2019年01月19日

【詩】正座は一番に簡単な筋トレ

向宜詠吟.2019/01/19


正座は筋トレ
一番に簡単な筋トレ

「どこを鍛えているかって?」

‥それは体幹‥
背筋を真っ直ぐに保つ筋力
背筋を真っ直ぐに保つ気力
背筋を真っ直ぐに保つ気概

座禅じゃ無くてもいい、それが正座だ


正座が習慣だった江戸の武士は
階級的な自惚れを抱いていたにせよ
正座たる習慣が、正座たる心得が、一線を越えるような邪に免疫を保ってきた

背筋をしっかりと伸ばして、無心に正座をしていると、なぜか心落ちつく


‥ところがどうだ
今や正座と言えば、どこ吹く風の体罰モデルだろう
文明開化を唱えて以来、次第に退化してきた
その顛末こそがカウチポテトな生活スタイルだ

ああ、情けない
ああ、なんと残念なザマだよ
どいつもこいつも一線の越え方を覚えはしても、越えぬ落ち着きを欠いている

だからこそ正座だ
一番に簡単な筋トレと思えばいい
それこそ簡単な話だろう

そこから遠ざかったままを日本人とは言い難い
「そうは思わぬだろうか、そこのスマホくんっ」



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



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2019年01月05日

【詩】不自信謳歌

向宜詠吟.2019/01/05

成功しない自身だけはある
失敗続きでしかない自信だけはある
他人と繋がれない自信だけはある

他人に頼るなと言うのなら、影に潜み続けられる自信だけはある
(頭など誰が下げるものか‥)


誰に好かれることも無く、又好きになる機会を得ることも無く
唯、枯葉のように、散り転がるだけの腑抜けであることのなんと自信家
(着ていく衣裳もないから呼ぶんじゃねぇ)


恐れることなど何も無い、唯そこには退屈なだけの鬱積に散り埋もれる日々があるだけだ
そのように散り埋もれられる自信家に恐怖など有るわけが無かろう
(ああ、退屈だっ)


唯、ひたむきに、退屈が散り積もるという以外に語る言葉を持ち得ない


「あなたの心の底に潜む恐怖こそ『私』なのだよ」



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



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2018年03月11日

【詩】美しさこそが癒やしなら

向宜詠吟.2018/03/11

美しさに癒やしが伴うと思うなら
そう思うままに、清く正しく生きれば善い

‥ならば、だだ衝動に駆り立てられて
美しきを貪りたいだけの者を「穢らわしい」と言うは当然の解釈だよ
貪ることを推奨するばかりの世の流行りに、癒やしなんかありゃしないさ

その証拠に

次から次に即席に「美」を披露するばかりに疲弊しきっている
癒やしの伴わぬ美しさなどなんの価値も無い

そこにあったにせよ、汝自身が清く正しくない‥まだまだとの鏡似性という事だろうよ

程ほどにしか克己せず、身を清く保つのもそこそこでは、安らぎも遠のこう
否、そこそこで満足出来るはずだよ
より目映き癒やしを求める必要もなかろう

‥そうで無いというのなら、汝には嘘がある(それだけだ)

斯様な嘘を積み重ねては、癒されることも程ほどで、程ほどの輝きだ
それでも感謝をしていれば多少はマシかも知れないが
己の清さ正しきの磨き上げを欠いたままに、汝の内側より安らいでくるなどとは、ほど遠きこと
ならば、どうして「人の為に」‥などと口にできるだろうか?
美しさこそが一番の癒やしにあるのだろうに‥

そうでないから、いつまで経っても「恥ずかしい」ままだ


お互いがお互いを当てにするだけで
一人一人の内側からは、一向に、癒やしのオーラの発せられる所が無い
なんと残念なお互い様だろうか
斯様な世間を見渡せば、常に生傷の絶えない毎日が在るばかりだよ

一人一人、清く正しくを自分なりに積み重ねないのでは、穏やかなる世など訪れようもないのだ!




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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2017年12月11日

【詩】しあわせ

向宜詠吟.2017/12/11

しあわせに成りに来たのでは無い
しあわせを為し上げに来たのだ
怠惰に憧れることなかれ、汝には汝の道程がある

しあわせを手に入れに来たのでは無い
しあわせを紡ぎに来たのだ
無駄に新しきに目移りしてどうする、汝らはすでに定まった道の近くだ

しあわせを貪りに来たのでは無い
しあわせを練り上げに来たのだ
傲るなかれ、隅々にまで気を配りしあわせの深度に目を凝らせ


しあわせも始まりは常に一歩から
だからこそ、その始まりを平道に分け合うことこそが欠かせないのだ


汝らスタートの色の違いに好き嫌いを吐くなかれ
そこからにしか一歩はやって来ぬ

無理に主張しあっても、無駄に絡まってお互いに険しく成るばかりだ
‥よしよし、リターンの大きい方が好いのだな‥
(ならばどうしようもあるまい)そうやって、奪い合う形に変貌を遂げようぞ

何しろ、しあわせを分け合う為にも
ジャガイモのように凸凹として在る方が見つけやすい
それはつまり、形として美しくあるべきとか‥では無い、お互いによろこびを見出すことだよ

なのに

目の前にある価値にそっぽして
当てはまらない憤りと共に、いつだって不足を指摘しあうのがご所望なんだからな
それこそが、汝らの暮らしに垣間見せるばかりのしあわせの程度だし‥(ああ、くだらん)

「よろこびたいの?、ののしりたいの?、どっちだい‥」



> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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2017年07月04日

【詩】人生に意味なんて無い、その意味を創造するのが人間だ

向宜詠吟.2017/07/04

人生に意味なんて無い、その意味を創造するのが人間だ
汝が抱きし望みに対し、不足と思えば抗うことになり
汝が抱きし望みに対し、行き詰まりがあれば変更を余儀なくされるだろう

貫くもヨシ、朽ちるもヨシ

少なくとも、不老不死を望むなら、命を粗末にしていては始まるまい
意味を問うにたる姿勢こそが、汝に程度を与えるだろう

その時、息苦しさが訪れるばかりなら気がつくが良い

細胞分裂できなくなった細胞こそが死と
汝の思考は柔軟か?、汝の目的は公平か?
汝が命を存(ながら)えるに於いて、公平こそがのし掛かるだろう


そもそも不思議に思うべきである


創造が本当に自由たるのかと‥?
宇宙に在る法則がどこまで必然性を見せているのかを‥?
命が創造を司るからこそ、法則も又命の如き振る舞いを見せるのではないのかと‥?
日々の改変(寿命・命運)は、なにゆえに襲い来るのかと‥?
汝の都合ばかりは優先されない、宇宙の都合(意志・総意)とは何かと‥?

人間が、力こそ正義とばかりに日々の欲を基準にしていては、
力を、欲を、望みを得られないというだけで‥死を受け入れている様なものだ
斯様な安物など誰も望みやせん、馬鹿でも斯様を獣のようと言うであろう

少なくとも、こう言えるのだ

汝に意味を見いださぬ者に、人生に意味は開かれるまい‥其を創造してこそ人間だと‥




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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2016年11月11日

【詩】それに未来を感じたなら、それを選べば良い

向宜詠吟.2016/11/11

それに未来を感じたなら、それを選べば良い

苦労が必要なら苦労をすれば良い
無駄だと思えば止めておけば良い

自分の感じたままに選べば良い、そこに未来を感じたなら


愛情という理由も要らない、友情という理由も要らない
必要ならそれはやって来るだろう、不要なら求めようともやって来るまい

どのような未来が最高かなんて誰にもわからない
わかっているのは、ババを引くと行き詰まるという事だけなのだ

誰からどう思われようと関係あるまい
罵りを受けることで未来があるなら罵られれば良い
賞賛を得られることで未来が望めるなら掴み取るのも良いだろう

それにしてもそれは私の未来では無い、私たちの未来なのだ

‥これだけは言えるだろう
私の未来を閉ざして進める私たちの未来など無いのだと‥
だってそうだろう、そこには少なくともあなたは居ないのだ
それを私たちの未来とはとても言い難い

ただ、戻ってくると云うチャンスを問うならば、私たちが在ることで蘇りもするだろう

そのように思えたなら、死もまた選択の内なのかも知れないな
永遠の死を望まない限り、蘇りも与えられるだろう


それに未来を感じたなら、それを選べば良い
少なくても、何事にしろ、未来を感じられないままに選んではしくじるだけなのだ


未来ほど、ケチで頑固で意地の悪い勝負師も居ないのだから‥

そうだ、未来に愛情など微塵たりともあるまい
あるとすれば、永遠のゲーム狂にすぎないのだと思うべきぐらいなのだ

ゲーム狂は己が勝つためにいろいろな手を仕掛けてくる
誘惑に駆られもしよう、未来の選択肢は様々だと‥
気持ちが良いとか、お得が良いとか
楽しいだの、嬉しいだの、美味しいだのとそそのかすだろう
でもシンプルにこう考えれば良い


「それに未来を感じたなら、それを選べば良い」


心の底からそう思ったなら、それがどのような顔をしていようがそこに道がある
でもその先にも、いくつもの曲がり角が待っているだろうよ
‥常に少しずつの気付きが必要だ

気がつかないで居ると途端に息苦しくなりはじめるだろうさ

だってそうだろう、未来に愛情など無いのだから
‥未来は失敗だって受け容れる。ただそれだけさ(屍としてだろうとね)



> うた詠みおわります、ありがとうございました。
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2016年10月10日

【歌詞】とうちゃんの歌(かあさんの歌)

向宜詠吟.2016/10/10

> もと歌は、「かあさんの歌」になります。
> ‥都合上、中間のサビを省いてリスペクトしています。


一、
父ちゃんに赤紙が来て戦争に行っただよ
白木の箱が届いたよ父ちゃんさいつ帰る

二、
母ちゃんがすすりなく仏壇に父ちゃんの写真
思えばあの時が父ちゃんさ帰郷の日

三、
戦争が終わらずに過労死はやり出す
みちゆく大人の影が昏い平和こそつたふもの



> うた詠み終わります、ありがとうございました。


稚草

|何回も実験放つ資金源なにから得ている北の謎
|何回も実験しての精度では命中率も疑わし
|予期できぬ精度に対応できるのか?敢えて問うならそっちかな
|戦争も台風吹けば短期戦 温暖化の果ての冬季戦
|民間機飛んでる先のミサイルの流れ弾は論じられておらず
|戦争経済もてはやしゃ自ら首を絞めて炎上なり
|戦争で株価が上がればすぐバレる誰ぞ仕込める戦時下株
|「爆弾を造ってるのはあすこです!」表立って歩けぬネットの眼
|応援だから言ってもさ、爆弾に希望を抱けとはいつの時代?
|防衛だから言ってもさ、暮らしもままならぬレベルの政治では



> ‥密やかにやる気満々らしいそうで
> 戦争という前提で韓国を抹殺するらしいそうです


 (火星に逃げ込むための技術的損失にならない為の配慮が、現在ちまちまと進行中かと思われます)

 呪われた国に手を出すと、たぶん‥ミイラ取りがミイラになるかと思われます
 ちゃちゃっと済ませば、あとは中国だけという筋書にはならねぇと思われます
 それこそが、資本整理が終わった後の殺戮劇場のノリという奴かと思われます


 兵器生産拠点には爆弾を落とさないのが相場なので、とくに日本にはひっそりと
 注文偽造の品々の注文が舞い込んでくるかと思われます
 エンジン関係と電子チップは相当な注文を受けることになるかと思われます

 ‥爆弾を造るのに手を貸したつもりは無いのに、どこかでパーツを組み合わせれば完成と‥
 ‥今や日本を抜きに先端兵器の製造などありえまてん。自覚が無いと地球に残れまてんよ‥


 自国防衛関係は堂々とした発注になるだろうが、集団的自衛関係は偽発注の可能性が大かと思われます
 (‥そうだとするとどこで組み立てるんでしょうかね?)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 03:02 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2016年10月05日

【詩】私に生きるか?可能性に生きるか?&一首

向宜詠吟.2016/10/05

可能性が生きているだけで、とくに私など存在し得ない
可能性を動かそうとしなければ可能性など無いも同然
私には可能性に参加する権利がある。しかし、私は可能性そのものに同化したいわけではない
誰もが可能性に満足なら‥必要以上の意図も起こらず、可能性もまた無理に動かされることもない
可能性が大きく変動する時、どうしたって私を示す必要がある
私から可能性に参加する権利が奪われることは、私どころか故郷を失うようなものだ
可能性は誰の物にもならず、等しくあろうとするだろう。しかし、奪われる可能性を秘める
私が可能性を意のままに操りたいと思ったなら、それは他の可能性を奪うに等しき選択だ
可能性を管理しているのは誰かと言うことになるが、可能性は誰かに留まることなど無い
可能性は親であり、人の好奇心は子のようなものだ。甘えるにしても時間も順番も勝手にはならぬ
可能性が生きているとは、病気・トラブル・喧嘩があれば付きっきりにならざるを得ず、休息もあろう


|私とは他人の振りの能面の可能性浴こそ真の顔


> うた詠みおわります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:42 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2016年09月24日

【詩】表には憧れ、裏には諦め&一首

向宜詠吟.2016/09/24

未来は懸命にして授かり、過去は懐かしむ蔭の如し
崖にぶつかるから振り返る・立ち止まる、平たき道ばかりでは振り返る暇も興味も無し
すべての価値が公平なら、立ち止まる価値も邁進する価値も等価なり
不均衡にしか光が届いていないように見えるのは、好奇心からして不均衡だからだ。自覚すべし
人の思考の癖は脳に溜まる‥ゆえに、リフレッシュを見失ってはならない
上記ゆえに‥ロマンスも情熱も永遠ではないどちらかといえば休息が多い
休息は所詮休息だ、ロマンスは所詮ロマンスだ
すべての価値に所詮と言えれば大したものだよ、それが嘆かわしいことだとの自覚があれば尚十分だ
人生、一度にすべてに目を向けられないからこそ謎だらけ、スタートに戻って「よーく問え」
一度に全部を味わい尽くそうなんてことは不可能だ。だから何事にも諦めと程ほどが絡みつく
選択の裏には諦めがいて、表には憧れがいて、選んだつもりでも常に一緒、それが自分との付き合い


|諦めも憧れも共に在る二重螺旋しかりして人なり


> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:03 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2016年08月25日

【詩】新鮮とおもんぱかり

向宜詠吟.2016/08/25

新鮮には居場所が無い
新鮮は弱々しい
新鮮はすぐに枯れ果てる
新鮮は、注意深く扱わないと消えてしまうのだ

人とのつきあい、友人、恋愛、仕事、家族‥‥

常に新鮮な間柄でありたいと思ったなら
どうして、骨を折らず、心を砕かずに過ごせるだろうか?


ボタン一つで何でもできる便利さなど不当だ
命令一つで何でも叶う便利さなど不当だ

サイン一つで永遠など不当だ!

‥新鮮からしてみれば、それらは、退化でしかない

新鮮であろうとすればするほど、結局の所‥
メンテナンスすべきボタンの数も増えるのだ
改善すべき課題も見えて増えるのだ

それほどに

新鮮であることを望むことは、私たちに進化をうながす父である。


「ああ、もっともっと、新鮮な地球を!!!」


私と貴方のおもんぱかりが、新鮮を紡ぐものでありたい



> うた詠み終わります、ありがとうございました。
↓/稚草を読む/↓
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:03 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする