2024年02月12日

【ネタ文学】塩の流通拡大差こそが、中世都市人口差の拡大に比例する?

記稿.2024/02/12

> 江戸の百万人都市を可能にしたのは、塩の流通量の拡大差だったと仮定すると
> 西洋文化圏ではまだまだだった事情が見えてくる??


 ‥異世界モノの都市人口感覚は作家の意図により、隔たりが大きい(違和感でしょうがねぇ)
 その手の感覚差の線引きとして使えそうなのが塩の流通量くさい


 ‥西洋圏では、ペストが流行って以来、古代ローマからの文化の受け継ぎが随分と欠落したらしい
 そういう意味で考えても、塩の生産力も減ったことだろう
 (とくにペストを退治する為に死体を燃やすわけで、それに薪の消耗が多くなれば尚更になる)

 結果、塩価格も随分と高騰していたように予想できるわけだが
 実際のところとしては、馬車文化やら
 ペスト混乱期に乗じた戦争やらによる塩需要が、人に非ず馬に有ったくさいどえむ

 馬を動かす為にも、貯蔵肉を得るにも塩が欠かせず、故に、貴族の買い占めが悶悶と続き
 庶民の手にまで安価に回って来るには、ルネサンス期を待たなければならなかったくさい
 (歴史解釈的に多少かぶるようだが、まぁそんな印象かなっと)


 ‥それから少し経ると大航海時代に突入し、スパイス赤字期に突入する
 すると手元の金貨が減ってしまったことで、塩価格が又高騰したくささに有りそうだが知らん

 (結局の所、人口の起爆剤としては、石炭活用を待たなければならなかったくさい)


> その点日本では、戦が御法度の時代に移り変わると、塩供給も安定したのだろう
> 手前味噌から漬物、さらには梅干しという食文化が花開いていた


 ‥なぜそれが適ったのかというと、馬車文化に無かったからに違いない
 あと、四つ足肉食とした文化にも無かったので、塩の需要拡大がそのまま食加工に反映したくさい
 (まぁ江戸期も後半になると舌も肥えてきて、隠れて四つ足肉を食う輩が増えだしたどえす)


> じゃ、中華はどうだったんだ?‥と謎めく所だが、調べようが無ぇ
> 只言えるのは、清の時代には、満漢全席とした絶頂期だった(炎の料理に死角無しみたいな)


 ‥貴族の数も半端ねぇし、戦争期と平時の切換もハッキリしてたし
 いつの時代も、庶民の手にも安価に出回ってくるに十分だったに違いない
 (中華料理には香辛料は各種様々なんだから、塩なんて当たり前みたいな)

 (その上、中華豚は、悪食でヒトの糞尿だって食うのだから、塩分に飢える所無しだっただろう)
  (裏を返せば、塩を与えて貰えないので、糞尿だろうと漁ってたのかも知れん)
  (そりゃまぁ中華料理には、各種香辛料ありきなんだから、豚に塩なんて贅沢に見えたのだろう)
  (豚に塩を与えてやるより、家庭の食卓により多種の香辛料を‥みたいな)

 ‥そう思うと何かこう‥「この豚がッ」とした悪態を付きたくなるような文化色に見えてくる


> 塩に不十分な世界は人口増加が遅れ、奴隷制度に怒ハマるばかりに陥り
> でも、使える有能な奴隷は家族として扱うどっちつかずの性向を育て上げていた

> 塩の流通には事欠かなかったが、馬車文化を持たぬ民族には、なぜか発酵文化が花開き
> 何事も大事に扱う性格に育った

> 塩も香辛料も豊富に有った文化圏では、なぜかより美味しいものへのこだわりから
> リスクに映るモノを排除しがちな傾向を育て上げ、偏見を募らせる性向を見せるばかりだった
> (バーラトに見るカースト爆みたいな)


 ‥今どきの塩ともなると
 世界の工業塩を一手に握るのは欧米であり、それの交易がストップすると
 一気に世界中の工業生産力がダウンする

 自給率として換算した場合、人口の半分は職を失うも同然に陥る
 まさに、塩の権益を握る側こそ人口を制するのだぁ‥みたいな



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:59 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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