2024年04月21日

【ネタ文学】騎士爵(異世界版)のスタンダードに有っても良いうんちく

記稿.2024/04/21

> 有史の西洋貴族の各家の家督権は国王が握っていた
> 主に家督相続を自由にやらかせるかの違いにあるだけなのだが
> 家督を担う側が老いたら譲って隠居するとした概念に薄かった
> そこには、日本式と西洋式とした大きな隔たりがあった


 なので、異世界版貴族表現には、領主代行とした概念がたびたび登場する流れを見せている
 (まぁ、日本式で表現するなら、相続はいつでもOK‥だが欧米人としては理解し難いくせぇ‥)
  (健康で家督権を握りしめてれば、そのカネを自由にできるじゃん‥譲る意味どこにある?‥)
  (これは、複数居るだろうご夫人側の意見であって、それ以上でも以下でもねぇ)

 ‥その点、日本式の家督相続は、どちらかというと庶民発想どえす
 民を豊かにすれば、見返りが大きいとした寛容の発想どえす
  (だがそれこそが、夫人らが政治に顔を出せていねぇとした用向きにとらえられているくせぇ)
  (中世辺りの男尊女卑なんざ、さして変わりばえしねぇはずだけど‥違うらしい‥)


> まぁ、描きたい貴族感に添ってスタイルを選べば良いと思うけど
> 「騎士爵」とした概念というか用向きになると、魔法ありきなのでてこ入れが必要どえす


 ‥武官騎士爵と文官騎士爵‥&平民からの叩き上げ騎士爵(名誉称号扱いなので相続権無し)
 というのが有史での実情というか貴族の都合向きだった


 ‥だが、モンスターの蔓延る世界にて、村づくりを国王や領主が命じるとなると話が違ってくる
 そりゃまぁ原初的には、実力者が村の長に収まるわけだけど
 国王にしたってそれのなれの果てとした束なりなわけだけど

 新たに村を作る話になると、一番に手っ取り早いのが
 近衛兵やら衛兵やらの強者に、村長権限を与えて、開拓令を担わせる流れだ


 だが、若手からすればわざわざ辺境の土地になんか行きたかねぇ(左遷感覚)
 そこで、齢を重ねた者らの引き際を格好良く演出する為に用いれば良い

 退職金代わりの開拓村長(土地持ち騎士爵)どえす(ゴールデンパラシュート感覚?)

 この場合の土地持ち騎士爵は、未だ未開拓地派遣なので、相続権が二代三代に及ばないと意味が無い
 但し、未婚若しくは子供が居ない者を任命する方が都合が良い
 (あと任務遂行中とした扱いなのだから、助成金を出さないのではウケは良くならない)

 ‥その根拠としても、貴族のワケアリ子などを養子に宛がうことを条件にしたりすると
 俺も一枚噛ませろとした案件あるあるになる
 まぁその場合の噛ませろ派には、子なり孫の居る方が都合が良い(もち、縁組み用途)


> これなら、無能呼ばわり後に追い出されテンプレ(貴族経営として糞すぎる)を選択せずと良い
> 開拓令参加なら、家族に、ただの平民よりは格上とした立場を将来約束できる可能性を残す


 モンスターに立ち向かうにしても一人よりは二人、三人居れば、援軍を呼びにだって行ける
 剣技の訓練をするにしたって頭数は多い方が腕は鈍らない
 (師匠を複数持てると、その子らの腕前も達者に及ぶだろう‥騎士としては当然の目論見だ‥)

 農地担当と木こり担当と運び出し担当がまず必要なわけで

 領主としては道ぐらいは、用意してやらんとな‥てな話で進むだろう

 初期段階としてはそんな感じで、世代を経ると、一丁目、二丁目、三丁目とした村構成に出来上がる
 問答無用で、領主の息の掛かった村に仕上がるのだ(パネェ)


> だが、十分な領地を担う領主がこれをやる分に違和感は少ないが
> 国王が空いてる土地に其を命じた後で、当然とした褒美に
> 男爵を任命して向かわせると、それなりに軋轢を生みかねない
> (今までは王家直属とした誉れだったのに、新任領主、期待外れだったらどうすんべぇ‥みたいな)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:01 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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