2021年05月29日

【エンコード日記】bフレームにはmb-treeが必須でセットらしい

記稿.2021/05/29

> 1080p→480pにて、GOP(4)、IP比率(1.5)、ref(3)は
> 非常に強力なエッジ強化を発揮する
> さらにビットレートを追加する事で、エッジをよりクッキリと強化する
> それはどうやら、インターレースに肉薄するほどの強化に思われる


(ビットレートを同じ&16×16のブロックだけにして、これのエッジ強化をした段階で)
(フル4×4ブロック適応に匹敵するエッジ感を醸し出すっぽ)

(なので、1080p→720pのダウンコンバートにそれを用いるとエッジが強すぎて無理が出る)
(÷5×1.333333‥倍で十分だった(23040))

(4k→1080pのダウンコンバートになら適応するかもしれない)
(ということで、960×540pで実験してみる事にした)

(やってみたら、960×540pでもこれのエッジ強化は濃すぎて使えない)
(ちなみに、÷5×1.5で整った(14688)‥ということは‥)
(480pでエッジ強化無しなら、÷5×2が必要なのだろうか?)
(裏を返すと、やはり480pには添加剤要素ありきでしかないということになる)

(残念な事に480pでは、全画域が色変更域に怒はまると色の発色が悪くなる最悪を発症させる)
(まぁそういうのはデジタル特有で、ソースからして状態が芳しくないわけだが)
(黒色線を嫌って、中間色を使っていたりしても、エッジがぼやけてヘンテコさが出る)

(そんなデジタル要素の欲張りテクニック絡みの悩ましさに対して)
(皮肉な事に、フィルム系にだけはエッジ強化の設定は強力に作用する趣がある)
(皮肉な事に、フィルム系にだけはエッジ強化の設定は強力に作用する趣がある)
(そもそもの当時規格としての塩梅と言う事なんだろう‥)


> ダウンコンバートでこれらをやらかすには
> マクロブロックやら、可変ビットレート値やらM.E.範囲値等の見直しが欠かせない
>(可変ビットレート値を変更したいなら、品質基準VBRは使えない)


 ‥わさb抜きにおいて
 GOPを伸ばしていくと、明らかに発色が下がっていく(静止画抜き出しでの確認)
 これはつまり、「てめえで調整しろ」の意味である

 調整の仕方として、より多くのビットレートを盛るとした場合
 エッジも同時に強化されてしまうので、自ずとした限界にぶち当たる


 ‥というより、そんな選択支を選ぶのなら
 お手軽に用意されているのが、Bフレーム前提での品質基準VBRである
 そこで使われているのが、mb-treeとした機能だ
 mb-treeは、Bフレームへの鎖動が主にあるらしく
 PB比率を自動で調整する事で、Bフレーム品質をCRF値に則して調整する(ということらしい)


(結果として、Pフレームにしても、Bフレーム品質に合わせて劣化を余儀なくされるらしい)
(だからだろう‥長いGOPありき前提であれば、Iフレーム品質なんざ飾りと言う事だ)


 ‥一方、可変ビットレート値を用いる場合
 IP比率は固定のままにあれど、Iフレームへの割り当てをデフォルト以上に大きく変動させ
 その変動に合わせてPフレームへの割り当てもスライド的に変化するという仕組みらしい
 (多分、すっかり忘れ去られた概念に思われる‥でなきゃデフォルト調整は誰がした?‥)


> なら2パスモードで、二つの調整を同時に発動させれば最強なのでは?


 ‥基本的に2パスでは、PB比率も固定で取り扱われているのだから
 使い勝手の予想としては、ビットレート調整がより悩ましい事になるだろう
(それでなくても通常の2パスの使い勝手は悩ましいので、品質基準VBRに人気がある)

 短いGOPでのサーチ力強化を狙わないのであれば、2パスでのそれも有りかも知れないな‥
 (その場合のビットレート調整の度合いは(1〜20)が程度なんじゃないのかな(?))


 ‥そもそも、GOPを短くするほど、Bフレームは扱いづらいだけで
 又、ソースの忠実さをできる限り保持するには
 mb-treeによる優先間引きのやり直しは、お門違いだと思っている


> 量子化の再量子化において
> 再度間引きなんぞせずとも、痕跡は残ってるし、その通りにエンコーダーは判断できている
> 代わりにやってるのが、無駄にも思える先読み(240)だ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:09 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月28日

【エンコード日記】久方ぶりのIP比率(1.5)にしてみた件

記稿.2021/05/28

> 720pでのBフレームの具合に納得感が得られなかった
> なぜか÷5×1.333333‥よりチョイしたの16875×1.333333の方が良くなる


 (そういう点では、Bフレーム不使用の方がよさげに思えてきてしょうがない)

 ‥そこで、より短いGOPを用いてのイントラ大爆発で
 スローサーチになるのかを確認したところ
 実写の時ほど気にする程に無かったというか、気にする必要は無かったかもしれない


> より短いGOPに仕立てるに辺り、立てた仮説が
> 480pの÷5×1.333333ではビットレート不足のソースが見られた点を換算して
> これはもしかして、わさB抜きすればもっと発色強化イケるのでは?
> SDは解像度キツいだろうから、÷5×1.5はありきだろうけど
> HDは÷5×1.333333で十分でないと、高解像度ほど圧縮効率が上がるAVCの造りに反する


 ‥これの決め手になるのがわさB抜きであり
 ‥より短いGOPを有効にする上での強化としての+αの盛り込みということだろう

 白羽の矢を立てたのが‥IP比率(1.5)である
 これを用いると‥ref(3)が適値であることは以前にやらかして確認しているので
 GOP(4)をやらかせる都合となる

 結果‥(M=3,N=4)だったGOPが崩れて、ケースバイケースである姿を得るようになった


> 720pでのビットレートは(23040)に及び
> 4GBを越えしてしまうので、テレビUSB差しには480pに頑張って貰うしかない
> ということで、÷5×1.5では、25分モノあたり2GBを超えてしまうわけだが(11664)
> わさB抜きになったのだから、ケチは小さいだろう


 (‥ちなみに、テレビUSB挿しは、AC3の5.1CHに対応していた)
 (なんだ、そうだったのかよ)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:51 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月27日

【エンコード日記】「SDだから‥」の溜息が消失する瞬間

記稿.2021/05/27

> GOP(5)ref(4)にした場合
> 多くのケースで(M=3、N=4)に置き換わる


 ‥これのGOPでテレビUSB挿しをすると
 慣れない内はそれの感覚に戸惑うが(ただ単にゆっくりに再生してるだけやん)
 他と比較するとすでに戻れない感覚を得てしまった事に気がつく
 (このぐらいのゆっくらサーチこそが正解なんだと‥)


 ‥だがしかし
 ソース毎での色みのバランスがチグハグでまだまだ怪しい
 発色のスゲー良いのもあれば、そうには見えないケースも有る

 (そもそも、M.E. 範囲(16)では)
 (GOP(8)より短くした段階で、しっかりした色を出すのが難しいのだから‥)
 (もしかして、まだビットレートが足りていないのでは?)


> そこで閃いた
> Psy-Trellis強度(0.3333333)をビットレート換算して
> 1.333333‥倍に換算してみれば良いのでは?


 ‥結果、÷5×1.333333‥となり
 25分モノで2GB未満程度を必要としていたと判明(10368)


 ‥どうして、÷5から1.33333‥倍ほどを要求するのかを鑑みるに
 まず、GOPを(8)から(5)に短くした事で、1.111111‥倍程度を基礎要求するらしく
 それから、M.E. 範囲(36)にした事でのAQ強度補強ゆとりに1.2倍程度を要求するらしい

 (1.111111‥×1.2=1.33333‥倍)

 このAQ強度1.2倍相当らしき要求が、どうにも
 どんな静止画でも1.5倍程度の拡大には耐えられるとしたjpeg圧縮の特性に準じているらしく

 その様な度合いに詰め込む事(ビットレート換算にて増量)で

 ようやくにして拾えなかったテクスチャー部分やら
 消えきらないシミの補足分やらと、次次に補足するようになり
 なんだかんだで、画質UPしてしまうと云う流れに到った

 (‥ちなみに、量子化最小値(0)、Psy-Trellis強度(0.00)を得ている)


> そして不思議な事に
> 量子化最小値(6)を盛っても、エンコーダーに弾かれて(0)算出になる


 ‥これの画質衝撃は相当で、4kテレビで見る予定を無視するなら
 これのSDで上等だろうとした気持ちに傾くほどだ
 だって、用はサーチすっからね

(又、BT601とは思わせない劣化の無さが実に好い)
(BT601だから残念になるのでは無く、ビットレート不足×GOP長すぎによる色損失劣化が主要因)
(そもそも色域の多くは重なってるんだからそんなに激しく残念になるわけが無い)
(特定の色域では、ハマると決定的に差は出るけどな)

(これまでもが、ビットレート不足とは考えにくいが‥)
(テレビUSB挿しすると、気にならなくなる程度に補正が入るらしい‥ならいいか‥)
(テレビUSB挿しでの色からして何か違うのは、そういう為なのだろうか??)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:08 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月26日

【エンコード日記】HD‥M.E.範囲(24)と、SD‥M.E.範囲(36)での調整

記稿.2021/05/26

> 1080p→720p:M.E.範囲(24)
> 1080p→480p:M.E.範囲(36)


 の場合、量子化最小値とPsy-Trellis強度の鎖動が利くので
 調整してみると

 _854×480‥量子化最小値(6)、Psy-Trellis強度(0.3333333‥)
 1280×720‥量子化最小値(8)、Psy-Trellis強度(0.1111111‥)


 とすると整って見えるのですが
 どうしてこのような数値で整うのかという理屈がサッパリです


 ‥「AQ強度の調整不足分に手を加えているのでは?」と思うも、サッパリです
 思える事としては、同じ解像度でのリップによるM.E.範囲(16)デフォルト
 の場合には、どんなに弄っても変化を得にくいと思うのですが

 DVDのそれから始まっているので、予想としては

 量子化最小値とPsy-Trellis強度の鎖動をテコに画質調整したいなら
 M.E.範囲の値を弄るところからやって見ろという事でしょうかね??
 (ビットレートの増量はやむなしになると思いますが‥)


> ‥ちなみに、Psy-Trellis強度に触れると
> どんなシーンで副作用が起きているのか分かりにくいので
> 動画再生支援機能を利用してコマ出し表示しているアプリでの調整は不向きです
> それこそ、まるっきり変化なんてありゃしませんので‥


 ‥まったくなんでここのシーンのこの辺りにだけ、ボヤボヤのノイズでまくりなの?
 というのにハマりまして、何遍やっても上手くいかず
 やけくそ気味に、やっつけのパターン数値を放り込んでみたら
 上手くいくみたい‥というのが(0.1111111)の真相なので
 デカい顔してオススメできるかどうかは、これからのリップ確認次第に成ってます(あしからず)


 (HDとSDの両方で確認しようとすると、打ち間違いミス出まくりになるので面倒くさい)
 (SDサイズでの確認は、あくまでDVDリップに向けた思考の足しにする為です)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:45 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月25日

【エンコード日記】テレビUSB再生に再生支援ありきは当然なので‥その差が1.125っぽ‥

記稿.2021/05/25

> 著生は普段、VLCプレイヤーの再生支援機能(補正機能)を止めて確認しています
> いきなりテレビUSBでの再生確認をしてしまったのが失敗だった


 ‥同じことを意気揚々と
 SDサイズでも確認してみようと思い立ち、泥沼にハマりましたん

 単純に、704×480で試してから
 VLCで静止画抜きをしてみたところ
 内部4:3の映像は、704×528で抽出され
 内部16:9の映像は、853×480で抽出されるという、世間のスタンダードとは違かった


 ‥そうなるのであれば
 SDは(854×480p)に統一してエンコードするのが無難でしょう

 この時のビットレート計算が
 16×16のマクロブロックを端数にせずに、切り上げて(54)ブロックで算出します
 すると、54×30×24=388800になります
 これの÷5にすると、7776なのですが
 なぜかまったくのビットレート不足にハマります

 そこで、1.125倍してみたところ(8748)にて、安定した色がでるようになりました


> そこから、先に出しておいた
> ÷5で再リップしたHDファイルをVLCの支援無しで確認していくと


 (‥何かがおかしい‥)

 静止画抜きしてみると、Bフレームの16×16の格子の中身がスカスカです
 全体的にそうなっているらしく、(17280)ではビットレート不足であると改めて確認しました


> すると‥17280 → 19440ということになりそうです‥orz


 (ちなみに、b8×8を使用しては絶対にダメですから‥)
 (奴は、迷宮ボタンにしか成ってねぇっすッ)
 (無駄に、SDで÷3に増量して、partitions allなんかやるんじゃなかった‥orz)
 (その後もえっちらおっちらと、ipb8x8に揃えてやっていたのだが‥)
 (フェードが全然揃わねー、b8×8‥犯人はお前だ!)


 ‥SDサイズにもなると
 実写映像でも横筋ノイズが出るようになり、その頻度はアニメよりイレギュラーだったりする
 なので、ビットレート不足なんか躊躇せずに4×4を盛らないと整わない


 ‥最初は、量子化最小値とPsy-Trellis強度との鎖動を疑ったのだが
 これを盛るとめちゃくちゃ画質が上がる次第を確認
 SDサイズで効果有りなんだから、HDサイズでなら当然だろう

 だがそこで‥b8×8を付けちまっていると、グデグデの迷宮入りと化す
 (b8×8は、いらない子だった)
 ‥というか、想像以上にビットを持って行くのか、色むらも激しくなりすぎてあかん奴

 理屈から云えば、p:bが1.3倍の関係なんだから
 1.333倍もビットレートを盛り込んだら安定しそうなのに、全然そうはならねぇ
 迷宮迷走まっしぐらだった‥OTL(そしたら、やっぱりいらんだろう)

 (‥CBRなんかだと)
 (自動でBフレームの配分を決める機能有るけど、2パスだともっぱら固定という点も否めないが)
 (それにしたって、良い事なんかなかんべー)
 (再リップ向きでは無い‥とだけは、言い切って良いと思う)


> 編集カットしてはみ出た駒は、IかPでリップするのが相場なんだから誰も気がつかなかった草



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:49 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月23日

【エンコード日記】到達気分の堪能できる17280を得た件

記稿.2021/05/23

> ドラゴンボール超#129が
> 以前のモノは何だったのか‥と比べものにならないぐらいに濃コクでクッキリに至ったん


 ‥イントラ連続大爆発地帯の発動は、ビットレートを盛って枯れるので
 Bフレームを使わざるを得ない
 だが、Bフレームが多くなると今度は発色を持って行かれるので
 エンコーダーを誤魔化したい

 3枚可にするにしても、黒の連続地帯用途で、なんちゃってだ
 発色のある部分には、できる限りBフレームを減らしたい
 (当然、Bマクロブロックは16x16までである)


> ということで、GOP(5)ref(4)しかない
> IbbbP 〜 IpppP
> すると‥容赦なくGOPを短めに演算してくるに違いない


 だが、どうしたってGOPが短くなる分、ビットレートは不足してくる
 ビットレートを削れる手立てを講じなければならない
 そこで、量子化最小値(8):Psy-Trellis強度(0.375)を組み合わせてみた

 2パスで画質変化に乏しいと
 ビットレート量からしてプラシーボなので、見逃していたのだが

 量子化最小値(8):Psy-Trellis強度(0.375)には減量効果があった
(Bフレームが入ることで、これの誤差分にしても、配分等で相殺される模様だ)


 どうにかこうにかギリギリ一杯を攻めて、攻めきる仕上がりになるらしい


> 1080p→720pでのM.E.範囲(24)の効果に改めて驚いた
> (16)ではここまで到達できん


 だがしかし、テレビUSB挿しでのスローサーチという程には届かない
 まぁ、速度1で、ゆっくらな感じではある
 ‥ここをref(2)に変えても、それ程にサーチのし易さに変化は無いので
 発色を落としてまで選択するメリットは無い
 (ref(1)はエンコーダーに弾かれる)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:03 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

【エンコード日記】わさB抜きでのビットレート不足でPフレーム部分劣化にハマる件

記稿.2021/05/23

> わさB抜きでのビットレート不足の場合
> 全体的に劣化するモノと思っていたのだが
> プログレッシブの場合は、そうでは無いらしい


 ‥それはまるで、Bフレームに引っ張られるPフレームみたいに
 所々で発生する程では無いにしろ
 特定の場面を集中的に狙い撃ちして、ビットレートを削り取っていた

 (激しい動きでイントラ爆発連続地帯に見舞われているようなら確実だ)
 (※気になる劣化に狙われるのは別の場面)

 (劣化の度合いは巧妙で、静止画で比べてみても全く解らない)
 (動かしてみて、なんとな〜く、パンチに欠いて映るか‥色みがどうにも弱いか‥)

(心理的エンハンストの威力スゲーとしか思わずにはいられない)


 ‥このような場合
 M.E.範囲(24)で安定感が増したからとて
 全体的に不足気味なのだから、b8x8にまで十分に回るようなビットレートは無い
 つまり、b16x16止まりなので、その段階でもビットレート不足なら
 途端にバンディングを誘発しかねない
 (そんなのはもはや安定感激減で面白くない)


> なのでソースによっては、増量が欠かせなくなる
>(増量してみると、やはり全体的に足りていなかったと実感する事にもなる)


 ‥OP&EDの場合は、とくにビットレートを稼げるところが少ないので
 そういう事も仕方がないにせよ、全体で鑑みると
 まぁ増やしても1.125倍で間に合うのでは‥と思うわけだが‥

 16875→17280→19440‥と増してくるとどうにも滅入る‥
 (で、それだけで安定を見せるのかは、ソース次第で怪しくなってきた)
 (とくに参照枚数を減らすと途端に色みがおかしくなるソースは険しっぽ)


> 裏を返すと、Bフレームでの劣化に見舞われるパターンの因も同根だった事になる
> Bフレームを宛がってそれだと、もはやキュルキュルどころではない
> (まぁ中にはそういうソースも存在すると云うことですね)


 ‥頭から÷4(21600)を宛がうのなら、GOP構成に弄りようもあるだろうか?
 (どうせやるなら、スローサーチを狙っていきたい‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 10:59 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月22日

【エンコード日記】1080p→720pとM.E.範囲(24)のそこんところ

記稿.2021/05/22

> 今回は、1080p→720pとM.E.範囲(24)
> と、量子化最小値とPsy-Trellis強度の調整について


 ‥1080p→720pでのビットレート(17280)において

 M.E. 範囲(16):量子化最小値(10):Psy-Trellis強度(0.3333333)の時
 静止画での印象はかなりバランス良く、理想的に丸くまとまっていて良いが
 フェード表現で中途半端に陥る
 なので、ダウンコンバート時全般において、M.E. 範囲(16)を宛がったままに
 量子化最小値とPsy-Trellis強度を弄っても、なんら好い事は無いと判断‥


 M.E. 範囲(24):量子化最小値(5):Psy-Trellis強度(0.3333333)の時
 抜き出した静止画を4k倍にしてもごわつき感に薄く
 それどころかエッジの効きが部位によっては強めに感じられ、その点はもう少し弱くてよさげ


> 1080p→720pの比率に沿ったM.E. 範囲(24)にした途端に
> 量子化最小値とPsy-Trellis強度の効き目の変化の細かさ(反応)ぶりに驚いた


 ビットレート(17280)M.E. 範囲(24)
 量子化最小値(4):Psy-Trellis強度(0.25)‥0.25×4=1
 量子化最小値(6):Psy-Trellis強度(0.3333333)‥0.333333‥×6=2
 量子化最小値(8):Psy-Trellis強度(0.375)‥0.375‥×8=3
 量子化最小値(9):Psy-Trellis強度(0.4444444)‥0.444444‥×9=4
 量子化最小値(10):Psy-Trellis強度(0.50)‥0.5×10=5


 ‥量子化最小値(4):Psy-Trellis強度(0.25)の時
 低いQP割り当てに片寄る傾向で高いQPにビットレート不足感あり

 ‥量子化最小値(9):Psy-Trellis強度(0.4444444)の時
 高いQP割り当てに片寄る傾向で低いQPにビットレート不足感あり

 ‥フェードの効きのバランスで云うと
 量子化最小値(8):Psy-Trellis強度(0.375)が最適でよさげ

 (シミ抜き効果もそれなりに伴っており、申し分なしと思ったのだが)
 (ソースによってはイレギュラーなノイズが入ってしまったりするらしく)
 (そこで、量子化最小値(0):Psy-Trellis強度(0.00)で出して比べるとプラシーボだった)


> 量子化最小値とPsy-Trellis強度をいじることで得られるメリットは
> インターレースタイプでのえっちほっちらぐらいで
> プログレッシブでは、無理に盛らない方が無難らしい


 さらに、プログレッシブ1080p→720pにおける、ビットレート(16875)は
 M.E. 範囲(16)→M.E. 範囲(24)への変更により優位性を失い
 結果として、÷5であるビットレート(17280)での安定度が格段に上がった
 (しみ抜き効果は後退するが、ソースより濃くなる気配はまったく無し)


