↓3)向宜詠吟.2024/06/15
まだ若くして、自らの才×体躯を駆使できて、何かを成し遂げんとしてレールの上にある内は
そこそこの環境育ちにある内なら‥まだまだ無理ゲーでは無いのだからと
イキがっていられる(??)イキがってこそである(??)
まだまだ足掻くことのできるチャンスの札にある内は‥ザコやモブよりは格上だ(??)
そして、敗れたり、結論を見出したりとした結果‥すべてに期待できなくなるから絶望する(??)
誰にも期待できないのなら、すべてを破壊してしまってもかまわない‥かも知れない(??)
そんなこんなの抜け出したいとした足掻きからも
成り行き知らぬが内に、周りの破壊行為に勤しんでみたりとか‥なんとか(??)
ああなんと、獣と屑の二択のみ脳みそ構造なのだろう‥
ああなんと、腐っさ甘ったれた脳みそ構造なのだろう‥
ああなんと、人たる寄る辺なき脳みそ構造なのだろう‥
血に飢えているにせよ‥力に飢えているにせよ‥希望にほだされていたいにせよ‥
結局は偏っている。自分か‥誰かか‥何か‥にお熱を上げていたいだけの酔っ払いだよ。
バランス良く生きようとは、なかなかに思わないらしい。
そもそもその手の絶望から逃れてバランスを発揮せる姿を誰も知らないのだ。
そうなのだろう。だから、そこでは目に見えている世界だけがすべてになる。
目に見えている価値だけをすべてとせざるを得ない渦中で‥溺れるばかりだ。
だからだろうか(??)
現に合間見る同士での優位を競い、勝り、驕ることこそが‥悦であり快楽たり得るのだろう‥
どうしてそのように思えるのかが不思議なくらいに、酔い、酔っ払ってしまうらしい。
そこでは「美酒(褒美)を寄こせ」とばかりに奪い合うだけだと言うのに‥
褒美に酔いつぶれたとて、誰もが、誰からも文句の付けようなき勝利を‥望み抱くのだ。
結果として、命を賭け遭うことになる‥
結果として、「太く短く」とした使い捨てに、誰しもが捺印せり。
結果として、抗うのもカッコイイとして、やらかしてもいる。
「それのどこがカッコイイのか?」‥とした疑うべき角度を知らないかのように‥
何はともあれ、それにしたって生き方の一つであり、感想であり、好みの差にすぎない。
その手の褒美に興味がそそらないのなら、違う生き方をしているはずだ。
でも、酔いしれている内は、誰しも別の草鞋を履こうとは思わない。
それ程に、不思議なぐらいに、酔いつぶれているのだ。
それは、どうしてそうなっているのだろうか?‥とても奇妙だ。
1-3)1
猿山を例に考えてみよう。
雄猿なら、どの個体も縄張りボスを目指している様に見える。
そう見えるほどに交代劇・世代交代が繰り返されている。
だが、縄張りの中の雌猿はどうなのだろうか?
雌猿が縄張りに居るのは、そこで生まれ育ったからでもあるにせよ
守られていた方が食うに困らないとした都合の方が大きいのだろう。
雄猿にしてもなぜか数の多きハーレム感がお好みらしく‥
雄猿を追い出しはしても、雌猿を追い出すなんて事はほぼなさげである。
とはいえ、縄張りで養える以上に数を増やしても食わせられないのだから
子の数を調整せる機能として、縄張りボスとした役回りがあるのだ。
そうでなければボスとした意味が不明だ。
産み育てる気概に疎き群れに、存在意味などあるまい。
ならば、雌の方が、雄なんかよりよっぽど土地と強く結びついている様に見えるだろう。
だから、派閥を構えるのは尚更に雌の側で、雄は婿養子然としてあるばかりだ。
雄がお気に入りの雌ばかりに子を身籠もらせていては、その雌は早く死ぬことになるだろう。
そのような不公平然窮まりなき雄では駄目なのだ。
其を許すばかりの雌とした派閥としても、残念な空気と言える。
とはいえ、世代は変わるものだし
時にはそんな空気があっても有りに思うも、其が基本では、稚拙この上なし。
ならば、人の社会はどうだろうか?
システムとした其においては、雌猿の如き派閥勢力が、土地と結びついて台頭するものだ。
その派閥とした仲間に加わりたければ、褒美枠のかさ増しになるような才覚を見せろとばかりだ。
それでは、どうにも‥雌のボスザル‥とした猿山に見えてこよう。
そこでは、雌とした派閥群が、雄を選ぶように有るが如く、産むも産まざるも雌の気分次第なのだ。
それこそ‥その手合いの雌群にとっての♂とは、種猿とした使い捨てにも見えてこよう。
それでいて縄張り争い上等とばかりに、雄を肉盾にするばかりでは、猿山の猿群より危うし。
そう考えると、ご褒美に酔いしれんばかりに人の為す競争社会なんざキチガイそのものだ。
どうにも死に急ぎたいばかりの‥滅び逝きたいばかりの‥群れにあろう。
まさに「太く短く」‥もとい、そうでも無いというなら
ヤバくなったら、逃げれば良い、黙らせれば良い‥とした構造と禍すに違いなし。
1-3)2
次に、「ペット犬」「職業犬」「野生の狼」とを較べてみよう‥
ペット犬ほど不思議なやらかし向きもなし。
主人と一対一だと、実に、恋人気分×我が子模様だ。
たまにはぼっちに離れて好きなことに勤しむのも有りに思うも、違うらしい。
そんな一匹目に、二匹目が登場しようなら、主人の浮気騒動と化するのだろうか‥
だが、その二匹目こそが‥のほほんと離れて過ごすタイプともなると
一匹目のハラハラドキドキに、「あれは何だ?」とした別の角度をもたらすに違いない。
だが、三匹目が登場して、主人にかまって貰いたいライバルと化するなら
一匹目の二匹目に対する評価都合は、随分と違った形になるのだろう。
だが、それは三匹目にしてみればどうでも好いことだ。
そこに序列を気にする普通な四匹目が登場したとしよう。
きっと、誰の肩を持つべきかに戸惑うに違いない。なぜなら、派閥とした差はほとんど無いからだ。
ならば、二匹目とは違った距離感でぼっちを決め込むとするかも知れないな。
そこに、ご機嫌取りな五匹目が登場したとしよう。
すると、五匹目が、一匹目を担げば三匹目が孤立し、三匹目を担げば一匹目が孤立しかねない。
四匹目は、五匹目が誰を選ぶかで派閥参加を決めようとしているなら‥そういう展開になるはずだ。
だが、三匹目が先手を打つとした可能性を捨てきれない。
なぜなら、二匹目と四匹目のぼっちぶりが仲間にだって見えもしよう。
一匹目が全然そんなことは無いとしているのとは解釈は異なっている‥そこは確実だろう。
五匹目が序列通りに一匹目に付いてしまっては、それこそ三匹目はぼっち感を増さざるを得ず‥
ペット犬には、その手のホームドラマが目白押しのようだが
職業犬ともなると、仕事に対する序列に基づく事の方が多い。
だがそれにしたとて、主人がコロコロと変わる職種にもなると、適性が問われる事になる。
それはつまり、その日その日のチーム活動とした理解の有る無しである。
リーダーがその度に変わるとしたその仕組みに
気持ちと理解がついてこなければ、職業犬としては不適格扱いにならん。
「あれをリーダーとは認めない」‥なんて性格では、とても勤まらない。
其は、人の世界でも普通に有ることで、犬だからと言う次第に非ず。
だが、人と犬との関わりの場合には、人の側がどうにか活躍できる場を見繕うのだろうけれど
人の世界では、自らに自らの場所を探して見繕わざるを得ず。
それこそが人とした理解なのだから、見繕って貰えれば好いだなんて考えはそれこそ犬なのだ。残念。
だが、野生の狼の群れともなると、見繕って貰うもクソもねぇ。
下っ端だろうと喰らい付いていかないと飢えて死ぬばかりになる。
群れから離れて暮らす一匹狼の存在にしたって、元リーダーが追い出されたなれの果てなのがざらだ。
そこでは、力なき者はリーダーになれないどころか、戦力外通告だってされかねない。
獲物の多寡事情がつきまとうなら、そうなるだろう。
そこは、人も猿も犬も狼も変わり無し。
そして不思議にも、人とて、ペット犬の平和ボケした角度よりは、野生の狼の掟に縛られるのだ。
なぜか、好き好んで其を選択しているのが大多数の本音らしい。
「でも、本当に?」
1-3)3
では、人権宣言とは何だったのだろうか?
