2023年12月21日

【ネタ文学】異世界の商業ギルドの収入源とは?

↓4)記稿.2023/12/21

> 異世界の商業ギルドには、現代金融ほどの投資概念などありはしない
> その証拠のように中世とした空気に統一されている
> (そもそも‥土地開発を進めてしまっては、妖精が居なくなり魔力も失いかねないのだ)


 ‥なので、その他諸々のインフラ整備はおぼろげだ
 なのに、お金の出し入れとした利便性だけが異様に進んでいるという謎
 一体全体、どうやったら、そんなにもご立派な収益を得られるのだろうか?
 (あざとい貴族が黙っちゃいないはずなのに、謎の謎乗で糞くさい謎なのだ‥)


 ‥では、問おう
 なのに現代金融の如く国家の枠組みを超えてネットワークを築いているのである
 その収入源とは何だろうか?

 ‥まず冒険者ギルドカードに兼ね備えられるお金の管理機構を請け負っているとしよう
 すると、その手の請負額の大きさに対して、商業ギルドから冒険者ギルドに護衛業務依頼が来ない
 という軋轢があるように思われる
 (まぁ素行の知れない輩に来られても困るのだから自腹で雇うでしょう)

 そんな関係にあるので、冒険者ギルド側は、商業ギルドに対して嫌悪感を持っている‥みたいな


> 自腹で護衛を雇えるほどに儲かっているどえす
> さてさて、他に、どんな収入源があるんだよ?


 ‥丸く考えると
 あざとい異世界転生者(勇者級チート保持者)が思いついたうんちくとしか言いようが無い

 例えば、王様から褒美を問われた際に、金額や領地とした褒美を辞退する代わりに
 年間ごとにいくらいくらの発行認可の保証を確約して貰うのだ
 爵位分の領地から得られるに等しい相場なら王様だって嫌な顔をしないだろう
 その代わりに、お金の流れとした保障業務に努めるというのなら尚のことになる

 (王家のメリットとしては、流通過程で失われるコインの数を後からかさ増し発行せずに済む)
 (そしらぬ顔でコイン価値が低下しない、すべては発行認可分が都合よろしく補ってくれるのだ)

 つまり、ギルドカードに付いてくる異世界版口座概念の発生である

 当然ながら、その際に許可された年度発行認可保証額の枠で人材を雇用する事に成る
 (まぁそれならば、貴族の間にも角が立たないと言える)
 (何しろ、貴族の方が教養が高いので、主に、三男三女以降の勤め先候補になるんだからな)


 その利便性に気が付いた国外の貴族が、ノウハウを取り込みたいついでに
 お金の資産保証とした中立制度に賛同した‥とかなんとか
 その結果として、国境をまたいで存在するに至ったのが、異世界商業ギルドの預金業務になる
 (其のついでに便乗したのが冒険者ギルドなら、商業ギルドに頭が上がらねぇに決まっとるどえむ)


> そのぐらいにして考えないとどうにも不可解しいのである



1-4)1

> では、異世界版著作権&特許管理はどうなっているのだろうか?


 ‥安全保障面も絡んで、疑わしき投資概念が持ち上がらないのに 
 先に特許概念がやってくるという謎、謎、謎!!!

 ここも異世界転生者とした概念を持ち込まないと説明が付かないどえす

 投資が無い以上、流行り廃りの回転は、スパンとやってくるのだろう
 儲かる時に便乗して儲けようとした意味で捉えると
 特許やら著作の申請に対して約束した%に、ギルド側が上乗せして製造取引を仕掛けるのだろう
 でないと管理してやるとしたうま味が丸で無し(慈善活動じゃあるまいし)

 ‥製造認可を直々に管理できるのも生産規模が小さいからだし
 都市ごとに商業ギルドが支店点在するなら無理も出ない
 そういう制度なので、ギルドを通していない無断製造は取り締まり対象だし
 その手の取り締まり権限を王様から認められているのなら尚更になる



1-4)2

> では、商業ギルド側はその際の生産規模拡大に投資をするのだろうか?


 ‥生産するにしたって、商業ギルドには是とした領地を得ていないのだから
 それぞれの土地の領主を介さずに、勝手に投資して資産を増やしているともなると角が立つ
 そういう意味では、領主に声を掛けていないという道理は無い

 (領主自らの特許なら便乗しない手は無いのだろうけれど)

 だが普通に其をやらかしても
 回収しきれずに流行りが廃れては、自らの取り分が減るのだからそしらぬ顔もありきだろう
 そこまでガツガツせずとも、天候に左右されずに年度発行認可保証額を手にできるのだ
 (という流れで考えないと強気になんて成れん‥商業ギルドが弱腰だなんてあり得ない‥)


> では、小商人への貸し出しはするのだろうか?


 ‥小商人への貸し出しをしているとなると、黙っちゃいないのもやはり領主になる
 大商人としては、どうせ返済の際に金利の付く話なのだから様子見ぐらいの腹づもりだろうけど

 領主としては、貸し手存在の頭数は多い方が良いとなる

 ‥だがしかし、小商人の貸し出しに取れる担保こそ、奴隷落ち制度だとしたらどうだろうか?
 返済できない場合は奴隷落ち払いです
 まぁ奴隷として売りに出したって二束三文にしか成らんので、所謂、頸木概念扱いに思われる

 (良心的にあれば、商業ギルドの業務を担う奴隷として労働力にして)
 (特定期間を勤め上げれば、一時解放という考え方も有り得る‥再学習制度みたいな‥)
 (勿論、再チャレンジして貰って成功していただいた方がお得とした見方でしょう)
 (それにしたって、見込みがあればの話どえす)


> という形を示せば、領主にしても早々気軽に借りて良いモノではないと考えるでしょう


 ‥それこそ、日照りや水害での被害が出た際の支援要請とした形での借り入れになるどえむ
 で、ギルド側としては、その際に、担当と現場監督を派遣するどえす
 (金も出すけど口も出す‥だけど5年程度の間に改善の見込めない際は用捨します‥みたいな)
 (担当としては、成果を出せば、そのまま領主のお抱えになれるかもチャンスなわけですよ)
 (ならば、その案件こちらに回してくれ‥希望の商会もあるでしょうネ)

 ‥まぁ面子に煩い土地持ち貴族様の場合は、まず寄親寄子頼みでしょう
 それとて数年も飢饉が続くと、貴族同士の周りでも渋り出すどえす
 (そういう手順というか流れが相場クサいのも貴族でしょう)



1-4)3

> 国王は、貴族の爵位取り下げの際に、商業ギルド預けの預金まで取り上げてしまえるだろうか?


 ‥まぁその貴族が借金をしていたのなら、その預金から支払われることになるのだから
 その手のいざこざを考えると、王権を翳してまで、そこまで徹底姿勢を見せないでしょう

 なので、預金さえあればある程度凌げるのなら
 貴族様とて、商業ギルドに預金をしておくのが常識になってきます


 ‥その際に名義がモノを言うことに成ります
 子供の名義(血痕登録)で預金をしていたのなら、当人以外は不正勝手に引き出せません


> だがしかし、貴族がこぞって預金に奔るようになると
> 地場経済にお金が落ちず終いに陥りかねません


 ‥そこで、利便性を考えての、ツケ払いとした支払い概念の紹介になるでしょう
 もし預金超過分の支払いに応じなければ、逮捕→奴隷落ちが一般的な流れなんでしょうけど

 ‥貴族相手、領主相手、王族相手ともなると拗れた話になってきます
 そこで、打開策として戦争もとい決闘の申し込みになるでしょう

 (その際に、商業ギルド側の取り立てとした理由を翳すのか否かはさておき)

 決闘は、物見商売にもなりますし、打ち負かせば名誉になります
 後は誰を代役に立てるかになりますが
 王族相手ともなる場合、国外から代役を用意しないと、国内貴族の間に角が立つことになります
 その際に死闘ありきのルールを敷いているとヤバイので、穏便に負けた方は奴隷落ち流れでしょう
 (そのぐらいでないと誰も見に来ない)
 (その決闘の代役が負けて奴隷落ちともなると‥そりゃまぁお高く売れちゃう訳あり物件みたいな)

 (代役が仕えていた領主が、敗れた代役を買い戻すのがお約束なんでしょうけど‥)
 (負けてしまったからには、買い戻して貰えないのも‥あるある空気みたいな)


> 対戦側貴族に怨みのある領主が参戦したい場合、そこからの発注を期待できるにせよ
> そうでない場合、商業ギルド側が代役を用意するわけで、その代役が敗れてしまった場合
> 直に商業ギルド側が買い取るわけにも行かず、どうしたってばつが悪い
> (ほとぼりが冷めた頃合いに、どこぞの商会ツテに見受け買いして貰わざるを得ず)



1-4)4

 ‥とまぁそんな具合に考えていくと
 商業ギルドが平和活動を担っているような流れになるのだから
 恐怖の魔王とした存在は、とりあえず居ないとして取り扱えるように思われるどえす


> では、どんな御仁らが商業ギルドの長を担っているのだろうか?


 ‥まぁ褒美代わりに得た立ち位置ならば、其を管理する一族とした存在になるでしょう
 あちこちの支店に近親者が居るどえす(これはもう暗黙の世界統治グループくせぇ枠組ですよねぇ)

 ‥その各国別の商業ギルド長の円卓会議があるとして
 それの後継者の身内率って奴どえす
 同じ要領で、世襲貴族の席に準ずる扱いなわけですから
 気が付いちゃった貴族から、次次に押し問答で婚姻関係のオファーが来るどえす

 (そりぁまぁ王家優先でしょうけど)

 ‥其処まで考えるとブラックボックスのままの方が良くなってきますが
 ギルドカードの管理形態こそが要でしょう

 人が直に魔力を注ぐタイプなのか?
 魔石利用タイプなのか?
 それとも代替エネルギータイプなのか?‥とした違いです

 (相当に強固な結界で守られた施設ありき‥みたいな)
 (カードが発するアクセス魔力残滓を追えば、辿り着けるかも知れないが‥無理そう‥)

 ‥どれかに偏っていると、結局はそれの利権を牛耳られたら乗っ取られる次第に陥るのだから
 極秘事項扱いそのままに謎めいていた方が安泰でしょう
 (神との契約に基づくとか、それこそ王家の証しそのもの‥みたいな)
 (その手の言いくるめありきなんだなぁ‥と思わざるを得ず)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 19:21 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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