2019年11月02日

【エンコード日記】DVD可変フレームレート&24駒化の件

↓2)記稿.2019/11/02

> お約束のDVD「はじめ人間ギャートルズ」の攻略である


 ‥レベル5.1(規格)の最大フレームレートは60である
 59と60の差というのもやってみたが(レベル3.2の120というのもやってみたが)
 一番に無難に思われるのが
 一度揚げで1440x960 60フレームレート(インターレース解除)
 二度揚げで720x480 24フレームレート(プログレッシブ)
 これでパーンのカクカクがなくなり、DVDと同じくスムーズになる

 また、DVD「はじめ人間ギャートルズ」は解除済みのインターレースに思われ
 その若干に見られるインターレース解除の残しらしきもほぼ消え去っている


 ‥24駒化Bフレーム(2)による圧縮比には納得感があった
 01の巻:動画部753MB、フル835MB(音声コピー)、ソース1.00GB(フル)

 ちなみに、Bフレーム(0)フル976MB、Bフレーム(1)フル910MBだった
(3駒撮りなので、Bフレーム(1)より(2)の方が効率が良い‥想定の効果が得られている)
 ‥すべてCRF(13.5)
 B(0)4910Kbps、B(1)4545Kbps、B(2)4134Kbps
 ちなみに、DVD側は、MPEG2(5097Kbps-MAX9800Kbps)


 ‥ただし、これの再エンコードは、きっちり24フレームなので、NTSC規格から外れる

 ‥テレビUSB挿しで確認したところ
 Bフレーム(2)でもサーチの快適性にそれほどに差は見られない
 (サーチ(最遅)だと、さすがに差は感じるが、他は許容内だろう)
 ‥画質は、四倍に拡大してから等倍に圧縮すると、なぜか自然にノイズが減るので
 むしろBフレーム(0)は、3駒撮りには良すぎる感がある、(2)で十分に思われる


> で、DVD「まんが日本昔ばなし」の24駒化の場合


 ‥こちらは
 一度揚げで1440x960 29.97フレームレート(インターレース解除)
 二度揚げで720x480 23.976フレームレート(プログレッシブ)
 多少パーンのカクカクとした動きが残ったかと思いきや
 ソースの段階で、すでに多少カクカクしているようにも見える
 (判断がつきにくいので複数確認してみないとなんとも言いようが無い)

 こちらも、Bフレーム(2)で納得感のある圧縮比を見せた
 桃太郎:動画部349MB、フル364MB(音声コピー)、ソース601MB(フル)
 ‥述べることなくCRF(13.5)である

> 細かいことを言うと

 ‥DVD「まんが日本昔ばなし」は、未解除のインターレースであり
 且つ、規格通りの29.97フレームレートである

 一方、DVD「はじめ人間ギャートルズ」は、解除済みインターレース&可変フレームレートだ
 色々とこだわった作りにあるのか、そこの差がはっきりと24駒化に出る


 ‥強引に、再度機械的に24駒へと間引きにて仕上げるので
 プルダウン処理(24駒→30駒変換)時に増幅構成された合成駒が、選択されて残るのは
 DVD「まんが日本昔ばなし」の方だ
 DVD「はじめ人間ギャートルズ」にはそれが見当たらない
↓/続きを読む/↓
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2019年10月29日

【エンコード日記】ビデオユーザビリティの状況

記稿.2019/10/29

> そろそろレシピにまとめても良いのですが
> 現在のビデオユーザビリティの判定ですがこんなんなってます↓


ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:ソースによる
行列係数:ソースによる
伝送特性:ソースによる


 ‥「なし」の場合
 (一度揚げ目)なし、(二度揚げ目)なし

 ‥「SMPTE170M」の場合
 (一度揚げ目)SMPTE240M、(二度揚げ目)SMPTE240M

 ‥「BT.601」の場合
 (一度揚げ目)BT.709、(二度揚げ目)BT.709


‥概ねこんな感じの分類かと思います(原点回帰みたいな)
‥DVDの場合、再エンコードした映像の色味を見ていただければ判断できると思いますが
昭和アニメの場合、トリニトロン管映像での視聴を知らない場合は、慣れて覚えるより他ありません



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2019年10月27日

【エンコード日記】奥義から究極奥義へさらなる飛躍への道

記稿.2019/10/27

> サイズをきちんとした比率でキーフレームから4倍化させるには
> それに適ったプロファイルレベルを指定してやる必要がある(忘れてた)


 ‥仕様内容を確認したところ

http://www.soumu.go.jp/main_content/000230399.pdf
https://ja.wikipedia.org/wiki/H.264

 レベル4.1の四倍はレベル5.1‥DVDのインタレース解除用途
 レベル5.1の四倍はレベル6.1(実写ならちょい増しの6.2)‥BDのインターレース解除想定

※ ちなみに、ちょい増しの意図とは、2passソースの静止画対応である
(2passソースの静止画はビットレートを削られている分、微にボケており品質を回復させる用あり)
(アニメの場合は、2pass云々よりもBフレーム時の劣化の方が気になる、HEVCではそうでもない)


> というこで


 レベル5.1にて、スレイヤーズNEXTのOPを一度揚げ出ししてみたところ
 レベル4.1の時と比べ、一次作業ファイルがさらに三倍程必要らしい
 これはつまりDVD一層式なら、60GB必要と言うことになる

(BDレベルのインターレース解除をやろうとすると、専用にHDDを用意しろって事っすね)
(丁寧に述べれば、SSDで4TBだろうといくらでも欲しくなるっちゅう需要の掘り起こしでもある)
(マシンパワーとくにアクセス速度も必要で、DDR5の要求が強くなりそうな空気)


 一度揚げ:レベル5.1、8bit444、1440x960 DVDオリジナル比率 CRF(0.0)
 二度揚げ:レベル4.1、8bit420、720x480 DVDオリジナル比率 CRF(13.5)

 ‥で、夕澄設定にてエンコードすると
 さらにノイズ減、チラチラ減の映像が現れた(DVDでもここまで綺麗になれたってことだな)
 多重撮り画面もさらにすっきり、まじ感激!!!

(これでBDのインターレース解除も見えてきたかも、引き続き調査続行中)



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2019年10月26日

【DVDインターレース解除奥義】一度揚げのMediaInfo確認で「?」の件

記稿.2019/10/26

> DVDインターレース解除の一度揚げをMediaInfoで開いてみると
> 思いっきり不可解しい


cabac=1 / ref=3 / deblock=1:-1:0 / analyse=0x3:0x113 / me=umh / subme=9 / psy=0 / mixed_ref=0 / me_range=32 / chroma_me=1 / trellis=0 / 8x8dct=1 / cqm=0 / deadzone=21,11 / fast_pskip=0 / chroma_qp_offset=0 / threads=6 / lookahead_threads=1 / sliced_threads=0 / nr=0 / decimate=0 / interlaced=tff / bluray_compat=0 / constrained_intra=0 / bframes=0 / weightp=0 / keyint=80(60) / keyint_min=1 / scenecut=89(67) / intra_refresh=0 / rc=cqp / mbtree=0 / qp=0


> ‥サーチが一段下がってる
> 心理的エンハンスも無い
> subme(11)が(9)に変更されている
> subme(9)では、Bフレーム付きが条件に思っていたが、そこは(0)のままだ
> 他にも0、0‥づくしだ、よくみると「qp=0」である‥(マジか?)


 夕澄設定とは大違いだ、本来なら↓のはず


cabac=1 / ref=3 / deblock=1:-1:0 / analyse=0x3:0x113 / me=esa / subme=11 / psy=1 / psy_rd=0.67:0.00 / mixed_ref=0 / me_range=32 / chroma_me=1 / trellis=2 / 8x8dct=1 / cqm=0 / deadzone=21,11 / fast_pskip=0 / chroma_qp_offset=-2 / threads=6 / lookahead_threads=1 / sliced_threads=0 / nr=0 / decimate=0 / interlaced=0 / bluray_compat=0 / constrained_intra=0 / bframes=0 / weightp=2 / keyint=80(60) / keyint_min=1 / scenecut=89(67) / intra_refresh=0 / rc_lookahead=80(60) / rc=crf / mbtree=1 / crf=...13.5...0.0 / qcomp=0.60 / qpmin=0 / qpmax=69 / qpstep=3 / ip_ratio=1.50 / aq=3:1.00



> まぁインターレース解除には成功してるんで問題は無い‥(よくある偶然からの成功だな)
> ぶっちゃけ、二度揚げする上で質を上げられるんだから、ラッキーでもある


 ‥だが、x264の仕様について疑問が残った
 subme(9)がそもそもの基準だった(つまりBDもその辺?)


> ‥HEVCで頑張る意味はあるだろうか?
> 品質が上がれば上がるほどに差がわからんのだからな(それなりの環境が前提だろう)
> 今回、DVDオリジナルサイズでも悪くないと思うようになった
> DVDオリジナルサイズのままでテレビUSB挿しで視る、無駄に変更しても色みが落ちるだけ
> DVDオリジナルサイズに対応する上でのテレビ側の年季が違う(サイズ変更する意味が無い)


 DVDだと、ジャギが残る傾向は否めないが
 デジタルソースだと多少色幅があるらしくそうでもない(デジタルとアナログのそこの差は大きい)

 ‥そもそもは、実写の記録スピードの都合ありきだから
 生産性においても、subme(9)が妥当と言うことなのだろう


 ‥そんなこんなで、色々としたやり込みの仕方に余地が出てくると‥(将来規格用の余白枠活用)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:23 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする

2019年10月25日

【エンコード日記】DVD Deinterlace complete sample

記稿.2019/10/25

> こちらがインターレース解除コンプリートサンプルになっております
> DVDスレイヤーズNEXT OPでーす(多重撮り再現は半端ない)


※色温度を(中ー高)にすると最適な色合いになります

サンプル1
[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP_0951.png

[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP 950-959(10).7z

※多重撮りとはこういうモノ、この駒の後がともかくムズい



サンプル2
[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP_1122.png

[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP 1121-1123(3).7z

※こいつが鬼門でして、[夕澄]一度揚げCRF(0.0)でようやく仕上がった駒っす



サンプル3
[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP_1183.png

[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP 1179-1184(6).7z

※その辺の常識程度のCRFだと、概ね意味不明なノイズ画像で完結しちゃう駒っす



サンプル4
[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP_1340.png

[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP 1327-1351(25).7z

※何度見てもよくわからない多重撮りシーン(無理すぎっす)



サンプル5
[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP_1774.png

[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP 1762-1782(23).7z

※このシーンは早い段階で気にならない範疇だったように思うけど



サンプル6
[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP_1947.png

[DVD Deinterlace complete sample]Slayers NEXT_OP 1941-1959(19).7z

※手の多重部分がどうしてもノイズで表現されちゃってたんだな(諦めていると綺麗に手を結べないよと言わんばかりだったような)



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【エンコード日記】サクッと解決DVD

記稿.2019/10/24

 ‥ようやく目処が立ちそうです
 というよりもはや「DVD」じゃねぇしまじ「疑似BD化」だし

 いやぁそれにしても一度揚げに必要なパフォーマンスが
 CRF(0.0)だったとは‥


> 思いっきり舐めてました、高を括ってました、諸々のDVD様ごめんなさい‥m(_ _)m
> (多重撮りバリバリ撮影の撮影関係の皆様ご苦労様でした)


 ‥ええ、そうなんです
 CRF(0.0)必要なんです
 さらに言うと、8ビット444も必要です(そのぐらいでないと輪郭周りのJPG効果を除けない)
 (10ビットだと怪しくなります、DVDにそこまでの色幅はありません)

 しかも、「夕澄」ありきでーす(スキャンの正確さがマックスで必要でーす)


 そのぐらいでやらかすとリニア混合の解除だけで理想的にサクッと解決しちゃうんです
 そのぐらいでやらかすとリニア混合の解除だけで理想的にサクッと解決しちゃうんです
 そのぐらいでやらかすとリニア混合の解除だけで理想的にサクッと解決しちゃうんです


 さらにさらに、インターレース解除に不十分な失敗くさいアニメ程度なら、改善の余地ありでーす
(さすがにビデオソース特有のチリチリまでは無理ですが‥)


 ‥ただし、XMedia RecodeCRFでCRF(0)を打ち込んでも
 エラー吐いて止まったりするんで、そこんところの確認が必要になってます
 どうも(0)と(0.0)で扱いが違うようでもあり
 HDDの残り容量が少ないと吐くようでもあり、調査中です

 ちなみに、一度揚げのサイズはDVDのオリジナルサイズです
 それで、圧縮し難いと言われる白黒実写([NHK] 映像の世紀11)で
 なんと18.5GBになりました‥(この辺りがDVDデータの最大かさ増し限度に思われます)


> つまり一枚あたり20GBの容量を確保しとけって話っすね
> 二層なら40GBっすね(一次処理用としては鼻血ブーっす)


 ‥CRF(0.0)&444は圧縮が軽いので、そこは思ったよりは時間掛かりません
 その代わり二度揚げには適度に掛かります

 二度揚げの想定は、プログレッシブ指定&CRF(14.0)&DVDオリジナルサイズ換算で
 DVDより容量20%減目安と言ったところです
 どちらもレベル4.1っす(まぁ当然でしょう)


 ‥サイズに関しては、もはや自由にやれる段階になりますが
 テレビUSB挿しの方が圧倒的に画質が上になります(年季が違うっすから)

 HDMI挿しにおいては、プレイヤーが障害にならざるを得ない雲行きです

 (DVDオリジナルサイズに合わせておく事こそ肝に思われます‥仕様ノウハウの蓄積っすかね?)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:23 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする

2019年10月23日

【エンコード日記】DVDアニメのインターレースを三度揚げ作戦

記稿.2019/10/23

 ‥前回の失敗を克服しましたが
 色合いがこれじゃないというかなんというか模索中です
 しかしまぁ何を好き好んで「三度揚げ」などと
 ‥どう考えたって色味が途中で変わるだろう‥
 そこんところの最後の判断がどうにもさっぱりっす


> では、とち狂った論の前に前回との差を少し


 ‥手元に確保してある実写のBD-tsを元にCRFの適正値を探してみたところ
 実写ともなると2パスエンコードを含んでいるのか
 静止画(顔のアップ)で、なぜか品質が足りていない
 そこでレベル(4.2)にしてみたところ、バランスが良くなった
(そりゃ静止画は動きが少ないんだからビットレートを削られるって事だろうよ)
(Iフレームの品質割り当てを増やすんだったら、そりゃレベルを上げろってことらしい)


 ‥ということから、DVDのレベルを(4.0)に下げてみた
(一枚あたりの品質が低いんだから、はじめからIフレームの品質に制限を掛ければ良い)
 その流れで、CRF(14.1)とまぁちびっとビットレートの割り当てを増やすに至った

 でもまだまだノイズが落ち着いたとは言い難いので
 他にいじれるところは無いかと目を付けたのが
 AQモード:暗いシーンのバイアスを自動分散‥だった

 AQの割り当てを変えるわけだから、同時にQPの制限を外した
 量子化最小値:0
 量子化最大値:69

 ‥結果、随分とノイズ感が遠のいた
 と言っても、DVDの品質に付きまとう輪郭周りのJPGノイズはなかなかにしつこい

 ‥しつこいというよりは
 バリバリの多重撮りの連続した輪郭なんて、端から人間の目で判断できる代物じゃねぇし
 元々のデータが小さいんだから手の触れようがない
 ということに気が付いた


> つまり、DVDのインターレース解除には
> 第一段階として、新たにビットレートを増やして品質を上げた再インターレースが必要だった


 ‥ノイズを減らすのが目的だから一回目の揚げのサイズ変更はしない
 (カラー優先度等は、概ね無し)

 宛がうインターレース解除は
 「KernelDeint」‥閾値(227)他のチェックは無し
(どうにも↑は、インターレースでエンコードするための備えらしい)
(ちなみに閾値(227)は、255ないし256からの「8:9」算出である)
(DVDでは、見たことの無い綺麗なインターレースを見せる‥驚いた)


> で、二度揚げもサイズ変更をせずに
> ここではとりあえずの解除を目指すっす


 「libav Deinterlace」‥メディアン
 でインターレース解除をする

 (‥この段階で十分な気がしないでもない)


> 三度揚げの際、表示モードをプログレッシブに変えてHDサイズに変更する


 ‥サイズ変更をすることで
 二度揚げの段階でも残っていたインターレースが最終的にぶっとぶ算段でーす

(それの効果の源は、「暗いシーンのバイアスを自動分散」です)
(可変AQ程度ではそげな芸当は無理っすから、実験的でも不足っす)

 でもまぁメディアンなんで、多少の凸凹ギザが残ります


(「mcDeInterlace」の超低速(0)でもやってみましたが)
(JPG効果が全面に展開して濁っちゃった感が残念なので止めました)
(圧倒的にメディアンがトップで綺麗、さすが中間値‥変にいじらないのがまる)


 ‥結果、以前にお残しだったきたならしいノイズは消えました
 連続した多重撮り場面での見映えでなら、最強に思いますが、「これだ」感には至りません



posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:32 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする

2019年10月21日

【動画エンコード】(BT.709)VS.(SMPTE 240M)

記稿.2019/10/21

 ‥いまや4K、8Kの時代である
 そこにアナログハイビジョン時代の色規格(SMPTE 240M)を持ち出してもピンと来ないだろう
 されど、(BT.709)でさえ現場はそれを積極的に使用していないのが現実だ
 そこにあった差とは何だったのかを理解せずに、(BT.2020)も(BT.2100)も無いのだ


> ということで、そこの差に見られる印象をざっと整理しておこう


 一番の違いは、(SMPTE 240M)を用いた方が
 デジタル特有の固さがやわらかくなる傾向が見られる
 そこはやはりアナログの肝ということらしい(日本独自仕様)

 デジタルアニメにおいては
 色に差はさほど伺えなくも、やわらかくなる分には何も問題ないだろう

 (というよりむしろ柔らかいタッチの方が好ましい)
 (ソースが(BT.709)にあろうと遜色なく色がやわらかくなるのだ)


 ‥しかしデジタル実写との差では、顕著な部分が露わになる
 そのもっともな違いが「黒」だった

 しかもフィルムメーカーの差もでるらしい(東映と東宝)
 どちらかというとウルトラマンより仮面ライダーの方が闇の黒さがより濃い

 ‥さらに、メタリック等での艶や反射の映り込みが
 (SMPTE 240M)の方が圧倒的に鮮やかさを醸し出す
 それはそのままに、黒の良さゆえの裏返しなのだろう


 ‥という発見というか、確認に至った
 容量についての差は見られない
 ハイビジョン規格ということで、フルハイビジョンサイズでの適正が問われるところだが
 エンコードの設定次第では気にするほどでは無いと思うも、全体の奥行きとしては不明だ


> そして極めつけは、(SMPTE 240M)に快適な色温度である


 ‥(SMPTE 240M)の快適な色温度は「中ー高」だった
 ‥(BT.709)の快適は、どちらかといえば「中」だろう
 この差はやはり、海外の好みと、日本人の好みの差に思われる


 ‥とした過去の幻影を
 日本のテレビ開発は、液晶&デジタルに追いかけていたのかも知れない
 そして今や有機ELの時代である
 そんなこんなの(SMPTE 240M)の特性が、どこまで醸し出されるかはまったくの不明だ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:05 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする

2019年10月19日

【エンコードレシピ】夕澄の夢(4:3アニメはDVDさえあれば好い)

↓11)記稿.2019/10/19

※ 静止画で見たらダメダメでした、すまん‥OTL(2019/10/20)
要するに、俺の動体視力がダメっぽ
動体視力たって24分の1秒と30分の1秒だからな
残像印象で十分だと思ってたんだけど、そうでもないらしい(ということで参考で)


 ‥今やDVDにも色々とあるので
 ここではとくに、4:3アニメのDVDで且つインターレース未解除状態を扱います
 その他については、話の間を参考に見当して下さい。

 ‥今回のレシピで変換された映像は、好逸ダイナミックの色温度(中ー高)での視聴が快適です

 理由としては、DVDの色情報とBDの色情報では
 それだけ赤と青の成分のバランスが異なるかららしいっす


 ‥また、変換するサイズは、DVD規格のまんまでもテレビのUSB挿しでの視聴が可能です
 HDサイズに変換し直した映像との差は、拡大されればべたっと同じ色が並ぶだけですが
 HDサイズに変換すると変換された分だけトーンが複雑になり微に淡い雰囲気を醸し出します

 でも、言われないと気が付かない誤差の範囲に近いでしょう

 ‥ということから
 スマホ向け視聴ならDVD規格のサイズそのまんま
 大画面での視聴を考えるなら、HDサイズとした使い分けが適当に思われます


> ちなみに、再エンコード後の容量を参考に示しておくと


 めぞん一刻 OP/悲しみよこんにちはの動画部:720x480→64.3MB 960x720→111MB
 スレイヤーズNEXT OP/Give a reasonの動画部:720x480→110MB 960x720→177MB
 まんが日本昔話 OP/の動画部:720x480→51.2MB 960x720→91.6MB

 まんが日本昔話/桃太郎の動画部:720x480→568MB 960x720→949MB
 ソース音声込み601MB(10分44秒)→ 同サイズ変換583MB(音声ソースコピー)
 という具合になっています(なぜか減量に成功する傾向のようです)

 典型的な3コマアニメなのに、Bフレーム使ってません!(不思議っ)
 しかもCRF(14.2)‥目一杯の極限ッす


> ちなみに、今回のエンコードの特徴としては
> サイズの変更は自由に出来るようですが、Bフレームを追加したりCRFを変更すると
> インターレース解除のバランスからして総崩れするので注意っす
↓/続きを読む/↓
posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:34 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする

2019年10月18日

【夕澄の夢】FHD&Bフレーム無しでもイケそうです(デジタルアニメ)

記稿.2019/10/18

> 「夕澄の夢」設定に追加
> Level 4.1、CRF(12.0)、Bフレームなし、Psy-RD強度(0.67)


 ‥で、意外とあっさりとFHDサイズが克服できそうです
 (まだ秒速5センチメートルのOPでしか確認していません)
 (大画面はありませんので、あくまで手元の19型画面での印象比較です)

 ‥IとPフレームしかないので、FHDサイズのUSB挿しでも
 BD画質そのまんまに、キュルキュルサーチできちゃうのは感無量、まさに革命っす

 (ファイル容量も減量に成功しております)


 ‥ちなみに
 DVDの方は、HDサイズにする場合‥
 Level 4.1、CRF(13.7)、Bフレーム最大枚数(1)、Psy-RD強度(0.67)
 視聴時色温度(中ー高)辺り‥というのを見つけました
 インターレスについては、まだまだ確認しないとどこまで克服できるか判りません

 (とは言え、こちらは問答無用で増量します‥)


 ‥Hi10画質やら444画質がまた曲者でして
 ここでは8ビットの420が前提になっています
 (USB挿しにもこだわってますんで、まぁ当然です)

 HDサイズとFHDサイズの印象の違いは、やはりクリアー感が大きいと思います
 微妙な差ではありますが、19型でも印象の違いを感じます


 突破口になった‥Psy-RD強度(0.67)とは一体何者だったのでしょう??


> ついでに、XMedia Recodeの音声バグの状況ですが
> 一つのファイルを一回のセットで複数リストに入れると
> 音声の再生が正常になるのは、一回目だけというオチになっとります



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:09 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする