2017年01月26日

【勝手句帳】073 29-1-20 静岡新聞掲載分から

↓8)向宜詠吟.2017/01/26

|奥入瀬の清冽さ増す秋の旅      静岡市・青葉句会

|奥入瀬の秋なす飛沫清冽と 押し出す流れ色掻き染まれ


 


 ‥「清冽さ増す」は「澄む」と同系列の秋の印象です
 そのあとに「秋の旅」と季語を盛っては、
 奥入瀬の何たるを詠まんとしているのかに乏しくなるばかりでピンボケです。
 「秋の旅」で見て来ました程度にあれば、あまり難しい言葉を盛らない方が適切に思います。

 でもまぁここでの持ち味は「清冽さ」に有りますから、整えてみました。


> 風合いを為した言葉を盛れば格好が付くわけでもなく‥対象とのバランスが欠かせません。
> 言葉にもまた人格のような個性があり、合う合わないにうるさいのです。


|万緑の奥入瀬なのに個個の水 一句に盛るなど溢れしか


 *奥入瀬(おいらせ)‥十和田湖・奥入瀬渓流
 奥入瀬には景勝地が沢山あり、是を詠んだら奥入瀬を詠んだ‥なんて次第には及びません。
 ただし共通しているのは水辺である点かと(よく知らねぇけど)

 ‥とまぁそんなところで、ざっと詠んでみました。
 (この句はユーチューブ映像を見る前で、グーグル画像検索からの感想です)
 (画像は検索で見かけてはいましたが、奥入瀬の名称までは知りませんでした)




|落葉松や霧に溶け込む風の音     静岡市・青葉句会


 ‥霧がこめてきました、風の音がしています‥???

 (それじゃ霧が立ちこめませんよね、全部流れて行っちまいまーす)
 (海霧のケースは、規模が大きく強風も想定されますが、カラマツの森程度ではどうでしょう?)
 (山の霧は概ね忍び寄る影の如しかと‥音がする程の風が伴うなら雨も混ざっていると)


> 「吹かない風があったらもってこい!」by 夏井いつき


 ‥おおこれは、ついに見つけちゃいました。
 風が無い状態を「凪」と言い。吹いてる状態を「風」という。
 そのどちらでも無い状態がここにあったのでーす。


|霧こめて落葉松からまる音もなく 風のあるらしわずかに揺るる


 ‥いつの間にか、カラマツの林に霧がたちこめている
 ‥視界がどうにも覚束ない
 ‥風が多少あるのか、かすかに葉の揺れる音が聞こえてくる
 ‥(不思議なものだ‥風が吹いている様子もないのに、風が有るのだなぁ)
 ‥(まぁ吹いていなければ、霧がこんなにも立ちこめることも無いのだろうけど)


 「そのような『風らし』を何というのか?」
 ‥それこそが、「霧」>「靄」>「霞」の勢いの度合いの差という事になるかと。
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2017年01月22日

【勝手句帳】072 29-1-17 静岡新聞掲載分から

↓8)向宜詠吟.2017/01/22

信濃路や落葉松の奥まで時雨      静岡市・清風俳句会

|時雨さす嬬恋踏めるからまつ路 木々のはざまの惜しみける眺め


 

 ↑は野上彰:「落葉松(からまつ)」のコーラスでーす。(適当に見繕っております)


> ネタの句の掴みは悪くないと思うのですが、調べてみた感じでは


 「信州路」と云ったら諏訪に続く南北ライン
 「信濃路」と云ったら長野側の浅間山の麓周辺‥(?)
 「奥信濃」と云ったら浅間山からぐっと群馬寄り
 「木曽路」と云ったら伊那・飯田を含む辺りから岐阜に続く旧街道‥(?)

 ‥どうにももどかしいので
 (そのまま、参考にしたブログの写真のわかりやすさから「嬬恋」で盛りました)


 * 時雨=A比喩的に、涙を流すこと。
 * 時雨さす=(感動の涙に解釈‥感動すること)&木枯らし一号のあとの風合い


> キタァ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!、ついに、百人一首のとんちレベル


 俳句の季語風景と、和歌の伝統的な眺め(長雨)のカップリングが描き上げた奇跡。
 雨っぽい風情を盛りつつ、「実は晴れ詠みwww」


 http://s.webry.info/sp/ymanotayori.at.webry.info/201510/article_6.html
 (参考写真は「晴れ」ですが、そのまま効果的に「時雨」を盛っておりまーす)


> ‥何という感動的な景観が続くのだろうか(まるで縷縷の涙が溢れ出るようだ)
> 落葉ざれした嬬恋のカラマツ路は、実に素晴らしい!!
> 木々のはざまから見える眺めが、これほどに味わい深いとは‥
> (このままどこまでも、カラマツ路の木々から抜ける青空の風合いにこころ打たれて居たいぜ)


 ‥実のところ、下の句がどうにも‥すっーとは、出てきませんでした。(四日ほど悩んだッす)

 雨が降ってりゃ、どうしたって「眺め」なんて見えるわけがねぇ。
 あるのは「長雨」とした掛かりが伝統のようですが
 ‥そこを見事に裏を掻いて、「時雨さす」を心の感涙の意として、晴れに成立でーす。

 「やっぱ、晴れっしょ!」

 ちなみに、実景なんざ未だ踏み知れずでーす。(というか落葉松を理解してませんでした)
 写真のできサマサマでーす。(これもまたコラボのちからという奴ですな)
 ‥無論、ネタの句の「時雨」も有ってこそでーす。(青空を見て「時雨さす」は無理でーす)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:45 | Comment(0) | 名句にポン/2017前半 | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

【勝手句帳】071 29-1-14 静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2017/01/20

星空に葉もなき梢のそよぐさま天の声とも目をこらし見る      藤枝市・合歓短歌会

|流れ星葉もなき梢のそよぐさま 天の声とも目をこらし見る


 ‥なかなかに整っています(着眼は妬けるほどに申し分ありません)
 ですが、下の句の大ざっぱに対して上の句のバランスが足りていません。

 「星空」ではなく、ここは「流れ星」と置いて、冬の流星群の時節を誘った方が宜しいかと。

 ‥普通に「星」を凝らし見るなんてのは日常です。平凡です。
 その日常とは少し違う意味としての「天の声」に当たるのが何か(?)
 とした掛かりをどこにも添えないのでは、どうにも詰めが甘いかなと。
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2017年01月18日

【提案動詞】AGAINぱる

向宜詠吟.2017/01/18

|赤点やAGAINぱって夏補習 経験してみたくとも御免


 「GREAT AGAIN」のAGAINを動詞にできないかということでやってみました。
 ‥カナでも良いんすけど、ここは敢えてアルファベット表記にしてみました。
 (赤点の確率が一番に高いのも英語かなと‥)


 「テンパる」のニュアンスと似ているのかなと思いまして
 「アゲインぱる」です。

 造語する上での、語幹と語尾の間に挟む音を、「語幹補間詞」とでも名付けてみましょうかね。

 ‥表現の幅の多い(語幹補間詞の余地が広い)語幹とそうでもない語幹とがあるように思います。
 アゲインぱるは、単一な方に思います。


> 俺とアゲインぱって欲しいんだけど‥
> 「はぁ?」無理に決まってるでしょ、あんたとの関係はもう終わったの!


> 皆さん、アゲインぱれる社会に、時代に、しようじゃありませんか!
> AGAIN党:未だ落選した事のない代表。並びに二世三世議員多数参加(イメージまるでダメ)


> アゲインぱれるのも良いんだけどさ、それってそもそも失敗が前提だよね
> 「アゲインぱる」なんて言葉には、できればご厄介にはなりたくないかなと。
> なに言ってやがる、勝ち続けられる確率の方がずっと低いんだ
> ご厄介になる率の方が高いのが、実の世の中なんだよ。何か勘違いしてねぇか?


|アゲインぱってアゲインぱって消失、未だ極まるを得られじ  (by 宇宙的大実験)



> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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【提案動詞】ラブの場合(訂正)&ハグの場合

記稿.2017/01/18

 勝手句帳070にて


> らぶらぶしい、ラブラブしい
> らぶむ、ラブむ
> らぶまる、ラブまる(行為が十分に及んで満足な様)
> らぶめく、ラブめく(行為がまだ未遂で願望に溢れている様、きざし)
> らぶもる、ラブもる(行為の最中もしくはそれを想定した度合い)


 ‥を提案しましたが、早速に再検討しました。
 結果、「ラブむ」「ラブもる」は使いづらいようなので
 一括して「ラブぐむ」はどうでしょうかね?
 ついでに「ハグぐむ」です。


> ラブぐむ(行為を重ねる気配)
> ハグぐむ(所謂ハグの動詞化)
> 「ハグぐむ」がありなら「ハグまる」もありです。


 「ハグまろうか?」「最近ラブまってないわよね?」
 「いやぁお陰様で、日夜、妻とラブぐんでおります」
 「あいつさぁ、誰とでもラブぐむって話だぜ」
 「○○と××が教室でハグぐんでるの見たぜ」
 「あいつら、このままラブまりそうだな」


 ‥とまぁ感じでしょうかね。
 (〜まる)と(〜ぐむ)が、セットになりやすいのかはまだわかりません。
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2017年01月17日

【提案動詞】ファイトの場合

↓1)記稿.2017/01/17

 一般に動詞を作る場合「〜する」というのが明治以降の流れのようですが
 動詞の語幹をよく観察してみるに、それに縛られる事なくかなり自由に設計することが可能です。

 (可能ですが、実用に至るかはその時点では、兎に角わかりません)

 ‥まぁ少なくとも、内輪だけで判れば好い程度(なんちゃって方言)
 キャラ立て用の特殊なしゃべり語に仕立てるには持って来いかなと。


> まず、ファイトに助動詞「り」を付け足して活用させてみましょう。


 エ段を付け替えながら「り」を付けてみると
 「ファイトげり」「ファイトべり」が使えそうな候補に思われます。

 「ファイトぐ」(戦いを意図する)
 「ファイトぶ」(努力奮迅を意図する)です。

 どうして二つも候補が挙がったのかを思うに
 ‥ファイトには「戦う」の意味と、日本独自の「頑張る」の意味があるせいでしょうか‥


 ‥仮に命令形にしてみますと
 「ファイトげ!」‥やっちまえ
 「ファイトべ!」‥力を尽くせ
 まぁそんな感じでしょうか???

 「トげ」が「遂げる」を連想し、「トべ」が「飛べる」を連想するせいかもしれません。

 (もちろん、一般に受け入れられるかはまだわかりません)
 (ここで述べているのは、作り方の視点と見解です)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:53 | Comment(0) | 名句にポン/2017前半 | 更新情報をチェックする

【勝手句帳】070 29-1-10/1-13 静岡新聞掲載分から

↓9)向宜詠吟.2017/01/17

待たさるる受話器にかすか虎落笛     裾野市・寿大学俳句教室(1-13)

|待たさるる受話器にかすか虎落笛 向こうの空は真っ青らし


 *「待たす」四段未然形[待たさ]+「る」助動詞連体形[るる]=待たさるる

 *虎落笛(もがりぶえ)‥冬の強い風が柵や竹垣・電線などに吹きつけて発する笛のような音。(冬)

 雪が混ざってるならそれは吹雪、雨なら冬嵐。
 だから、虎落笛は晴れ前提‥(そこの違いを主張せんと登場した季語と言うことかな)


> しばし待たされる事、受話器の向こうからかすかに(向こうの空の)虎落笛が聞こえてくるなぁ
> さぞや真っ青の晴れ間なのだろう‥


 ‥と言うだけの詠みなのに、とても感心してしまうのは(ネタの句に)
 「虎落笛」の使い所がとても難しいからです。

 (ところで‥視覚としては電話からは何も判断できないはずです)
 (よって、虎落笛と盛ってある段階で、問答無用にも晴れを理解していると扱わざるを得ません)
 (‥朝か昼か夕か夜かも分からない所ではありますが)


 ここで「待たされていると‥」として、べたに注釈を付けては、
 助動詞「る」のニュアンスとは多少変わってしまいます。
 口語としては兎も角‥句の詠みとしては、
 電話が掛かって来るのを「待たされている」との向きも含みます。

 「受話器にかすか」とあるので、そうで無い事は明らかです。なので、

 「待たされている」とだけ注釈するよりは、「しばし待たされる事」として
 電話の最中である次第をハッキリさせた方が適切です。
 ‥また、虎落笛がすぐに聞こえてくる訳でもありません。
 「かすか」とあるので、注意深く聞き取る時間経過の様子を見繕う必要が伴います。


> その注意深さを助動詞の意に覗おうなら、かすかながら‥「自発」にも詠み含まれているかと。
> 翻してみれば、「待たさるる」との掴みも含みも外せないと言う事になります。(なるほど)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:00 | Comment(0) | 名句にポン/2017前半 | 更新情報をチェックする

2017年01月13日

【勝手句帳】069 29-1-7 静岡新聞掲載分から

↓3)向宜詠吟.2017/01/13

|晩秋の銀杏並木を走り抜け落ちたばかりの木の葉舞い散る        沼津市・萩の会

|木枯らしや銀杏並木走り抜く 落ち落ち落つる舞う舞う舞わる


 * センター試験目前だというの、なんという句材&ツッコミ
 (勝手句帳期間中‥まぁ三年間程その点、ご容赦下され)

 ネタの詠みでは、一枚二枚程度の趣です。(そんなのちっとも物足りなーい)
 ‥ということで、それこそ突っ走ってみました。


 でも、よくよく考えてみるに、桜吹雪はお目に掛かるとしても
 銀杏のそれがバァーとなる光景は映像としても、未だお目に掛かってなーい!!
 たぶん真夜中なんだろうな。(じゃ、ライトアップにも撮影して貰うしかねぇだろう)


> 「ああ、見てみてぇー!!」
> ‥どうして今まで気がつかなかったんだ!?(俺、ドラマ見ねぇ奴だから損してたかも‥)




|並び立つ風車の間に登る陽を視野に入れつつ新聞配る          掛川市・ねでしこ短歌会

|旭日や新聞配る冬の朝 風車の彼方昇り来る


 *朝暉(ちょうき)旭日(きょくじつ)‥ともに朝の日の異名。
 「朝日」×「新聞」‥その詠みだけは避けなくては‥(ネタの句もそんな感じかと)

 ‥で、まずは「風車の間に登る」ですが
 「登る」「昇る」の文字化けか何かに思われますが、「日が昇る」です。

 風車の間という事で、どれ程の規模なのかグーグルマップ等で確認した所
 撮影された時期としては、一機しか見あたりません。
 (詠みの対象は、静岡市か御前崎市の風力発電に思われます)
 (多数設置は、御前崎風力発電所の方かなと‥原発停止時の電力確保みたいな)


> ‥ということで、風車の間に昇ってくる光景の「間」が、今ひとつ判りにくいかと


 とくに‥夏になると朝の日は、ぐっと北寄りからになりますから
 太陽を背にしたそれは、静岡県の地形上、どちらも絵図に収まらなくなります。
 ‥新聞配達もなにも、太陽を背にできる足下が海になってしまうのでーす。(住宅街が無い)

 ということで、「冬の朝」が成り立つのではと睨みまして、盛ってみました。
 ‥是は、季語を盛って、ようやく整うような日の出の方位にあります。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:01 | Comment(0) | 名句にポン/2017前半 | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

【勝手句帳】068 29-1-6 静岡新聞掲載分から

↓8)向宜詠吟.2017/01/14...20170111...

|電飾の馬車で駆くるや雪の富士       沼津市・片浜松風句会
|電飾の馬車まわる雪花富士         手直し


 *雪花(せっか)‥雪片を花にたとえていう語。
 (降ってきたかなぐらいの場面のニュアンス、さすがにしんしんとしている雪には詠まんかと)


 ‥遊園地若しくはイベント会場から見た富士を詠んだのだと思いますが(富士急ハイランドですか?)

 ‥どことなく「駆くる」が強すぎる印象です。
 「雪の富士」は、雪が降ってるの?、それとも白いだけっすか?(そこが肝)

 雪降ってくりゃ、遊園地なら運休するか休園するんちゃう。
 (そこが雪国なら尚更の事かと、お客が帰れなくなる深追い営業はしないと思う)
 ‥と言うところで、小雪ぐらいの印象になるように手直ししてみました。


|電飾のガンダム駆くる月のうら 派手に飾らにゃ映えやしねぇ


 ‥とまぁ、ガンダムに発想が飛びまして
 (電飾のガンダムと言えば、ユニコーンガンダムっすかね??)
 月の裏側でのドンパチとか、よくよく考えてみると真っ暗闇です。

 すると認識できるのは、センサーからの解析映像だけでーす。

 そんなんで戦争をするとなると、
 それこそ、画面上にはレーダーの点にロックオンしてぶっ放す‥半ば潜水艦戦です。


> などという矛盾点に気がついちまいました。(まぁ、アニメっすからね)


 戦を死合うためには、それこそ規格された敵・味方識別発信電波を定義せざるを得ないかと。
 アニメでは‥無線封鎖絡みにも、音紋とか熱紋とか紛らわしい表現にもなっとりますが、
 宇宙空間の闇には、ずばり、中接近戦=識別電波が欠かせないと言う事に成ってきます。

 (なら、だまし討ちなんて成り立たないね、正面切って政治外交で話し合わないと)
 (出会い頭の戦闘開始宣言を儀礼付ければ、ガンダムらしいと言えばらしいけどね)

 ‥だから、リアルな宇宙戦争ともなると
 UFOで時間の海をくぐり抜けるとした潜水艦戦の如しという事に成るのかなと‥


 敵前&戦闘中に無線封鎖しないで会話が通じているアニメ表現の前提としても
 無線封鎖のなんとな〜く無意味感がそこにあったと言う事になってきまーす。

 暗闇でカメラ視認できない(そもそもにして高速物体同士の間にはかなりの距離がある)とも成れば
 ど派手に電飾しないとダメですが、耐久性やらで難しく
 ‥だからこそ、識別発信電波が欠かせないので、無線が通じ合っているのが前提だったと!!

 どうにも、オンライン戦争スタイルっす‥(やはりそうならざるを得ないと)


 無論、攻撃されても良いなら始めから発信を切るのもありですが、単独の奇襲作戦ぐらいかなと。
 (こちらから受信だけできていれれば、敵が編隊なら誤発射を嫌い向こうは発信を切れない)
 (そういえば、その点においてだけはベースシップは単独行動だな。モビルスーツは通信してるけど)
 (各機の機影を追跡解析してるからな、あれは切るに切れないシステムでもある)

 (まぁいずれにせよ、アニメの宇宙戦争の表現は、すべて焼き直す必要があることになりまーす)

 (太陽の前に出たら出たで、熱いし明るすぎだろうし、どうにも視認性は同じだろうな)
 (‥やはりそれの点では、スターウォーズの方がリアルっぽいのかなと。ワープ前提はうなづける)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:51 | Comment(0) | 名句にポン/2017前半 | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

【勝手句帳】067 29-1-3/1-5 静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/01/14...20170108...

|冷え著く静もる杜の大鳥居を零時の時報待ちてくぐれり      浜松市中区(1-3)

|冷え込めり鎮まる暮れの大鳥居 時報ぞ零時今くぐらむと


 ‥いろいろとツッコみたい詠みだったので手直ししてみた。


 いくら俳句・短歌でかなを端折る傾向があるとは言え
 「著しく」とちゃんと書け、しく活用の活用部分までを端折っては、意味不明になりかねんだろうが!
 動詞・形容詞・形容動詞の区分までを端折ったら、日本語が乱れるだろうが!

 「静もる」は方言ぽく見えるがこれも好かん。

 どう考えたって、新年が明けるのを待ってるんだから「鎮まる」だ。
 その鎮まっているのは「杜」で無し。「暮れ(行く年)」なのだ。


> ‥そもそも何が詠みたいのだ?、年明けのその瞬間だろうに
> ‥どうして「杜」になったんだ、真夜中に杜なんざ見えてねぇだろうが!


 「時報」がまた微妙なところだ‥昔なら「時計の針」をイメージするのだろうが
 今や、ケータイで確認する時代だし、気分を盛り上げようとして音をセットしてもおける。
 (自分で適当な音ファイル探してきて、タイマーセットすりゃ好いだけだ)

 ‥表現がやや紛らわしいのだが、まぁ許容の範囲だろう。


 「待ちてくぐれり」‥文法的に間違いは無いが、なんかこう、イベント感が今ひとつだよね。
 年始の頭にお参りしようとの意気込みはあるのだろうが
 ‥それを言葉にしようとすると
 どうにも、ただの勢いみたいなのは、マンネリな感じで、新鮮味に欠くばかりかと


> 詠みってのはね、常に瞬間の最高に生きて、最高の瞬間を味わうように記すべきなんだよ
> いつもの調子、いつもの勢いのどこに詩情たる新鮮味があるわけ??
> 最高の瞬間を創造して、そこに詩情が立つるべきでもある




|春耕や先づ一呼吸一礼す         静岡市葵区俵沢(1-3)

|春耕や先づ一呼吸一礼す 宜しく生きさせて貰います


 ‥まさに最高の瞬間を得ようとしている意気込みが伝わってくる一句である。

 これもマンネリでしょうとのツッコミもあるだろうけど、
 凛としているかどうか‥頭の毛から爪先の爪まで伝えようとしているかどうか‥
 そこの違いは、どうしたって、集中観という奴だろう。


> ‥無造作と集中観の違いということである。




|棟上げや槌音秋の空にあり        掛川市・句会あさかぜ(1-5)

|棟上げや槌音秋の空にあり 届けよ響けよ里恋しけれ


 ‥是もなかなか、集中観が極まっています。

 何事も無造作に取り組んでいては、凛としてこないという事です。
 頭でわかっているという事でなく、意識して集中する次第がそのままに顔を覗かせるという事です。


 集中の集中(プロ加減)を説いているのではありません。
 集中する方向を確かに念い描いてから、事に取り組む習慣付けが肝心だというだけの話です。
 ‥同調すればこそ湧いてくる感覚があるのです。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:09 | Comment(0) | 名句にポン/2017前半 | 更新情報をチェックする