2022年01月31日

【エンコード日記】444拡大1.5倍比だと不十分なので4kサイズに戻した件(720p)

記稿.2022/01/31

> ‥前記事の続きで、今回→M.E.範囲(96)
> CRF(12.0),qpmin(9),qcomp(0.8)
> 444拡大4kからの720pダウンコンバートの際、色み対策としてBT.709指定を入れておこう


 ‥bフレーム(3),ref(6),GOP(9)だと
 ソースがref(4)からの変更の際に相性がよろしくないのか
 イレギュラーな形でマクロブロック参照が起きるらしく
 結果、ノイズのような形状を算出することがある

 (だからといって、bフレーム(3),ref(4),GOP(5)を用いても)
 (綺麗に出せるのは、どうにも‥CRF(6.0)水準らしいので)
 (それをやると、1080pソースと変わらないぐらいに容量肥大やらかすので)

 (もはや720p調整としては、bフレーム(4),ref(8),GOP(12)の方が安定的)


 ‥一方、bフレーム(4),ref(8),GOP(12)だと
 テレビUSB挿しでの際に、テレビ側の再生になんらかのトラブルが発生し
 回らないソースが見られる

 (のんのんびよりりぴーとOPの冒頭、蛍のアップでコマ落ちやらかす)
 (原因不明‥そこだけbフレームが長いわけでもない)
 (コレは多分、機種差かもしれない、テレビ側が新型になるほど問題ないと思う)


 (対策案としては、冒頭に数駒の黒画面を盛り込ませて、GOPをずらして分散させちまうぐらい)
 (そうなると、始めからAviUtlからUt.video出しすることになるだろう)
 (これは冒頭だから、読み込みの際の初動遅延を想定した対策案である)

 (だが、このソース、初動がブラックインなので、どうやろうと相殺されちまうかも)

 (参照すべきpフレームが、常に後ろにあると、その分の読み込み待ちが痛いとか‥)
 (初動の再生の際には、とくにそれだと、読み込み待機が長くなり回らないのかも‥)
 (だがそれっぽいbフレームは一枚か二枚しかない‥‥謎‥‥)



 ‥≒24フレームものは
 4kサイズに拡大した効果として、CRF(12.0)にて、綺麗に回せているので
 1.6倍→576p(CRF(6.0))と比べて、GOP構成変更から、容量で二十数%↓を得るが
 逆に、Bob処理≒60ものだと構成変更が同じなので、容量で二十数%↑する模様‥(痛い)

 (つまり、1.6倍→576pCRF(6)と4k→720pCRF(12)は)
 (解像度容量比品質同等って感じですかね、なら、解像度高い方が好いに決まってるけど)


 ‥だが、一番に悩ましいのがエンコード時間である
 (ぶっちゃけ、HEVCにしても差が無いのでは‥と思うぐらいになげー)
 (ならば、ソースの用途向き次第では、576pもありという事だろう)


> サーチキュルキュル的に
> bフレーム(4),ref(8),GOP(12)での残念なところとは


 ダンス等でのターンシーンにおいて
 正面アングルならとくに、Iフレーム間で、顔の次が背中になるという
 前と後ろしか拾わないところである

 まぁそれ以外にもボチボチと間引きされるわけだが
 それはそれで圧縮絡みなので許容だけど

 前と後ろしか拾わないと分かっていると
 サーチの際に無駄に残念な途切れだなあと思ってしまうのだぉー
 (だがそれはそれで、サーチ感度が安定的と言える事象でもある)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:14 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする

2022年01月30日

【エンコード日記】M.E.範囲に、別要素の法則性を確認

記稿.2022/01/30

> プログレッシブのref(4)ソースに対して
> ref(6)に切り替える時、M.E.範囲×1.5倍増し
> ref(8)に切り替える時、M.E.範囲×2倍増し


 1080pソースを1.5倍にして(2560×1440)
 1280×720にダウンコンバートなら

 M.E.範囲(16)×1.5(拡大比)×1.5(FHD比)=M.E.範囲(32)‥ref(4)
 M.E.範囲(16)×1.5(拡大比)×1.5(FHD比)×1.5(ref増分)=M.E.範囲(48)‥ref(6)
 M.E.範囲(16)×1.5(拡大比)×1.5(FHD比)×2.0(ref増分)=M.E.範囲(64)‥ref(8)


 並びに‥bフレーム(3),ref(6),GOP(9)
 並びに‥bフレーム(4),ref(8),GOP(12)

 並びに‥CRF(9.0),qpmin(9)

 (ちなみに、1080pでのCRF値‥は、CRF(12.0),qpmin(9)ぐらいな‥)


> プログレッシブのref(2)ソースなら、ref(4)の段階で2倍値
> なので、ソース1.6倍→576p出しのref(2)→ref(4)なら、いきなりM.E.範囲(96)だz


 つまり、ref値変更による焦点ぼけを、M.E.範囲で調整しろって事らしい
 (いやいやいや、まさかまさかのオッタマゲ)


 ‥これでようやく1080p→720pの容量問題が解決しそうです
 &キュルキュル感もそれほどに劣化せずに済みそうです
 (だがしかし、エンコード負荷に悶絶しそうでヤンス)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:15 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする

2022年01月28日

【エンコード日記】RD(レート歪み最適化)は何をしているのか?

記稿.2022/01/28

> デジタル圧縮 (2) RD最適化 音声・オーディオ圧縮.pdf



 ‥という画像情報特論とやらに目を通していると
 「ブロックサイズが小さいほど予測効率は上がるが、オーバーヘッドが増える ⇒ RD-最適化」
 とあった

 ‥これをAVCで具体的に語ろうとすると
 subme(11)を使うと、どうしてファイルが縮むのか?
 という問いの正体が見えてくる

 つまり、オーバーヘッド(負荷)を減らす為の処理を、併せてやらかすらしい

 4×4マクロブロックは用意してあるけど、できればあまり使用したくない
 というのが、技術者の間の見解くさい


 ‥そうなると
 レート歪み最適化とは別に
 4×4マクロブロックの用を抑制しつつ、ビットレート量に沿うように調整をするという事らしい

 なので、4×4マクロブロックの抑制が一番にやんわりなのが
 subme(11)という事で、4×4までを効かせやすい分だけ圧縮に良さげに見える
 (勿論、適った設定をしないと画質的には何も分からんと思います)
 (ぶっちゃけそれの一番は、快適な位置でのIフレームの増量かと‥)


> この解釈を逆算すると


 FHD規格では、始めから16×16のマクロブロック推しにあるわけだから
 RD最適化にしても、subme(9)〜(10)で、間に合うようにつくられている‥とかなんとか

 ところが、逆に、低解像度になると4×4が欲しくなる
 そこで用意してあるような顔をしていたのが、subme(11)だったとかなんとか

 でも、普通にレベル設定を自動まかせにしていたりすると
 そこでも、16×16のマクロブロックを主体とした構成になるので
 subme(11)に居場所がないという感じになってるっぽい


> なので、マグロ丼構成に必要なビットレートを始めから割り振る気が無いなら
> subme(11)は無用の長物となり、無理に使えば画質を悪化させかねない

 (細かいマクロブロックは、1ブロック当たりのビットレートを割比で食うからな)
 (複数箇所での適合が噛み合っていないと圧縮効果は低くなる)

> 逆に問えば、始めから割り振る気が無いなら、subme(9)〜(10)で間に合う
> 但し、4×4までを設定してあろうと、効果は薄くなる


 ‥細かく言えば、レート歪み調整用途として
 I4×4は必要というのが‥デフォルトの意味かも‥
 (どう見たって、有っても無くてもどうでも良さげにしかIフレームには注目してねぇのにな)



 ※ ここでの解釈は、あくまで閃きやら勘の類になりまーす、あしからず
 (実際にどうかなんて知ったこっちゃない‥というか存じませんので)
 (慣れれば分かるギヤチェンジみたいな)



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2022年01月26日

【エンコードレシピ】AVC-Q(金色立ちの二度揚げカツ版)

↓12)記稿.2021/09/19


金色立ちの二度揚げカツや春の風 夢はコックと駆け出しにけり
 

※ 金色立ち(きわだち)

> なんて美味しそうなきつね色なんだろう
> それでいて衣はカラッとサクサク、中はジワッとジューシー
> あの味を自分でも手掛けてみたくてコックを目指した
> (もとい毎日食えるとしたらコックだろう‥とした食いしん坊発でもあったわけだけど)



 ‥今回レシピでとりあつかうソース解像度は、1080p,1080iになります
 とりあつかうダウンコンバート解像度は、576pのみです
 (720pや1080pへの応用にもなるので、ここらで576pでの金色まりとやらをまとめ置きます)


> ではまず一次処理です


 ※ 一次処理の際、1080pは、23.976フレームが対象です
 (24pや29.97pものは、ここでは対象としません)
 インターレースは、29.97iをBob処理して、59.94フレームで扱います


 ‥XMedia Recodeにてmkvを選択
 Ut.video(コーデック)を選択
 1080ならフレームレートをオリジナルそのまま
 1080ならフレームレートをオリジナルから59.94に変更

 カラーモードを双方共に、YUV4:4:4Planar24bppに変更
 (※ここでGBRを選んではいけません、再エンコードなら特に、色ずれの原因と化します)


 ‥音声トラックは、好きにやって下さい
 (まぁこの段階なら無難にコピーでしょう)

 ‥クロップ/プレビューにて

 幅:3072‥(1920×1.6)
 縦:1728‥(1080×1.6)
(1.6倍は576pダウンコン専用なので、720p、1080pの際には別の拡大比を選びます)

 スケーリング:双三次スプライン
 ディザリング:自動
 アスペクト比:オリジナル


 ‥1080iならインタレース解除します(目のチェックを外す)

 使用するフィルター:Yadif
 モード:時間軸&空間軸のチェック(Bob
 (※Bob指定そのものが、≒60フレーム化とセットです)
 順序:自動.


> 一次処理における444拡大とした目的は
> ソース解像度のままやりだすと、Bフレームの劣化になるのでそれの回避です


 ‥ここでの手法は、420jpg画像→420webPの際に、色劣化を避ける有効な技でもあります
 (その場合、ソース画像の解像度により、有効な444拡大比が多少変わってきます)


> 静止画とは違って、動画なので
> 一次ファイル作成時には、それなりに空きHDD容量が必須です
> そういう意味では、プロ仕様と申し上げても差し支えなく、手間暇が猛烈に掛かります


 (尚、一次処理したファイルは、VLCプレイヤーでの再生ができません)
 (なので、映像の状態を確認したい場合は、AviUtlに読み込ませるのが適当です)
↓/続きを読む/↓
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:20 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする

2022年01月25日

【エンコード日記】マクロブロック全正方形化における弱点

記稿.2022/01/25

> マクロブロック全正方形化とは
> BDtsソース映像をシークバー移動させる際に、顕わになる正方形乱れのように
> 長方形パターンが現れない理想的なエンコード状態を指す


 ‥一般に、エンコードの理論上、長方形パターンのマクロブロックも使用される
 だが、ドット画の延長として論ずると、正方形パターンで固まっている方が美麗だ

 (IフレームからBフレームへと格子パターンを明け渡すにも無理が無く理想的だ)
 (明度とした観点からも、白黒でのトーンが、各々に異なっていて綺麗な印象の想定だ)
 (それのイメージに見せられるのも、タイル画に慣れ親しんできた遺伝子ゆえだろう)

 だが、普通に動画エンコードしてもそうにはならない
 そうする上での調整が欠かせないのだった


> ダウンコンバートの際のそれの調整法に辿り着いて知り得たのは
> BDtsソースにも稀に見られる‥32×32ぐらいの正方形での単色ブロック発生の理屈だった


 (いやいやいや、それは64×64かも知れない、表現上32×32としておく)

 単純に動かない映像ならそれは目立たない
 だが、激しく動いているほどそいつは目立つ
 演算の果てに起こりえた偶然とした大正方形ブロックの発生は
 全体の圧縮がギリギリであったなら、もはや調整が付かずそのままにせざるを得ない


> 例:アニメ「A.I.C.O. Incarnation」OP


 ‥OPの冒頭シーンにおいて、光の波が中央から押し寄せてくる演出があるのだが
 その中になぜか、明らかに単色ブロックと化した一つのブロックが押し流されてくる(左上部)

 (つまり、全体が正方形でしか表現されない演算値の場合)
 (奇遇にも隣り合う四隅同士が同じ色で表現された場合には避けられない結果になる)
 (それでなくても、BDの圧縮を稼ぐのにそれの確率を高めてしまう技術がある)

 (それが、Bフレームモードの空間軸×参照フレームMixだ)
 (つまり、Bフレームモードの時間軸とは、それを緩和させる上での打開案だったかも‥)
 (だが時間軸は、GOPやBフレーム枚数が長くなるほどに副作用ですり込み残像をやらかす)


 ※ ちなみに、このソースは、BDにも関わらずGOPを三枚で構成してあったりするので
 ビットレート不足かと思っていたのだが、それを否定する別のソースを発見した


> 例:アニメ化物語OP「帰り道」


 ‥このOPの中途に、八九寺 真宵が傘をさして歩いているところに
 雨雲が切れて光が射すのを見上げるカットがあるのだが(真横アングル)

 その場面の右上全体で、どうにも
 32×32のブロックの単色とした塊が群れをなしていたことが判明

 普通にエンコードしているだけではよく分からなかったのだが
 正方形化になるように調整を得た途端に

 ソースの状態を踏襲し、576pとした解像度ゆえに
 32×32としたマクロブロックがデカデカと目立ち
 それが、雲間から光が射すとした演出上
 カクカクとしたフェード調に動いてくれちゃってるのだ

 (どのように調整しようとも如何ともし難く‥なんというジレンマ‥)
 (Bフレームモードを切ってあるのにこの始末だよ)
 (だが、サクッと再生支援機能を用いた再生をすると許容の範囲に落ち着く)
 (テレビUSB挿しだと、もうちょっと綺麗めに調整されて、気にする程には無いらしい)


 ‥つまり、今までの実験エンコードでは、単色の幅がより大きく拡がっただけで
 動かないレベルになっていただけだった可能性が高い(ほへ〜)


 ※ ちなみにこのソースは、ref(2)であるので
 ref(4)にする際の参照が変わるので、動きとしてのそれがより誇張されてしまうのだろう
 だが、ref(2)でやろうと、ref(3)でやろうと、改善することは無いのだった
 ぶっちゃけ、ref(4)が一番に無難に見える


> ということが起こり得るのが、マクロブロック全正方形化による弱点ということである



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2022年01月24日

【エンコード日記】4kのHDR技術は、インターレースの代替と考えられるという事で‥

記稿.2022/01/24

> インターレース映像の特色は、より多くの高周波を残すことだ


 ‥ゆえに、1080i映像をインターレース解除して
 プログレッシブ化の際に、GOPを少しばかり伸ばしても
 それほどに色の高輝度発色とした面での劣化を感じないが

 1080pに対しても同じようにやらかすと、途端に色の発色の劣化を感じる

 ‥単純に、HEVCの場合
 GOPを伸ばして圧縮を稼いでるところがあるので
 HDRとした技術対応が求められた‥という事に思われる


> ‥これを逆算して語ると
> 4k≒24フレームをFHDにダウンコンバートする場合には
> インターレースにしてしまった方が、発色とした面では有利という事だろう


 なので、bフレーム(4)、ref(8)、GOP(12)とした形も
 Bob処理した≒60フレームには有効だが

 ‥其を真似て
 bフレーム(3)、ref(6)、GOP(9)とした構成で
 ≒24フレームソースを再エンコードしても
 bフレーム(3)、ref(4)、GOP(5)とした型ハメより、発色の劣化を見るのがオチだった


> と言うところで、上の二つを比べると


 ‥bフレーム(3)、ref(4)、GOP(5)にしても
 すべてのpフレームが、Iフレームを参照しやすいようにしてあるという点には有利でも
 bフレームへの橋渡しとした面では、多少なりとも調整の余地があったように思えた

 ‥で、アイデアとしてぶち込んだ
 576p→qcomp(0.32)
 720p→qcomp(0.4)とした内容が、その際に役不足になる事が分かった

 そこで導き出した計算が
 qcomp値を、1080解像度から444拡大した比率から
 直に、1080→576比,1080→720比で割ってしまう案である

 0.6×1.6÷1.875=0.512
 0.6×1.333‥÷1.5=0.5333333


> まず、プログレッシブソースを、3072×1728→1024×576で試してみたところ
> ちなみに、{CRF:qpmin}は、容量的に{6:9}である


 ‥それの静止画を取り出して拡大すると
 長方形のマクロブロックパターンが、ぱっと見で見られなくなり
 変わって、正方形としたマクロブロックパターンだらけが目に付くようになった
 (この変化には驚きだ)
 ‥それは、まるでBDのプログレッシブ映像を止めて、シークバー移動した際に生じる
 正方形とした格子乱れのアレのような有り様になっていた
 (まさに求めていた格子の有り様じゃなイカ)

 ‥して、どうにもこのような正方形だらけの格子の形状を得るようになって
 ようやくに、完全なるシネマ対応になるらしい(なんだか別物に見えるんスよね)

 (そういう事なのかよ、おいッ)



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2022年01月23日

【インターレース解除】Bob≒60フレームのGOP構成を見直した結果、驚き画質を得た件

記稿.2022/01/23

> プログレッシブ≒24フレームのbフレームを増やすと
> テレビUSB挿し時に、部分的に回らないソースがあるので使えないのだが
> Bob≒60フレームの場合は、思いのほか何でもない


 ‥これは、すでに≒60フレームに構成済みの分
 再生中に再構成をやらなくて良いとした差に思える

 ‥で、bフレームを
 3の倍数分増やすと良いなどと言う情報が一人歩きしているようなのだが
 6枚にしてみても、キュルキュルとしての位置決定に悩ましいだけだし

 refの枚数にしても、一番に激しい動きを見せるパンでさえ
 GOP幅を12枚指定で固定していると、pフレーム7枚程度が良いところで
 せいぜい8枚と言ったところだ


> なので、bフレーム(4)、ref(8)、GOP(12)とした形が良いのでは‥


 ‥3の倍数やらが気になったのでググってみたら、ここだった
 目を通すと、bフレームとref値の比率についても述べている
 ちょうど、1対2が良いとある
 (どちらかというと、3の倍数の方がやっつけくさい発言だった)


> なら、プログレッシブ≒24フレームでは
> bフレーム(3)、ref(6)、GOP(9)とした構成も有りだな


 ‥で、他の意見での裏付けを得たところで
 まだ試してみたいアイデアがあったので組み込んでみた

 qcompの値について、1080解像度でのデフォルトが(0.6)で
 それを、1.6倍して、3分の1にするんだから
 密度としては、0.6×1.6÷3=0.32‥としたところなのではないだろうか?
 なら、0.6×1.333‥÷2=0.4としたところにもなる

 576p→qcomp(0.32)
 720p→qcomp(0.4)


> だがしかし、最適なCRF値については不明なのでそこはまぁ出してみるしかない


 ‥とりあえず、1080i→576pで試してみたところ
 今までのエンコードを置き去りにして、一目瞭然たるぶっちぎりの画質を得た


 ‥アニメの場合は、圧倒的に2:3なのだが
 ‥実写の場合は、6:9で間に合う
 (というか実写で、2:3だとソース容量にほぼ拮抗する傾向だ)
 (6:9にすれば、3割減は余裕だ‥Bob≒60フレームなのに随分と縮む)
 (デジタル実写の1080iからだと、2:3と6:9の差なんてほとんど分からない)
 (違いが出たのは、BD北の国からだった‥やはりというかDVDのアプコンくさい)
 (同じ技術要領のままにやらかしてりゃ、似たような仕上がりと言うことかも知れないな)

 ‥仕上がった1080i→576p実写映像をコマ出しして抜き出すと
 絵画の筆遣いの参考に成るぐらいにクッキリと量子化されてある
 (されすぎてるのではと思うところもあるが、まぁ576pだし、そのぐらいで丁度良いのだろう)


> ここに来て画質が猛烈に上がるとは、不覚としか言いようがないz‥
> (申し訳ございませんでした)m(_ _)m



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2022年01月21日

【エンコード日記】ダウンコン720p最適化444拡大解像度がなんと‥

記稿.2022/01/21

> それは、1920×1080の縦横比1.333‥倍である
> 2560×1440だった


 ‥HDテレビの解像度は、1366×768である
 これは、576pと相性が良い
 当然、ダウンコン576p最適化444拡大解像度である
 3072×1728とも相性が良い

 ‥ところが、720pともなると
 1080pの縮小表示とは異なり、ぷち拡大とした768pへの置き換えである
 (どう考えたってうまく行きそうになかったのだ)


 ‥でも、どちらともに、1080pとの相性は良いので、1.5倍がダメなら
 (10ビットは、10ビット対応モニターにないと正しく評価できません)
 その下はどうなのか?ということで、1.333‥倍を試してみた

 すると、me_range(32)を得る

 1920×1080 → me_range(16)‥FHD
 2560×1440 → me_range(32)‥ダウンコンHD
 3072×1728 → me_range(48)‥ダウンコン576

 ‥としたバランスが良いらしい(なんという奇遇の並び)


> いろいろといじってみても、画質としては安定的だ


 ‥だがしかし、今まで積み重ねてきた内容を盛り込むと、半端なく増量する
 25分モノ4GB限度ギリギリまで下げたつもりでも
 レベル6で、VLCでの再生中に、マクロブロック落ちが発生し(≒24フレームソース)
 テレビUSB挿しで、帯域超過によるコマ落ちが発生し(Bob処理≒60フレームソース)
 i実写ソースなんか、問答無用で増量する

 (これはこれで、720pに見られるエンコードらしき確かな手応えなのだが)

 もはやキュルキュル規格として成り立つのは、576pしかない
 もはやキュルキュル規格として成り立つのは、576pしかない


> めんどくせえから2パスという案にしても
> ≒60フレームものに、どれだけ割り当てりゃヱヱんじゃ?



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2022年01月19日

【エンコード日記】Uncompressed44410bitを試してみた件

記稿.2022/01/19

> 576pにダウンコンバートすると、BT.709→BT.601に色構成が変更されるわけだが
> それは、それを意識して色選択してあるアニメでは、それ程の変化は無い
> だが、そうでないタイトルの場合は、変わるところが出てしまうのは避けられない


 ‥なにぶんにも、1080解像度の1.5倍444で、不足するとした課題を解決すべく
 576pに特化して3072×1728とした解像度にしてみたわけだが

 (ここで新たに)

 XMedia Recodeのmkvのエンコーダー選択の中に
 Uncompressed 4:4:4 10bitとなるものの備えを見つけた

 8ビット→10ビットで1次出しすれば、1.25倍の情報増を期待できる
 つまりそれは
 2880×1620→3600×2025に比類するかもしれない
 (3600×2025は、720pに特化した時の2.28125倍であり)
 (2880×1620からの1.25倍でもある)
 (なので、BT.709とBT.2020の端境とした怪しさを避ける意味でも)
 (それの代替として、1.5倍444を10ビットにして試してみる事にした)


> ところが、このUncompressed 4:4:4 10bitの解像度変更がおかしい!!!
> 具体的には縦解像度指定がずれて登録されてしまう(まぁバグだろう)


 ‥このジレンマを解決すべく手法が
 まずUt.videoにて、エンコード設定して、リストに登録
 その後、Uncompressed 4:4:4 10bitに切り替えて、設定後、リストに登録
 先に登録したUt.video指定をリストから削除

 (で、どうにか縦解像度の指定値のそっぽをなだめすかすことができる)
 (逐一それの繰り返しなので、悶絶ッすね‥使えないよりは良し‥)


 ‥で、まぁ、悩ましいのが
 Ut.videoでの8ビット出しより、一次ファイルがほぼ倍になる点である
 (作業専用の大容量HDDが必須だ)
 (1080iをBob処理したアニメOP&EDの90秒で、概ね100GB平均だ)
 (Ut.videoと違って、黒帯があるからその分縮むとか関係ねぇ)


> 結果、720pが息を吹き返すのは良いのだが‥


 ‥CRF値に対して、qcomp値のバランスの加減がムズくなっている
 十分なCRF値にあっても、10ビットから8ビットに置き換わる時に
 変な間引きが入ってくると、階調ずれが発生するらしく

 タイルが剥がれているかのような、色はがれが発生していたりする
 その反対に、過大な割り当てには、色太りらしきも発生する

 なので、安全策として
 qcomp(0.6)〜(0.7)の範囲でしか使えないっぽ


 ‥さらに
 折角なので、Hi10 420を試みたところ
 その場合には、ますます‥qcomp(0.6)の方が良いみたい


 ‥それの短い576pのHi10リップを、テレビUSB挿ししたら
 ものすごい三色カラーずれを起こしつつ回った
 あすこが4x4くさくて、あすこが8x8なんだ‥というのが一目瞭然で唖然とした

 見る限り、4x4にしても8x8にしても%制限が掛けられているみたいな感じなんだな
 特定要件を満たさないと16x16のままって感じなんだな

 (いやいやいや、4KテレビならHi10でも回りそう)
 (Mp10回してんだから、回るに決まってる)


> ‥となると、こちらは、そういう需要向けになりそうである



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2022年01月18日

【エンコード日記】CRF値を下げてもビットレートが増えるとは限らない件

記稿.2022/01/18

> ↓の表図をご覧下さい
> 行はqcomp値、列はCRF値になっとります
> mbtree(ON)、但しcomp(1.0)は自動的に(off)
> 基準点とは、所謂、デフォルトとされる量子化具合と同じだろうと思われる想定です


  (00)(01)(02)(03)(04)(05)(06)(07)(08)(09)(10)
18  −   −   −   −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓
16  −   −   −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
14  −   −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
12  −   −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
10  −   −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
08  −  基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
06 基準点  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
04  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
02 DVD  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓



 ‥DVDというのは
 キュルキュル576pにして、DVD再エンコードの際に、似せる為のポジションです
 単純に、解像度が小さいほど、量子化の度合いがそれぐらいになるという事です

 (言わずとも)

 ‥qcomp値を下げるとボケます
 ‥CRF値を下げると、ビットレートの割り振りが上がるので、量子化がその分密になります
 その時、ビットレートが上がるので、色がしっかりと強く出るという事でもあります

 (ちなみに)

 qcomp(0.8)とqcomp(1.0)には、風合いの多くに、差が無かったりします
 qcomp(0.1)〜(0.4)は大抵、スカな状態の量子がチラホラしてたりします
 qcomp(0.9)は、分かりにくいので、ほぼ使われていないように思われます

 (なので)

 mbtree(ON)で使えるqcomp値は、(0.5)〜(0.8)の間です
 さらに、(暗いシーンのバイアスを自動分散)を使用する場合
 コンマ2桁目以降を打ち込んでも良いことは無いでしょう


> で、話を戻しますと
> 基準点の並ぶように斜め左下に移動させると、ビットレートが減る傾向にあります


 (いやぁ減るんですよね、不思議ですよね、知らないだなんて大損だと思います)
 (qcomp値の割り振りの方が大きいのかも知れませんが、今のところ謎めいています)


> でさらに


 わさb抜きでの量子化の良く出るところと、そうで無いところとがあり
 条件を変えるとまったく違ってきたりします
 その条件の一つに、拡大444をやらかす比率がそれになります

 拡大する比率を変えるとレシピが変わってくるんです
 さらに、エンコード指定する解像度によっても変わってくるんです
 (いやはやもう大変です)

 拡大444の比率が違うと、インターレースとプログレッシブでの適値が変わったりします
 どちらかというとインターレース解除に見合う値は、プログレッシブでもイケるようですが
 増量感に耐えられなかったりします

 (CRF値を上げたのに増量しちゃった‥などというジレンマ‥謎っす)
 (そりゃもう、444拡大比を変えてみるより他ないと)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:40 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする