2018年02月19日

【ウォッシュリンク】ウルトラマン(祝!Remaster3.0相当)

記稿.2018/02/19

> 自称、勝手にウルトラマン再エンコード(Remaster3.0相当)


 ‥どの辺が「Remaster3.0相当」かというと
 TVモニター&USB経由視聴する際に、シネマモード(標準)切替だけでOK!

 (これはもう、誰も文句の言いようが無い状況‥と言うことです)


Bicubic Spline(指定必須×RGB24ビット内部処理)

<色調補正>
明るさ   :  55
コントラスト:  34
ガンマ   :− 21
輝度    :  34
色の濃さ  : 144
色合い   :144 ※マイナス忘れてましたm(_ _)m


<拡張色調補正>
Y(offs) :  34
Y(gain) :− 55
Cb(offs):  14
Cb(gain): 144
Cr(offs):−  7
Cr(gain):− 49
R(offs) :   0
R(gain) :− 49
R(gamm) :   0
G(offs) :− 49
G(gain) :   0
G(gamm) :  98
B(offs) :−128
B(gain) :  79
B(gamm) : 256


 ※ あくまで初代パターンと言うことで解釈願います


 ‥昭和フィルムの特徴らしく、調子こいてレベルを一つあげると
 鮮やかさは増すけどピンボケが始まり、下げると色の幅が狭くなる
 (どうにもレベル3が適正らしい)

 平成のデジタル撮影だと、露光対応が高いので、レベルを上げても大丈夫の場合もある
 (というか上げてこそ期待に応えるように思われる)


 ‥Cb(gain)、Cr(gain)の値の間隔を
 0,11,22,33,44,55,67,78,89,100
 111,122,133,144,155,166,177,189,200
 210,222,233,244,255
 に分ける案で調整してみたところ

 ‥49の前後に44、55とあるが
 TVモニター側のシアターモード(標準)対応は
 そのまん中あたりのCr(gain)=49で丁度だった

 (エンコードで青成分が減衰される分の調整分??)
 (間にしない場合だと、淡い青空が赤味を帯びていたりとTV側で不自然な場合がある)
 (‥フィルム側に色褪せのある場合は、そこそこどうにもならない)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:50 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2018年02月17日

【ウォッシュリンク】ウルトラマンやり直しになりました(三度目)‥orz

記稿.2018/02/17

 仮面ライダー40話「死斗!怪人スノーマン対二人のライダー」にて
 始めの方に出てくる女子の赤のカーデガン(もとい防寒具)が、輪郭ぶっ飛びました

 そこから悩ましいリンク調整が始まり

 ‥実写において
 Cb(offs)値とCr(offs)値に「絶対値」があることを発見しました


> Cb(offs):Cr(offs)=14:−7


 実写の場合、まずはこいつ↑を基点に始めて
 Cb(gain)値とCr(gain)値が、端数半端に思えたら、レベルを疑うのが手順になります

 それにしても

 Cr(gain)=−98‥とか、全体的に寒色系にまとまることになり(赤のカーデガン対応)
 Cr(gain)=−49‥との暖色系まとまりとは大違いでした(概ねこの辺り)


> ということでウルトラマンがまたまた全部やり直しになりました‥orz


 ‥以前の設定から
 Cb(offs):Cr(offs)=14:−7
 に変更するだけで、鮮やかさ倍増しました
 シンゴジラも同じく鮮やかさ倍増しました

 ‥なぜ?


> ちなみに


 ‥アニメの方でも、レベル3あたりまでは想定内になります
 まずは、Cb(offs):Cr(offs)=0:0 のランク1から始めて
 色味に暗さが残ったり、色合いがどうにも合って来ないようなら、レベルを疑います

 (レベル0に思うパターンのほとんどは、昭和の40〜50年代ぐらいに思われます)


 ‥アニメの場合
 Cb(gain)値とCr(gain)値にレベル毎での変動調整はほぼ起こらない傾向にあるので
 概ね、レベル判定の方が見分けの早道になると思います

 (実写の場合は、レベル毎で、Cb(gain):Cr(gain)での見た目が、嫌になるぐらい変化します)


 ‥それでも色味に納得できない場合は、さらに
 Cb(offs):Cr(offs)=2:−1 or 0:0のパターンで弄ります

 ※(2:−1)の倍数パターンが維持できない場合は、さらにレベルを疑います
  それでも納得できない場合は、まぁしょうがないので‥考え直すしかありません
posted by 木田舎滝ゆる里 at 03:12 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2018年02月13日

【エンコード】昭和映像をBD化(商用)する上での盲点

記稿.2018/02/13

> 昭和のフィルムをただエンコードすると、たいていが薄暗くなる


 ‥その理由として
 ブラウン管のsRGB領域と
 液晶のsRGB領域が異なっていることが挙げられる

 (平成育ちにそこを語っても通じないわけだが)

 この違いは決定的で
 当時としても、より美麗に見せる為に、様々に回路に工夫を凝らしていたはずである
 あれら薄暗い画面だったはずが無い

 (‥とはいえ)

 ブラウン管時代のTVを前に、カラー調整つまみを弄ったことが無い場合には
 そこまでの違いを感じないかもしれない


> 「ウォッシュリンク」は、擬似的にその差分を調整していると言うことになるが


 ‥それでも
 人の肌の色がこんなにも場面毎の違いで「黄色みを帯びただろうか?」と思う部分は否めない
 そこで思うに、放送局内にあるお高い装置側で微調整していたのかも知れないと想像される

 (制作会社ごとに色合いの差異が見受けられるからな)


 ‥つまり
 なんだかんだと、当時のフィルムをスキャンして得られたデータのみを信じ切っていては
 当時見ていた見映えにはほど遠いと言えるだろう


> では、どうしてそこの錯覚に気がつかないままだったか?


 ‥思うに、音声側の技術向上に引きずられた思い込みに思われる
 音声の場合は、確実に帯域が広がった分だけ再現性が上がる傾向が強い

 レコードが好いと意見が割れたって、独特のゆらぎ×ノイズ含みを好むかどうかだろう
 CDにしたってそうだ
 BDに乗せられてくる音質は、CDより帯域が広い分、別次元を誘うに十分だ

 (好みが分かれようとも、グレード感の変化はハッキリしている)


 ‥それと同じに
 パソコンレベルでのデジタル処理だからを思い込んでしまったのが
 sRGB領域の差の見落としエンコードというやらかしに思われる

 (昭和のフィルムの方が、感度がイマイチなんだからな)
 (平成のと同じに考えたら、そりゃ薄暗いに決まってる)

 ‥勿論、液晶パネル側で、幾分調整はされるにせよ
 基本的に暗号化されたデジタル情報だから、放送時点でのそれとの差はさほど期待されない
 抜本的に、sRGB領域の底上げ偏向をしないことには
 当時の見映えには届いていないと、肝に据えるべき事だ


> この推察から「ウォッシュリンク」の結論を問うなら
> ‥「ブラウン管風味揚げ」と言うことになる



 ‥無論
 画質としては、液晶の方が明らかにグレードが上がっているはずだ

 (ゆえに、誰もがそこの比較ができずに疑っていないわけである)
 (もとい、平成人から見れば、昭和の映像はこんな程度感‥OTL) 

 ‥されど

 今どきのアニメですら
 「ブラウン管風味揚げ」することで得られる映像に慣れだすと
 平成だろうと薄暗いだけじゃねぇか‥と問わざるを得ない点も多い


 (ブラウン管の色調調整は、デジタルのそれとは異なっていたように思われる)
 (いわゆる‥真空管マジックだったってことになるかも‥)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:40 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

【ウォッシュリンク】ウルトラマン&シンゴジラ

記稿.2018/01/18

> 写真と実写の色調補正を分けていましたが、統合しても問題ないことが判明
> ‥とそのついでに、面白いことを発見しました


 ‥まずはウルトラマンから
 ちなみに、ウルトラ集壇のすべての作品に応用できるかは不明です
 CG過渡期の合成の仕方が違っていれば必ずしも今回提示する数値が適当とは限りません
 (ゴジラ映画で言えば尚更でしょう)


 ‥当方のエンコードは、テレビ画面&USBメモリーでの視聴が前提ですから
 2時間映画の途中でUSBメモリーがフリーズしちゃう状況を回避しつつ、高画質で見たいわけです
 ゆえに、FAT32からexFAT(4k)に再フォーマットしておくのがオススメです(容量制限の回避)

 とはいえ

 USBメモリーの発熱問題は、何かと根深い物があるようです
 東芝製が耐熱50度(接続時)にあるようですが、さすがにUSB3.0の128GBはキツいようです
 SanDiskの超ミニサイズは、多少妥協しているようで
 USB3.0の128GBだと耐熱45度(接続時)、256GBだとさらに下がります(夏場無理)


> ちなみに


 ‥以前は、Bピラミッド指定にすると若干画質が上がるということで
 指定してたんですが、テレビ再生だと早送り巻き戻しでの負荷が大きく、止めざるを得なくなり
 そのままでは、面白くないところに、今回の訂正になりました
 (サクサクと早送り巻き戻しさせたい利用なら、2パスエンコードが適切です)




 ‥実写の場合
 明るすぎると服の見た目に、よれよれ感が発生してしまうので
 ウォッシュリンクではレベル3が通常の想定です

 ‥以前は再エンコード後の色の減衰を気にして
 色合いをレベルの基本値分引いて
 色合い-131、Cb(gain)98‥でエンコードしていましたが
 見まくっている内に、なんだか物足りなさを感じるようになりました

 ‥帰ってきたウルトラマン第一話で
 色の明るさが物足りないことにようやく気が付き(シンゴジラでも一部ありました)
 おかげで、手直し&Bピラミッドなしを兼ねた全部やり直しをする羽目になりまして
 色合い-144、Cb(gain)144‥に変更しました

 Ultraman WashLink.png
 Ultraman WashLink


 ‥こちらにすることで、スカッとした感じが幾分増しました
 (見た目にはほとんど変わりません)
 (でもよく見ていると、明暗等の色の幅が広くなったように思えるのです)




 ‥で、次にシンゴジラの場合
 レベルは3なのに、なぜか
 Cb(offs)6、Cr(offs)-3‥が適正に思えるのです
 これは、色合い-144に変更後も同じでした

 Shin GODZILLA WashLink.png
 Shin GODZILLA WashLink


 ‥で、なにが違うのかを見比べた結果
 Cb(offs)4、Cr(offs)-2の場合と比べて、幾分老けて見えると言うことでした

 ゴジラ映画の特徴として、始めから終わりまで
 緊迫感MAX状態が続きます
 ということで、強ばった雰囲気が欠かせないのは言うまでもありません

 ‥その登場人物の顔に、緊迫感を引き出すのが
 Cb(offs)6、Cr(offs)-3‥という隠し味だったようです

 逆をやると若く見えるってんですからビックラです
 (その表情から、緊張感を欠くような雰囲気に仕上がります)


 ‥たったこれだけのことで
 年齢感が違って見えてくる想定外にでくわしてしまったのです
posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:40 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

【エンコード】映画をUSBメモリー×TVで再生させてみたら

記稿.2018/01/02

> 結論から言うと、USBメモリーからの視聴は熱に弱い


 ‥映画といえば2時間程度が相場だが
 25分ものだとさほど発生はしないのだが
 2時間もあると、最後まで早送りするだけでフリーズする

 (映画では、負荷の大きくなるBピラミッドは敬遠した方が良いらしい)

 冬場でこれだと
 夏場なら、25分ものでさえ長時間ぶっ通しでの視聴は無理っぽ

 (単純に再生だけをさせるなら十分かも知れないが)
 (長いファイルを早送り&巻き戻しをバリバリにやろうとすると固まりやすい)
 (固まらないようにするには2PASSエンコードを選択せざるを得ないかも‥)

 ‥ということで
 未だにUSBメモリー販売に踏み切られていない経緯という奴を思い知った


> ということは


 この熱問題が、メモリー3D技術で解決しないようなら
 ついにBDにも光明がやって来るかも知れないな‥(4層式定着とか)


> ちなみに


 FAT32の4GB制限を嫌って、NTFSフォーマットしても
 TV側に内蔵されたメディアプレイヤーの規格では認識しないらしい(?)
 (3Tドライブ録画対応ってなんだろう?‥あくまでメーカーフォーマットし直し前提なのか?)


 ‥どうにも
 USBの熱問題を避ける意味でも
 できる限りファイルサイズの肥大化と高負荷化を避けるべきとの課題が突きつけられました

 (つまりハイビジョン放送強制対応時の標準が32ビットOSだったということか?)
 (4kはHEVC前提だろうから、4kテレビを買えば規格の更新はあるだろうか?)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:39 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

【エンコードレシピ】はじめ人間ギャートルズ(DVD)

↓8)記稿.2017/12/09

> ‥いきなりですが、BDやらDVDのコピーガードを外すと「違法」とか何とか?
> その一方で、エンコードもしたことが無いと、その手の現場では「使えねー」とか何とか?
> 社会全体でどうにも怪しい雰囲気が蔓延しておりますが
> 現場でさえ、より良いエンコードレシピがあったら教えて欲しいのが本音かと


 ※ 先にお断りしておきますが
 DVDの中身を吸い出してデータ加工できる段階にするまでの説明を省きます


 ‥ということで、ネタに取り上げてみようと今回思ったのが
 はじめ人間ギャートルズ(DVD)(1974'10-1976'3)ということです

 ‥このタイトルのDVD映像には、人工的なノイズか付加されていて
 見るのに耐えがたい残念な内容に成っちまっております
 昭和当時の「ブラウン管風味ノイズ和え」なんてせんでええのに‥
 (これも又、コピー対策の一環なんでしょうかね??)


> その忌まわしき「ブラウン管風味ノイズ和え」の緩和に成功したので公開します


 (緩和と言うよりは、ほぼ相殺です)
 (無論、ウォッシュリンク前提です)


 使用ツール:AviUtl(動画エンコード)
 必須プラグイン:DirectShow File Reader、L-SMASH Works r921
         x264guiEx(拡張x264出力(GUI)Ex)

 ※ 音声エンコードには、XMedia Recodeで、後から合わせるのがお手軽です
↓/続きを読む/↓
posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:48 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

【AVC】CRF17ではビットレート不足でフレームレートが分離するパターン発生

記稿.2017/10/25

 たまに‥VFRモード、フレームレート最小、最大、なんてMediaInfo情報を見かけるが
 自分のエンコードでもついに出現を垣間見ちまった
 それらの対象サンプルの共通点は、動きが大きくファイルが肥大化するタイプだった


> つまり、品質基準VBRのエンコードにおいて、ビットレート不足だってことだ
> ‥足りないので、その不足分を隣のフレームレートから拝借していると‥


 (ダセ、失敗エンコやん)
 (ちなみに言うと、的確に割り振った方がエンコード終了が軽く済む)

 ‥品質基準VBRで、ビットレートを割り振る手っ取り早い方法は
 ビットレート変動量を大きくすることと、品質基準VBRの値を下げることだ
 前者はmb-treeの効き目に連動しており、品質基準VBRの値を下げれば全体の見直しが気になる

 (ちなみに、ビットレート変動量:80で設定)


> たまに見かけるってことは‥決定的にビットレートが不足がちってことだから
> 調整の方を試さざるを得ない(そっちの方が確実)
> ‥対象ごとに、mb-treeの効き目までを変更してるとかありえん


 ‥最大QP変動幅(3)の場合
 CRF:16.6、QPの上限:33(34)、AQ強さ:1.00、ROD:1.00
 i8x8 イントラ動き補償は‥プロファイルMainならオフにした方が良い(ノイズ要因のひとつだった)

 というのが、対象サンプルのブロッキングが、見た目最小になる値と言える
 (16.6を嫌って、ビットレート変動量をいじる方法も勿論検討に値するが‥今は無理)


> 最大QP変動幅を3に下げた映像をよく観察したところ、想定外の場所でもやもやが発生していた
> ようするに、視覚心理補正のノイズ分だろう


 ‥QPの変動幅が小ぶりになって、生じた隙間を輪郭部と判断してノイズが付いたと思われる
 サクッとROD値をデフォルトに戻した
 ‥ついでなので
 ブルーのブロッキングノイズの目立つところを括ってサンプルエンコードをくり返した
 どうせだから、AQ強さもデフォルトで試した(こっちの方がノイズが減る傾向)

 ※DCT係数間引きとスキップMB検出はノーチェック


> CRF値を変えるだけで、ノイズの模様が変わるんだから不思議だよ


 それだけ、ビットレートの割り振りが変動しているということなのだろう
 で、その実写サンプルに於いて一番にブルーブロッキングノイズが小さく思えたのが

 CRF:16.6、QPの上限:33‥という次第だった

 さいわい、そのサンプルのシリーズでは、CRF:16.6で十分に間に合った
 フレームレートの値は無事‥ひとつにまとまった
 (ファイル容量の変化は、CRF17変動量100とCRF16変動量80とほぼ同じ)
 (ちなみに、サンプルはとあるウルトラマン)


> 出来上がった映像の印象は


 それほどに輪郭の強調しすぎも足り無さも感じず
 サイズダウンでのSDだし、まぁこの辺りが疲れにくい画質といった趣なのだろう
 ‥あとは、Bピラミッドを採用するかしないかだが‥
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:02 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2017年10月24日

【AVC】CRF17のまま‥ビットレートを増やしたように色味を好くする解

記稿.2017/10/24

> 最大QP変動幅(3)


 品質基準VBRの方が2PASSより無駄がより少ない&速い
 ‥というかそういう作りになっている

 ならば、品質基準VBRを使いこなすしかない
 しかし、CRFを易々と高度に下げたくない

 そこで

 最大QP変動幅をデフォルトの(4)→(3)にしてみたら、ビットレートを追加するようになった
 これで、品質基準VBRでもPフレーム圧縮比27分の1あたりの色味を狙える(SD)


 ‥明らかに2PASSより上の品質を狙える進捗
 (なんだよ、どうしてググってもどこにも書いてねぇんだよ)
 (世間のその辺の探究心って相当に秘密主義か貧弱か‥それとも、検索ヒット率相殺か‥)


> ちなみに


 最小QP値:0
 最大QP値:CRF値×2‥ぐらいかな


 CRF17&最大QP変動幅(3)と、CRF15&最大QP変動幅(4)の比較では
 ファイルサイズが2割も削れて(CRF17の方が小さい)、見た目同等か安定感上の印象だ
 エンコード時間は、概ね10分違い程度(1話25分もの)


> CRF15の方が、顔のアップ時の輪郭が若干クッキリしてるかなと思える(実写)


 ビットレートを増やせば当然色味が濃くなる印象だが、見やすさ(疲れにくさ)で言うと
 (実写に関しては)綺麗すぎても必ずしも良いとは限らない
 (いくら綺麗になるったって、化粧映えのキツいのは、見てて疲れるんだから‥それと同じ)

 ‥あと、エンコードの部分的な割り当ての増減の違いで生じるノイズ感の変化も気になる
 (どういう色味の割合を美しさとして思えなくなるかの可否)
 (未知の色合い感性領域‥バランス感覚の慣れの問題‥思い込みの違い‥などなど)

 ‥サイズSDだし、ファイルサイズ小さくなって成功しているなら其もまたメリットだし‥


 USB音声再生の方の強調効果の聞こえやすさは、マシンスペック的にCRF17の方が上
 (テレビの音声だとそんなの無いんで、音質への注意は無頓着になりがち)
 (その代わり、画質の補正能力はテレビの方が圧倒的に上‥ただしメーカ毎に癖有り)
 (パナソニック製の下のクラスでは、緑系の再現領域の幅がどうにもイマイチすぎる)

 また

 CRF16&最大QP変動幅(3)と下げだすと
 2PASSの27分の1想定の最大ビットレート程度を部分的に大きく越えてしまうので
 CRF17&最大QP変動幅(3)が再エンコード×ウォッシュリンクには適当のようだ
 ‥ただし、圧縮しすぎに成功してるような10ビットサンプルなんかだと(アニメ)
 より下げても、元々の量子分が無いようで、計算自体がスカな感じでエンコードが終了する‥(謎)

 それはつまり

 一枚あたりの画像を、ドット単位でなんかで管理していないとした明らかな結果かと
posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:07 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

【AVC】CRF15の怪

記稿.2017/10/23

 SDの圧縮比27分の1(Pフレームサイズ対象)の換算が
 1話25分もので6Mビットレート以上(2PASS)なのだが
 試しに品質エンコードでの比較を試して見たところ


> CRF14または14.5相当だった


 ‥まぁCRFだから、品質が満たされていると判断されると反応しなくなる
 だから14だろうと、圧縮比27分の1を満たさないケースも見られる
 当然、品質が満ちていないなら満たそうとしてファイルサイズが肥大化するケースも有る
 (2PASSのエンコード結果データからでも、27分の1比較で見れば予想が付く)

 で、傾向としてCRFの方が、輪郭の割り振りがちょい強いらしく
 (2PASS:AQ強さ0.8なら→CRF15:AQ強さ0.82ぐらい)

 AQ値の割り振りを輪郭以外寄りに振らないとブロックノイズが目立つようになる
 この傾向は、CRF15が一つの境らしい(どうやら‥ファイルサイズの拡大率の変化に比例する)

 ‥CRF14辺りから急激にエンコード時間も長くなる(2PASS並)
 なので、色味重視ならビットレート割り当ての予想の付く2PASSの方が確実


> 結論として、色味の正確さを求めるなら、断然2PASSということになるが
> ブラウン管TVの風合いにこだわるなら、CRF15が狙い目に思った(どことなく慣れた見やすさ)


 ‥このCRF15での、作品ごとのビットレート割り振りが、すばらしく予想不能
 恐ろしく割り振りが小さいままだったりする場合もある
 (15なんだぜ、もう少し増えても‥じゃHDにするか‥でもエンコード時間が)
 この辺が、色味にこだわっているとジレンマに陥る

 ただし、ノイズも少なく、ブラウン管の風合いに近いので

 無理に2PASSまでして色味にこだわる必要も無いかなと、妥協を感じなくも無い
 それほどに「CRF15」×「ウォッシュリンク」には、どこかちょうど良さを感じる


 ‥それにしても
 XMedia Recodeの場合は、最大ビットレートの設定の限界に従ってエンコードしてしまうのだが
 AviUtlの拡張 x264 出力(GUI)では、そういうのは起こらなかったので、この違いに驚いている

 ‥そのせいか

 2PASSで必死こいて、時間待ちしていたのが嘘かと思うぐらいCRF15軽すぎ
 何を騒いでCRF17で十分とか言い合っているのかが不思議に思えた
 (まぁ、HDかFHDなんだろうな)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:11 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

【AVC】i8x8 イントラ動き補償の怪

記稿.2017/10/20

 エンコード解像度がSD画質タイプ、960x540,720x540なので
 プロファイルはMain一択でしかないのに
 slower,Uneven Multi-Hexagon search,subme 11を選択している


> ここで疑問なのは、subme 11(動き予測アルゴリズム)が全部機能しているのかだ‥


 ‥レート歪み最適化は
 項目自体の数値変更がきっちり反応する上で、trellis2で表記されている


 ‥プロファイルをHighにしないと
 i8x8 離散コサイン変換は機能しない
 さらにi8x8 イントラ動き補償も機能しない

 ‥だが
 上位の設定を割り振っているのが絡むのかどうか判断できないが
 i8x8 イントラ動き補償のオンとオフのエンコードの違いに於いて
 僅かな差が記録されてくる‥

 (見た目としても、オンの方が、ブロッキングの印象やらピント感が良さげに見えるが)
 (場面によりけりで、ケースバイケースの善し悪しも発生している)
 (つまり、ビットレート割り振り程度の差は発生するようだ)

 (傾向として、オンにして置いた方が1000バイト程度ファイルサイズが小さくなる)

 ‥その一方で
 Mediainfo上からはanalyse:0x111 -> b8x8, p8x8, i4x4 on, rest off
 は同じで、i8x8 イントラ動き補償が機能していないのは明白だ


> う〜ん‥謎だ(ググってもsubme 11の具体的な必要構成が見つからない)


 ‥ちなみに画質は
 ウォッシュリンクの見映えもあって、HDとうそぶいてもイケる感じにある
 (機能しているかどうかより、概ね満足している)


 ‥そんなことを思うと、逆に
 HD画質と騒いでも、実質はちょいSDで
 解像度FHDだからと思っても、ちょいHDで
 色味としては、SDとさして変わらず‥それが、ビットレート量からの印象なんじゃねぇ??
 と、思うようになった

 「25分以上6Mビットレート以下の色味は、SD品質未満」

 規格としても、DVDとBDの中間でまだまだ十分
 大衆の見た目の満足度なんて、まだまだそんなもん
 ‥どちらかというと‥
 満足度に於いては、持ち運び、まとまり、扱いやすさの比重の方が大きいはず‥


> ぶっちゃけ、DVDからBDに飛んだのは、商業モデルとしては化石だったと思う
> つまり、ネットからの視聴状況をもう少し見直して改善する方向にも商機はあるような‥
posted by 木田舎滝ゆる里 at 19:33 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする