向宜弁論.2019/10/06
世の中は良くも悪くも競争と焦燥で成り立っている
だから、誰しもは有利な世界に足を入れたいと思っている
例えそれがブラックだとしても、あやかれるチャンスがあれば掴もうとする
それは丁度、野生の獣が目の前にある屍(肉)を奪い合うような様相でもある
その手の生き様は至極当たり前なのだから、とやかく言われる筋合いは無いとさえ思っている
科学的な分野であれば尚更だろう
勝者に敗者が従うのは理屈だと思っている
先輩のしてきたことをゼロにして
自分らで一から組み立てるなら、その組織に属する必要も無いからだ
今在る優位存在を全否定していては、おいしい飯にはありつけない
苦労することが目的ではない、おいしい飯にありつくことが目的なのだ
‥誰しもはそう考えている、それが競争社会だからだ‥
つまり、競争社会では、悪意上等、悪意歓迎、悪意都合を許容している
教科書とは違った世界がそこにはある
そのような世界において、責任を負うとは
余計なことを言うと席がなくなるということを意味する
席だけならまだラッキーなことだろう
それが自分の命に関わることとなったら、それこそ無言を押し通すのが防衛というものだ
だから、競争社会では、社会に対する責任を責任とは定義し合わない世界に生きるのだ
では、何のための政治(治安)であるのか?
答えは決まっている、表向きの顔という奴である
そのような社会を腐敗構造と呼ぶわけだが
そもそもに腐敗を呼んでいるのは、そのような悪意自由ありき競争の仕方に問題があるのだ
基本的人権に即した思考をモットーとするならば
そのような競争の仕方に改善を求めるのが正論になる
なにも、旧来的なルールに則したままに古くさい人道論を問う無理を正論とは呼ぶまい
そもそもにして、そこには欠陥があり、イカサマがあり、旧来組織の根性が変わるわけでは無い
ならば尚更に、新思考も掲げずに正論など有りはしないのだ
しかし、誰もは諦めてしまっているかのように
競争の心得について問うことをせずままに過ごしていく
競争は当然だし、勝者が敗者をどうしようと自由であると言わんばかりの囚われの中にある
もとい、上司が部下をどうしようが自由であると思っている
それが競争の結果だからとさえ思い込んだままだ
それこそ、何でもありこそが本当の競争であって
それに備えて勝ち抜くこと(否定して叩き潰すこと)こそ美学であるかのように振る舞っている
(だから、日常の何気ない必要悪からしてそのままを許容したままなのだ)
何でもありで良いと思っているから、何でも無いのに救急車を呼ぶ発想にもなろう
使えるモノなら何でも使え、それが生き抜くことなのだから‥
それの延長が、政府の私物化と言うことだろう(同じことだよ)
そこでその手の思考からの開き直りとして
責任を負っていない人はピーチクパーチク言えるんですと言い出す
どう考えたって、不正ありきを認めたも同然の発言だ(もとい不道徳か‥)
でも、それをなぜか、みんなでヨイショし出すと訳が分からなくなる
どう考えたって腐敗万歳の三唱を唱えているキチガイのはずなのに
基本的に改善なんて求めていない立場なのだろう
競争には、勝者と敗者があって、弱者は強者に従うしか無い
折角、辛酸を舐めてきて優位を得て今があるというのに、なぜゆえに弱者を救わねばならないのか?
だから、弱者を弱者として扱うことに満足げにもあるのだろう
では、そのような強者側がなぜ開き直って弱者側からの結託リベンジを嫌うのか?
競争社会にどっぷり浸かってるんなら、歓迎すべきが筋のはずだが
でもそうじゃない、アンフェアー体質なのだ
それこそが、競争社会の本質だ
(元からアンフェアー精神だったわけだからそこまで腐っていても織り込み済みなんだろうけど)
しかし、不正ありきに誰もが納得しているなら、基本的人権などどこにもないただの飾りに過ぎない
民主主義でさえただの多数決だと思い込む始末だ
(基本的人権を蔑ろにした民主社会を民主化とは言わない)
そこにすり替わったように居座るばかりの資本主義は
まさに、神なんて居ないと飾りだけでの神社仏閣だろうと
儲かるならヨイショする精神構造で商売をやらかす精神なのだろう
‥基本的人権を掲げていながら
神など居らぬよって、神とはお上である
お上の沙汰こそ誠であるなどと言わんばかりの怠惰で横柄で売人権態度に納得など有り様が無い
結果、ピーチクパーチク言い始めるのは、人の口に戸は立てられぬぐらいに自然な成り行きだよ
‥でも、そんなピーチクパーチクに正論が宿らないのも無理は無い
なぜなら、公平の意味を問わずに
自由が良いと同じように端から言っていては、アンフェアーの側と同じ狢だからだ
(阿呆みたいに言うよな、自由を得るための聖戦だとかなんとか‥)
自由を求めて意見をするから、好き勝手言いやがってと反論されるだけで終わらされるだけだろう
(そういうものだよ、だって奪回するためにも競争している立場だよ)
だからこそ、好き勝手やらかしてる不公平な奴らに
好き勝って言って勝つには、徹底的に公平視点で立ち向かわなければならない
(辻褄として、そういものだから)
(アイデアなんてものは、公平たる思考を積み重ねた先に降りてくるモノだから)
(でもまぁ多くは自分のことしか考えられない程度だったりするからね)
(だって公平なんかより、競争に生き残るために勤しんでる毎日だからね)
> 修弁終わります、ありがとうございました。