↓3)記稿.2024/02/19
> 異世界の都市人口がどのぐらいであれば適切にあるかはとても謎だ
> だが、うまい飯が十分に無ければ人口は増えない(これこそが真実だ)
‥飯がまずいと誰しもは食が細いままで、滋養が足りずに長生きしない
それで無くても、モンスターの出現で流通が途絶えるもしょっちゅうでは死活問題の山積みだ
> うまい飯を得るには、兎にも角にも「塩」と「商業港」が欠かせない
> ロシアという土地が広いわりに、勢いに脆弱なのはそのせいでもあると言える
‥とくに沿岸は、寒冷だし土地が痩せているので食料の現地調達がキビシイ
その上、河川に恵まれていない岩場や湿地ばかりの海岸線では開発も進まない
(飲み水の調達からして、悩ましさがつきまとう‥掘ってもガス雑じりでは無駄骨だ‥)
そもそも、そんな北の海岸線に住みたくなる条件とは何なのか?(無理すぎるッ)
米ソ冷戦時代に多少の軍事施設の設置があっただろうにせよ、ペレストロイカ以降に廃墟くさい
(少なくても漁港が無いようでは、誰も寄りつかねぇ)
> ところがロシアの湾港から艦船が出航しようにも
> バルト三国とトルコのど細い運河みてぇな海域を経由しないとならない
> そこで、苦肉の策にあったのだろう
> ウラジオストックまで長々とシベリア鉄道を敷いてでも「交易してぇz」だったと言える
‥ところが、有史の流れは、そうは問屋が卸さなかった
米国による日本の洗脳もほぼ完璧で、ロシアとの交易は裏商売さながらだ
では、自由に交易ができたとして
ロシア軍港の隣近辺に「食の都」爆誕など考えられるだろうか?
(それはそれで、副都心化しかねないのだから‥どちら側陣営的にもやりにくいだろう‥)
(ロシアにしたって、経済人口比が西と東に割れるとなると厄介に決まってる)
(今やそれこそ親日派層で固まるに決まってる)
(勢い余って、ロシアから独立だっ‥なんて流れを得られては元の木阿弥だ)
> どうしてそこに商業港としての営みが成り立っているのかというと、ご先祖様が投資したからだ
> 其が的を射るにたる人の流れが生じて、さらに途切れる所が無かったからだ
‥織田信長が一番に欲したのも商業港だったはずだ
ところが知れば知るほど、一向衆が全部良い所を押さえているという悶絶と苛立ちだった
始めは控え目な戦略で、敦賀近辺を手に入れようとしていたくさいが
なんだかんだと、急に周りもゴタゴタし始めた
結局、海上権益を握っている側からの圧力というか団結に見舞われた(信長包囲網だ)
‥江戸の世の北前航路を見ても明らかなように
日本の海の利権はガッチリと管理されて来たのが丸わかりだ(港の開発は握られている)
‥お前らの誰が、中州に拠点を構えようだなんて考える?
洪水やら津波が恐くないのかよ?、長島にしたって淀川にしたって中州利用だった
そんな器用で度胸なノウハウを世界中のどこの誰が仕掛けるってんだよ
(その手のノウハウともなると一族ぐるみの関わりに決まってんだよ)
> ぶっちゃけた見方をすると、戦国の世とは「船と港の石工」vs「道と城の石工」だった
> (うまい飯食いたさに、天下人だって所轄の据え置きしちまうのが、餅は餅屋の空気だ)
‥だが、信長だけがどうにもお門違いだったくせぇ(京料理からして口に合わなかったようだし)
天は二物を与えないとは言うが、とんだ死角だz
(天下人の舌が音痴だと、人口増加に繋がらないとした意味になるがな)
(増やせないとどうなるかってと、植民地×奴隷‥大英帝国はまさにそれだった‥)
(そこは、ローマ帝国にしたって変わるまい)
(民族のぐちゃまぜなんざ、飯のぐちゃまぜと同じで、胡散くせぇ話だ)
(文化交流をおいしく味わう為にも、素材の持ち味と塩加減を理解せずして始まらねぇのにな)
1-3)1
> では、商業港に適した土地とは?
