2025年01月30日

【ネタ文学】ジャガイモと食用油と塩(生産するのに一番に手間の掛かるのはどれか?)

↓2)記稿.2025/01/30

> 異世界ネタでは、ポテトチップスがそれなりにもて囃される
> でもなぜか、「芋さえ有ればポテトチップスは簡単にできるのだッ」と言わんばかりで糞ッ!!
> (その手の作家は、どうみたってZ世代に違いねぇ)


 ‥私たちの口にするポテトチップスの油は「大豆油」だ
  芋は、馬鈴薯(男爵・メークイン)に近いとする想定は許容としよう
  魔力を注げば、成長も早くなる異世界あるある表現も許容としよう
  結果としての、ポテトチップスなバイアスなのだろうけれど

  肝心の油についての考察が疎かでしょうがねぇz

  なんなら、菜種油、ゴマ油、エゴマ油、オリーブ油を用いた場合との味の比較でもしたのかよ?
  貴族の食卓でなら、試食がてらにその手の油を其れなりに使えば、身内ウケもありだろうけれど
  大豆油と較べて、うまいか否かを、現代人からして誰も知らねぇz


> そもそも「大豆油」の正体について何も考えてねぇんだから糞ッ!!


 ‥いいか、「豆腐」をよく見ろや
  大豆を潰したら、「乳白色の汁」しかでてこねぇんだよ
  菜種や胡麻のようなすりつぶしたらそのままに油っぽいそれとは全くの別物だよ

  なら、それをどうしたら、透明な大豆油っぽくなるんだよ?


 ‥ググって調べるまでもねぇ、化学精錬の結晶なんだよ
  さらに言うと、その間に有用な物質を取り除いちゃうんだよな
  (大豆成分には、ノウハウ成分が宝の山なのら)
  (それは、滋養とした油を摂取した際に、分解に役立つような成分すら取り除くようなもんさ)

  つまり、他の食用油と較べると油の濃度が、必然的に勝ると共に、油っけしかねぇ油なのら
  (そりゃまぁ食べ過ぎれば、健康に悪いのは当然なのら)


 ‥じゃ「丸大豆醤油」とか「丸大豆味噌」ってなんじゃらほい?
  そりゃ、大豆をまるまると使用した醤油に味噌って意味だよ

  じゃ、そうでない醤油に味噌ってなにさ?

  だから、大豆油を得るのに搾った後の残りかすを勿体ないからとして
  再利用しているのが、低価格な醤油と味噌ってことさ
  (理屈としては、丸大豆に較べて、すべてが格段に落ちるのら)
  (そう気が付かれないようにするための添加物てんこ盛りバーゲンなのら)



1-2)1

> 話を戻すと「大豆油」とは、化学精錬の結晶なのだから
> 他の食用油を蒸留して濃度を上げても、癖の無い大豆油には届かない可能性が濃厚なのら
> その癖の無さは「マヨネーズ」を思い浮かべれば、問うまでもなかろう


 ‥つまり、異世界でこの問題を解決するにはスキルが必要なのら
  もしくは、大豆油としたまんまの風味に搾れる植生が必要なのら

  だがしかし、そんなお手軽な食用油が日常で手に入るとなる、食文化が違ってくるz
  食用油で中華の炎を演出できるのかは知らねぇが
  ラードをも凌駕する質を兼ね備えているとして都合良く考えると、尚更に使わねぇ手はねぇ
  江戸時代でさえ、菜種油で天ぷらをやりだしたんだからな

  (それにしたって江戸時代の菜種油なんて精錬しちゃいねぇ)
  (油として薄いだろうから、ある程度は使い回していた可能性を否定できん)
  (何回となく継ぎ足し継ぎ足ししていくと油の濃度が上がるから、おいしく感じる誤差が出る)
  (でもまぁ、重ねすぎると風味が落ちるから、どこかで廃棄する事に成る)
  (まぁ安い行灯油になってたんだろうけどナ)


> つまり、それだけで、異世界の定番な貧メニューが瓦解しかねん話なのら
> それよりもだ、フライドポテトが先か?、唐揚げが先か?の分岐が問われるのら
> (なら、種族に変化を盛って、フィッシュ&ポテトの大うけだってありだろうさ)


 ‥つまり、そげに高性能な油を抽出してくれちゃう植生の登場は
  天上界の神々だって、食文化の方向性を決めかねると言うことなのら


 ‥其を逆から問えば、油や脂の質こそが、食の革命を引き起こす起爆剤なりけり
  だが、食糧生産力もおぼつかない内から高性能な食用油を登場させても意味が無い
  まず、脂や油よりも優先すべきは「塩」なり



1-2)2

> ところが異世界ファンタジーの世界で塩田を拓いても
> ワイバーンやらドラゴンやらが舐めに来るに違いねぇ
> おまけに縄張りをしめすつもりで、落とし物だってしていくかもしれねぇz
> そしたら、悪臭にまみれた塩なんて、使い物にならねぇし塩田ごと即廃棄だよ


 ‥では、ダンジョンでドロップできるとして、一度に落ちるべきはどのぐらい?
  そりゃまぁキログラム単位ぐらいでないと、対価としての魅力が薄くなる
  一グラム銀一グラムで換算しても、一ドロップで、金貨一枚ぐらいの勘定だな

  そしたら、冒険者パーティーの資金稼ぎとしては定番になるz

  だがその手のダンジョンでは戦闘による瘴気が溜まりやすくなるだろう
  結果としてのスタンピードが発生すれば、途端に塩の供給に支障が出る

  結果的に、保存の利く塩は、それなりの高値になりがちで、ケチケチ商売に及ぶのら


> すると、ポテトチップスの露店商売からして、低価格で勝負できるわけがねぇ
> やらかせるとしたら、それこそ、協力してくれる冒険者なんかが居てくれないと立体感が出ん
> もしくは、その手の領主の子息令嬢あるあるどえす


 ‥例えば、ダンジョン内で、塩の露天掘りができるのだ‥としたらどうだろうか?
  そりゃもう領主様案件どえす(だって鉱山と同じ扱いじゃん)

  ‥その代わりに
   塩の普及率が上がれば、巷の食文化の質が上がるかも‥と考え合わせる領主だったなら
   領内での塩の価格は安定的に低めになるだろう(領主による領民への現物投資なり)

  だが、外に売った方がお得としか考えなかったら、領内でも安くなんか成らねぇ
  しかも、外の食文化の方が先に発達しちゃって、塩系食材の輸入オチに陥る可能性の方が高い

  ‥そういうマヌケ指摘にならないような領主キャラを配置すべきか
   敢えて失敗を植え付けてお勉強になるように駄目な領主を仕込むべきか
   まぁそこが文学とした見方でもあり、娯楽とした見方でもあり、悩ましいz

   だが、貴族の寄親寄子とした関係性を鑑みるに
   先見性をもてぬ寄親なんて、格好悪いだけどえす
   なので、どちら貴族様の領地内ダンジョンですか?‥とした視点も外せないのら

   まぁ普通に寄子領内だったなら、寄親ルート経由での塩の売買が成される変わりに
   寄親との絆を深めるための縁組みありきという話にもなりそうだな
   (必然的に寄親領内での食文化から豊かになる‥‥大衆の集まり度からしてもそりゃ当然‥)


> そげな道理で、塩の販売ルートの上に、油の販売ルートが乗ってくるという話なのが
> ポテトチップスを、村の名物屋台としてやらかせるまでの採算の都合だy


 ‥魔力うんちくの妄想に溺れて、人間世界を見てねぇ構成やらかしてんじゃねぇz
  ラノベやらマンガでさえこれだもんなぁ、現実だったら‥スゲーお粗末なマズいチップ草

  (結局は、前世の記憶があっても宝の持ち腐れオチくせぇz)
  (Z世代に期待しようとも、所詮は、そげな行き詰まりオチが見えてくゆぅううっ)
  (得手不得手は誰にでもあるのだから期待しすぎはあかんのやで)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 18:20 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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