2020年04月24日

【エンコード日記】CRF(12.0)×qcomp(0.8)×GOP(24)の件

記稿.2020/04/24

> DVD可変フレームレートのエンコードで多少カクつくので
> 抜本的にGOPの見直しをやり出したところ


 ‥とりあえず
 BD-ts(アニメ・プログレッシブ)において

 CRF(12.0)×qcomp(0.8)×GOP(24)にしてみたところ

 虹色ラーメンの「天虹×鳳凰」の小麦粉の合わせを彷彿するような結果を得たっす
 これはもう超絶に「そうだったのか‥」におでれーた

 ちなみに先読みは、今やGOPの4倍値です

 まぁそれぐらいでやると、かなりしっとりと仕上がります(720p)
 でも、GOP(24)なんで、テレビUSB挿しでキュルキュル感が足りません

 でも、増量前提の設定なんでやむを得ないっす
 (まぁ場面の端境と端境はキッチリ切り分けるのでその点に不満は無いのだが‥)
 (端境キッチリの方が、画質が上って事の証明でしたん)


> 結局の所、AVCエンコードの前提が1秒単位での圧縮をどうするかって事での造りらしい
> なので、1秒単位のそれより短いと粗くなり、長いとぼかしが多めになっていく造りのようです


 なので、3分の1秒間単位のGOPがキュルキュル感最高でも
 画質としてはどうにもならない欠点を抱えざるを得ないって事でした


> で、現在、BD-ts(アニメ・インターレース)が悩みのタネになっちまいやした


 ‥インターレースソースにおいて、プログレッシブと同じようにやると
 アンシャープ(0.1)×シャープ(0.3)×deblock=1:1:1
 をそのままでは使えないことが判明

 シャープ(0.3)の段階で
 自動的インターレース解除でのツケが出ちまっていました

(しっかりと解除しても、ぼけが酷くなるので踏んだり蹴ったりです)

 そもそもインターレースソースに
 CRF(12.0)×qcomp(0.8)を当てようなら、増量感が途方も無い


> ちなみに、(0.6)の1.333333‥倍が(0.8)ということです


 1.125倍だと(0.675)です、(0.675)と打ってもきちんと認識しました
 それもなかなかだったのですが、(0.8)の方が改善が段違いなのれーす


 今までのレシピなんか足もとにも及ばない‥OTL

 (‥て、誰もそのレベルを期待してなんかいなかったんだけどね)
 (でも、見ちまうともう戻れない程の好精度に唖然っすから)
 (でも、エンコードにそれなりの時間が掛かっちゃうん‥結局そうなっちゃうんだなあ‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:13 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年04月21日

【エンコード日記】短いGOPに最適な先読み枚数を再チェックした件

記稿.2020/04/21

> 短いGOPに最適な先読み枚数を再チェックしてみたら
> ぶっちゃけた話、静止画レベルでの判断はかなりムズい
> でもまぁGOPの三倍枚数ぐらいが適当らしい


 ‥24コマもので、GOP9枚なら、先読み27枚
 ‥30コマもので、GOP11枚なら、先読み33枚(&DVD可変フレームレート対策)


 さらに

 1080p:Bフレーム(2)、アンシャープ(0.1)+シャープ(0.2)‥*参考程度
 1080p:Bフレーム(4)、アンシャープ(0.1)+シャープ(0.3)‥*参考程度

 720p:Bフレーム(1)、アンシャープ(0.1)+シャープ(0.3)
 DVD540p化:Bフレーム(1)、アンシャープ(0.1)+シャープ(0.1)

 さらに

 deblock=1:1:1


> 先読み枚数程度の要素差で、意外なぐらい細かいところのバランスが激変してしまう結果を得た


 ただし、シャープ(0.3)の場合、激しく増量するケースが見られる
 アンシャープを省くと間違いなく増量する
 アンシャープを当てた方が動画としては見やすい仕上がりを得られる

 deblock=1:1:1を当てると、微だが減量する傾向を見せる
 (シャープの粗さを緩和しつつ、シャープ仕上がりをさほど潰さずに程良い仕上がりを得られる)

 ‥Bフレーム2枚以上で適切な画質を得られるのは1080pだけで
 720pでBフレーム2枚は、AVCの苦手な形状×色合いにおいて潰れてどうしようもない
 他は問題ないのだが、そこの一点要素だけがどうにも糞すぎるので一枚までの限定だ

 (引き続き調査中)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:02 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年04月15日

【エンコード日記】アンシャープとシャープの配分

記稿.2020/04/15

> アンシャープ(0.2)を盛ると、色が変調したり、想定外のプチノイズが発生する(アニメ)
> アンシャープ(0.1)までが無難らしい


 それに続けてシャープを当てるわけだが
 DVDとBDにおいて差が見られた


> ‥DVDでは


 アンシャープ(0.1)+シャープ(0.1)を当てると
 色の変動が起こらなくなる傾向でグッドだが

 ソースによっては、少し荒れてるように感じられなくも無い
 (ぶっちゃけインターレースのソースと見比べてもよくわからん)

 それが目の錯覚やら不慣れから来るものなのかどうかは
 ひたすらにエンコード出しをしてみないことにはなんとも言えない


> ‥BD&1080pサイズリップの場合


 アンシャープ(0.1)+シャープ(0.2)を当てると
 ダウンコンバートに伴うボケ感が随分と遠のく

 シャープ(0.1)だと
 せっかくのアンシャープ(0.1)の効果が、周囲のデータ量に相殺されてしまう嫌いがある
 なので(0.2)を盛らざるを得ないのだが、高周波部分から構成されるエッジがより強めにでる

 ソースと比較すると、量子化映像をさらに量子化する上でのどうしようもなさなのだが
 JPEGノイズにJPEGノイズが掛かってしまうどうしようもなさなのだが
 (0.1)〜(0.2)の間辺りが良さそうなのだが

 その辺どうしようもなさそうである(ただし、拡大してみないとわからない度合いだ)


 ‥それ以上の画質を得たいなら
 その手の細かい操作までできる上位アプリをゲットするしかなさそうである


> 注意点としては


 XMedia Recodeの新しくなったフィルター操作には、フィルター毎に時間指定が付いている

 これが時折、いじった覚えも無いのに
 ソース時間を超えて設定されていたり、途中までの指定に変わっていたりする
 どうにもやっかいな現象が起きちまうらしい(なんて面倒くさい)

 (連続指定でエンコードする場合には、その都度の確認が欠かせない状況だ)


 ‥コマ単位での指定すら細かくやれないのに
 時間指定だけできるようにしたって意味ねぇだろうが‥と思うのだが
 コマ単位の指定を細かくできるようにする予定でもあるのだろうか?


> アンシャープとシャープと一回ずつちょびっとやるだけだが
> 増量するソースとそうでも無いソースと減量するソースとがある(謎)


 ‥どちらというと増量するが
 主に増量しやすいのは、残念リップの1080p系だったりする
 DVDとBDにおいては、まぁまぁ許容できる範囲に収まる傾向に思われる

 (現在まだまだ確認中である)



 ‥1クール作品だと、エンコードするより、視聴した方がずっと早い
 (わかってくると、エンコードなんて無駄な労力すっから)
 (だからといって、HDDが増えすぎるなんて事でも困る)

 (BDtsの段階で、バンディングしまくっているのを見ると非常にげんなりする)
 (これはAVCのバージョン差による品質差がもろに出ちゃってるって事だろうか?)
 (単に雑だったって事だろうか?)


 ‥まぁそういうのはそういうので
 ダウンコンバートで補正できるかどうかに興味が湧くわけだが‥
 ‥見るからに複雑な画の場合
 ダウンコンバートにおいてバンディングがでるケースと、相殺されるケースとに分かれる

 (出ると言っても、拡大して確認しないと分かりづらい程度ではある)
 (大画面テレビだと気になっちゃうかも知れないが、機材がないのでなんとも言えない)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:56 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年04月10日

【エンコード日記】アンシャープ(0.1)での弱点の件

記稿.2020/04/10

> 絵画と実写の大きな差は、手前と奥の輪郭をどうするかの演出に見られる
> アンシャープ(0.1)だけでは、それを乗り越えることはできていなかった


 ‥あなたは画として、銀河系の境目をどう表現するだろうか?
 ぼかすだろうか?、エッジを効かせるだろうか?
 日用エンコードが目的なら、ソースにしたがえば良い

 だがしかし、両方の表現に対応した仕上がりをこなせないレシピではお話になるまい


 ‥ところがアンシャープを使用すると
 問答無用で、全体にフィルターが掛かるので、高周波が多少なりとも多めに残ろうと
 輪郭部分のエッジ強調には繋がらないのが悩ましい
 その分のイレギュラーが発生する




 ‥あなたは、木陰に隠れた冒険者を描く時
 手前の草や木や葉をどう描くだろうか?
 奥にピントを合わせれば、手前はぼける‥それが実写の常識だ

 だが、画は違う、奥側を色みで誤魔化しつつ‥両方の輪郭やエッジをハッキリと描くだろう

 エンコーダーに任せっきりにすると
 口パクで動いている方に重み付けでの焦点がゆき
 動いていない手前の方は微にぼけてしまうことになる


> アンシャープ(0.1)だけでは、演出の意図を正確にエンコードするのは難しい
> しかもそれが1080pから720pにダウンコンバートしようなどと言う状況では無理がでる




 ‥場面は今、あなたがお客人視点にある
 あなたは、窓ガラスの格子の入った引き戸が開けられようとしているのを見ている
 内側から開けようとしているその小さいこどもの影を、外側から見ている‥どう描くだろうか?

 ただでさえそのこどもの影はガラス越しにあるので表現が難しい
 格子枠のガラスに反射する質感を表現しつつ、こどもの影の動きを見せようなら
 絵画表現としては、影をハッキリと見せるも、そうでない描き方も有りだ
 だがしかしソースがしっかりと描いていたならそれに沿うようにエンコードすべきだ

 ところが


> アンシャープ(0.1)だけでは、演出の意図を正確にエンコードするのは難しい
> しかもそれが1080pから720pにダウンコンバートしようなどと言う状況では無理がでる




 ‥あなたは、物干し竿の長さほどのライフルに装備された
 デジカメ風スコープに映し出される高速に移動する的をどう描くだろうか?

 日常の頭で考ええば、小さく描かれることになるだろうスコープ部分の映像が
 多少なりともぼけていたってかまわないと思うだろう

 だがしかし、ソースがそうではなく、しっかりと輪郭を捉えている表現だとしたら
 それに沿うようにエンコードすべきになる


> アンシャープ(0.1)だけでは、演出の意図を正確にエンコードするのは難しい
> しかもそれが1080pから720pにダウンコンバートしようなどと言う状況では無理がでる




 ‥ということで、悩んだ挙げ句
 アンシャープ(0.2)×シャープ(0.1)
 順番に一回ずつシャープネス・フィルターを掛けるみることになった
 合計で二回もフィルターを掛けるので、その分のエンコード時間の増量は避けられない

 最初のアンシャープには
 全体部分での高周波要素を多めに選択させるよすがを与えて
 狭い部分での灰みになりやすい部分を避けさせる効果があり

 次のシャープには、そのままに、エッジを強調する効果を持たせる


> ‥まぁそういう狙いなのだが
> これがうまくゆくのかがどうにも予想しきれない
> 結局‥また確認しないとならなくなったった



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:29 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年04月06日

【エンコード日記】テレビUSB挿しで弾かれる映画タイトルが存在する件

記稿.2020/04/06

> さすがに二百三高地(DVD)は3時間モノだから無理なのかなぁと思っていたら
> 1時間半程度の紅伝説(BD)において、同じような時間分を再生したところで落ちた


 ‥二百三高地は、冒頭の銃殺刑が終わる辺り
 ‥紅伝説では、冒頭の「くずま」コールの辺り

 頭から強制サーチで確認しても、同じ所で落ちる
 (だたし、勢い余って再生している分を確認できる)
 (頭を切り落として再生するとその分だけ再生が伸びるが同じく落ちる)


 この二つに共通点はあるのだろうか?(さっぱり解らん‥レベルを変えたって無理)


 再エンコードは完了している、パソコンでの再生に問題は見当たらない
 一体全体何が主要因なんだ???

 例えば、このような現象が不特定的に起きているとすると
 テレビ録画内でも同じ事案が発生している可能性を否定できない


> つまり
> テレビのメディアプレイヤー側にバグが有るかも知れない
> という予想になるのだが‥(弾かれたタイトルは投げとくしかねぇ)


 ちなみに、音声切り替えは3チャンネル分でもイケる
 AC3の6チャンネルもイケるが、音質はソースの作りと環境次第っぽ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 19:30 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年03月31日

【エンコード日記】CRF値にもお約束な比率間隔があった件

↓5)記稿.2020/03/31

> それは、アンシャープ(0.1)使用時の確認下での勘違いから始まった


 ‥23.976フレームのソースを、29.97フレームのソース設定のまま勘違いして
 CRF値の駒抜き静止画拡大を比較出し確認していたら
 CRF(12.0)で安定していたはずの構成なのに、CRF(13.5)で安定している
 あれっと思いつつ、それの間違いに後から気が付いた

 一方

 ‥BD23.976フレーム(プログレッシブ)のソースを
 720pで出す場合、CRF(12.0)で最高安定を見せるが
 ‥BD29.97フレーム(インターレース)のソースを
 720pで同じくCRF(12.0)では、画質が所々で破綻してしまう

(シャープ(0.1)ではそうに無かった点が、アンシャープ(0.1)にて露呈した)

 この二つの結果から


> BD23.976フレーム(プログレッシブ)のソースには、CRF(12.0)
> BD29.97フレーム(インターレース)のソースには、CRF(13.5)がベストである事を得た
> (鮪丼構成だし‥容量的にも、それぐらいがTSソース比での許容一杯に思われる)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:53 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年03月25日

【エンコード日記】アンシャープ(0.1)には、Bフレーム(1)の件

記稿.2020/03/25

> シャープネスフィルター:アンシャープ(0.1)を使用すると
> なぜか、Bフレームを一枚追加すると状態が安定する


 ‥その安定は、シャープ(0.1)とは違って
 540pだけでなく、720p時にも見られていた‥
 狭い領域での、暗い線部分と明るい部分の境に、灰み掛かってしまう傾向に改善を得ている

 だが、1080p→540p時のそれはどうにも難しく
 1080pのダウンコンバートは、やはり規格想定内の720pでやる方が良いだろう

 DVD480p→540pのインターレース解除において
 特にぼけやすい部分はどうにもならないが
 全体としてはさらに磨きが掛かって安定を見せている


> それにしても、Bフレームの追加で安定を見せるとは‥(しかも人気の無い一枚で)
> 一枚だとそれほどに圧縮率は上がらない(代わりにアンシャープで上がっている)
> 一枚だとエンコード時間への影響はそれほどでも無い(ここは時短を取って割り切るべきだろう)


 ‥それにしても、Bフレーム(1)とは
 もしかしたらと思って、qcomp値を再確認したところ
 コンマ3桁でもエンコードが可能だった
 (ただし、容量差の確認はできるが、使用した値の記録は四捨五入される‥後で判別不能)
 でもまぁエンコードするサイズ差やら何やらを考慮すると、やはり(0.63)が適当になる


> シャープ(0.1)では、Bフレームだめで
> アンシャープ(0.1)だとBフレーム(1)がベスト
> どういうこと???


 ‥エッジや平面の均一性の状態で、Bフレーム枚数使用での安定が変わるなら
 マスターのデータ量と品質があれば、Bフレーム(2)も可能なのだろうか?

 ‥1080pのままでも、アンシャープ(0.1)の使用もまんざらになく
 それなりにマスターデータとの差を埋めようとしているのだろうか?

 (そう考えないと、マスターデータの立場が無いからな‥まるで分からん)



> 余談になるが


 Fast P-Skipの解釈に別のを見つけた、それによると

 fast-pskipはPフレームに含まれるマクロブロックを判定し、
 前のフレームとほぼ差がないマクロブロックであった場合に
 エンコードせずに処理を省略するというオプション。
 スキップさせるとビットの節約になるが、一部ノイズのような残像が残る場合がある。

 ‥ん?
 HEVCでも似たような省略があったぞ
 「初期のCU深度再帰をスキップ」の項目だ

 つまり、初期のCU深度=Pフレームのことだったのか?
 (イントラはほぼお飾りだから、インターのそれということになる)

 そしてこいつこそ、GOPの切れの悪さと
 高いCRF時の細かいところバッサリ感の犯人かも知れないな
 (なにしろ確認せずにバッサリ飛ばしちまう仕組みってことだから)
 (でも、HEVCでこの項目を使用しないと決め込もうなら超絶にエンコ時間増大である)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:59 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年03月15日

【エンコード日記】アンシャープに減量効果の件

記稿.2020/03/15

> https://www.gen-zo.com/technique/ret_usm.html
> https://silkypix.isl.co.jp/how-to/tips/sharpness-unsharp-mask/
> http://www.clg.niigata-u.ac.jp/~medimg/practice_medical_imaging/imgproc_scion/6unsharp/index.htm


 ‥アンシャープマスク処理は,画像の高周波成分を強調する古典的な処理である
 ‥アンシャープマスクは画像内の全てのピクセルに対して処理を行う

 (なるほどなるほど)早く言ってくれれば良いのに‥とかなんとか

 結果、見た目でもJPEGノイズが減衰してスッキリと仕上がってる分、減量しちゃってる
 (減量比はそれぞれで異なる‥シャープ比で5〜30%の範囲ぐらい)
 (しかも時短になってる‥言うこと無し最強ッ)

 ‥これはもう、アンシャープ(0.1)での確認をやらかさないければならない
 (なんだ、またやり直しかよ)


> エンコードレシピ鮪丼の弱点は


 狭い面積に、細長の線で、暗い色と鮮やかな色が挟みこまれていると
 540pにダウンコンバートする関係上
 どうしても灰みがかった色に置き換わってしまう(理屈を考えれば当然)

(インターレースだけでの傾向かと思っていたら、プログレッシブでも確認したった)

 これは、720pにおいても微に発生する(理屈上そうならないと却って不可解)

 ‥DVD480pでもそれは十分に有り得るわけだが
 インターレースやら、bt601やら、色々とした間引きの結果、そういったグレー化は気が付かない
 代わりに、エッジが強調された嫌んな画に仕上がっていたりする




 ‥一方、1080pの減量エンコードでは
 グレー化も、エッジ化も見当たらないし、器用にJPEGノイズをぶっ飛ばしていると
 普通にキレイに仕上がって見えてはいても、ぼかし表現がダメダメだったりする
 ぼかし表現がダメダメだと、まったく違った表現に見えてしまう
 また、パンチが足りていなかったりする
 これはアニメにおいて致命的な欠陥と言える程のもどかしさを叩き付けてくる

 まぁそういうことなんで、そういう意味では
 BDの方が美麗ということになりそうではあるが
 BDでもインターレースを採用したアニメタイトルは結構あるようです

(つまりなんだ、減量1080pには、素知らぬふりのプログレッシブも雑ざっていると)

 ‥しかも、フィルムソースの場合、4:3に収まらない横幅のものもあり(結果黒塗り16:9採用)
 ‥それもまた素知らぬふりで、せっかくの横幅をぶっ飛ばして4:3になりすましているのもある
 (それとも比率を変えちまってあるのだろうか?)
 ‥知れば知るほどに、残念なエンコードなんだなあと思わざるを得ない

(とはいえ、ネットの無料配信の程度と比べてどうかという所に無知な好奇心が集くのは当然)
(あれでいいなら、これぐらいでいいだろうとかなんとかの思い込み)




> ということで、業界が懲りもせずにUHD化して再販をやらかす動きはあるだろう
> (だって、当人らがプログレッシブで見たいだろうからな)


 ‥どうでも良いけど、そういうのは、株主待遇で販売すべきだろうと思う
 でないと辻褄が合わない、一体そんな高価なタイトルを誰がいくつも買えるんだよ
 お金があれば誰もが安易に買えちゃうから流出することにもなる

 UHD化の予算を募って、UHDで支払うみたいな光景が妥当としか思えない

 それでは投資の割が合わないと思うなら
 市場での販売の価格には、初版配当枠を設けて、上乗せすべきだろうよ

 (株主には特別版、一般消費には通常版‥とかなんとか)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:04 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年03月14日

【エンコード観】アニメにテキスチャーの保持まで必要か?

記稿.2020/03/14

> 「君の名は。」ブルーレイはこうして作られた ー “映画の感動を封じ込める” 徹底したこだわりとは?


 ‥という記事を見つけた、そこで思わぬ情報を得た


{抜粋:P2
支給されたデータは、DPXという非圧縮の静止画連番ファイルです。1,920×1,080/RGB4:4:4/10bit/BT.709になります。

{抜粋:3P
作品によってはバンディングやモスキートノイズなどに悩まされることもありますが、『君の名は。』のオリジナルデータにはそういったところがなく、非圧縮のDPXマスターが使えたこともあって、歪みの無い理想的な4Kアップコンバートができたと思います。

{抜粋:6P
HEVCは圧縮アルゴリズムが進化していて、ブロックノイズやモスキートノイズは出にくいのですが、ビットレートが足りないとグレインなどの微細な情報がスッパリと消えてしまいます。人間の眼の特性に照らし合わせると一概に圧縮効率が良いとも言えないんですよ。HEVCだからキレイ、とはならないんですね。

{抜粋:6P}
『君の名は。』は、デジタルアニメのフラットな画に様々なテクスチャーが乗っているので、余計に残すのが難しかった




> まず、一番に驚いたのが
> 動画エンコード屋さんに渡されるマスターデータが
> 流失云々対策から、必ずしも非圧縮状態のそれとは限らないらしい


 ‥長い記事を読んでいくとそうとしか思えない言い方をしている
 もっともそれの多くは、DVDの頃の話も被っているのかも知れないが‥驚きだ
(予算というか人材枠をケチって、ビデオデータしかない場合の丸投げ等は十分に該当するだろう)




> 次に驚いたのがテクスチャの取り扱いである


 ‥昔の感覚からすると
 アニメを見るのに、背景の見映えとして、画用紙の目地にまで注目したりしない
 そもそもそんなところまで確認できるのは、フルHDを再生できる環境だけである

 (HDテレビならそんなのは概ね潰れちまっているはず)
 (現場が頑張っても、却って、ノイズにしか見えていないだろう)
 (画質調整がまずければ、色彩からして的外れなんだから尚更だ)
 (現場は最先端との格闘だからそんな一般家庭の底の再生環境までは取り合わない)


 ‥つまりここに、圧縮はこの程度、このぐらいでとした
 未成熟な視聴環境に置かれたユーザー側の要望との間に、不一致が発生していた
 もとい、利便性を高めたいユーザー側の勘違いが発生してきた
 結果、世界中に再エンコードされた筋違いリップが巻き散らされる結果にもなった

 (多くのユーザーに理解が無いなら、そりゃ拾って確認したくもなる)




> しかしである


 テクスチャーまで残すとする考えは制作サイドのこだわりだ
 お話を楽しみたい思考からすると、絵本でも十分だとした思い込みは拭えない
 原画レベルで絵本を楽しみたいなどと、そこまで考えるこどもはほぼ皆無だろう

 そこに現場が自慢げに押し付けているのが、デジタル由来の現場感覚からの差だとすれば

 HDR以降の映像の世界は(需要と供給の理解からすれば)現場の勘違いとする見方も成り立つ
 記事を読んでいくと、エンコードだけでHDRになるもんでは無いことが理解できる
 一からの作り直しと、手作りによる最適化が前提だ

 つまり、リマスター作業レベルから、さらに光彩処理での特殊な調整を施す事を指す

(ハリウッド発で、映像のデジタル化が深化しすぎて、そういう流れになったと言うことだろう)


> そしてそこに、それの理解を促すレベルにあったのが新海誠だった
> 技術があっても看板的人材がいないと理解を得るのは難しいとした一例だった
> でも、HDR化の主役はエンコード屋さんだった(新海誠でもHVECでもねぇ)


{抜粋:7P
マスターのデータ量と圧縮率の関係としては、2K解像度でMPEG-4 AVCのBDが最もバランスが取れています。
2K/SDR環境であれば、UHD BDをダウンコンバートするのではなくて、是非BDで観て欲しいですね。



 ‥なるほどなるほど
 これが現場の一致した見解と言うことになるようだ
(資本家の資本の事情が、果てしなき無謀を急かしているだけともとれちゃうのがHDRらしい)

 その発言は、実にわかりやすいのだが
 赤字部分どうにもリップ前提なんすけど‥(法的にも業界的には炎上っすから)




 ‥現場がそう思うほどなら
 それと同質の視聴環境に無きユーザーが欲するルベルは
 やはり、DVDとBDの間に在る


> ならばその時、テクスチャーまでを残したい判断とて、丸めざるを得まい
> 興行的にもこちらが正解なのに、ハリウッドの制作意欲に付き合った結果、誰も買わなくなった
> 多くが、ネットで視聴できる画質程度で満足なのは、指摘するまでもない


 一番に美味しいところ & お手本たる見せ所に手を抜いて、著作権侵害も糞も無い



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:08 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2020年03月11日

【エンコードレシピ】最果てのマクロブロック極まり丼(540p)

↓11)記稿.2020/03/11

> テレビUSB挿し勝手の極意とかなんとか
> キュルキュルサーチできてこそのテレビUSB挿し


 ‥USB2.0前提だと、なにかと帯域が怪しくなる
 トコトン適度にIとPフレーム増やして、さらにマクロブロック増やして
 キュルキュルサーチをやらかすわけだから、選択肢としても、540pでやらざるを得ない
(調子こいて毎時30MB/Sなんてやらかしていると、今度は逆に音飛びが気になってくる)

 ‥540pで画質を良くしようと、1080pと比べてどうしたって低解像度の分だけボケる
 DVDのインターレースのエッジ感は、それを誤魔化してもいたらしい(特にアニメ)

 ‥だがしかし
 540pゆえのぼけが、アニメにおいて、どうにもセル画っぽく見えてうれしい
 実写でも、どこかレトロな雰囲気が醸し出されてほっとする

(そりゃ、高解像度には高解像度の魅力があるわけだが、手間すぎるのでどうしようもない)
(DDR5で8コアぐらいにならないと、日用的にサクッとエンコードできる扱いにならない)
(でもそうなろうとも、容量削減に欲掻いて、HEVCで奮闘するイタチごっこだろう)


> ‥そこはさておき
> 今回は540pで高画質を叩き出す為のあれやこれを追求した結果の集大成になっとります
> テクニックとしては、マクロブロック大盛りになってます
> 略して「まぐろ丼」でーす


 ‥ここまでの道程を振り返ると、ようやくに日の目を見られそうではあるが
 知れば知るほどに、他人のエンコードの粗と不思議で一杯になる

(でも基本は数学だから、計算ルートが違うだけで、得られる解が近似値を伴い怪になる)
(ならば、誤差の少ないエンコードの方が美麗で速いに決まってる)
(されど、圧縮率も絡むことから、BD規格自体が、素晴らしく美麗な計算ルートとは限らない)
(それはつまり、断崖絶壁ほど美麗に見えてしまう景観を避けて、時代の手頃感を求めた結果だ)


> ‥繰り返すが
> 著生にとって、それの手頃感への要望が、テレビUSB挿し&サーチキュルキュルだった
> とくに大画面&高解像度とした視点に無かったという事である
↓/続きを読む/↓
posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:51 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする