2024年05月05日

【国語】与えられる恩恵vs授けられる恩恵

記稿.2024/05/05

> 問1‥「与えられる」の正しい用い方はどちらでしょう?


 a)人が神に与えられる恩恵
 b)神が人に与えられる恩恵


> 問2‥「授けられる」の正しい用い方はどちらでしょう? 


 a)人が神に授けられる恩恵
 b)神が人に授けられる恩恵


 ‥なんだかどちらも悩ましい

 通常は、「神が人に与えし恩恵」「人が神に授けられし恩恵」‥と表現するどえす
 「与えたもう」「授けたもう」にせよ‥結果なのだから、過去形にして表現すると分かりやすい

 だが、与えようとしている段階や、授けようとしている段階だと
 今や、現在形にて、無理矢理に「られる」に押し込もうとしやがるようです


 ‥なので、そもそもの日本語とした感覚では
 問のどちらものaも に× → から○ ‥に直して表現した方が無理がでないでしょう

 さらに比較としては、どちらのbも に → へと ‥を用いるとより丁寧かなと


> だがしかし


 生徒が先生に教えられる日常
 先生が生徒に教えられる日常

 なんて感じに、今や、生徒も先生も同格に据え置かれる時代どえす
 (先生だって生徒から学ぶこともあるのだぁ‥みたいな)
 (ならば神だって、人間から学ぶこともあるのだぁ‥と思わざるを得ず‥)


 ‥だが、恩恵(スキル)という明らかな立場上の隔たりというか
 特別さ×立ち位置・役目・役回りのはっきりしている事柄に関しては

 「神が人に与える」よりは、「神が人に授ける」とした方向になるどえす
 「授ける」とした用い方そのものに、すでに品×格が込められているというかこもるどえす

  ‥「予言」と「預言」との違いみたいな‥


 ※ 日常的などうでもな事柄や趣には、「与える」でも問題無し


 ‥「られる」を万能だと思いこみ、安易に使い回していると
 どっちがどっちなんだかさっぱりだ‥とした意味不明に陥るばかりで表現上の無駄ッ
 双方に解釈できてしまえるとした無駄ッ
 判りにくさへの無知、無謀、謀略、調略ありき‥みたいなしんどさが付き纏うどえむ


> 一言で言えば、「られる」信仰は、表現上の手抜きに陥りやすいどえす
> そもそもの主犯は、前後の文意を吟味してねぇ接続の用い方が下手すぎるのら


 (帰国バイアスあるあるに思われるのだが‥今や物書きのレベルでそれですからね‥)
 (だからいつもこう思う‥日本人風なペンネームを翳した外人な奴らに違いねぇ‥と)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:03 | Comment(0) | 日記/2024 | 更新情報をチェックする
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