> マクロブロック比に基づく理屈は、的外れでは無い模様


 ということは、業界の動画エンコーダーうんちくには修正の用有りってな感じ
 でもまぁアップコンバートには、+α要素必須で
 ダウンコンバートなんて想定外だろうから、聞く耳なんて無いと思うけど‥



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:53 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月21日

【エンコード日記】ダウンコンバート時のM.E.範囲の値がまったくのバイアスだった件(AVC)

記稿.2021/05/21

> 1080i一次処理4kサイズ化からの1080pにダウンコンバートする際
> M.E.範囲(32)にする事が欠かせなかった


 ‥それはつまり
 1080 → 1080時には、マクロブロックのサイズが1:1であることから
 M.E.範囲(16)で間に合った事になる

 これは
 720 → 720でも同じに思われるわけだが
 480i → 480iの時だけ、内部比率が異なる事からイレギュラーになる
 つまり、内部比率の一致も加味した計算値を要求する


 ‥これの経緯から鑑みるに
 1080p→720pへのダウンコンバートには
 M.E.範囲(24)を宛がわなければならない‥orz

 (ちなみに2160p→720pなら(48)を必要とする)


> うわぁぁあああ、間違ってた!!!(なんて残念なオチッ)
> なら、アップコンバート時にはどうすれば良い???


 ‥理屈から云うと逆で
 16x16マクロブロックを拡大する分の値で割ってやるべきになるのだが
 それで色をきちんと拾えるのかどうかと云うのは実に疑わしい
 それ以前の話として、著生には、確認するための正確な機材が無い(需用も無いと思うけど)

 ‥まぁ需用があるとしたらDVDのアップコンバートと
 現場のFHDの4k化って事ぐらいだが
 インターレースなら、解除してからサイズ拡大をしないと、隙間ごと拡大されちまうのだから
 普通に考えても、二度揚げ前提になる(悩ましい)
 (まぁそれはそれで、M.E.範囲なんちゃらを考える用の無い話だ)
 (プログレッシブにしたって、HDR化どうので手作業だって話しだからな)


> では比率を整理しておこう


 2160→1080 : M.E.範囲(32)
 1080→1080 : M.E.範囲(16)
 1080→720  : M.E.範囲(24)
 1080→576  : M.E.範囲(30)
 1080→480  : M.E.範囲(36)

 ‥仕様説明に登場しない概念に辿り着いてしまった‥


> ちなみにDVDの480i保持の計算を示しておくと


縦:1080÷480=2.25
横:1920÷720=2.666666‥
横:1920÷704=2.727272‥
横:1920÷720÷1.333333‥=2
横:1920÷704÷1.333333‥=2.0454545‥

縦:2.25×16=36
横:2.666666‥×16=42.666666‥
横:2.727272‥×16=43.636363‥
横:2×16=32
横:2.0454545‥×16=32.727272

縦:36÷1.8=20
横:42.666666‥÷1.8=23.703703‥
横:43.636363‥÷1.8=24.242424‥
横:32÷1.8=17.777777‥
横:32.727272÷1.8=18.181818‥

横16:9平均:47.946127946127‥÷2=23.973063973063‥≒24
横4:3平均:35.95959595959595÷2=17.979797‥≒18

16:9 → 24:20
4:3  → 18:20


インターレースの場合の縦解像度重視なら、M.E.範囲(20)を得る
(24と18は無視する‥そうしないと、基本的な縦パンでガタガタになるっぽ)
(DVDの作りからしてそうなのだから縦解像度重視とするのが正解に思われる)


> これの確認と調整等はこれからです(あしからず)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:10 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする

2021年05月20日

【エンコード日記】M.E.範囲(19)か(20)かが悩ましい

記稿.2021/05/20

> 只今、DVD内部16:9のM.E.範囲を(19)か(20)で詰めておりますが
> ケースバイケースくさく、割り切りが要求されるっぽ‥(おいら気分は20っす)


 ‥ちなみに、DVD内部4:3の場合
 GOP(4)ref(1)を用いると、パンでカク付きます
 どうやらこれは、コマ撮りしている都合らしく
 GOP(4)ぐらいでは誤差を吸収できないらしく、なんとかしないと
 4:3アニメでは、スローサーチできないという予想のままになっちまいます


 DVD内部16:9の場合のパンは、デジタル処理移動になるので短いGOPでも問題ない様子です
 (一度味わうとどうにも手放せない心地良さ、くほほ♪)
 (テレビUSB挿しでスローサーチできちゃうんです、逆転スローがたまんねぇっす♪)


 実写の場合には、そりゃカメラの動きに手ぶれがあればそのまま反映するわけですが
 補正できるだけの光の動きがあるので、コマ撮りアニメに見られるその都度ほどには
 カク付いているようには感じにくい部分もあるように思われます


> 一方で、16:9の場合にだけ(?)
> テレビUSB挿しにおいて、奇妙なブロック部分でのバウンドを引き起こすケースが見られるっす


 ‥これは、テレビ側のインターレース解除の仕方に癖があり
 高画質を狙っていけば行くほどに、イレギュラーに見られるので
 引き起こってしまうような場合は、100%の改善はお手上げらしく

 DVDのVOBファイルをVLC再生して解除時に同じようになるなら、諦めざるを得ない感じです

 とくに起こってしまってどうにもならないのが
 テロップ部分で、解除された後に文字が変にバウンドするパターンです
(ちなみに、そのようなものは)
(TFFとBFFでのビットレート割り当てが異なっている且つビットレート不足であるのが原因です)
(ざっくりビットレートを大盛りにして再エンコードするだけで良さげに見える傾向ありありです)

 (まぁDVDなんでソースに文句垂れても仕方ありません)
 (でもまぁ安易にビットレートを盛る策は面白くないのでどうにか工夫するのみです)


> テレビ側でのその手の処理は、文字崩れを検知すると強引に補正してくるっぽいので
> その手の表示をなんとしてでも正確に表示維持してやるう‥としたこだわりを感じさせるほどです


 ‥お陰で、そのマクロブロック部分だけバウンド状態に陥るという
 (印象としては点滅に近い異様さです)
 ‥なんとも煮え切らない再生になるのを見るに
 文字の無い部分での発生の場合には
 検知ルーチンにしか分からない何らかの形があるとしか云いようがありません
 (解除されずに残っちまうエッジのチラチラもその類なのかもしれません)

(DVD内部16:9のこのような場合には、M.E.範囲を(19)にすると多少良くなるようですが)
(動きの少ない単純なパンには、M.E.範囲(20)の方が無難に見えます)
(でも激しい動きを含むパンには、M.E.範囲(19)の方がよさげに見えます)


> このような現象をどうにかできないものかとやっているうちに
> 二つの要素に気がつきました


 見過ごしてきた‥Psy-Trellis強度と、量子化最小値(10)のデフォルト値です

 どうせ2パス処理時に、過剰部分は切り捨てられちまうわけですから
 Psy-Trellis強度を使ってみるのも有りだろうとなりまして、(1.00)で盛ってみたところ‥
 光表現での発色にインパクト改善が見られるのですが
 ビットレートを持って行かれるので、どこかしらかの劣化を否めません
 そのままでは宜しくないので、どこかからビットレートを回してくる用があります


 そこで目を付けたのが、量子化最小値(10)のデフォルト値です

 普通に量子化最小値を盛っても、かえって画像がボケついてしまうのですが
 相殺されて、引き締まった画質に仕上がってきます


> 2バスだからこそ、こんな使い方があったのかと思わぬ拾いものをしました
> 調整していくと、Psy-Trellis強度(0.33)もとい(0.3333333)辺りになりそうです


 ‥Psy-Trellis強度を盛るからには、ビットレートを上げるべきは当然ですが
 そこは7200から8100に引き上げて、テレビUSB挿しとVLCとの差が無くなった点の不満解消に
 丁度宜しく、テレビUSB挿しでの優位性の引き上げに貢献してくれてます
 (解除の仕方が違う中身の差ゆえの差が再び発露したのだろうと思われます)


 ‥BDプログレッシブ24フレーム・ソースでも試してみたところ
 ÷5のままだとエッジに割り振りが偏るだけで
 間引かれやすいところには回らず、エッジだけ強化とした異様さを纏ってしまうわけですが
 今回のアイデア追加では、間引かれやすい部分にもビットが回って
 単にエッジのきつくなるだけの仕上がり傾向から脱して、全体的な見映えとして良くなります
 (まぁ‥÷5のビットレート値で盛るんで、その分は増量しますけどね)


> 予想としてこれは多分、わさB抜きでないと効かないように思われます



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:20 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする