえるかも知れん)


> いやぁもう、マニアックな楽しみ方だなあ


 ‥ところが制作側が、ビットレートをやり繰りするのに
 そんなの知らねぇ若しくはそれでも無理な場合、AQ弄ったり、心理的‥弄ったりするわけですよ
 そうなってるともう、重み付けを切り替えても成果の見込めないクサさが漂うどえむ



1-5)3

> ええ、話を戻します


 ‥それなあわ柔らかい光の屈折っと言ったら、フィルム撮影の全部を含む話です
 フィルムアニメなんて暗所で撮影だったから尚更かと‥(それらが全部映ってるって話どえす)
 (まぁそもそもにして、光に反応し得た結果こそ、フィルムグレインどえす)


 ‥待て待て、それじゃ
 フィルム版インターレース映像で見ていたのをプログレッシブに置き換えると
 違和感ありありになるに違いない(今までに無かったモヤモヤが付きまとうみたいな)

 NHKではそこを強引に一本化してしまったのがHEVCって次第になってくる‥

 つまり、高周波がより残るようなプログレッシブとしたHEVCって意味だ
 AVCのプログレッシブとHEVCのプログレッシブでは、そもそもの意図が異なっていた


> パソコン映像を取り込みやすい形として意図したのがAVCでの全周波なプログレッシブだ
> HEVCは、放送用の高周波印象を保持したプログレッシブだ(bフレームからして意図が違う)


 それの違いを象徴する表現こそ、SDRとHDRなんだろうけど
 プログレッシブとした中身想定の差として説明があった試し無し

 (全周波とした想定を侮って、高周波上等を喧伝やらかしているだけ)

 そこを推し量れずにやらかしていると
 いつまで経ってもパソコン映像からの正確性にこだわるあまり‥AVCとHEVCでの差
 つまり違和感に対処できないままに陥る

 (ザックリ語ると、始めからHEVCのプログレッシブでは低周波を拾いにくい‥)
 (なぜならそれは、その中身がインターレース仕様の代替だからどえす)
 (HEVCの根底に秘めたるも、高周波美学だった‥‥)



1-5)4

> で、次に1080iの場合です
> こちらは重み付け処理を切る原則にあるので、もとからweightp(0)とした前提ですが


 ‥結局の所、十分なビットレートとした効果を発揮する為にも
 4x4マクロブロックを廃して、10ビットエンコードにしてしまうのが解としか言えん

 ‥だが今回は、ビットレート(208^2)へと微に減らしたので
 エッジ感の減衰を、改めて補う必要になってます

 そこでbフレームを用いるのですが
 重み付けを切るweightb(0)でも安定的にある様です(※サンプル数不十分、例外警戒中)
 さらにbピラミッドを入れるとさらに美麗に仕上がってきます(※ほぼ確実)

 (点々と散らばるbフレームだけに、重み付けする意味が分かんねぇ‥ゆえに使用せず‥)
 (1080i用途でのbフレームの重み付けについての前提は‥まずは規格に確認を‥)


 ※ ちなみに、今回はテレビ側のシャープネスに出番はありません(むしろ弊害に)


> そんな具合で‥とても美麗に仕上がるのですが、負荷がそれなりに残るので
> 1080iでは、1080pよりもマシンパワーを要求します


 ‥具体的に述べると
 再生支援ともども、見苦しいマクロブロック乱れこそ、その発生を抑え込んでいますが
 (これこそHDD能力の想定内に落ち着いた‥変化でしょう)
 2-3プルダウン(ブレ駒)の噛み合わせとした部分で
 噛み合ってねぇプチぶれぶれ感が、所々に細々と散見します(※ソース映像の動き次第)

 ※ 一番の鬼門は、2-3プルダウンの際に、なぜかブレ駒が二枚連続(爆)タイプです
 こげな状態は放送規格外でしょうから、それだけ噛み合わせる手間も多くなるらしい

 (これの傾向は、bピラミッドを外したぐらいでは改善しません)
 (むしろ画質差の方が気になるので、bピラミッドは必須です)


 ※ 尚、ソースによっては、キーフレーム間隔の短く仕上がった結果として
 その分増量する代わりに、デコード負荷の下がる向きも見られます

 (是は所謂、すでに吃驚するぐらいに量子化済みで、参照フレームMix伸びまくりだからでしょう)
 (それの中途にIフレームが注入されると、ref&参照フレームMixが短くなり負荷が下がると‥)
 (その等価として、ファイルが膨らむ次第なんでしょうね‥そんな感じのソースもございますと‥)
 (‥裏を返すと‥その手のファイルでは画質向上を期待できそうにありません)


> 今まで間違えで‥weightp(2)してたわけだけど、やはりインターレースは謎めいている


 ‥まぁその状態でも、10ビットの8×8マクロブロックにしたら美麗になったし
 (だからこそ説得力が高いのに捨ておこうだなんてあり得ない‥怪我の功名だし‥)

 さらに正しく、weightp(0)にしたら、もっと美麗に成ったし
 (まぁインターレース映像の基本は、兎にも角にも、高周波を磨くことなんでしょうね)



1-5)5

> てな具合でして、1080iにおいて
> まったくに、手持ちのマシン構成での再生支援有り無しの差が打ち消されたどえむ
> (もはや手を加えるだけ無駄というか蛇足くさい)


 で、最後にbフレームを何枚にするべきか?(ここが実に悩ましい)
 3枚が良いなんて法則は当てはまりません(bピラミッド前提でも有るし)


> インターレース映像では
> 半分ずつとした画面の連続にあるのだから、間は2枚にあるべき固定でしょう‥みたいな


 ‥というのに気が付いたというか、辿り着いたというか結果そうでした(唖然ッ)
 巷で語られる3枚説が、何を前提にしているのやら(チッ)

 基本的にインターレースの同サイズ間での再エンコードのせいか‥b枚数を増やすほどにボケます
 (マクロブロック8×8までというのも加味してるように思われます)
 (まぁ色々と優恋里小扉レシピだからでしょう)


 ‥十分なビットレート量にあるはずなのに
 ‥十分なビットレート量にあるはずなのに、2枚から先はどんどんボケてきます(謎)

 さらに、bフレーム(2)×bピラミッドをこれでもかと贅沢にかましてやるとMAX美麗になる
 (誰もが贅沢すぎるとして避ける澱みに美人あり‥みたいな)


> ならば、画質の明らかに良い方を選ぶでしょう(たった一枚の差が‥シン・別次元すぎる‥)
> でも、さすがにbフレーム(2)だと、微にデコード負荷が重くなる‥(ちょっと痛い)


 ‥そもそもが高周波群とした構成なんですから、高周波らしく攻めるべきでした‥みたいな

 (優恋里小扉まされりこぴポテンシャルの上がらない1080i映像なんか、本物のインターレースじゃない)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:17 | Comment(0) | AVC-優恋里小扉 | 更新情報をチェックする
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