2023年12月18日

【四首吟】師走

向宜詠吟.2023/12/18


|師走とは日の短きにせせこまし 朝早うにせなや何もかも
|もう夕や仕度掃除に迫る暮れ 家電時代の倍せわしなさ
|栄えれど師走の忙や倍倍に 格差倍倍せつなさ倍倍
|倍師走くぎりも無しに「さぁ出勤」捨ててしまおうこの風習



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



 ‥昔は電気文化が無かったので、日の短くなるほどに
 朝早うに起きないと、釣瓶落しに日が暮れてしまって仕事にならなかった
 雪国はすっかり籠もり生活の所もあったが
 太平洋側では、雪なんかそこそこだから、通常通りに仕事をこなさなければならない

 ‥時代が下り、電気文化は家電文化に変わった
 すると、誰しも片手間に仕事をし出した
 お陰で、取引量が倍増することになった
 するとなぜか、年末だろうと休まないように社会体質が変貌した
 更には、年末になるほど‥なぜか仕事が倍倍に増えるという不思議もやって来るようになった

 (年末調整、年度末調整に行政が予算を使い込むという悪習無能たる成果ゆえんである??)

 そしてついには、正月出勤という事態に至った(これほどに格差を感じざるを得ない日はニャー)

 ‥どれかを切り捨てたいと思うほどに
 正月などと云う風習を無かったことにしようと思わざるを得ず(糞どうでもいいわぁ)


> 正月どうでも良い=結婚どうでも良い=人生どうでも良い=世間どうでも良い
> とした連鎖なんだわさ‥安穏と正月をやらす連中は危機感なさすぎ!(とくに宮内庁辺りナ)


 (急に寒くなったかと思ったら、日の傾くのめちゃ早いのに気になりだして、ふと思っちまったz)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:22 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年12月14日

【四首吟】パーティー券U

向宜詠吟.2023/12/14


|今は亡き派閥の貌とパーティー券 きっとトップや不記載額
|額面の不記載前にも桜散る「派閥の指示」に師事の影
|影日なた忖度だらけあの時代 貪り狂う不正と疑惑
|疑惑濃きパーティー券や去年今年 派閥の主の響きよさらば



> うた詠み終わります、ありがとうございました。


 ‥派閥の指示でしたん??
 A派がそれを口にしたらそりゃもう誰の指示だったって話ですよね?

 その前から、その前前から疑惑ありなんですから

 忖度してぼやかしてるつもりが
 朧にぼかして逃げ切るつもりが、あらあら‥全部吐いちゃったみたいな


> 其処、国民一丸になってツッコむ処やでッ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:43 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年12月13日

【四首吟】パーティー券

向宜詠吟.2023/12/13


|パーティー券誰の為のカネ集め?「約束しませう貴方の会社」
|社会規範踏み絵に踊るパーティー券「政策乗りたきゃカネを積め」
|積め放題パーティー券の袖の下「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな」
|奈落までキックバックやパーティー券、壱に拝金、弐に不記載



> うた詠み終わります、ありがとうございました。


 ‥政治資金を得る為に編み出されたのがパーティー券
 カネを包んだ方としては、政策に乗りたいからであり
 受け取ったからには乗せるのが商売に様変わる事になる

 この流れは、誰がどうみたって政治腐機能へのカウントダウンだ

 それどころか国民主権としている民主主義に反している
 詰まる所の違憲沙汰だよ(党閥VS国民生活とした誘導だよ)


 ‥でもまぁ互いに顔合わせもしたいし、仕方がないから
 政治資金としてある程度の想定規模を容認とし
 しっかり明記して報告すりゃ問題なしと取り決められた

 (非正規雇用枠にて、ピンハネしたようなカネからな)


 ‥政治家のくせに、それすら守れないなら即打ち首ものである
 (あ違った、政痴屋だったか‥)


> 為政者からして、自分たちに甘くなるのが常なら
> 国民主権で等しく柔らかいルール導入が必要なんだz(超難問)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 11:48 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年11月27日

【四首吟】いわゆる袴田事件の冤罪疑惑の代弁詠み??

追記.2023/11/27

向宜詠吟.2023/11/24


|田や川でしょいパクや鷺の影 仕立てられて呑まざる苦節
|苦節問う枝伸びし頃鉄格子 未だ現役防衛人生
|生きたくて隙間風から仮釈へ 甘シャリ放題それがなんだ‥
|駄目押しの冬へと迫る老い防衛 解放得ずんばベルト得ず



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



 ‥例えば、第一に、洗濯して縮んでしまうような衣類を証拠十分として立件できるだろうか?
 あの頃の衣類には、洗うと縮んでしまう服も多かったですからね

 (味噌漬けともなると尚更な気がしないでも無い)
 (予算をケチって見繕ってきた冤罪仕込み衣類なら尚更でしょう‥)

 (そもそもなんで味噌タンクに隠すんだ?‥そこの発想動機がなんとも不十分すぎる‥聞かないし)

 (冤罪にしても目の付け所が謎めいている‥お前ら洗濯したことねぇんだろう?‥みたいな)
 (その手の作家だって扱いづらいネタバレ草っ)


> そもそも、洗って縮んでしまうような服を普段着で着ていたわけも無し(作業着なら尚更)
> さらに、縮んでしまうことを想定して縮んでしまうのを織り込んだ衣服を纏って殺害に及ぶ
> 頭があったら、普通にボクサーだけで有るはずが無い
> そこまで気転のまわる頭があったら、叩けば諸々埃の出る案件になるはずだ
> (例えば、漫画家の梶原一騎のような)
> (爆発人気に嫉妬した勢力が仕込もうとしたけど、叩けば転んでくれるような御仁だったオチ)


 ‥それをさらにクリーニングに出した後に保管してきたわけで
 クリーニングに出した時点で、DNA情報は怪しくなります

 なにしろ、あの頃は石油系洗剤バリバリだったくさいどえす
 (利権側バリバリの所轄なら、当然の流れ草)


 ‥そこらの扱いをどう考えるかだけでも
 扱いが杜撰で、慎重さが見られず、証拠不十分として扱われるべき流れ草
 (繰り返しますが‥お前ら洗濯したことねぇんだろう?‥みたいな)


> ‥当時にそれらを証拠十分として扱ってきた脳がとても謎
> (映画映像にでも仕立て直す時、どうしたって違和感でまくりだろうz)
> (報道内容からは、その程度にしか見えてこない)


 ‥その程度で説得されるほど、その手の創作を観まくってねぇんだよ‥


 検察側が目くじら立てて立証しようとした赤みにしたって
 先輩が仕込んだ、なんちゃって刑事ドラマ御用達血糊のなれの果てなんじゃねぇの
 それの現物証拠があるんだから、それこそ化学分析にかけりゃいい
 その手の物質が塗り込まれてたら完全に検察側のアウトだよネ(だったら嘆かわしい)

 (にしても、成績が欲しいだけでそこまでやるのかよ?)
 (だとしたら、殺人鬼としたクサさはお前らの方だろうが‥みたいな)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:30 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年11月08日

【短歌】資本主権vs国民主権(八射)

向宜詠吟.2023/11/08


|いつだって「死ニ方用意」この★は 餓え様とポチあとゴミ漁り
|いつだって「死ニ方用意」死地桜 吹雪きこそすれ華に非ざり

|いつだって「死ニ方用意」この国は 主権差し出す自由主義
|いつだって「死ニ方用意」この暮らし 上から搾る民主主義

|いつだって「死ニ方用意」世の空気 根から資本主権ですから
|いつだって「死ニ方用意」やるからは 這い上がるより過労死ありき

|いつだって「イキ方用意」しのぐなら 自己満・自己中・知らんぷり
|いつだって「生キ方用意」つなぐなら お互い様です国民主権



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 03:10 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年09月10日

【用法】体言+助動詞「ぬ」は、二つの顔を写し込む

記稿.2023/09/10


|再選に挑む音色も青東風ぬ「いい音はいいと言わざるを得ない」

 ということで↑の解説をします


> 「青東風ぬ」ってどういう意図があるの?


 まず、青東風(あおごち)の意味ですが
 これが不思議なことに、方言絡みなのかは知らんけど、二つの意味合いがあるようです

 ・雲ひとつない晴天に吹き渡る東風(初夏)
 ・土用のさなかに吹く東風のこと(土用東風)
 (但し、三夏とした扱いには無い)

 ‥ちなみに東風(こち)は、春に吹く東からの風です(九州・関西地方特有??)

 感覚としては、青東風の季語感は初夏にあるらしく
 「青嵐」に含まれる場合もあるが
 「青嵐」が爽快で清涼な風なのに対し、「青東風」は蒸した感じが伴う‥そうです

 (それがどういうわけか、転じて土用東風と同じ扱いになっているという謎)
 (土地土地での感覚の差が伴ってあるんでしょうかね??)


 そして、助動詞「ぬ」ですが
 体言に付けるという大胆な‥なんちゃって動詞化により、脳内で解釈に混乱が生じます
 (風立ちぬ‥みたいな)

 ぬ‥完了・強意・並列の意味をもち、ナ変型の活用で、活用語の連用形につく
   な/に//ぬる/ぬれ/ね

 ず‥打消しの意味をもち、特殊型の活用で、活用語の未然形につく。
  (ず)・ざら/ず・ざり/ず/・ざる/ね・ざれ/ざれ

 ‥とした二つの「ぬ」のどっちなんだ?とした混乱です


> まぁ偶然にも場面として
> 再オーディションなので、最初に受かったAさんと通らなかったBさんと居るわけです
> その音を講師の私だけでなく皆さんで聞き比べて選びましょう‥とした下りです


 その時注意しなければならないのは、どちら側の心境を詠んだのか?‥であります
 なので、双方からの心境を表現しなければならない状況でもあります
 でも、一行で成立させないとダメなんですよ(なんというツッコミ)


|再選に挑む音色も青東風ぬ


 上の句を俳句風に詠み止めると、助詞「に」「も」の繋がりから
 チャレンジャー側の心境に聞こえます
 するとその次の「ぬ」はどうしたって、青嵐よりに非ず土用東風よりだった
 という不思議解釈が成立するでしょう

 「チャレンジャーとした私の音色は、通過者と比べると今ひとつに聞こえてしまうのだなあ」

 という感触を見せるのですが
 下の句の視点は、どうしたって講師の感想です‥すると‥

 ‥通過者の方の音色に対して講師が
 オーディションの時と何ら変わらず安定した音を出しているなあ
 「いい音はいいと言わざるを得ない」‥他の部員も同じように理解したはずである

 という意味に化けているのです


 つまり、チャレンジャーの気持ちとしては、否定の助動詞「ず」の連体形「ぬ」を思わせつつ
 講師とした側の下の句の視点が加わると、途端に
 完了・強意・並列の助動詞「ぬ」とした‥澄んだ音だなあとした青嵐よりの意味に絞られるのです


> なんというたまたまの偶然!珍解釈だろうや‥(ちゃんちゃん)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:33 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年09月09日

【短歌】十四行で詠み覚める「響け!ユーフォニアム」

向宜詠吟.2023/09/09


01
|金賞や吹部蝉交うすいぶぜみかう夢の中‥されどダメ金「めちゃくちゃ悔しい」‥

02
|リベンジはこの高校で華を追う‥全国で金「特別になる」‥

03
|「それが運命の相手だよ」楽器を選ぶ光る風 新入部員に若葉をり

04
|目標を決めろと来たる春の乱「努力するのは皆さん自身、皆さん分かりましたか?」

05
|バラバラな春の吹奏楽部員たちに鞭の声「何ですか?これ」

06
夫れ夫れそれぞれのやる気はいずこ春の問い「走るんですか?」指導幕切り

07
|スパルタに本気ほんきが背を押す五月富士「なぜなら私たちは全国を目指しているのですから」

08
|支えてるそれが音楽ああ清水しみず「めっちゃ楽しい」初心ウブな青春

09
|トラウマにどよむ瀧底たきぞこオーディション 背中にいつも「頑張りなよ」

10
辞め人やめびとの常や複雑青嵐あおあらし「‥いいな」言置くことおく去り難き影

11
|落選やせき死する風通りすぐ「それを尋ねてどうするんですか?」

12
|再選に挑む音色も青東風あおごちぬ「いい音はいいと言わざるを得ない」

13
|全国を見上げてもがく青葉宵あおばよい「もっとうまくなりたい」駆けし悔しさ

14
|開演やいざ雲の峰越えゆかん「そして私たちの曲は続くのです」



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:49 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年06月10日

【短歌】孤誠くと書いてどうよみますか?

向宜詠吟.2023/06/10

 答え:孤誠く(つらぬく)


|孤軍とて誠を以てつらぬけば朽ちても尚のはためく誉れ


 という解釈による当て字なわけどえむ
 (真田幸村しかり土方歳三しかり‥そういう負けいくさ草さ込みですが‥)



|孤誠かむ日々の背中に青嵐 まっすぐ候 富士やま候


 ‥ああまったく以て人生なんざ孤軍奮闘だよ
 まぁどちらかというとそれが本懐なのだろう
 だったら幸せなんざ考えるだけ無駄とは思うも、誠とはそういうものではない
 ならば、理想やら志に向かう姿勢を以てこそ幸せなのだろう
 「汝の理想に誠はあるか?」「汝の背中に誠は映えるか?」
 夏に向かって映える富士山を見ていると実にそう思うばかりだなあ


> うた詠み終わります、ありがとうございました



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:16 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年05月22日

【短歌】残念な四射

向宜詠吟.2023/05/22


|掛け声は枇杷狩りの夢 G7 今頃集くヒロシマ円卓
|ちゃぶ台はすでに戻らず壇ノ浦 落ち武者米ドル「然様なら」
|「ライバル視」よもやここまで やせ我慢 取り立て稼業の破綻おち
|力こそ正義の群れの島流し もてなし日本どこまでも侍従


※ 集く(すだく),ちゃぶ台(卓袱台),然様なら(さようなら),侍従(ポチ)



> うた詠み終わります、ありがとうございました



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:58 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

2023年05月04日

【短歌】布ぐと書いてどうよみますか?

向宜詠吟.2023/05/04

答え:布ぐ(ひろろぐ)


寛ぐ(くつろぐ)、綻ぶ(ほころぶ)、悦ぶ(よろこぶ)という感じの
むしろを広げた所の日本の風景あるあるまったり感を
(ひろろぐ)と表現してみたわけでして
漢字には、「布」を当ててみましたん



|田植機で布ぐ早苗おらが富士 稔らせたきや眼福の秋


 ‥昔は、一族総出、一家総出で
 朝から晩まで何日も掛けて田植えをして来たわけだが
 今や田植機があれば、ぼっちでもやり切れてしまうと言う‥
 打ち上げしようにもぼっちだし
 (何というのか踏んだり蹴ったりのオチでどうにもいけねぇなぁ)

 それでいて、お金になるわけでもねぇし
 お金にしようと思ったら、色々とした企業色でやらなきゃならんね

 んにゃ、おらが得たいんは、おらの汗によるおらの風景ってもんよ、芸術よ
 (それだけは譲れねぇなんて踏ん張ってたら、ますますぼっちよ、どうすんべー)


> うた詠み終わります、ありがとうございました




 ‥どうにも農業を芸術とした理解が世界に疎いので、日本は死にますね
 まぁ今や美味しいのなれの果てが、間引き選別美味しいですからねキチガイです
 (それの日本の間引きと世界の間引きはかなり違うわけですよ)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:01 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする