2016年03月22日

【日記】演出上に勘違い発見

改稿.2016/03/22...2016/03/19...

> のんのんびよりのバス停の設定を一部で勘違いしていた。(修正済み)


 学校側のバス停には屋根が着いているが
 住宅側のバス停には屋根が着いていない。(野ざらしベンチ)

 やべぇ、見落としてたぜ。

 ‥文の表現的にはさほどの違和感は生じていないのだが
 アニメの中では、住宅側の道路はさすがに、きれいに目に舗装されて見える。
 さすがに、一輪のヒナギクがベンチの目の前あたりに咲いているというのはきびしいかなと。

 「あーあ、どうしようかな‥」

 もう少しぼろそうな舗装だったら、可能性としてはなくもない。
 ‥田舎の舗装が三年でそんなにボロくなるとも思えない。
 ‥まぁ描き方次第かなと。
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2016年03月21日

【二次創作】のんのんびより 08 凸激と駄菓子屋の巻

↓5)改稿.2016/05/02...20160321...

 のんびりとした春の田舎路を、凸激はひとり散策していた。

 越してきたからには、これから地元の情報収集は欠かせない。それにしても見事な片田舎だった。
 親の仕事の都合からとはいえ‥如何ともしがたい物足りなさに唖然とせざるを得なかった。
 ‥それでも嫌いではない。むしろ、凸激には好物だった。


|てふてふのまっすぐ飛んでく路の上 見せたいんだよなその姿


 目の前をモンシロチョウが飛んでいるのを、凸激はすこしばかり立ち止まって眺めていた。
 すると、また別のモンシロチョウが飛んできて、
 まるで付いてこいと言わんばかりに、路に沿って飛んでいくではないか‥
 ‥凸激は、暇つぶしにもそのあとを追ってみることにした。

 しばらく行くと

 喜ぶべきか怪しむべきか、違和感たっぷりにも駄菓子屋らしき店先が見えだした。
 ‥近づくほどに、それは駄菓子屋だった。


 「???‥どうしてここに、駄菓子屋なんだ

  て、いうか、まだ駄菓子屋のここしか店見てねー
  へんだろう‥普通に考えたって
  今度通う分校の生徒だって、俺を含めて三人だって話なんだぞ
  なぜ‥駄菓子屋だけが、こんな片田舎でやっていけるんだ???」


 ‥それはまるで
 童話に出てくるお菓子の家を発見した心持だった。ならば‥なおさらに、入らざるを得まい。

 凸激は、こんなへんぴなところで駄菓子屋を営んでいるという
 その根性の据わった御仁の顔でも、まずは拝んでやろうと、意を決して突撃することにしたのだった。

 ‥その時、凸激には
 どんな魔法使いが出てくるとも限らない・・その油断大敵の緊張がたまらなかった。
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2016年03月20日

【二次創作】のんのんびより 07 無人販売所の巻

↓3)改稿.2016/05/01...20160320...

 三人が揃うと、
 蛍とれんげから、集合場所のバス停をあとにして歩き出した。凸激もそれに続いた。
 蛍が凸激にどんなお菓子が好きなのかを訪ねたところ、色々と話が進み
 ‥どうにもこの路は、駄菓子屋に向かっているようだった。


 「え、駄菓子屋って
  とんがってる感じの姉ちゃんのやってる『かがや』って店だろう?‥」

 「そうですよ、ゆうちゃん早いですね、もう行ったんですか?」

 「そりゃ、見つければ入るだろう
  ただでさえ、ここら辺りの店の数の少なさと来たらびっくりなんだぜ
  それよりさ、この辺に道端野菜はないのか?
  探したんだけどさ、見当たらなかったから、できたら先に教えて欲しいんだけど」

 「とっつん、なんで今から道端野菜なのん?
  これから歓迎会だから夕時にはお料理もでるん
  お菓子も今から買いに行くのん」

 「あ、俺って、駄菓子の甘さってあまり好きじゃないんだよな・・・」

 「なんですとーん
  せっかく姉ねえからお金もらってるのに
  それじゃ駄菓子買って来ても、ウチらだけで食べるしかないのんな‥」
 「そうですね
  じゃ、代わりに無人販売所のところまで、ゆーちゃんをご案内と行きましょうか」
 「わかりましたん、そっちに行きましょかー」
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2016年03月18日

【二次創作】のんのんびより 06 花占いの巻

↓4)改稿.2016/05/01...20160322..20160318...

 れんげ、蛍、凸激の三人がバスを降りると
 各自お昼御飯を食べて来てから、またバス停に集合という事になった。

 それから

 先に来て待つことになったのは凸激だった。
 することもなく、バス停の長いすに座り込むと、凸激はのんびりと物事を観察し始めた。


|バス停の長いすで待つタンポポのふわっと飛んでく春の風

|ナナホシの飛んできて止まる吾が袖にゆかしと思えば飛んでゆき

|待つほどに風に揺れたるヒナギクの仰げばのんびり雲の行く

|姿などあるのかないのかわからない雲は肌着ぞ空すっぽんぽん


 「おっ、来たようだぞ
  やっぱりれんげが先かぁ、まぁほたる姉は時間掛かりそうだからな
  予想通りだけど‥何を唄ってんだ?あいつ」
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2016年03月17日

【二次創作】のんのんびより 05 このあと歓迎会までにの巻

↓1)改稿.2016/05/01...20160317...

 本日この後(一旦帰宅してから夕刻)
 宮内家において、凸激の歓迎会が予定されていた。
 ‥凸激にはとくに断る理由はなかった。それよりも宮内先生の実家という所に興味が注がれていた。

 自分で詠んだ短歌のままに、凸激は、
 ‥宮内先生のことを、妹想いのよくできた良い先生だとして、まんま信じ込んだのだった。

 もとから、凸激は、自転車を学校に置きっぱにして、帰りはバスで帰る予定だった。

 この日の朝の都合上、
 どうしてもバスの乗り降りでヘマをするわけにはいかなかったし
 そもそも、日に数本しかないバスの朝一番の様子がどんな具合かは、
 実際に乗ってみるか、分校メイトから聞くまで、凸激には信じられない顔だった。


 そんなこんなで、凸激は、自分の自転車を校舎の中に入れて置くべく、
 れんげと蛍に校門の前で、少しばかり待っていてもらったのである。
 ‥二人にしても、凸激を宮内家まで案内する向きがあった。それでなくとも乗るバスは同じだ。


 「へへ、待たせたな。
  先生も『良いよ』って言ってたから、俺の自転車、校舎の中に置いてきた
  ほんと、宮内先生って、すてきな先生だよな、大当たりだぜっ(にこにこ)」


 「くふふ、どうやら大当たりの意味は、お気に入りの意味だったようですね」
 「浮かれていられるのも今のうちなのん
  姉ねえのいつもの姿を見たら、きっと残念に思うん‥」

 「くくく、ぷっ、あんなの見たら、ゆうちゃん‥どんな顔をするのでしょうか?
  今からそれを思うだけでも笑いがこみ上げて来ちゃいます。ぷはははっは」

 (ほたるん・・・なんかキャラ変わったのん)


 「おーい、二人とも!、なにしてんだよ、早く来いよ!」


 「んなっ・・・いつの間に、坂の下まで行ってるのーん」
 「それじゃ、わたしたちも少し走って行きましょうか」


|これからの通い路くだる帰り道 友よぶ声になんと青空
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2016年03月16日

【二次創作】のんのんびより 04 自己紹介の巻

↓2)改稿.2016/04/30...20160316...

 進級始業式を終え、旭丘分校での一学期が始まった。
 当然ながら教室にいるのは、先生の一穂、生徒の蛍、れんげ、そして凸激の四人だけである。


 「それじゃ、とっつん、もう仲良くなってるみたいだけど
  改めて自己紹介してもらおうかな」
 「なんだよ、先生までとっつんって呼ぶのかよ
  さっきまでは夕向くんだったのはなんなんだよ」

 「いやぁもう、一学期も始まったし、
  ここではいつもこんな感じなんだよね
  どうしても、とっつんて、呼ばれるのはダメかな?」
 「ダメかどうかじゃなくってさ、そんな呼ばれ方されるのに慣れてないんだよ
  むずかゆいって言うかさ、なじまないって言うかさ、まだピンと来てねぇし」

 「じゃ、以前はなんて呼ばれてたのかな?」
 「え?、何?、これって自己紹介のうちに入るのか?」
 「おっ、切り返しうまいな。じゃ、はじめて」
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2016年03月15日

【二次創作】のんのんびより 03 鍵の用と不用の巻

↓3)改稿.2016/04/30...20160315...

 凸激が、れんげと蛍のあとに付いていくと、校舎どころか教室にも鍵が掛かっていなかった。
 ‥呆れた気持ちで教室の中を見回していると、女子二人がどこかに行くようだった。


 「おーい、どこ行くんだよ?」
 「ウサギさんの世話ですよ」
 「あと、ニワトリさんもいるん、どうせだから、一緒についてくるのーん」

 「ウサギさん‥ニワトリさん‥??」(う〜ん、嫌な予感がするぜ)


 どうしたことか、校舎から飼育小屋までかなりの距離があった。
 凸激は思った。「なぜなんだ?‥」
 ただでさえ人数の少ない学校なんだから‥校舎の近くに作れば良いはずだ。
 なぜ、そうなっていないのだろうか‥
 そして回りをよく見れば、有り余る敷地内には、畑も見受けられた。
 それは、どこからどこまでを学校との境界と見ればいいのかに悩ましいほどだった。

 ‥しかしまぁ、それはそれで散策に飽きの来ない分校に思えた。

 飼育小屋に着くと、そこの扉にはなんと、唯一と思しき引っかけが付いていた。
 その引っかけが鍵(?)とは言え‥留め口に合わせて捻って固定する構造にはない。
 なんともまぁ‥扉が風で開かなきゃ良いぐらいのとても簡素な鍵(?)だった。

 凸激はそれを見るなり、にやっとした。
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【二次創作】のんのんびより 02 俺は夕向凸激の巻

↓3)改稿.2016/04/29...20160313...

 今日は進級始業式、そして転入初日‥凸激が旭丘分校に通う初日だった。

 見事な快晴の朝、
 早ばやとまだ誰も来ていない旭丘分校の校門に、
 夕向凸激(ゆうむかいとつげき)が姿を現した。
 凸激は、例の如く‥小五のくせにマイ中学教材を運ぶべくして、自転車で登校してきたのだ。
 さすがにランドセルには収まらず、荷を運ぶのにちゃっかりと自転車登校を試みたのである。

 以前の分校担任のアドバイスで、持ち運ぶのも大変だろうからと
 同じ中学参考書と問題集を二つ揃えて、一つは学校、一つは自宅に据え置くという作戦だ。
 そんな手があったのか‥と感心した凸激は、
 「じゃ、小学校の教科書も持ち運ぶ必要ないじゃん」と決めていた。
 なにしろ、凸激はすでに‥個人的には小学校課程を終えていた。

 その恩師との挑戦は、もはや凸激自身の目標になっていた。
 分校という環境を生かして、ちゃっかり小学校の内に中学課程を修了させようというのである。

 ちなみに、引っ越して新たに通うことになった‥ここ旭丘分校では中学校も一緒だった。
 それゆえ‥凸激の学習意欲には、半分やけくそさが入り交じっていた。
 恩師との挑戦を果たしたとしても、そこには同級生も部活動に励める仲間も得られず、
 ただ黙々と勉強せざるを得ずの道のりに、退屈さを募らせつついたからだ。


|校門に 男一匹影ぞ立つ 旭たくまし丘すがすがし


 「ちっ、少し早く来すぎたか‥
  暇だし‥もう少し詠んでみるか」
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【日記】他人のキャラだとしゃべらせ方が今ひとつわからん

記稿.2016/03/15

> のんのんびよりをネタに二次創作を始めてしまった。


 まぁまぁ順調に進んではいるが、
 れんげと一穂のテンポは、かなりのんびりした感じで
 ‥なかなかにピントが定まらない。

 とくに、れんげ語は今ひとつよくわからん。

 どこかの方言がベースにあると思うのだが、まったく情報が無い‥
 原作のマンガ家のペンネームも「あっと」だし、年齢不明だし、
 どうも‥本人が分校時代を辿ったらしいという感じに思えるだけで
 その辺の発言も一切出て来ない。


> そんなこんなで、他のアニメのチェックに没頭しようなら
> 一気にインスピレーションが剥がれていってしまいそうだ‥
> よそ見をせずに一気に行かないとダメなのは、実に悩ましい。


 それにしても、作者はなぜ男のくせに、敢えて女オンリーで描いてんだ?
 ‥俺に言わせると、不思議の世界である。

 とくに蛍にいたっては、どこで自己主張させればいいのか、俺的にはさっぱりである。
 ‥作者にもその辺の縛りにハマっているように感じ取れるところがある。
 ‥そのような場合、思い切って、れんげの登場しない話になっていたりする。


> それにしてもあれだな


 三姉妹の年齢差が8〜9ずつ離れてるのって、どんな家庭で、どんな親なんだ?
 現代の感覚で考えたら、バツイチで子持ちとか挟まってそうな話になる。
 ‥でも、そんな雰囲気は見当たらない。

 爺ちゃんとか婆ちゃんとかも存在感だけで、どこで暮らしているのかさえ不明だ。

 農家現役なのか引退してんのかすら不明だ。
 ‥通称そういうのを、姥捨て山設定と呼ばざるを得ないのだよ。


 まぁ、老人を画に描こうとすると画力が求められる。
 その前に、描く気があるか無いかでもある。
 男キャラを敢えてはずして描いてる時点で、その気がゼロなのは、痛々しいぐらいによくわかるさ。
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2016年03月12日

【二次創作】のんのんびより 01 男子の転校生の巻

改稿.2016/04/29...2016/03/12...

 俺の名は夕向凸激(ゆうむかいとつげき)、この春で小学五年生だ。
 親の仕事の都合で、また引き続き分校に通うことになった。
 何でも今度の分校では、中学も一緒らしい。さらにへんぴな所に行くことになったようだ。
 ‥正直、気が滅入りそうになったが、仕方がない、これも何かの縁なのだろう。
 ‥そしてそれはチャンスでもあった。

 「分校通いは決して人生の負け組なんかじゃないッ」

 俺は、前の小学校での恩師との目標を、次の学校でも決行することに決めていた。
 話のわかる担任であることを願って、
 始業式前の旭丘分校に、俺もわざわざ親と一緒に挨拶しに来ていた。


 「‥ということで
  我が校の授業は、基本的に問題集を使った自習スタイルになっています
  現在の在校生は‥春から、中学二年生が一人と小学四年生が一人です
  夕向くんで三人になるね」

 「‥あのさぁ先生」
 「なにかな?夕向くん」

 「‥わりぃんだけどさぁ、俺、前の学校もそれと同じだったからさ
  そこの先生との挑戦でさ
  小学校時代に中学課程を終わらせようってことで、去年の内に小学校課程終わらせたんだ‥
  だからさ、この春から中学の勉強したいんだけど、普段の授業時間に好きにやっても良いかな?」

 「????、何言ってるのか先生よくわかんないな、夕向くんもう一度言ってくれるかな‥」

 「だ・か・ら、
  問題集の自習形式だろう、先生が俺の飲み込みが良すぎて教え甲斐がないから
  どんどん進めて良いってことで、三月に、小学校課程の問題集6年の奴まで全部終わってんの!」

 「へぇ!?」

 「そうなんですか?お母さん‥」
 「実は私もそんなことはつい最近まで知らなかったんですけど、引っ越してくる以前に
  中学生用の参考書やら英語の勉強用に電子辞書やら買わされました」
 「買ったんですか?」
 「買わされました(キッパリ)、ついでに公文やら進研ゼミやらとねだられました」
 「中学生用でやってるんですか?」
 「いえ、まだ半信半疑ですので、中1問題集を投げるかどうかの様子見です」
 「そうですよね‥」

 「もう、母ちゃんは余計なこと言わなくて良いよ。俺の挑戦なんだからな」

 「・・・じゃ、今からテストしてみようか?」
 「おう、望むところだッ
  テストをパスしたら、この春から中学課程で勉強しても良いんだよな?」
 「う〜ん、それとこれとはべつね。小5の課題問題集は授業時間の間にきっちりやってもらうよ」
 「そいつを家に持ち帰るのは?」
 「宿題もちゃんとしてきて貰うよ」
 「チッ、しょうがねぇなぁ‥
  せっかく中学の間に高校課程も終えようと考えたのに‥
  これじゃ、計画を繰り上げても、どこまでできるかわかったもんじゃないな‥
  中学もセットの分校だって聞いたから、大幅な繰り上げを自分で考えたのにさ‥」


 「ひとつ聞いても良いかな?」
 「なに?宮内先生」
 「どうしてそんなに繰り上げて勉強しようとするのかな?」

 「そりゃ先生、分校生だからだよ。分校という環境と学習形態を組み合わせた結果
  他の学校の生徒に後れを取らないためにも、先手を打って学習を進めておかないと、
  とくにこの分校からだと‥高校に通う時になって、勉強を気にしていては
  十分に部活動を経験することも、友だちづきあいも‥かなわずに十代が終わりかねないからさ
  他の人たちよりもずっと人付き合いの少ない道を歩かされちゃってんだぜ、先手打たなきゃだろう
  ‥前の学校の先生だってさ、
  分校という辺境の教師になってしまったのだから尚のこと
  何か自分の支えになるような結果を残したいって言ってたぜ。先生はどうなのさ?」

 「へぇ?」

 「へぇじゃなくてさぁ、先生は、分校という辺境の教師になってしまった先に何を見てんだよ?」
 「その先生も口にしてたぜ、こんな少人数のところでしか教師業できないのでは
  大勢の生徒の前で十分に教えられるかどうかがとても不安になるって」


 「・・・夕向くんって、以前の先生とは随分と親しかったんだねぇ」
 「まぁな、その先生とは一年生からの付き合いだったからな
  あと、二つ下の奴で、勉強の飲み込みのまずいのが居てさぁ、
  先生そっちに掛かりっきりで、そっから俺だけ自習状態だったからお詫びのつもりか、
  宿題もほとんど無しで、ますます目標の方が優先になってたな‥」

 「ふーん、そっか、ここでの生活も楽しくすごせると思うよ
  とりあえず、テストはじめよっか‥」
 「‥じゃ、母ちゃんは先に帰って良いぜ、俺、終わったら先生に送ってもらうよ」


 ‥それから

 旭丘分校にひとりだけの教師、宮内一穂は、夕向凸激のテストの結果を見て驚愕していた。
 試しに、手近にあった小六のテストをプリントして与えてやらせてみたところ、
 四教科全問正解という程ではなかったにせよ、制限時間を使い切らずにさっさと終えていたことから、
 十分に理解ができているように思えたからだった。まだこの春から小五だというのに‥

 そして胸に突き刺さってしまっていた‥

 「先生は、分校という辺境の教師になってしまった先に何を見てんのさ?」という凸激の言葉に‥
 宮内一穂は、すでに、夕向凸激の要望を受け入れざるを得ない自分を見つめていた。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 10:36 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする