2026年06月22日

【ネタ文学】まずは、各爵ごとの領徒カードを以て商人と職人を誘導すべし

↓5)記稿.2026/06/22

> ええ皆さん、皆さんのお手元に配りしましたそれぞれは
> 各爵ごとに始めていただくことになる「領徒カード(りょうとカード)」の裏面サンプルです。


 ‥‥どうにも神所側において‥‥
   手間を省く為と王家への遠回しな遠慮もあり、慈店カードに紋章の類を設けていませんでした。
   本来ならいくら実験的だったとは言え、貨幣の正当性を示すべきでした。

   まぁ幸い、支払いの際に、ピカッと光るという謎めいたギミックを目の当たりにしていた為
   それが神前とした御威光に思えていたらしく
   下手に真似をしてみせようなんて野暮を、誰も思わなかったと言えますね。

   それはそれで受け継ぐとしまして、こちらとしてはしっかりと紋章を提示していく方針です。

   ‥杖を持つ右側に神所の紋章を
   ‥盾を持つ左側に王家の紋章を
   ‥その下に各領主の紋章を、円を三等分した配置に添えて見せてあります。

    サンプルですので、ご意見があれば後ほどに伺います。
    担当所領にて用いて貰う扱いですので、可能な範囲で調整致しますよ。


> つまりは、神所側が無断先行していたという負い目と
> 自分所だけで回そうとしても、結局は何かの拍子に銀貨が回らなくなるとした脆弱性ですので
> その欠陥を補うアイデアを付け足して、こちらでも使用していくことになりました。


 ‥これにより王家では、皆様からの年貢を納めて頂く返礼として
  各地圏領並びに各領内での第二銀貨の発行を許可する‥という立場をここに宣言致します。

  其れに続きまして、各地圏領における第二銀貨の裏付けとしましても
  現地での豚生産を推奨許可しますので、その為にも
  900ヘクタールの三百村体制を敷いて頂きます。

 ‥ちなみに、体制が整うまでの間は
       地圏領からの王家と親神所への年貢を保留と致しますので、頑張ってください。



1-5)1

> カードの生産は、勿論、神所の特権ですので、それを上回るような無茶を要求できません。
> とはいえ、もとから全国民へと配付する意気込みだったことに変わりが無いようでしたので
> こちらで、悪ノリさせて頂いた感じになってます。


 ‥‥さて、どのような悪ノリかと申しますと‥‥
   我々は今までお互いの領界境に頓着してきませんでした。
   ですがこれからは、敢えて、門を設けます。ここではそれを「関所」と名付けませう。
   その門を通過する際の身分証明として「領徒カード」を用いるとします。

   そうですね、どのような「門」が良いかと言いますと

   現段階では、関所というものを誰も理解していません。
   なので、ざっくりと道の両脇に、5mぐらいの丸太を一本ずつ立てる程度にしませう。
   勿論、後々的には工夫して貰っても構いません。
      六爵ごとに違ってもイイし、地圏領ごとに違ってもイイし
      国家として共通にしても良いわけです。


> ‥‥ちなみに、その門を、地圏領の境には設けません‥‥
>   あくまで、爵領の境の始まり、もしくは、手頃な場所で構いません。
>   悪ノリですので、そこは、来る者達へのお互いの取り分主張とした見立てです。


   ‥まずは、その関所で、通門税として銀貨二枚を取る形です‥
    悪ノリとは言え、どこの領地でも等しく同額と致します。
    (まぁ来て貰いたい場合にのみ、月に一度の無料日を検討してみるのも有りですね。)

    ‥とはいえ、毎回毎回、銀貨二枚では来る方は堪らないでしょうから
     そこにつけ込む阿吽をかまして「銀貨五枚」で領徒カードを発行します。

     「領徒カード」を手にしていれば、以降の通門税は掛かりません。
     但し、それはカード裏面の下の紋章に対応した領地のみの適応です。
     そしてまたそれは、二年限りの有効とします。
     二年経つと、銀貨二枚の支払いを要求していく流れに成ります。
     (発行許可日の確認もまた門番衛士の仕事になります。)

    ‥非常に地味ですが、二年越しの税徴収とした意味合いです。
     なんにせよ、カードの発行と管理をタダとして通すわけには参りません。



1-5)2

> ‥‥そうしますと、次に‥‥
>   領内に慈店を置くべきになりますが、神所と領主の協同経営とした形ですので
>   ここでは其れを「商業協会」と呼ぶとします。略して「商協」です。


 ‥カードの最高残金は「金貨六枚」分として慈店カードと同じ扱いです。
  チャージは「商協」にて「銀貨五枚」で取り扱います。

  ‥尚、始めに門で渡される領徒カードにはチャージがされていません。残金ゼロです。
   これは、間違ってちょろまかしたりしない様にとした身内への措置です。
   あと、門の付近でそのような専用の水晶球を持ち出してしまうのは
      技術の秘匿上の課題としても、懸念されてきます。
      皆さんも、神所からのお咎めなんて受けたくありませんよね‥。

  ‥なので、「チャージは商協で行うべし」‥認知の確認と説明をするようにして下さい。
   対応を怠ると、リピートまたは支持して貰えない差に成りかねません。
   (知らずに‥自腹から路銀をはたきました‥なんて次第に無きようにお願います。)