まぁ、其をまるく簡潔に語るなら、職業犬としたうんちくになるのだろう。
だがそれにしたとて、自らの生き方を他人に見繕って貰いたいとまでは、多くの者は思っとらん。
それこそが、自由 > 平等‥と為す社会痕跡なのだ。
だがしかし、ペット犬同様に、ケアとした暗黙の癒やし要求は、常にあるあるに満ちている。
「それはそうだろう‥もとい何と勝手だろう‥もといなんと無知な有り様だろうや‥」
人権宣言などと取って付けたお為ごかしをしつつ、本質は野生の狼の如き掟に縛られてあるばかり‥
人とした社会の方が、何を目指してあるのか?‥とても奇妙奇抜に見えている。
まさに、獣を選ぶべきか‥屑を選ぶべきか‥とした二択しかない。
これじゃ‥「ポチでも好いですからッ」と言わんばかりを恥じずにやらかす方が
正しいといわんばかりじゃないか‥??
「私たちは一体、何をしたいというのだろうか?」
「私たちは一体、お互いに、どう評価されたいと思っているのだろうか?」
民主社会の都合やら資本の都合やらで
そこに回答を持たぬ者なり、競争力をもたらさぬ者らを‥人選から落とす側にしたとて
どうにも甲斐無しの見せかけっぽいのばかりなのだから困ったものさ。
「貴方は我が社に入って、獣(鉄砲玉)を選びますか?、屑(ストレス発散対象)を選びますか?
それともポチ(上席またはモブ)を選びますか?」
おや、是は失礼。二択に非ず三択でしたな。
|掟とて飢えてみたきなどありはせぬ されど狩りたき血ぞ騒ぐかな
|仲間とて序列まみれの牙の痕 綺麗を誇る阿呆は雌なり
|凛とせる雄叫びまさに我が誉れ しかれど敵はいつも腹の音
|音を上げずはぐれ狼春に在り 仔ら養わむ待ち望む月
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
【詩の最新記事】
- 【詩】我を識る為に必要な心構え
- 【詩】宇宙はいつでも飢えている
- 【詩】運否天賦
- 【詩】天上天下唯我独尊
- 【詩】変身とお笑いは双子の関係?
- 【作詞作曲】それが、ぼくだから
- 【押忍】美しき明日への十ヶ条
- 【詩】僕と君、僕ら君らの間にある断層
- 【詩】不可解や意気投合を追いかけり
- 【詩】正しく絶望してこそ腑に落ちることも..
- 【詩】「人生来たー!」ってどんなだよォ!..
- 【詩】楽しいとは何だろうか?
- 【詩】人生それも所詮は、只今実験中ですか..
- 【詩】勝ち抜きたいのも守り抜きたいのも哲..
- 【詩】青春とは
- 【詩】ぼろ雑巾の心得
- 【詩】[破綻上等]以上[その恋愛、スルー..
- 【歌詞】君の名はプラスチック
- 【詩】そこは牢獄だ
- 【詩】とある天使の祈り