↓2)記稿.2024/10/21
> そもそもの貴族の発祥は、領地の守護に尽きる
> 脳筋すぎる脳筋は「領地の大きさだけを見て領民を見ず」なんだろうけど
> 経済力重視の領主は、領民の質の底上げもセットだとして考える
‥だが、従来の異世界表現は、主人公のチートスキルの度合いを表現したいがゆえに
貴族側のスキルを制限する傾向が祟っていた(そもそもの参考対象が西洋中世だし)
そこをもう少し多様化しているものとして考えると
国王からの賜り物である家督認可に、脳筋スキルで無ければならない概念が不要になる
(代々伝統武闘家家系からの脳筋ふでき呼ばわりネタに引っ張る意味もねぇ)
‥まぁ基本は、魔物ありき、スタンピードありきなのだから
脳筋スキルの価値が、江戸時代の武士のように只下がると言うこともねぇ
そうともなると、分家するにしても、得意とする家督が異なる事になる
とはいえ、領地を賜って管理せざるを得ぬのなら、子に脳筋スキルあらば
その家督の主体とする中身がグルグルと変化することにもならん
‥そこの家督争い等の乱れから
それとした変化を嫌う領主が多かったなら、スキル調査団体の設立は当然なのら
(そりゃまぁ王家が取り仕切るのが当然の流れ草)
(其れとは別に、本家は武闘家系、分家はそれ以外とした子息の交換ありきのお家もありそう‥)
> すると、家督相続の傾向が、西洋型から日本型であるとしても何ら差し支えがない
> 寄親寄子の間にしたって、土地の隣り合いに縛られずに同業で連なることも有るかも知れん
> そんな同盟組がバックにあるとして、諸々スタイルのギルドも登場してくる‥みたいな
‥そのように、スキルに対する調査と知識共有ともなれば
家督に見合った領地経営を、民間に根付かせる戦略としたスキル持ち人材集めにもなってくる
上がりさえ成り立てば家督としての面子は保つ‥みたいな向きもあろう
(停滞気味に陥りやすい貴族空気としてもそんな感じかと‥)
> 大きな違いが出てくるとすれば
> 魔物被害孤児にも教育を施すことに熱心な国王なり領主も登場することになる点だろうか‥
‥それは、教会が一手に取り仕切っているようなあるある空気とは違うのだ
ならば、「教師」としたスキルが登場したって不可解なはずもなし(見た事ねぇ)
1-2)1
> それにしても、商人なのか貴族なのかとした端境が分かりづらくなるz
‥そのような演出上の悩ましさについては、すべて神の都合として解釈すれば好い
コインの両替スキル能力を持てるのは、上級スキル商人のみとして
貴族には、コインの両替スキル能力を授けないとか
その手の商人が爵位を賜る際は、注意警告が降ろされるとか
まぁそんな類の演出を考えて、端境とすれば好いんじゃねぇ
> 基本的なことを述べれば
領地持ち貴族と賞与貴族とした差がある
賞与貴族のそれは、雇われ商人のそれと変わりがない
違いが有るとすれば、吸い上げられた諸々から配分される年俸制か
商いして得た売上から支払いされる、日払いやら月給とした差になる
つまり、領地持ち貴族の商いとは
全くの無税と言えば角が立つが、税金の掛かり方が異なる分、商人より有利な立場なのら
(それはつまり、現代社会にも‥ある程度機能している部分が有ると言うことですね)
(関税やら消費税の表の貌と裏の貌‥みたいな)
(なので民主国家ほど、基本的に、国民を欺いた税制をやらかしているのさ)
だが、封建制度なら、領主の都合で全て丸くなる‥どえす
(そういう意味に限るなら「何が民主化だよ、ふざけるな、嘘つき!」と罵っても好い)
1-2)2
> どちらにしても、賞与貴族からすると、民間の経済成長力は、注目の的なのら
> あるある公務員とは違って、てめえから商いネタを探して直に投資すりゃ好いどえす
‥貴族特有の立場からすれば、領民に好かれるにこしたこたぁねぇだろうけど
個々の相談まで持ちかけられちゃ堪らんと言うか、切りがないというか
そんなこんなの餅は餅屋システムになっている
「何のための村長の設置なんじゃい?」とか
「その手のギルドに行けや」とした扱いに見えるばかりさ
とどのつまり、下任せシステムに御座い
結果、席に座っていれば、お高く見えるし、座って居らずとも、お高く見えるところがある
なので、自分から情報を取りに行くか行かないかの差が、できるできないの差に直結するのら
(で、次にアイデアとした順になっている)
‥だがしかし「抜け駆けはズルいぞ」とした集まりになりやすいのも貴族の性どえす
すると、なんだかんだと‥ヌルい進捗しか得られないのも流れだz
(まずは、倶楽部の場所を借りなければ‥みたいな)
(と言う形から入って、お喋りして時間を濁して、なんか満足しちゃう‥みたいな)
なのだから、その手の慢性病防止としても、その会合やら倶楽部の中に
商人やら領地持ち貴族の子息令嬢が居ないとした演出には意味が無い
(そして彼らは常々こう考えている)
(自らを鍛えるのを忘れて「どこかに面白そうなスキル持ちいないかなぁ‥」とかなんとか)
(舞台を用意してやって、あとは、こき使うことしか頭にねぇ)
(投資とはつまり、そういう事なのら)
(戦争と同じで、演出装置を用意した側に有利なのは、述べるまでもなし)
> まぁそれでも、下に向かって興味関心を示せるだけでも立派な空気になっている
> 実際の西洋史ではどうだったかというと、家督の制限が強すぎたので
> 手っ取り早いお小遣い稼ぎに、何でもかんでも「賭け」にしてしまう文化圏と化したのだった
‥だが、スキルが多様化していき、鍛えることで上位のスキルを獲得できるとも成ると
馬鹿の一つ覚えのように、「賭け」を楽しむというのは、その手のスキル持ちにしか見えない
とした解釈にすり替わるのだ
(神からの賜り物に誰もケチを付けんだろうから、それはそれなのら)
(助け合わない、助け合えない社会ならケチも付くだろうけどな)
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