‥まず、勢いの適度な河があって、それに土砂やら押し出されて平野に拡がっている
人の住める領域が狭いと、交易品を港に降ろして地元に売るという流れを得られない
地元に大量にさばけないのでは、どうしたって在庫を抱えがちになる
(きわめて言えば、湾港の形状が外洋からの波を遮る構造をしているのがベストらしい)
(あとは海の深さ、浅すぎても深すぎても適さない)
(岩場でゴツゴツしすぎてるとか、砂がきめ細かすぎるとか‥そういうのも向かない)
(鳥の営巣地になっちまってるのも駄目っ)
(あとは無論、街道に繋がっていないのではお話にならない)
(その街道が、特産と繋がっているとした中身に無いと無理ッ)
> じゃなんで、ラノベの異世界は、海より山の方に王都が多いんだよ
> ほとんど多くの作家がそんな空気に有るのが、実に不思議でしょうがねぇ
> 「日本人なら海側に王都を置くべし」と声を大にしたい所だが、なぜかそうにも思えん
‥結局は、剣と魔法と馬なのだろう
山岳部やら平原側を押さえていないのでは、王族としては頼りなさげに見えてしまうわけだ
魔鉱石概念が加わっていれば尚更で「海より山」としたバイアスになるらしい
‥だからだろう、飯マズいネタが大流行りだ
一に防衛建築、二に魔法、三四が無くて、五に馬車道‥みたいにな
‥そうなると、魔物肉は概ね安全に食えて当たり前にないと無理が多くなる
(魔力の多い魔物肉ほど‥うまい肉という流れに頷いちまうわけだ‥)
(だがもう一方の、魔力密度が濃すぎると毒になる説にも頷いちまうz)
この二点は、どうしたって矛盾する
‥まぁ酸素濃度が高くても毒というか危険度が高いのだから魔力密度も似たようなモノかも知れん
魔物の中には食性から体内に毒生物の毒を溜め込んでいるタイプも居るとも考えられるし
魔石が心臓近くに有るのなら、心臓の魔力が濃くて食うのは危険説も有り得るだろう
なので、定番肉の定番部位が主流で
それ以外の魔物肉をゲテモノとして扱うとした感じが適当か?
(ワニなら尻尾だけみたいな感覚で、怪しい所はザックリ捨てるか資材に回すみたいな)
(ゲテモノと偽っているだけで、中には桁違いにうまいのも有る‥みたいな)
‥だが、庶民がその手の知識豊富とか不可解しい
肉屋の口の戸が塞がらねぇバレバレなんだろうけどさ
食ったことのねぇ肉の話を庶民がしまくるのは解せん
(塩さえ満足に買えねぇ村人までそれ言う?‥みたいな)
(解体処理屋の息子&娘あたりが、つまみ食いしたのをほらで自慢してたぐらいでないと無理ッ)
(物語的には、知識だけは間違ってねぇ扱い‥みたいな)
(ドラゴン肉まじうめぇ‥とか言って良いのは、S級冒険者とその仲間とあと上の貴族だけ)
(下の貴族が口にできるとしたら、王宮の晩餐にたまたま出くわしたのを食べた事があるぐらい)
(そりゃもう時の陛下に、悪い印象なんか抱くわけねぇ‥なんらかの派閥争い対策込みみたいな)
1-3)2
> ネタに溺れて、肉本来の価値&魅力&攻撃力を表現しちゃいねぇのでは困る
> 中世の流通事情なんざ、そういうものなんだよ(道路事情が悪いと物流量はチッパイわけだ)
‥現代並の食卓感丸出しにサンドイッチが当たり前‥に描かれてるととても萎えるz
まず、食パンを薄くカットできるふわり焼きノウハウを得ていないと文化的に無理がある
まぁその点は多少目を瞑るとしても
肉の薄切りを可能にするナイフを普通に所持するご家庭とか‥それ、貴族だろうがッ‥
あと、中華包丁で肉の薄切りやらかせるなんざ「達人」だろうがッ
‥馬鹿なのか?‥道具の違いを考えたことが無いのかよ?
‥道具を揃えてこそなんぼだ、それがサンドイッチだ(庶民を貴族に描きすぎてて糞)
> 中世の貴族と現代の庶民に差なんてねぇ、その違いは道具だ!
‥さらに言うと
生肉の保存よりも価格が怪しいのにサンドイッチにハムとか(どんだけ貴族様なんだよぉおおおッ)
村の狩人チームの狩ってきた肉にしたって、都合よくいつもあるわけじゃねぇ
さらにツッコむと、久しぶりの肉を目の前にして
明日のサンドイッチ用に肉を残しておこうなんて、お裾分け肉で考える脳が不可解すぎるッ
普通は全部、鍋にドボンとするぐらいに投入するに決まってる(残しておく生唾なんかあるのか?)
それ以上にお裾分けが余るなんてあり得ない、それ以上に回ってくると村人の数が怪しくなる
(残る量があったにせよ、干し肉に用立てるに決まってる)
(再び、山野を歩いて狩りするのなら、行動食の備えは当たり前の話だ)
> 物流量がちげぇんだよ物流量がッ
> ビッグボア狩ったら、村でお祭り騒ぎだろうがッ‥(それぐらいでないと残りでハムにならん)
> さらにハムにしようとすると薪の消費が増えるz(とくに春先なんざ干し肉に相場は決まってる)
‥肉食文化なんだからイケるっしょとツッコむなら
それはそれで、季節を考えるべし(薪の豊富な季節はいつなのか?)
冬に備えた秋口なら、しがない村でも
それなりの味見とばかりにハムを挟んで食べてみるのも有りだろうさ
(でも春なんか無理だ、薪としての木が成長しちゃいねぇ)
(それとも、そのキャラの一家には、魔道コンロが備わるのかよ‥)
‥ならば、ナンみたいな焼き方からの応用の方が説得感がある
道具がフライパンみたいなのを想定するなら
それこそ、お好み焼き風に粉の中に干し肉を刻み込んでどうよ‥みたいなのになると思う
(干し肉を噛み砕くのにさえ苦労するように描かれるんだから、細かく刻むのも大変に思うけどな)
(クレープみたいなのに干し肉を工夫して丸めてある感じの方が無理が少ないように思うz)
(どんどん改良していくと、焼売・餃子・お焼きになるz)
(そこを西洋風に置き換えると、コッペパンの方が妥当か‥)
そもそもサンドイッチにもなると汁気をカットするべく「バターを塗ろう」‥なんだから無理ッ
しがない村でもバターを食える→チーズを食える→放牧村なの?‥みたいな
1-3)3
> さらに、豊かな食生活と衣裳のバランスがとても悩ましい
> だからこそ、民族衣装こそ表現上の楽チンなのに、異世界のそこがまじで分からねぇ
‥キャラにおしゃれなワンピを着せたら、サンドイッチでしょう爆‥みたいな
‥それで奴隷服を着せたら、泥水啜れになるんかい?(それはそれで偏見の塊だ)
‥なんで間が無いんだよ
‥グリム童話のお弁当なんてな
お兄さんらは白いパンとワイン、馬鹿な弟は固いパンと酸っぱいビール‥ぐらいなもんさ
ビジュアルイメージになると‥それこそ「具の無いコッペパンみたいなのと水筒」だな
干し肉やら果物でも付いてりゃ上等なんだろうz
つまり、異世界お弁当の糞固いパンでも干し肉が付くなら‥グリム童話より豊かな弁当くせぇ
ちなみに‥イギリス伝統のブレックファーストは
こき使ってやるから午前中にガッツリ食っとけ‥だったくせぇ
で、夜になるとフィッシュ&ポテトをあてに飲むという繰り返し‥だったことになる
(生肉調理に慣れ親しんでいると、とてもその世界を生きていけそうにねぇz)
(しかも風呂文化もまともにねぇんだし、よくそんなんで世界のポンドを語ってたもんだy)
そんなイギリスで農作業着だったのが羊毛のジャケットだ
寒かったのと特産だったのは判るが、農作業に向いていたとはとても思えない
(まるで、交易品の払い下げをお洒落に着ていただけの音痴くせぇじゃねぇか)
‥一方、アメリカになるとジーンズだ
こちらはどうしたって奴隷用途のコスパ重視だったのが一般にも定着した流れだろう
そのちょっと前までの名残が、ホワイトカラーとブルーカラーとした区分だった
つまり、黒人奴隷偏見の名残を引き継いで、ブルーカラーを下に見てきたわけだ
(白人とホワイトカラーを掛けた嫌らしい言語感覚で上から目線だったのがドルダラーだった)
(ドルダラーからすれば、肉体作業はすべて奴隷仕事なんだy‥なにが民主国家だよ胡散くせぇ)
> おっと話を戻そう
‥いつも思うけどさ、どうして侍は着物着てでも刀を瞬速で振り回せるわけ?
しかも草履じゃん、動きやすいとも革鎧代わりとも思えないんだよな
(武道着で刀振り回した場合との差を知りてぇz‥テレビ番組で是非!)
‥格好良く見えたからそのまま着物だったとか(ないわ)
斬り合うお互いに着物だったから無頓着だった‥とかなんとか
(条件同じなら気にする必要が無いからな)
(だが、歩兵のゲートルを巻くのも意味分かんねぇ慣習って奴だ‥明治からずっとだった)
(食も衣裳も旺盛で肥えてたのに、戦闘着になるとまるでズボラだったのが日本だった)
‥「勝負パンツ」やらを語る時代になって、漸くに、衣裳と用途に馴染みを覚えてきた感じか
だが、着物なら海苔巻きセット、武道着なら握り飯セットというと角が立つだろうか?
着物なら三色団子セット、武道着ならぼたもちセットというと角が立つだろうか?
洋服ならクッキーセット、和服なら煎餅セットというと角が立つだろうか?
> そもそもそういう感覚でのデザインに意味は無い(偏見だッ、気分だッ、日和見だッ)
> まじにそんな選択の仕方を通しているようじゃ、モブくせぇだけなんじゃねぇの
‥必要なのは土地柄との関係性のはずだ
だから、土地柄との関係性をデザインすべきであって、格好良いとか‥わりとどうでも良い話だ
‥土地柄ってのを、知恵を絞って整えていくとわりとらしく見えてくるモノなのだが
人間のお約束で、駄目なパターンに変わりばえしねぇわけで、ぐちゃまぜ慣れに陥るらしい
(これが流行ってるから、あれが評判だから‥みたいな)
(其を文化的などと口を濁して、単に整理できていないだけだったりする)
(思い出の品にしたって、数が多くなりすぎるとその類に陥るのだ‥震災ゴミはまさにそれ)
(神にしたって、世界のデザインに意欲的な部分と放置部分とがある‥みたいな)
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