 ‥それのチャージ代銀貨五枚の取り分が‥
  2(神所‥親神所と現地分):6(六爵割)になってます。
  各神所でもチャージを取り扱いますが、そちらでは「布施」が前提です。
                    その際のこちらの取り分はありません。
  代わりにこちらでは、関所での銀貨二枚もしくは発行代金を得る扱いです。
            もっとも始めこそ「我が領」を選ぶべきとした誘導ですので
            間違いせずにお願いします。



1-5)3

> 商協の棚には、はじめの内は、神所側の在庫札から中心に並べます。
> 時に、六爵側で醸造した地酒の余剰分を並べるという下りです。
> 時に、領内のパン職人にも協力を要請します。


 ‥はじめの内こそ、商協に卸して売りに出す在庫札の調整目的が
          商人と職人への褒美扱いと考えて貰えればと思います。
          (つまりは、金貨五枚分チョイが彼らの路銀の足しになる‥下りです。)
          (実質的には、蓄積された在庫の有効活用です。)

  なので、商協の品揃えを見定めて、商人も職人も定着するかどうかを推し量るのが流れです。
          ゆえに、神所任せでいては、商人も職人も寄り集まりません。
          つまり、後々的には、その地圏領ながらの特産が必要になるわけです。

  (まぁ尤も、地場経営の確かさに惚れ込む商人も職人も居ますので、段取りをお間違いなく。)


> もっともはじめの内は、商協とした予定用地で物件建設中になりますので
> 何も決めていないと、関所近くで、青空市を開くような物々しさにも陥ってしまいます。


 ‥‥それでは後が大変ですので‥‥
   はじめから、統一事項としまして
   商協の予定用地の横に、通常貨幣での取引を前提とする青空市を開くとします。

   無論、取締と仲裁は領主の管轄、上訴は神所の管轄です。怠りなきようお願いします。



1-5)4

 ‥それは、なかなかに巧妙に練られたアイデアだった。
  だがそこで終わってしまっては、後々的に領内にギルドとした縛りが登場し
  かつてと変わり映えのしない情勢に据え置かれてしまうのだった。

  ‥その危惧を四大公爵家ほどよく理解していたわけだが‥

  ここでツッコんでは、こちらの考えが疎かった様にしか見えないのだから
  黙して、続きを待つとせざるを得ず。(おい、続きを早く聞かせろ)


> そこに、男爵家側からのツッコミが挙がったのだった。


 ‥「あのう」その三百村を仕上げるまでの期間をどれほどに見積もっておられるのでしょうか?
  王家への納税をせずともよろしい‥との下りに要領を得ないのですけれども。


 ‥‥とても良い質問です‥‥
   あとでこちらから申し上げようと思っていたのですが
   つまり、「物納」ではなくて、インフラ整備をして頂くのですから「労納」になります。

  ‥今回のような魔脈変動の際に、各所に避難することを考えた場合
   地圏領ごとに役所の扱いと農村構造が共に違うなんて場合、避難の度に苦情の嵐に陥ります。
   其れを避ける意味での統一規格として統一すべき所は統一して頂きます。
   また、それぞれの地域・地方・種族性とした都合の絡む部分は無理強いしません。


> その「目指せ!900ヘクタール三百村開拓期間」とした見積もりを
> こちらでは三十〜六十年としています。
> 随分と長いように思えるかも知れませんが、やってもらうべき整備は他にもまだまだございます。


 (なんだと‥そんなに悠長に見積もってて大丈夫なのかよ??)
 (はぁ!?ア‥そうか‥‥カードの量産都合絡みということだな)
 (なら、早く続きを聞かせろ‥‥どうせ俺は生きちゃいられねぇ歳月だけどな‥‥)



1-5)5

> 例えば、青空市の段階から
> 当地での不足物資と余剰物資、他地での不足物資と余剰物資を
> できる限りの速報として情勢を開示していきたいと思います。


 ‥まぁ都合、一週間〜十日遅れ以内で‥どうにかできたらと思っております。
  日々のご協力をお願い致します。

  その情報開示に向けた早馬の折り返し手配をして頂きますのでご承知ください。
  (情報開示は、商協にて、誰にも判るように提示します。)

  場合に因りましては、魔法スキル等で解決するように成るのかも知れませんが
  それにしたとて、習慣付けとして備えて行かなければスキルの誕生には至れません。


 (ほう、手持ちの支援物資の不足を情報伝達で補おうって腹だな。まぁそうなるよな。)
 (でもなんだ、秘匿情報までは出せんぞ。まぁ有ったとしたらの話だけどな。)

 (それにしては、今までは、神所に丸投げだったじゃねぇか‥???‥)
 (つまり、神所も人手不足ってことかよ‥‥それもまたカード生産絡みかよ‥‥パネェ)
 (一体全体どんな使い道を思いついたってんだよ、早く聞かせろ、はよう‥)

 (うん?待てよ、開墾するんだから、木材を物資札にする為の要員も相当だよなぁ)
 (まぁうちは優秀な人材を揃えてあるから懸念すべき事は無いな‥)
 (うん?確か‥どこの地圏領にも以前の伯爵連中が、一家は入っていたなぁ)


> と四大公爵家が斯様な疑問をよぎらせた時だった。
> 別の男爵家が、またもや質問を挙げたのだった。



posted by 木田舎滝布麓 at 22:35 | Comment(0) | 異世界観テンプレ「麦穂の園」 | 更新情報をチェックする
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