2024年07月17日

【エンコード日記】psy_rd値を更に上げたら、me_range値の不足が発覚した件

記稿.2024/07/17

> マクロブロック基本値の六倍ビットレートにはまだ幾らかの余裕がありそうなので
> 調子放いて、psy_rd値を更に上げてみたら
> me_range値の不足が判明してしまった‥‥


 ‥結果的に、psy_rd(1.10:1.10)辺りが、ビットレート量的な限度らしい
 が、折角のテレビUSB挿しの際に、映像メニュー切換に違和感がつきまとってしまう
 (なんだかんだと好逸ダイナミック一択に傾くようだ)


> そこで、psy_rd(1.00:1.00)に戻して、me_range値の値を再確認してみたところ


 me_range(8)、me_range(16)の場合
 なぜ?‥なぜここだけすっからかんなんだ‥風なグラデーション推移に似つかわしくない
 単調色×只の四角な8×8マクロブロックがチラホラと発生する(時には16×16でも)
 動き的にボケの要因に成りやすいので使いづらい

  ‥スタンダードなme_range(16)なんか
  量子化の際には、全体の誤差が小さく済んで許容なんだろうけど、再量子化の際には悩ましい


 me_range(5)、me_range(10)の場合
 バランス良く分散していはいるものの‥なぜか輪郭主張にとても弱い‥
 更に、8ビットと10ビットの誤差が大きく
 10ビットの際に、8ビットと同じ輪郭度合いを得るには、其を二倍にしなければならない
 みたいなヘンテコな症状を見せる


 me_range(14)、me_range(28)の場合
 なぜか5の倍数の静止画拡大印象を保持したまま、輪郭主張が程良く強めに仕上がる
 その上で、8ビットと10ビットの誤差有無が、想定内な様相に落ち着く‥(ありゃ??)


> 基本的に、psy_rd(1.00:1.00)にすると
> 10ビットだから8ビットに較べて誤差が少なく、且つ、均等にキレイ目に出る
> ‥などという一調子を期待できない草


 ‥ビットレートの割り振りとした意味での
 ここに配分の押しつけをプチ振ってきた‥みたいなのが妙実になるのだった
 (まったくにこりゃ駄目だ‥とした誤差やらかしの発生があるわけでは無いので判りづらい)


> 基本的に、me_range値を大きくしていくと
> psy_rd(1.00:1.00)とした影響からなのか‥‥輪郭主張が強くなる
> 但し、大きくするほどにイレギュラーなプチノイズみたいな症状を散らばらせり(静止画拡大比)
> なのでAVCの場合は、32×32とか64×64としたマクロブロックを扱えないこともあり
> (16)〜(32)の範囲が目一杯らしい


 ‥ということで、me_range(28)を選ばざるを得ず‥みたいな‥



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:08 | Comment(0) | AVC-シンQ郎 | 更新情報をチェックする
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