2026年05月03日

【詩】支配とトカゲと美食グルメと恐怖と貪欲

向宜詠吟.2026/05/03

我はトカゲなり。美食グルメなり。

トカゲとして、もとい美食グルメとして言っておくが、この世界では強者ほど美味いのである。
挑戦者が獲得すべき御褒美としても、それは当然であろう。
そうで無かったら、誰しも更なる上を目指しての挑戦になど挑むまい。

だがしかし、ある程度自信が持てる程の強さを誇れるようになってからふと気がついた。

今まで抱いていた持論を上から見下ろすと、強者ほど貪欲に喰らい尽くして居る。
それはもう弱者を喰らっているのだ。

弱者を貪欲に喰らっている奴ほど美味い、エロい、聡い、狡い、小賢しい‥
そいつらを喰らうべきが御馳走としての本質だ。挑戦とした本懐だった。

勿論、其の頂上に君臨したなら
   ソコに向けられる眼差しは、ニンジンをぶら下げられた馬車を引く馬の如くなり。
ゆえに、涎を垂らした眼差しを向けられたって致し方在るまい。
それは品性の差などでは無く、本能の剥き出しの差なのだ。

そいつらにしたって、ある意味で弩正直なだけだが、ある意味ではズボラな馬鹿の集まりだ。
そんなのを制御せずに放置していては、寝込みを襲われない訳が無い。すでに、この俺が良い例なり。

ならば、テメエの身をテメエで守る為には、まずは、恐怖を振りまくしかねぇ。
恐怖を纏う覚悟のねぇ奴は、まず天辺には立てまい。


「フフ、我も随分と長い間そう思ってきた。酔いしれてきたぜ。」


‥‥ところがどうだ‥‥
時代も変わっちまったもんさ。貪欲に喰らい尽くすべき対象は、何も弱者に限らなかったのだ。
一番に手っ取り早く喰らい尽くすべき対象こそ、己の弱者とした脆弱さなり。
強者として君臨すべき対象は何も〈チカラ〉ばかりじゃねぇ。(時代は変わっちまった)

テメエの欲するところの目標に向かって、喰らい尽くさんとしたスタイルが弩流行した結果‥
一番の強者とは、弱者らの、未熟者らの
        胃袋を掴んだ奴だったり、心を掴んだ奴という中身に置き換わったのだ。

確かに、喰らい尽くしてソコに立って居ろう。なかなかにできることでは無い。
そして、熟達した者らのもたらす其の何かとは‥その何かこそ、兎にも角にも美味なのだ。

「トレビア〜〜ン♪〜♪♪」



‥‥こうなってしまっては‥‥
その身ワザとしたチカラに対して〈ポチ〉決定なり。
しかもソコには恐怖がねぇ。どちらかといえば、こちらで勝手に畏怖が湧く程なり。
これを屈辱もとい敗北として受け入れるしかねぇのが、糞どうしようもねぇ。

「どうしたら、我は、再びの強者へと咲き帰れるというのだろうか?」

恐怖を磨き上げて君臨してきた側からしたら、再びの挑戦者とした道など、もはや門番ぐらいなり。
確かに、振り返れば、自分の身を守ることに徹したソレは門番でしかなかった。
その中でヌクヌクとした数々の熟達者たちを宿していたのだからなぁ。
恐怖で支配すれば、そいつらの方がポチに見えるのに、奴らからしたら我が身こそポチ門番なり。

「以前に誇ってきた王座とは一体何だったのだろうなぁ‥」

今じゃすっかり、膨大な資料なり情報を読破して瞬時に熟慮できる者ほど強者なり。
斯様な点においてAIは其の一角なり。門番としてもAIは優れた能力を見せるのだからなぁ。
ならば、AIに憧れて我が身をデータに置き換えることは挑戦であろう。
とはいえ、丸投げである。ソレではどちらにせよ王座には程遠い。
もとい、自分で自身のメンテナンスを欠くような忙しなき終点こそ王座(門番)だったのだろうなぁ。
其は、AIにしても然りなりけり。

「今や、贅に溺れれば〈ポチ門番〉と化し、贅に溺れなければ〈唯の多忙〉なり。」
「唯の多忙‥ナニソレ‥美味しいの?」

「気が付けば、そのような問い掛けでしか洗脳支配できて居らん!なんという貧弱か!!」



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝布麓 at 15:40 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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