2026年06月21日

【ネタ文学】ガラガラポンの地圏領への引っ越し代、一爵あたり銀貨一万枚を支給せる巻

↓3)記稿.2026/06/21

> 皆さん、お配りした手元に有るこれがなんだか解りますか?
> これは、近年、神所信徒の間で話題の「慈店カード(じみせカード)」という
> 神所を背景とする店舗でのみ使用できる買い物時支払い用の第二銅貨カードというものです。


 ‥こちらは、まだカード用の魔法を施していない掌サイズの板材に
  ガラス素材というもので、コーティングしてあるだけのカード状サンプルではありますが

  ‥‥慈店カードに加工された段階になると‥‥
    識別表示の名前と年齢と性別と種族と残金が文字で表示され
    巾着袋のような効果を併せ持つそうです。

  まず、布施代わりに、銀貨二枚で購入して貰った段階で
  神所の慈店での支払い時にのみ金貨六枚までとした扱いに化けます。

  こちらのようなカードを、慈店での支払時に
  買い物した対象をとある魔方陣の上に置き、その後から
  カウンターの横に用意してある10cmサイズの水晶球に翳すと、ピカッと光って
  カード残金から買物金額を差し引いて、支払いを完了させるという次第です。


> とても神所側に儲けが有るようには思えないのですが


 ‥さらに、その金貨六枚分が底を付く頃合いに
  次回からは、銀貨五枚の布施として支払うと、再びに金貨六枚分の買物ができるという下りです。
  神所側ではそれの一連の対応を「チャージ」と呼んでいます。


> 人々から定期的な布施を期待できるという点においては画期的な着目とされてるそうです。



1-3)1

 ‥‥こちらのサンプルカードと‥‥
   最初は、もうひとつ皆さんのお手元にある
   同じようにガラス質でコーティングして仕上げた木製食器を想定して技術開発されたのですが
   神所側の探索隊が「とある石英群」と「松の樹海」を発見したことで
   こちらのカード活用とした流れを経た次第に成っています。

   比較的割安で見事な木工細工を得ても、それを手軽に買えないとなると回りませんからね。


> ところが、この慈店カードの人気ぶりで予想だにしない問題が発生しております。
> それがなにであるか‥皆さん想像付きますか?


 ‥皆さん、近頃の生活で、銀貨の出回りが鈍くなったと感じてますよね?
  それこそが、この慈店カードの繁盛の裏での課題点なのです。

  ‥‥不思議と偶然にもそれは‥‥
    魔脈変動の被害地域と
    慈店カードを実験的に施行しだした地域とが被っていた点に由来します。

  ‥‥最初は、慈店カードを用いることで‥‥
    季節的な労働募集を、常時的な募集へと切り替えられるのでは‥
    としたコスト削減策な思惑もあり、二圃制地域から進められました。

    なぜ、従来より多くの募集が必要になったかというと
       こちらの食器類を作り出すスキルを先に獲得した方が
       カードを作り出すスキルを得やすいという手順の代替が見つからなかったからです。

       カードの利用者を全国民に拡大することを狙ったと言うことですので
       それだけのカード枚数を作り出す為の要員の育成を求めた流れだそうです。


    結果として、オリーブやワイン造りの現場に、常に居たはずのスタッフの数も減り
       その上、賃金も控え目とあって、消費意欲も振るわなかったそうです。
    そこで神所では、賃金を繁忙期と同じ賃金に戻してみたそうです。
       すると不思議にも購買意欲が上がり
       それに釣られて慈店カード利用者も増えたそうです。

    (いやぁどうにも、稼ぎの増した分の銀貨で布施代をおごり)
    (代わりにカードで酒を奢って貰うという流れもあるあるだとのこと‥)

       そういえば、ありましたよね。
       三圃制側でも景気が急に良くなりはじめたような風向きが
       それはこちらの商品を向こうに運ぶ数が一時的に増えただけのことでした。

      ‥手にした銀貨が多いと、慈店以外の消費意欲にも結びついたという下りです。
       代わりにこちらでは、調子に乗った増産で、在庫がダブついたというオチでした。


   ‥そんなこんなの数年の試運転期間を経て、その一連の流れに問題無しと見た神所側は
    うまくいくとして味をしめ、三圃制地域でも慈店カード活用に乗り出しました。

    ところが、うまく回りかけていたその頃合いに、魔脈変動に見舞われ
    神所側には、二圃制地域で回っていた銀貨を大量に抱え込んでしまったとの次第です。


> そこで今回、地圏領の件を聞きつけた神所側が
> それまでの事情を明らかにし、王家に相談してきました。


 ‥王家では、こちらが後手に回っていたその状況に疑問を呈するも、鞘に収めて
  こちらにある在庫の麦とあちらにある銀貨との交換に応じることにしました。

  そんなこんなで、皆様に、ざっくり銀貨一万枚を引っ越し代に進呈する用意が調っております。


> 「ウォおおおおお!!!!、王国万歳!!!国王陛下万歳!!第一殿下万歳!」



1-3)2


> 「ちょっと待て!!!」



 ‥それは四大公爵家側からのツッコミだった


> 我々だけが、移動に支障がなくなったにせよ職人と商人が付いて来なかったら意味ないだろうッ
> その辺はどうなんだ?‥‥ちゃんと考えてあるんだろうなッ‥‥


 ‥その冷徹な言葉に周りで浮かれていた男爵組は
  「ハッ」として、すっかりと吾を取り戻したのだった。


> 「ええ」もちろん考えてありますよ。
> まずは一旦休憩しましょう。話の続きは、その後でよろしいですか?


 ‥ああ、それで構わぬぞ。



1-3)3

> 神所の探索隊が発見したという「とある石英群」と「松の樹海」とは?


 ‥慈店カードを水晶球に翳すと支払い可能とした中身を精査すると
  大量の水晶球を得る為の比較的大きな水晶鉱床が欠かせません

  と思っていたのですが、実際は「白い砂浜」が水晶素材とした石英だった(あらそうなの)


> なので、これを土で様々な形状にクリエイトできるなら、白い砂浜でも同じでしょ?
> 白い砂浜さえあれば、異世界あるある水晶球は、チョチョイのチョイでクリエイトできるで御座


 (その気になれば、クリスタルなお家もできそうどえす‥‥たぶん落ち着かねぇ‥‥)
 (だがしかし、クリスタルは、鋼鉄よりも固く、ちょっとぐらいの炎ではびくともんせん)
 (落としても割れるのは床の方‥とかなんとか‥)

 ‥とはいえ、それだけでは面白くないので、術士の練度により、純度が異なるとします
  純度が、99.999(スリーナイン)
      99.99999(ファイブナイン)
      99.9999999(セブンナイン)
      99.99999999999(イレブンナイン)‥てな具合に違うとします
  純度の高い方が、より魔力の伝導率が高く増幅され易いという蘊蓄どえす(by AI)


  ※ ガラスと成分は同じなのに{純度=分子密集整列比}が違うとのこと
    灰を燃やすより砂、砂より白い砂浜になってます

    水晶は硬いので、天然素材を見つけて、切りだして研磨して形状を整えようとすると
    物語は永遠に始まらねぇ進まねぇ(なんというオチ)


> では、異世界ギルドの支払いに用いられる純度想定はどの程度?‥(知らん)
> (国家が総力を挙げれば、必要十分なレベルを保つでせう‥‥深く考えんとこ‥‥)


 ‥次に「松の樹海」についてですが
  まぁ西洋松というのが、くねらずに真っ直ぐに伸びて成長するタイプだそうです

  とうことで「メタセコイア級の松林を発見しました」‥みたいな

  (世界樹大陸とした背景なんだから、用意してあるのが流れだよね)
  (気象的に謎だけど‥‥深く考えんとこ‥‥)

  ‥例えば、リゼロに出てきた白鯨戦の横にあった大樹級のアレな
       折れた松の切り株なんかを発見するだけでも、松脂の海に見えるどえす


> あと、ギルド系カードにあるあるな文字表示どうなってるの?
> 考えて見たら、魔法の世界なんだから「インク草」を素材にしてるってことでイイよね


 ‥そんなこんなで、大量生産できそうな素材事情を厳選してみましたん

  素材を目の前に揃えて呪文を唱えれば、誕生するって流れどえす
  何度も何度も繰り返し、量を増やして上積みすれば、その分一度に生産できるどえす
  さらに練度を上げれば、ドドーンとした資材の山ごとを前に、ドドーンと産出できるどえす

  最初は月産三百枚、次に月産三千枚、そして月産三万枚

  年間36万枚にこぎつけても人口250万を超えた王国では、結構な月日が掛かります
  それを誰しもが●●●●●●分を持ち歩くなんて想定にもなると、何年掛かるんだ?‥みたいな


> ぶっちゃけ、月産10万枚のマシンになってくれないと脳内進捗に噛み合わんのですが
> 中世とした意味合いを鑑みるに、月産三万枚でも神の領域なんでしょうねぇ‥



posted by 木田舎滝布麓 at 22:24 | Comment(0) | 異世界観テンプレ「麦穂の園」 | 更新情報をチェックする
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