2024年04月24日

【ネタ文学】ついに閃いたz、異世界の奴隷商を置き換える商売形態‥その名も「行き倒れ館」

↓5)記稿.2024/04/24

> ついに閃いたz、異世界奴隷商の置き換え形態
> その名も「行き倒れ館」‥駆け込み寺とはちと違う‥


 ‥奴隷商とは、まごうこと無き人身売買
 なぜ、それに堕ちるのかを問うなら、スリに遭ったり、巾着を無くすから
 行き場が無くて‥どん詰まって、身を売らざるを得ず‥みたいな

  (どうにもこのパターンが一番に多いように思われる)
  (マッチポンプでスリを活動させた方が簡単だy‥金融名簿と特殊詐欺と中身は一緒)


 ‥有史の場合なら、身を売る一歩を踏み越えられずに飢えて死ぬッス
  (特殊詐欺被害に一報を入れられない初期ケースに同じ)

 (何はともあれ、出稼ぎ先でなら、身分証明が成り立たないと全然駄目、取っ掛かりを得られない)


> その点、異世界では、ギルドを介して身分証明を得られさえすればどうにかなる
> というちょっとした脳天気なお約束なカラクリがある
> これぞ、貴族のお膳立て絡みになくて、なんだというのだろうか?(口座に通貨に諸々と謎)


 ‥なので、奴隷制度を介さずとも、ギルド証を得るまでの集中雇用を用意してやれば良い

 つまりは、住まいと食事を日銭労働から引かれるっちゃ引かれるにせよ
 まずはギルド登録料を貯めるまでが一つのステップになる(ひと月〜ふた月ぐらい?)

 仮に、ギルドに登録できても、宿代は馬鹿にならないので
 もうしばらくは、共同住まいとした施設の世話になるっちゃなるが
 それぐらいの行き倒れ向けインフラがあっても不思議はない


> とまぁ都会に憧れる輩を狙った共同馬車からのあと付けカモ狙い、マッチポンプあるあるだy
> (狙いはあくまで、安い雇用どえすッ)
> (慈善活動には無いのだから、閑散期と繁忙期の差があるようでは困るみたいな‥)


 ‥さらに、異世界には、職能があり、倖能とした調整を介すことも可能(神々の調整)
 なので行き倒れても、職能次第では、早期に立ち直れる可能性を有す

 神々から倖能が降ろされたなら
 そりゃまぁ不衛生な奴隷管理をやらかすよりは、やり方を変えた方が都合が良いに決まってる
 (腹黒貴族にしたって、それの流れには逆らえねぇ)


> ‥というところで、参考までに小咄↓にしてみた



1-5)1

「あれ‥、ない、ない、ない、私の巾着がない‥
 乗合馬車までは確かにあったのに‥どうしよう
 せっかく王都に着いたばかりなのに、これじゃ身分証明もできないよぉ」

「あれどうしたのお嬢さん、そんな所に座り込んで、何か困ったことにでも遇ったのかい?」
「私、田舎から出て来たばかりなのに、巾着落としちゃったんです‥」

「そうか、それじゃ行き倒れ館だな」
「え?‥行き倒れ館‥」

「ここ王都じゃそう言ってるんだけどさ、他はどう呼んでるかは知らないけどね
 昔で言う『身売り奴隷』って奴なんだけど、今は制度が変わってそんな風には言わないね
 まぁついでだから付いてってやるよ」


> スった奴と案内する奴のマッチポンプかもしれないどえす(恐ろしや)


「ああ、ここだよ、王都にはあと何件かあるんだけど、とりあえず一番に近いのはここさ
 まぁ踏み入れるかどうかを決めるのは君次第だからあとは頑張りなよ、じゃね」

「ああ、親切にありがとうございま‥‥」


> ‥案内した店と繋がっていると言うよりは、その裏の組織と繋がってる‥みたいな


「あんりゃ、おねぇちゃん、ここがどこか解って来たのかい?」
「は、はい、田舎から出て来たばかりなのに巾着を無くしてしまって、路頭に迷ってます」

「やれやれだねぇ、あたしらもこういう商売だからさ、慈善事業とは違うよ
 あくまでこちらで斡旋した仕事をしてもらって、そのあんたのアガリを9対1にして
 うちらのアガリが9、あんたのアガリが1さね、代わりに宿と食事を提供する
 なーに、あんたの職能に適ったギルドに登録しちまえば、ギルドの斡旋仕事を自由に選べば良い
 それのギルド登録料を自分で稼げって話さ
 せいぜい、ひと月かふた月ぐらいかね、それで良いかい?」

「はい、それでお願いします」

「それじゃ、これに、名前と出身地と職能を書いとくれ」



1-5)2

「じゃ、服を脱いで是に着替えな、一張羅が傷むといけないからね」

「‥こ、これですか?‥ずいぶん白いんですね」
「ああ、そうさねぇ、年頃の女子の誰もが倖能が使えるようになってから、無駄に白々となったね
 昔は今と違って、クリーン魔法なんて使えなかったからね
 そりゃもう奴隷と言わんばかりの黒ずんだ色をしていたモノだよ」

「自分の一張羅は、自分でちゃんと管理するんだよ
 ここを出て行く時にまともな服が無いと、その分を稼いでからになるからね‥
 ほら、これがあんたのロッカーの鍵、同じ番号の所を使いな、鍵はなくすんじゃないよ」



1-5)3

‥その日の就寝(大部屋)

「はい、皆さん、今夜は新人さんが入りました
 なので今夜は、手を繋いでいつものを唱えましょう」

「今夜も清潔にクリーンッ」

「あれ、今何か、魔力を持ってかれたような気がしたけど‥
 それにしても、どうして、みんなどんよりと疲れ切った顔をしているのかしら‥???
 とても気になるけど、私、大丈夫かしら‥」



1-5)4

‥次の日の初仕事(亜麻繊維の足踏み糸紡ぎ)

「あれ、なんだろうこれ?、どうしてこんなやり方でやってるんだろう
 私のお婆ちゃんは、なんかもっと、ちゃちゃっと魔法で終わらせていた作業だよこれ?」

「うわぁもう駄目、疲れたぁ‥それで、みんなどんよりしてたんだぁ‥なっとく」


‥その日の就寝後
「そうだよ、思い出したっ
 お婆ちゃんのお婆ちゃんの頃だよ、あの装置を使っていたんだよ
 確かお婆ちゃんが子供の頃の話を聞かせてくれた時に、ちらっと出てきたよ
 あの頃は、具体的な構造が解らなかったからちんぷんかんぷんだったけど
 今日のあれがそうだったんだっ

 あーあ、やだな、あれを毎日毎日、くたびれる程に回すのか‥

 お婆ちゃんにしたって、楽のできる時代になって大助かりだって言ってたもんなぁ
 私もお婆ちゃんと同じに、魔法でちゃちゃっとできないものかなぁ
 私もお婆ちゃんと同じ職能なんだからできそうな感じだけどな‥‥むにゃむにゃ‥‥」


‥その次の日のお仕事中
「ええと確か、お婆ちゃんは‥‥原料の麻の繊維を片手に持って‥‥」

「我が職能、服飾の力に命ずる、我が手に持つ麻の繊維よ、糸紡ぎ巻いて整えッ」

‥‥ピカッとしたみたいな、間を得て、はいひと巻き完了‥‥
当然とした周囲の皆皆のご注目‥(声に出して唱えてりゃ注目するし)

「え、何、今の魔法‥(私も同じ服飾持ちなんだけど)」



1-5)5

‥とんとん拍子にギルド証を手に入れて、日々に請け負い仕事をこなす毎日

「‥あーあ、思い描いていた王都暮らしって、なんか違う
 でも田舎に帰るにはお金が要るし、馬車代が馬鹿にならないんだよぉ

 あと、また巾着をなくさないようにと考えると
 どうにも貯めよう貯めよう切り詰めちゃって、途中で我慢できなくなって使っちゃうし
 なかなかまとまった金額にならないんだよなぁ

 乗り合い馬車代が浮いたら良いのに‥

 そんなことを考えていると、ついつい、上の仕事に就ければとか思っちゃうんだよ
 お金さえ有ればいつでも一気に帰れるのに

 一気に‥???‥

 ああ、そうか‥足りる所まで移動して、その先でまたお仕事を探せば良いのか‥
 どうせ毎日、ギルド頼みで探してるんだし、同じかぁ
 それを何度か繰り返せば、いずれ田舎に辿り着く‥‥

 そうだよ、気の合うお喋りをしながらのながら仕事の毎日を得たいだけなんだから
 兎にも角にも、王都から去れば良い‥
 王都にこだわる意味はひとつもない‥次の都市でそれが待っているかも知れないのだぁ‥」



> どうにも‥都会への憧れチャームのしでかすマッチポンプ劇場どえした(ちゃんちゃん)
> これに恋沙汰が絡むと、どうでも都会から逃れられなくなる‥みたいな


 ‥まじに借金奴隷扱いだと、1ヶ月2ヶ月なんてもんじゃねぇ
 ン十年とかになりそう、それがそのまま、歳を経ると行き倒れ館店長に抜擢‥なんてな

 (金額によっては奴隷然にしか見えない点は否めないわけだが‥まぁそんなもん)


 ‥その昔は単利だった
 今現在はアインシュタイン博士の戯言のせいで、複利時代どえむ
 まさに悪魔の技術をもたらしてくれたもんだよ(原爆より複利の方がずっと魔物どえす)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:49 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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