2017年11月19日

【勝手句帳】165 29-11-10/11-11/11-14 其の2静岡新聞掲載分から

↓9)向宜詠吟.2017/11/19

|轟きて宙をひび割る稲光         牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-14)

|命とは無常をうがつビッグバン 現象こそは汝なり


> 人生は無常だ
> 汝らの目の前で起きていることはすべて汝ら自身による
> とくに、自身の日常ほどにそう思えるものは無い

 ならば、うがて

> 汝を閉ざす空気に、うがてるだけの熱意を発揮してみれば良い
> 尚うまく行かずとも、原因は汝に基づく
> うがて、うがて、うがて
> ‥それ程ならば現象に現れるだろうか‥

 あなたを創造しているのはあなた自身である

> それこそが無常下での公平と言えるだろうよ
> ならば全部だせ、燃やせ、尽きろ、余力など有り得ん
> その先にあなたがやって来よう
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2017年11月17日

【勝手句帳】164 29-11-10/11-11/11-14 其の1静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/11/17

|真つ先に粧ふ主峰雲寄せず        富士宮市・早蕨句会(11-10)

|真っ先に粧う富士もカツラほど すぐに飛んだり初冠雪2017


 富士山 初冠雪…平年より23日遅く 山頂付近、筋状に‥(毎日新聞

> ‥こ、これが2017の初冠雪???
> なんと表現すればいいだろうね(なんとも少ない)
> こりゃ寒気が降りてきて、触れたか触れなかったかのまさに境目だよ
> もとい、しっかりと固定されずに飛んでっちゃったカツラの跡ってか‥☆★




廃線線路を跨ぐ野萩かな         沼津市・潮音波光句会(11-10)

|手つかずや線路を跨ぐ野萩など 満身創痍JR山田線


 *跨ぐ(またぐ)

> ‥ほうほう、ようやく部分運行が開始されたってさJR山田線
> 資金繰りで大変だったらしいけど
> 「いざなぎ越え」とかほざいてるからね、行政としても、見過ごしは有り得ないと言うことかな
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2017年11月11日

【勝手句帳】163 29-11-3/11-4/11-7 其の2静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/11/11

平らなる空に一連鶴渡る          静岡市・静岡花鳥会(11-7)

|平らなる餌づけになれし鶴の舌 恩返しせず畑荒らしさ来


 *畑荒らしさ来(はたあらしさき)

> ‥数を減らしたのは人間の責任と
> 餌を与えては来たものの‥恩を覚えるところがまるで無かった‥
> 昔話に化かされたような向きもあるが、鶴にしてその程度よ
> (それとも、未だにヒトへのうらみでもあるんだろうかね?)




|鶴来るどことなく人混んでをり       静岡市・静岡花鳥会(11-7)

|嘴でもろこしつつく鶴の影 この記念物らはマジDQN


 *嘴(くちばし)

> ‥「あーあ」もろこしを芽のうちからつつきやがって
> 馬鹿かよお前ら、増えた分がお前らの冬場の餌にもなるというのに今食べてどうするよ
> 鶴がこれ程に空気を読めねぇ馬鹿たれだったとは‥とんだ記念物らだよ
> ‥それともなんだ‥
> 昔に渡りをしていたのは、冬に狩られる危険を察知しての成り行きだったのか?
> 撃たれることも無く、天敵も少ないと分かって、居座るだけになってるわけ?


 ‥撃てないなら、せめて行政は餌づけを条例で禁止にしてほしいものだな
 ‥罰則は、農家での労働と言うことで(さしずめ農地からの鶴の追い払い役が良い)
 ‥早い話が、人間案山子の刑である

 (うまく機能するだけで、一冬で、適当な数の個体数にまで減ると思う‥やるかやらないかである)
 (全国各地に散らばって同じことをしでかす事にも成りかねないので、次の段取りも欠かせない)

 ‥鶴がまるで空気を読まないマジDQNなら、記念物解除を考慮すべきだろう
 ‥それ以前の問題として、燕も来なくなる程の農地の激減だし、偏る場所が固定される可能性もある
 ‥その場合は、周辺での餌づけ禁止を徹底すれば、境界は保たれそうだが‥(さぁどうかな)
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2017年11月10日

【勝手句帳】162 29-11-3/11-4/11-7 其の1静岡新聞掲載分から

↓6)向宜詠吟.2017/11/10

|曼珠沙華燃ゆる戦国砦跡          静岡市・葵句会(11-3)

石垣やつわもの散りし曼珠沙華 歴史の垣ぞ武士冥利


 *冥利(みょうり)

> ‥石垣をバックに曼珠沙華が咲いておった
> 武士の生き様というは、まさにこれよ
> パッと咲かせてあとはよろしくと、語り続けられたい連中ばかりよ
> ‥日の本の歴史は‥
> どうにもそんな連中の凸凹とした石垣で成り立っているんだからなぁ
> 知れば知るほど‥呆れもするし、好きにもなるし、不思議だよ




|遺句集の広き行間虫時雨          SBS学苑パルシェ教室俳句(11-7)

|遺句集の広き行間秋の声 辿ってみたき詠み人の跡


> 誰の句集だろうと、気になり出すと訪ねて見たくなる
> それが丁度、秋という巡り合わせともなると尚更だ
> ‥対象が故人なら‥
> 句集の行間すらいとおしく思えるものだからな
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2017年11月07日

【勝手句帳】161 10-31(読者文芸選)静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/11/07

|秋だよなぁ秋だね秋だ秋ですよ        沼津市根古屋

|秋だよなぁ秋だね秋だ秋ですよ 祭りに行こう祭りはどこだ


> ‥夏に祭りがしたくなるのと、秋に祭りがしたくなるのとは本質が異なる
> 夏のそれは遊びたいだけの所もあるが、秋のそれは冬の前のイベントだった
> 昔の冬は深かった、一旦冬になると籠もるしかなかった
> だから、秋のお祭りは、冬前の顔合わせの意味も込められていたのだろう
> 秋の人恋しさは、そんな遺伝的な記憶によるのかも知れないネ‥




|長き夜や寺のオカリナコンサート       富士市松岡

|長き夜や寺のオカリナコンサート 鎮めるべきは衆の迷い


> 近頃は、寺でコンサートなんぞをする時代だそうだ
> おやおや、ライトアップの次はステージですか?まったく以て西洋の教会もどきですな
> そうよ、修行の場でもあると言う点を欠くようなら、もはや仏寺とは言えんな
> そうですよ、仏寺としてあるべき在り方としてなら、衆の迷いを鎮めるべきぐらいでないと
> つまり、説法としての器量が大事と言うことですな
> しかし、芸事ですからな、そこの解釈がまた宗派以上に解釈が分かれるわけですから無理でしょ
> ‥良いですか皆さん!仏教にたのしさなんて二の次です‥まずは成仏できるかどうかでしょう!
> そうよ、成仏の邪魔になるようならそれは仏敵というだけの話で済む
> (ふむふむなるほど、それは分かりやすい)
> (だが‥ポイントは合っているとは思うが、儂らでさえ成仏を識らんからなぁ)
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2017年11月05日

【勝手句帳】160 29-10-27/10-28/10-31 其の2静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2017/11/05

赤トンボ群れ飛ぶの並木道足取り軽くゆく三千歩         焼津市・高草短歌会(10-28)

|赤とんぼ三千匹の通学路 見渡す限り秋の田の里


> 田んぼの数が多いと、そりゃ、朝から見るトンボの数も多くなる
> 昔なんかそりゃ凄かっただろうね
> それが今じゃサッパリだ
> 其を毎日見て育った時代と、そうに無き時代の感性の差は、そりゃあるだろうね
> ‥近代化して、現代化して、何が失われたかって、そういうことだよ




|夕暮れの野辺の送りや赤とんぼ

|故郷や外地の送りに赤とんぼ 思えばあれが夢の見納め


> ‥外地送りになって、今、戦場で我が部隊は飢えに苦しんでいる
> もうダメだろう、思えば出航前に基地の周辺で見た赤とんぼが最後だったな
> (ああ、日本に帰りてぇ‥こめ食いてぇ‥)
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2017年11月04日

【勝手句帳】159 29-10-27/10-28/10-31 其の1静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/11/04

|真青なる空の深さよ雁渡し         静岡市・浅間神社句会(10-27)
暮れの秘湯に一人雁渡し         静岡市・浅間神社句会(10-27)
|野地蔵の前掛け揺るる雁渡し        静岡市・浅間神社句会(10-27)

|遙かさや雁を見送る夕地蔵 旅寄る僧のはなし恋しき


> ‥山里暮らしにとっての娯楽と言えば、旅人の話だった
> その旅人でさえサッパリ来ない日々が続くと、どこか息が詰まった空気が漂う
> そんな気分にさせるのは、渡り鳥が自由に行き来している姿を見ているからで
> 「どうして誰も来ないのだろうか?」‥と内心どこかに思うものである
> ‥地蔵様となれば尚のことだろう‥
> 秋の空に雁が渡っていく夕暮れ時ともなれば、旅僧が一人も通らんと言うのは寂しい限りだろうよ
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2017年10月29日

【勝手句帳】158 29-10-20/10-21/10-24 其の4静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2017/10/29

戦争が眼鏡をかけて太っている       島田市・主流社句会(10-20)

|ミサイルが眼鏡を掛けて将棋指す 二歩も有りだと核をよそおう


> 金正恩のミサイル政策は実に物々しいが、常任理事国がかつて歩んだ道だ
> しかし、欧米の真似をしても正義には成れない
> 其を証明したのが旧大日本帝国だったわけだが、今度はなにを証明しようというのだろうか?
> (核武装がハッタリでも、核の傘を築けるのが現実だったとか‥)
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【勝手句帳】157 29-10-20/10-21/10-24 其の3静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/10/29

|送り火の尽きてしばらく闇の中      浜松市・三ヶ日俳句研究会水鳥発行所(10-20)

|送り火の尽きてしばらくと闇 うつつに戻るたびの切なさ


> ‥今年も又、送り火を見送った
> どれほどまでにこの行事をやり遂げれば、悲しみから解き放たれるというのだろう
> 送り火が尽きて、岸辺が闇に包まれる度に供養と考えるといたたまれなくなる
> 「これは供養行事などでは無い、生き通しの魂との付き合いなのだ」
> ‥そう考えずには居られないのだよ
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:43 | Comment(0) | 名句にポン/2017後半 | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

【勝手句帳】156 29-10-20/10-21/10-24 其の2静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/10/28

|蝉しぐれ今日が始まる半       焼津市・浜風句会(10-24)

|鬼しぐれ妻が別人未だ十七時 残業悪の帰足が重い

 *十七時(五時・ごじ)、帰足(きそく)
  鬼時雨(おにしぐれ)‥主に、女房がガミガミくどくど‥まくしたてる様。


> ‥ああ、もう終業か(家に帰りたくない)
> さて、今日はどこで時間を潰そうかなぁ(たいへん何だよなこの残業無き時代の時間消化って)
> 残業カットの流れと、空いた時間での育児要請が却って妻を鬼時雨にしてくれてるし
> お陰で、恋愛感情しおしおよ‥

 (はぁ、世の中ってほんと旦那をダメに演出してくれるよな)

> そんなに家事のあれこれに完璧さを注文付けるならさぁ
> 始めからオメエ一人で苦労しろっての‥男手をなんだと思ってる
> (お前だって始めは、ずぶの素人だったんだろうがッ)
> 猫の手以上人間以下に扱うなよ(今は企業に対してだってそういうのをブラックって言う時代だぞ)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:44 | Comment(0) | 名句にポン/2017後半 | 更新情報をチェックする