2018年02月05日

【勝手句帳】189 30-1-30 其の1静岡新聞掲載分から

↓6)向宜詠吟.2018/02/05

|防衛費迷彩色にする怖さ           静岡市駿河区国吉田

|「いささか」や防衛費増を暗に込め 下げる予定は無いと宣う


> ‥安倍総理は確かに語った
> 専守防衛には、些かの変更も無いと
> ‥それってつまり‥
> 防衛費増々まっしぐらって意味だよね(軍備優先のカーキー色)
> 教育ありき人材ありきの防衛なのに
> 国内を薄っぺらにしつつ何を護りたいのかね?
> (まったく以て道理に疎い政権だよ)




|便所扉の引戸の重くなりて冬         静岡市清水区横砂東町


|Coincheck 引戸の重くなりて・・

|Coincheck 寒波に引戸カタくなり 塩漬けもとい凍死確定


 *引戸(ひきど)

> ‥う〜ん時は寒波到来で
> タイミングバッチリにも、コインチェック騒動が巻き起こっている
> つまり、「コインチェック寒波」だよなぁ
> それにしても、驚いちゃうよな(コインチェックが半認可(犯人か‥)って話だろう)
> 引き出せない処じゃないよね(まず無理)
> 塩漬けどころか‥氷漬けもとい凍死確定なんだろうぜェ
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2018年01月28日

【勝手句帳】188 30-1-26,27 静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2018/01/28

|いつのまに桜葉落ちていちょう散る自然のたすきが心彩る     藤枝市・文化協会短歌会(1-27)

|柿紅葉 桜紅葉に 楓 銀杏 秋のたすきは日本の宝


> 秋の紅葉(こうよう)を時間系列で辿ることはほとんど無い
> いたって、自分の目にした光景の中の切り取られた時間での断片だ
> ‥でも順序立てて並べてみると‥
> まるで、秋の移ろいが、たすきリレーをしているかのように思い浮かぶのだ
> 柿紅葉、桜紅葉、楓、銀杏‥他にもあるにせよ、出番を待っての姿勢は良く出来ている
> 実に、命のつながりが伝わってこよう
> これこそが日本の宝、四季としての有りようなのだなぁ




|木枯のさざ波連れて川下る         静岡市・浅間神社句会(1-26)

|木枯しやゴッホの色で川下る 巻き散らかして巻きし吹くかな


> 川を下るその先々で木枯しが舞い散っていた
> なんと‥ゴッホが筆を描き殴ったようなタッチで、紅葉が川へと散りばめられていく
> おまけに、川下りの水飛沫も、ゴッホのタッチで飛び散っているかのようだった
> (まったく以て、好いタイミングで川下りにありついたものだよ)
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2018年01月24日

【勝手句帳】187 30-1-23 静岡新聞掲載分から

↓3)向宜詠吟.2018/01/24

|お正月九条食べるポチがいる      新俳句人連盟県支部茶の花静岡初句会

|もりかけにスパが加わる裏メニュー人権不全のダシ利かせ
|九条を食べたきポチの麺尽くし忖度巻くほど票違反
|今やもう国民投票安倍出来ぬ そば屋の看板下ろさずに


> ‥今や、安倍総理は
> 森友・加計学園問題に加え
> スーパーコンピューター開発会社による詐欺事件の関わりが問われるに至った
> こんな状況では、国民投票など成り立つわけがない
> 社会の主要箇所に忖度をばらまいているなど票買収の何者でもないのだから
> 自民党内としても、リセットして貰わないことには何も進まないはずである‥
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2018年01月22日

【勝手句帳】186 30-1-19,20 静岡新聞掲載分から

↓8)向宜詠吟.2018/01/22

|一夜にて富士凜然と冬いよよ        裾野市・寿大学俳句教室(1-19)

|一夜にて富士凜然と冬の顔 まっ白とが好いまっ青の空


> ‥寒いなと思って朝起きてみれば
> 向こうに見えてる富士山がすっかり冬の装いに変わっていたよ
> ‥富士を見るなら‥
> やはり、冬場の白い山頂と空の青とが「最高だ!」




|晩秋の庭に白き月見草日暮れを待ちて咲きゆく静けさ        沼津市・椎の木短歌会(1-20)

|日暮れ待ち庭にて白き月見草 咲きたる姿色づかすまで


> ‥月見草は、夕暮れ過ぎてから花を咲かせる
> だから、まず日暮れを庭先で待たねばならない
> しかし、本番はその後だ
> 白く初々しい花が、次第にピンクに変わるまでが醍醐味だよ
> (まるで、恋に落ちていく瞬間に立ち会うかのようだなぁ)

  ‥でも、ぶっちゃけ‥

> 一晩で萎んじゃう‥片想いありきなんだけどね
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2018年01月18日

【勝手句帳】185 30-1-16 静岡新聞掲載分から

↓2)向宜詠吟.2018/01/18

甘言と苦言が縺るる年忘れ         浜松市・えぼしやま俳句会

|甘言と苦言乱るる格差カゼ 誰もが苦節を煙たがり


 *甘言(かんげん)、縺れる(もつれる)

> 甘言が乱れると、忖度(そんたく)とばかりに上から乱れるのが世間だが
> 次に、苦言が乱れ出すのが世の常だ
> 上からしてリスクを避ければ、手本とばかりに下だって御免だろう
> ‥結局の所‥
> 骨の折れることを命令して済ませようなんてのは、どうにも特権濫用&人権不全だよ
> カネさえ出せば何とかなるなんてのも同じことで
> ヒトをヒトから遠ざける方向での豊かさなんて眉唾ってことさ




|短日のそして話は途中まで         静岡市・潮音木曜句会

|ウルトラマンそして続きは次回待ち 一番星に重ねた平和


> ‥こどもの頃にウルトラマンを見て憧れたウルトラの星は
> 夕暮れに見えた一番星のようで、そこにはしあわせが有るように思えたものだ

  ‥そして‥

> 次から次に訪れる事件沙汰の不思議より
> ウルトラマンの活躍にばかり目を奪われていたっけな

  ‥大人になって気がついたのは‥

> 表面的な問題さえ解決できれば平和とか、やっつけだって話だよ
> でも、まったりだろうと、事件沙汰が訪れないとウルトラマンだって活躍の場が無い
> そんなのは家でゴロゴロしているオヤジと同じだよ

  ‥まぁ、それこそが平和の象徴だったんだけどね

> 今や、ゴロゴロしていると、ゴミ扱いされる空気が鬱積しているからな
> ヒーローものを見慣れて育ったオッサンからすると
> 「奴らこそがベリアル」だって事だよ
> ベリアルの本質って、負けず嫌いの嫉妬の固まりなだけだからな
> まさに、「今どきの嫁」だからなぁ

> ‥見ろよリク(ジード)を、負け組のバイト暮らしなんだぜ
> まさにヒーローの的を射た暮らしぶりだよ
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2018年01月16日

【勝手句帳】184 30-1-12,13 静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2018/01/16

|見上げるといっぱいに天の川       富士市立今泉小3年3組三十六歌仙(1-12)

|見上げればいっぱいの天の川 今じゃすっかりフラリーマン


> ‥新婚当時は早く帰りたいのを押して
> 残業を頑張り、遅くなってから見上げる天の川に、君の顔が広がっていたものだが
> 今じゃ嫁は、子育ての鬼ママと化して、近寄りがたく
> 早く帰れるようになったところで、帰りたくないフラリーマンだよ
> (ああ、あの頃が懐かしい)




|手ぶくろをすっぽりはめて雪遊び      富士市立今泉小3年3組三十六歌仙(1-12)

|手袋がすっぽり抜けど雪遊び かじかむ指が天を笑い見


> ‥手袋のサイズが合わなくすっぽ抜けるが
> 雪遊びにそんなの関係ねぇと高を括っていたら
> どうにもかじかみすぎて、指が天を向いたままビリビリじんじんと笑ってやがる
> (まるで、指が俺の意思とは関係なく生きてるみたいだ)
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2018年01月11日

【勝手句帳】183 30-1-9 静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2018/01/11

|穭田に老農の気を垣間見る        静岡市・「宇宙」実紫俳句会

|穭田に老農の気を垣間見る 減反耐えし好きぞ第一

 *穭田(ひつじだ)

> ‥土地柄の気候にも由るのだろうが
> 何はともあれ、土に力が無いと穭だって元気に生えやしない
> つまり、穭田もまた農夫の意気込みのあらわれが、顔を覗かせたものだろうよ
> ‥2018減反廃止‥
> 何事も好きで無いと続かない
> そして好きであると言うことは
> 好きだからこそ、土の隅々にまで手入れも行き届き、力が宿るということでもあるのだろうよ




|亡き夫のセーター着せて案山子立つ     静岡市・中央寿俳句同好会

|ジュリ扇を案山子に持たせ祝廃止 一度やりたかぁ余らせてぇ


> ‥収穫の大きさこそが豊かさの象徴(農家の本懐)
> ならばこそ、案山子にジュリ扇を持たせて、減反廃止を祝いたいものだな
> 在庫になろうが売れ残ろうが、ここまで頑張ってきたんだ
> 生涯に一度ぐらい、米余りの山を、自分の目の前に積み上げて見たいものだよ
> (そこからの思いつきや、出発だって、きっとあるだろうよ)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:22 | Comment(0) | 名句にポン/2018前半 | 更新情報をチェックする

2018年01月09日

【勝手句帳】182 30-1-3,5,6 其の2静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2018/01/09

|ハミングを誘ふ自転車空高し        裾野市・寿大学俳句教室(1-6)

|銀輪やハミング高く秋の雲 息つく野辺に大の字六つ


> ‥ロードレースに向けた取り組みも良いが
> たまには息抜き気分で、秋空の下を走り抜けるのも良い
> 好きなことに取り組んでいる気持ちを再確認させるのだ
> そうすることでチームワークにも弾みが生まれるというものだな
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:11 | Comment(0) | 名句にポン/2018前半 | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

【勝手句帳】181 30-1-3,5,6 其の1静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2018/01/08

|一の奥に富士顕つ淑気かな         磐田市豊岡(1-3)

|富士照らす今朝の淑気湾照らす 隅々にまで滞りなく


*顕つ(たつ)、淑気(しゅくき)

> ‥新年あけましておめでとうございます
> 富士の一望から湾の一望まで
> 今年も、隅々にまで、ご縁が往き届き来ますように
> 宜しくお願い申し上げます




寒し昇る朝日に生気受け         裾野市・寿大学俳句教室(1-6)

マラソン昇る朝日に生気受け 坂道上がり臨む里浦


 *生気(せいき)、臨む(のぞむ)、里浦(さとうら)

> ‥正月早々マラソンです
> 物好きなものですが、こうして昇る朝日を浴びつつ
> 坂道を上がって臨む里浦の景色は、実に格別です
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:23 | Comment(0) | 名句にポン/2018前半 | 更新情報をチェックする